作品一覧

  • 夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体

    夏を待つぼくら

    ラノベ

    4.2
    1巻836円 (税込)
    「僕らの青春は奪われたんだ!」二◯二三年七月、緊急事態宣言も明け日常を取り戻しつつあった僕らは、受験勉強が本格化する前の思い出づくりとして深夜の旧校舎に忍び込んだ。好奇心と背徳感に胸を高鳴らせ、物置部屋の古びた扉を開ける。するとそこには、宇宙服を着た白骨死体が鎮座していた! 果たしてその死体は本物なのか? なぜ宇宙服を着ているのか? 幼馴染四人は、その死体を“チャーリー”と名付け、高校最後の夏をかけて奇妙な謎の真相に挑む。第十八回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • なぞるだけで描き方が身につく!デジタル風景イラストドリル 神技作画シリーズ

    なぞるだけで描き方が身につく!デジタル風景イラストドリル 神技作画シリーズ

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,870円 (税込)
    CLIP STUDIO PAINT対応。 本書をご購入いただいた方には特典のイラストデータ(PSDファイル)を、専用サイトより配布しております(ご使用には、CLIP STUDIO PAINTと、ダウンロード環境が必要になります)。 特典データは、モチーフの階層ごとにレイヤーが分かれ、下のお手本レイヤーやガイドをなぞり描きしていくことで、どなたでも作例と同じ絵を再現できます。 特別な知識がなくとも、本書の解説にそってなぞり描きを体験いただくことで、風景イラストの基本モチーフの描き方が自然と習得できます。
  • 同い年の妹と、二人一人旅【電子特典付き】

    同い年の妹と、二人一人旅

    ラノベ

    4.3
    1巻682円 (税込)
    「旅は一人に限る」が信条の高校生、月島海人。好きな時間に好きな場所へ──効率よく計画通りに進められる魅力に惹かれ、バイト代を貯めては全国を一人旅していた。しかし父の再婚で義妹ができたことで、計画通りに行かない毎日が始まる。北海道から来た連れ子の美少女・冬凪栞は同い年の若女将。仕事をするうちに「旅」に憧れた彼女は、海人の旅行についていきたいと言うのだ。当然それを拒否する海人だが、栞の心中を知り仕方なく了承。代わりに、二人でそれぞれ一人旅をする「二人一人旅」ということにして、日帰り旅行から始めるが──。旅を通して、お互いを知っていく。心温まる二人の物語、出発です。【電子限定!書き下ろし特典つき】
  • Someday
    完結

    Someday

    少年・青年マンガ

    -
    全1巻880円 (税込)
    日常風景と女の子のフルカラーオリジナルイラスト集です。 イラストは、東京都・神奈川・宮城県等の実在する場所を実際に取材し写真加工を用いて制作しています。
  • SAKE BEST
    完結

    SAKE BEST

    少年・青年マンガ

    -
    全1巻1,650円 (税込)
    2017年~2021年制作のオリジナルイラスト・新規イラスト合計100点以上収録の、 日常風景と制服少女のフルカラーオリジナルイラスト集です。
  • つまり、雑念の沙鳥さん。

    つまり、雑念の沙鳥さん。

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    短い時間でクスっと笑える、“朝読”におすすめの小中学生向け日常系雑念コメディ! 声を出さずにテレパシーで会話ができる超能力者・テレパスの芯条くん。 超能力といえば聞こえはいいが、実際にテレパシーが通じるのは同じテレパスである沙鳥さんだけ。 しかも、その沙鳥さんは授業中に能力を使って話しかけてくるから、さあ大変! あ、また沙鳥さんが呼んでいる……。 「芯条くん、芯条くんってば」
  • この世界で僕だけが透明の色を知っている

    この世界で僕だけが透明の色を知っている

    小説・文芸

    4.3
    1巻726円 (税込)
    桧山蓮はある日、幼なじみで優等生の茅部美晴が、教室の窓ガラスを割る場面を目撃する。突然の暴挙に驚いた蓮が思わず声をかけると、美晴は目に涙を浮かべて言った――私が見えるの? 彼女が患っていたのは「透明病」。その病は、なんの前触れもなく徐々に周りから認識されなくなることからそう呼ばれているらしい。蓮は美晴を救うため透明病について調べ始めるが、解決の糸口はつかめない。美晴の透明化が進んでいく絶望的な状況の中、蓮が出した答えとは……?
  • ○×でわかる風景作画 神技作画シリーズ

