骨と肉

骨と肉

1,980円 (税込)

9pt

臼原市で死体遺棄事件が起きた。被害女性の遺体は強姦の跡があっただけでなく、身体の一部が切り取られており著しく傷つけられていた。数日後、ふたたび臼原署管轄内で女性が惨殺遺体で発見される。捜査本部に参加する千葉県警本部の刑事・八島武瑠はある事件を思い出していた。二十年前に三鷹で起きた連続女性遺体遺棄事件。今回と同じく遺体はひどく損傷し、彼女たちの容姿も似通っていた。捜査をすすめる武瑠に、従弟の願示が急に接近してくる。彼は独自に調べるうちに、真相に至ったと話す。二十年前の事件の犯人は亡くなった双子の弟で、いま起こっている事件の犯人はその模倣犯だ――武瑠の周囲に暗雲が垂れ込み始める。すべて根源は、壊れかけた家族にあった。
『死刑にいたる病』などで注目の作家が描くサスペンスミステリー。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

骨と肉 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    血は遺伝するのだろうか。かつて妻を人形のように扱い、人の心がわからなかった曽祖父。そこから代々の人間が精神を崩し始め、不幸な死に方や、アル中になり、人生が滅茶苦茶になっている。連続殺人事件の被害者は皆、曽祖母に似ていて、母親に対する怒り、悲しみ、恋慕、愛情を欲しがり、自分の手で殺すことがゴールになっ

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    櫛木理宇のミステリって嫌な雰囲気でもするする読めちゃうのがすごい。私だったら安易に“血”をタイトルに入れちゃうなって思ってたんだけれど、最後まで読んで唸らされた。自分が双子だったら絶対読んだ後めちゃくちゃ考えちゃうだろうな、この本。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    グロさや残酷さやテンポが良い。引き込まれる。
    だれもが怪しくみえて登場人物全員が犯人に思えた。
    作者の別の作品も読みたくなった。

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    ダークなサスペンスと家族の愛憎。
    連続する殺人事件から始まる過去の事件との関連が面白い。
    家族の繋がりなどがわかってくると怖くなってくる。暗くて重い雰囲気の1冊でした

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    真犯人のミスリードが多く、ハラハラしっぱなしでかなり楽しめた。
    エピローグは夫婦の歩み寄りが見受けられ、今後の希望に満ちてる一方で、おぞましい事件の発端となる例の音が度々出現することで不穏感を残しており、かなり小気味悪くなっている。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    こ…怖かった…!!
    おばけ、幽霊の怖さでなく、人の狂気が怖かった!

    主人公の一族みんなが病んでいて、歪んでいて、狂ってる
    犯罪性は遺伝するのだろうか
    たぶん環境因子も大いに関係するだろう、が、主人公の不安や恐怖が実現してしまわないことを祈る

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    ドロドロとしていて暗かった。
    遺体の描写はグロめだったし、出てくる人たちが病んでいて、気分が落ちた。
    劣悪な成育環境、頭部外傷、過度なストレス、心の傷。ビンゴみたいにこれらが一列そろったら、人を殺すというハードルを超えられる。
    なんて嫌な説なんだ。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    とにかく気持ちが悪くなります
    最初から最後までずっと不穏
    読者の心拍数も上がりっぱなし
    家族や血というものを考えさせられました

    めちゃくちゃおもしろかったです!

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    カサンドラ症候群、の話だったような。
    もう、うろ覚えです。ヤバいです。

    不穏な結末だったのは、かすかに覚えている。

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    ぞくぞくとする恐怖感とこの人が実は犯人なんじゃないかといろんな人を疑わせる感じがあった。最後の最後は本当に「えっ、こわっ」ってなる(笑)
    櫛木さんの本って本当にスリリングあって好き

    0
    2025年06月01日

骨と肉 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

櫛木理宇 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す