少年籠城

少年籠城

2,200円 (税込)

11pt

猟奇殺人×子ども食堂立てこもり
究極のサスペンスミステリ。

地方の温泉街の河原で、子どもの惨殺遺体が発見された。
警察は、小児わいせつ事件を繰り返していた15歳の少年・当真への疑いを強める。
逃亡中の当真は警官の拳銃を強奪し、子分とともに子ども食堂に立てこもった。
自分は無実で、人質を殺されたくなければ、警察は真犯人を捕まえろという。
子ども食堂の店主・司は、人質の少年少女を守るために戦うことを誓うが――

当真は本当に無実なのか。他に殺人犯はいるのか。
さらに新たな遺体が発見され、暴走する当真は引き金に指をかける――
誰もが予想できない結末が待つサスペンスミステリ。

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少年籠城 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み終わってみると、切ない気持ちになりました。弱き声もちゃんと然るべきところに届き、変わっていくこと、互いに助け合うことをいとわない世界であってほしいと思いました。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    重い、とにかく重かった。
    しかし、続きが気になって一気に読み切った。

    子供たちがみんな幸せになってほしい。
    馬鹿な大人たちには天罰を。

    もしかしたら続編もあるかも。
    期待したい。

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    やはりハズレのない櫛木さん。櫛木作品との出会いは「世界が赫に染まる日に」。装丁は印象的だったが、正直内容はまぁそこまで印象に残ってなかった。その後「FEED」の改題「少女葬」でそのグロ描写と息苦しくなるような閉塞感に激ハマり。それから「寄居虫女」や「赤と白」「チェインドッグ」の改題「死刑にいたる病」

    0
    2023年12月22日

    Posted by ブクログ

    終始緊迫感があった。
    行き場のない人達が集まるとこにある、食堂で起こった籠城。
    貧困や、住所がない子供たちが読んでいてつらくなる。
    とてもいい、1冊でした。

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    少年の貧困問題を余すところなく描く必読の大傑作小説、と言い切ってしまおう。被疑者少年が困窮する子供を支援する食堂に籠城してから事件解決までの、籠城と事件捜査、生安課の腐敗、そして育児放棄された子供たちの精神性と思考回路を確り描きながらも、エンターテインメント性を忘れず、とても読み易いながら重厚感たっ

    0
    2023年10月24日

    Posted by ブクログ

    すごい本に出会った印象です
    徐々に引き込まれていきました
    3時間ほどでかかりましたが
    一気に最後まで読んでしまいました
    読みながら胸が苦しくなりましたが
    考えさせられました
    確かに、自分の地域にも子供食堂が増えております
    小説の中の、子供がお腹いっぱいご飯を
    食べたいと言った言葉が印象的でした
    色々

    0
    2023年09月30日

    Posted by ブクログ

    「この世にはキリストだのアッラーだのいろんな神様がいて、神様が違うごとに常識や正義も変わる。だが子どもを飢えさせないってのは、世界共通の、唯一絶対の正義なんだ」この言葉を聞いて、心理学を学んでいた「やぎら食堂」の店長柳楽司は親の店を継いだ。
    その店で起きた少年二人の籠城事件。
    疑われる小児わいせつ殺

    0
    2023年09月27日

    Posted by ブクログ

     櫛木理宇さんの作品、今回も重~い、考えさせる作品でした。結構、厚みのある本なのですが、ほぼ一気読みです。

     地方の温泉街の河原で、子どもの惨殺遺体が発見され、警察は15歳の少年に嫌疑をかける…。15歳の少年は友達とともに、この地で子ども食堂を経営する司の家に立てこもる…。その少年は無実を主張し、

    0
    2023年09月19日

    Posted by ブクログ

    表題からも内容が推察されて、ある程度はお話を予測していたけれどその何層も上をいく凄まじさだった。子ども食堂を中心に展開される籠城劇には背筋が凍る思いだった。小さな子どもに理不尽な仕打ちをする周囲にも、貧困な社会にもやるせなさばかりが募ったが、司さんの心意気には救われた思いだった。警察と少年のやりとり

    0
    2023年09月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに時が経つのを忘れて、ほぼ一気読みした作品。

    「世間のみんなは、死んだ子どもにしか興味ない。
    生きてるうちは『自己責任』って言われるだけだ。
    死んではじめて『かわいそう』って言われるんだ。
    そんなのはいやだ。
    同情されたって、死んだら意味ないじゃんか。」

    本当に重い言葉だと思う。

    0
    2023年07月30日

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