    ○×でわかる風景作画 神技作画シリーズ

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上手なお手本だけで学んでも、自分が描くイラストのどこを直せばよいのかをつかむことはとても難しい作業です。 本書は、NG例を参考にしながら、どこがイマイチでそれをどのように直していけばよいかを、○×というわかりやすい形式で解説します。 巻末では、実際に専門学校で行われた講座内容から、さまざまな方が描いた作例をもとに添削をします。 イラストレータであるとともに、専門学校で講師を勤め、学生がやりがちなミスや、改善ポイントを熟知している著者だからこそできる具体的な風景イラストのガイドブックです。 伸び悩んでいると感じていたり、さらに上達するためのコツを探している方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
  • 私は今、旅をしています。

    私は今、旅をしています。

    少女・女性マンガ

    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    謎の存在(?)からの謎の指令(!?)を受け、何故だか各地を旅する少女・明美さけ子。 京都、富山、岐阜、静岡、広島、福井、大阪、山形etc…。 彼女は心の中のあの風景に「再会」することはできるのか?  写真加工×イラストのエキスパート・さけハラスが贈る、 オールカラー旅物語&イラストコミック集。 駅や列車内、廃線跡、街角、水辺、並木道、そして夕景や夜景。 美しい風景の場所をめぐりながら、各県を旅する少女の姿を追ったアルバムであり、 スケッチ集であり、小さな旅ガイドでもある不思議な本。 インスタ映えだけでない、懐かしく、かけがえのない風景を求めて、 旅する少女とともにあなたも自分だけの心の「聖地めぐり」に出かけてみませんか?
  • 写真加工で作る風景イラスト 神技作画シリーズ

    写真加工で作る風景イラスト 神技作画シリーズ

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シリーズ累計12万部突破! イラスト教本の決定版。 ありふれた写真をあざやかなイラストに作り変えるユニークで実践的なテクニックの数々を解説。 そしてただイラスト風に加工するだけでなく、元の写真よりはるかに美しい風景を生み出す「創作」のテクニックをご紹介します。 誰でも短時間で美しい風景イラストが作れるようになります。

ユーザーレビュー

  • 夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体

    Posted by ブクログ

    1巻完結。
    4人の高校生が宇宙服を着た白骨死体の謎を調べる青春ミステリー。SF的要素が入って、なんやら巨大組織の陰謀も匂わせてたいへん面白かった。
    コロナ禍による失われた青春が現実世界とリンクしている。
    舞台の高校は狛江市なのだろう。
    終盤の事件解決のキーマンが良かった。
    さけハラス氏の表紙が素敵。
    ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』は未読だが読まねばならんね。読んでない名作がたくさんある。

    1
    2025年11月18日
  • 夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体

    Posted by ブクログ

     現実感のない喪失

     悲しみと向き合うとき
     
     あなたは、何を想うのか__




     大切なものを無くして、その辻褄合わせがしたくて、めちゃくちゃな行動を取ったり、逆に何も動き出せなくなったり、ともあれ、令和の激動の時代は、さまざまな、心と命の変化があったことでしょう。

     この物語は、その全ての人たちに向けた、やさしい、とてもやさしい処方箋のようなものだと思います。

     是非とも、最後までお楽しみください。
     私にこの本を手に取るきっかけをくれた、すてきな表紙を彩る、さけハラスさん、
     そして、本作の物語を綴ってくれた篠谷巧さん、
     ありがとうございます。






     ※
     以下、ネタバレ、政治的主張を含みます。
     個人的雑記です。
     時間の許す方のみご覧ください。






    ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・








     亡くなった人の書き残した小説と、共有フォルダによって書き足されていく新たな筋書きに沿って、空想を現実に近づけていく首謀者。
     それは、今を生きる人を不幸にする事件ではなく、あくまでも、自分が悲しみと向き合うために必要だと思えたから。書き足された筋書きの稚拙さから、それが、恋人が遺したものではないと、分かっていても。


     伊藤隼人さんの行動、思想、哲学。
     あるゆるものに共感しました。
     そこに辿り着くまでの、少年少女、そして彼ら彼女らを助けようとする大人たちの絆や素晴らしく、それを、「夜、家に帰って、ふと見えてしまったものが、幽霊以外なら何が怖いかな?宇宙飛行士かな?」などと、面白すぎる突破さで思いついてしまう篠谷さんは、本当に愉快な作家さんだと、爆笑させていただきました。


     この、茶番デミック、プランデミックを暴くために奔走するトランプ大統領が当選した、令和6年、彼は、78歳です。

    『青春とは人生の或ある期間を言うのではなく、心の様相ようそうを言うのだ。 安易あんいを振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。 年を重ねただけで人は老いない』

