悲鳴(新潮文庫)

悲鳴(新潮文庫)

小説・文芸
825円 (税込)

4pt

サチは美しく利発な少女だった。だが彼女は誘拐され、何年も男に監禁された。教育を、青春を奪われ、子を産まされ……けれどようやく事件は発覚し、生還を果たす。しかしそれは新たな苦痛の始まりだった。旧弊な価値観のまま変化のない住人による嫌がらせや無理解に疲弊する彼女の元へこの骨が本物のサチだと白骨死体が送りつけられる――。重なる悪意の根幹に何があるのか。衝撃のミステリ。(解説・大矢博子)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    悲鳴(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1955749
  • 電子版発売日
    :
    2025年08月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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悲鳴(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間の醜い部分を詰め込んだ作品だと感じた
    サチの壊れていく心情が鮮明に描写されており、その苦しみに目を塞ぎたくなった
    サチの苦痛は監禁された11年間には留まらず、保護後閉鎖的環境下の抑圧にも強くある
    サチの事を叱責し虐げる周囲から、現代のセカンドレイプや性被害者への誹謗中傷を連想させられた
    性被害者が被害後も苦しめられる世の中は恐らく一生変わることは無いだろう

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    まず胸糞なストーリで読むのが辛かった。
    途中こいつら狂ってる、昭和過ぎるだろ、作り話すぎるなーと思ってしまいました。
    ではなぜ星5にしたのというと最後の解説でこの本が伝えたい事の真意が分かり令和の時代でも形は違えど通ってしまう話だと感じました。
    現代の警鐘として一読をお勧めします。

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    終始顔をしかめつつ読み終わった。
    田舎(とは今言っちゃいけないんだろうけど)特有の言葉や文化によって、周囲の街から隔離されたような町で起こる事件。
    架空の町なのに何故か実在するような感覚が、「鵜頭川村事件」を読んだ時と同様にあった。
    閉鎖された田舎独特の雰囲気や田舎社会が生んだ闇、犯罪の解像度がいつも高い。

    0
    2026年05月22日

    匿名

    購入済み

    たくさんの問題が詰め込まれていました。昔ながらの考えに凝り固まった人々達、本当に頭がおかしいと思う人間関係。こんな所で暮らすのはしんどすぎる。
    彼女達を襲った悲劇。サチが可哀想でならない。亡くなられたもう1人の女性も。こんな残酷な事をしても犯人達に懺悔の気持ちもない。自分は酷い目にあったからっと自分の気持ちばかりで気持ちの悪い連中です。

    0
    2026年05月15日

    Posted by ブクログ

    本当に怖いのは誘拐の事実だったのか それとも、、、。
    どこにでもありそうな田舎の風景 そこに 誘拐というワードが入ってくる、ただ 私はこの小説はその事件そのものがメインではなく この町 取り囲む人たち 人間関係全てがメインで恐ろしく思えました。
    空白の年数があればあるほど なじめなかった彼女は、、、
    なじまないで良かったのではないか、もしそのまま 何事も起きず成長していたら どうなっているのだろうか と考えました。
    小説として 読み応え もあり しっかりとした内容でとても面白かったです。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    胸が苦しくなる部分が多かったです。でも先が気になり読んでしまう。田舎の恐ろしさも生々しく、ある意味とてもホラーでした。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    読んでいてツライのに夢中になってしまう、胸糞です。
    時代の流れ、社会の様子、男尊女卑が体現されたような狭い狭い馬伏の町。それらの表現が主人公の不幸を際立たせて、読みやすかった!

    【望み 雫井脩介】とか【絶叫 葉真中顕】を読んでる気持ちに近かったかな。

    0
    2026年07月22日

    Posted by ブクログ

    監禁された極限状態で、利口なサチは徐々に狂っていく。
    解放されたからといって自由になるわけではない。子を産んだからといって必ずしも母になれるという訳ではない。
    閉鎖的な空間であるからこそうまれる淀みや濁りを、文章から感じられました。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    【2026年87冊目】
    馬伏町で生まれ育った菱間サチは、小学生の時に誘拐され、11年間の監禁生活を経た後、助け出された。だが、そんなサチの元に「これが本物の菱間サチだ」という手紙と共に白骨が届けられる。自分が自分であることを否定される、これ以上失うことのない尊厳を更に奪われるのか――サチの同級生であった隆之は、白骨死体が送りつけられた理由を探そうと調査を始めるが……社会構造の罪を描いた一作。

    櫛木理宇さんのことは、作家としてめちゃくちゃ信用してまして、何を読んでも心を揺さぶられるんですが、今作も凄かった。

    馬伏というまさしく男尊女卑を絵に描いたような町で発生した誘拐事件。当たり前のように男が上で女が下というだけでなく、兄弟の中にも年功序列があり、それが当たり前の価値観の中で育ってきた者たちにより引き起こされる悲劇の連鎖。

    せめて少しでも希望のある終わり方が良いと思いながら読み進めていたものの、希望を描くために別の視点の絶望をこれでもかと突きつけてくる作者。すごいとしか言いようがない。ただのミステリーではなく、社会構造の闇をえぐり出すように書いていることに脱帽です。

    描写も胸をえぐられるようなものだったりして、そこでもダメージ食らうんですが、読み進める手を止めることができない。当たり前である、当たり前でないことが、視点を変えるだけで見方が変わってくる。

    解説に書かれていたことも「マジでその通り過ぎる」と思いながら読みました。気軽に勧められるようなストーリーではないのですが、これは読んだ方がいいと思わせられる一冊でもありました。

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    新潟で9年間少女を監禁した鬼畜な事件が想起されるが、本作の方が出産まで無理に体験させられているのでより地獄が増している。犯人の身勝手さと理不尽な行いはフィクションとはいえ酷すぎる。本作の特徴としては救出されて終わりとかいうモノではなく、地方における歪んだ男尊女卑と周囲の偏見が更に被害者を苦しめるという幽霊よりよほど怖いものになっている。
    小学生の同級生達が大人になり、迎えるエンディングを読んで少し心が救われた。

    0
    2026年06月28日

悲鳴(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    悲鳴(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1955749
  • 電子版発売日
    :
    2025年08月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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