     この言葉を残したサミュエルウルマンも、執筆当時、78歳だったそうです。

     青春ってなんだろうと真剣に考えたとき、まさにこの言葉の通りだと、二人の生き様を見ていて思えました。
     私も、大人になってから、日々の繰り返しばかりを過ごしてきた気がしましたが、『参政党』さんのお手伝いに集まったとき、そこには青春があった気がしました。複雑な勢力からいろいろな妨害を受けた末、私が所属した支部は散ってしまい、私もそこから立ち退くこととなりましたが、それでも、そうなるその日まで一生懸命だった、私も含め、彼ら彼女らの姿には、きっと青春があったと思うようになりました。離れた今も、変わらず応援しています。



     人の倫理観が追いつくよりも、科学的好奇心が行く歩みがあまりにも早すぎて、大勢の人たちが、緊急事態宣言の名の下に、遺伝子組み換えワクチンの副作用に悩まされることとなってしまいました。こうなることがわかっていて、出来る限り伝えてきましたが、それでも止められなかったことに、今でも悲しい思いがあります。
     けれど私は、今回の医療災害を仕組んだ人たちを、憎むことも出来なくなってしまったのです。明治ファルマの社員さんが、その危険性を内部告発する勇気を見たり、アンソニーファウチやゲイツをはじめとした彼らは、アシュケナージ……白人混血系ユダヤ人であり、ユダヤ人こそは、歴史において、他の多くの部族が滅んだにも関わらず、永く、迫害を受けながらも、滅びることなく生き延び続けてきた、凄まじい人たちだからです。
     そして、GOSICK/桜庭一樹 にも記されたように、ユダヤ教こそ、この世界で最も壮大で、歴史の長い占いであり、その「占い(仮想現実)に現実の辻褄を合わせようとする」計画を、あまりにも数多く繰り返してきた象徴でもあるのです。最も、イスラエルに住む人たちこそ、今となっては最終戦争・ハルマゲドンなど望んでもいません。あくまで、世界最大最長の占いは、脚本作りは、軍産複合体の金儲けに、メディアを通じて悪用されているだけとなってしまいました。


     みんな、一生懸命なのです。
     理久くんが目指した首謀者、伊藤隼人さんは、奇しくも誰にも手をかけることのない、善良な青年でしたが、私たちの生活を脅かした、国際金融機関の人たちでさえも、一生懸命なのです。青春を、生きているのです。

     決して責めるつもりはありませんが、ふと、どんな人にも振り返ってみてほしいのです。

     やれ財務省が、やれ国際金融資本が、やれ日本の政治家が、やれC国が、やれ、やれ、と繰り返す人たちは、自分のことを、何か、ここ数年だけでも、真剣にやり続けたことが、あったのでしょうか。

     きっと、冷静に振り返ると、なかったのではないでしょうか。

     私はそのことに気づいたとき、世界中から悪役の名を負わされても、生きることに懸命な彼らを、ただ、罪を犯したというだけで憎むことは出来なくなりました。ある意味、この時代において、生きることに最も真剣な人たちとも言えるからです。

     けれど私は、人○ろしを肯定するつもりはありませんし、また、肯定される時代は決して来ないと信じています。ですから、彼らは当然、然るべき報いは受けることとなりますが、それでも、彼らは邪悪だから○ろしていいのだ!と、魔女裁判のような、フランス革命のギロチンを甦らせるような、悲しい歴史の繰り返しだけは、どうか避けたいと願っています。彼らと友人になることは出来てなくても、生きることに懸命であったことを尊敬されるような、そんな余生を過ごしてもらいたいのです。
     死にたくない。生きたい。この願いこそ、この地球で、宇宙で、決して奪ってはならない、一番大切なもののはずですから。その大切なものを知りながら、それを奪った彼らを許せないのも理解できるので、本当に難しい問題ではあります。



     それでも。
     悲しみに寄り添うことの出来る、早坂姉妹の姿が、伊藤隼人さんの心を救ったように、大切な人を失って、亡くして、それでも、悲しみに寄り添い、元気を取り戻して、もう一度笑い合い、いつまでも幸せを祈り続けることが出来たなら_世界平和など、“ついでに”叶ってしまう。そんな簡単なことのような気もしているのです。

     今日(11月23日)は、新嘗祭の日です。
     天皇陛下にお祈り頂く日の中でも特に大切な日。
     大東亜戦争で犠牲になった人を悼みながらも、そうなるべく仕組んだ人たちを憎まず、ただ、祈ってくださる陛下の気持ちを偲ぶにつけましても……きっと、人類の平和は、祈りにヒントがある気がしてなりません。



     この物語を読む前に、『大きな玉ねぎの下で』中村航 を読んでいましたので、シンクロニシティという概念を知っているだけに、仮想現実は作り出せるというSFの内容も、あながち嘘ではないかもしれないと、理性半分、空想半分で考えられたものも、とても味わい深い楽しみだったと思います。
     そもそも、私たちの観ている世界は、集合知・集合意識が作り出している幻想であるのは、なんとなくで直観できるからです。全てが瞬間で作り出せる次元というのは、皆さんお馴染みの、ドラえもんの4次元ポケットであり、ウルトラマン・光の国にあるプラズマスパークエネルギーのことでしょう。今となっては、生成AIによって、ポン!と綺麗なイラストを作り出せてしまうのですから、そのうち、エントロピーの概念以上の次元、タイムマシン以上の領域があり得るなら、質量保存の法則を無視して、ポン!と、願うだけで、思うだけで、想像を叶えてしまう技術が作られたとしても不思議はありませんから。
     スマートフォンの登場によって、世界は驚くほどの速度で、技術と意識が進化しています。そんな、フィクションだと思っていた技術が叶う日は、意外にも近いかもしれません。ドラえもんを本気で再現したいと思っている研究者も、実在するのですから。あらゆる物を作り出し、かつ、私たちが私たちらしく生きるお手伝いをするために未来からやってきた、AIロボット。まさに、生成AIの超進化系と言えましょう。しかも日本はソフトウェアよりも、ハードウェアが得意なのは、ウォークマンやトヨタなどの歴史から明らかです。ドラえもん、複合的次元再生可能ハードウェアを作り出せるのは、もしかして、もしかすると日本なのかもしれません。笑
     
     今上陛下は、ウルトラセブンが大好きなのだそうです。私も、白石雅彦さんの著作を参考にし、また、叔父がTBSの職員であったこともあり、テレビ番組を作る企画、ト書き、脚本等を読んだことがあります。ありもしない空想だと呆れる人がいる一方、そんな空想を信じた大人たちが真剣に向き合う姿に、子どもたちは感動している。人は感動するために、恍惚となるために生き、エネルギーを使うのですから、まさに、円谷プロのような、ウルトラシリーズのような空想科学小説は、やがて実在の世界に向かっていくためのヒントであり、現実をそちらに寄せていくための占いとも言えるかもしれませんね。ちょうど、世界を占い続けたユダヤ教のように。
    ※円谷英二さんは日本神道に理解を示すカトリックという、大変興味深い立ち位置の方でした。秦氏の交流をはじめ、日本人とユダヤ人の歴史は長いので、時代の必然が産んだ人とも呼べそうです。詳しくは田中英道さんと茂木誠さんの共著を参考ください。


     とりとめもない散文でした。
     ここまで読んで頂き、
     誠にありがとうございます。

     あなたのこれからの毎日が、
     あかるく、やさしく、おだやかな、
     そんな日々になりますように___

    0
    2024年11月23日
  • 夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体

    Posted by ブクログ

     二〇二〇年の緊急事態宣言から三年の月日が経った高校最後の夏、半田理久は小学校からの友達である宗太に抵抗を呼び掛けられる。
     失われた青春、奪われた青春、への抵抗だ。それが中学一年の時、仲の良かった四人組で高校の旧校舎に仕掛けた偽物の『呪いのお札』がまだあるのか確認しよう、というものだった。苦い過去も絡んで、いまはすこし距離のできていて紗季もメンバーに加わり、忍び込んだ旧校舎で、発見したのは宇宙服を着た白骨死体。『星を継ぐもの』から取って〈チャーリー〉と名付けたその死体の謎を解くために、彼らは奔走する。
     落ち着きつつも鮮やかな情景が浮かび上がってくる文章も相まって、切なくも爽やかな余韻の残る作品でした。どこか遠く非日常に放り込まれるような展開の中で、確かな現実がしっかりと手を繋いでくる。ひと夏の美しいミステリです。

    0
    2024年07月25日
  • この世界で僕だけが透明の色を知っている

    Posted by ブクログ

    人々から見えなくなり、忘れられてしまう透明病に罹ってしまった少女の物語でした。どれだけ大切な人を手放したくないと想っても、抗う術なく消え去ってしまう。そんな切なさを孕んだ恋物語に、思わず目頭が熱くなりました。
    解釈によっては、ハッピーエンドともとれるし、バッドエンドともとれる塩梅が良かったと思います。
    さらに、友人二人の手堅いフォローも良かったですし、母親や姉、教師の言葉一つひとつが蓮の糧になっているのも良かったです。サブキャラたちがちゃんと、生きるキャラとして描かれていて、物語に深みを与えていると思います。
    しっかりとした文と丁寧なストーリー展開のお陰で、スラスラと読むことができました。感動的な作品に出会えたことが、とても嬉しく思います。

    0
    2022年12月12日
  • つまり、雑念の沙鳥さん。

    Posted by ブクログ

    つまり、めちゃくちゃ面白かった。

    言葉を交わさずとも意思疎通が出来る超能力「テレパス」を持ち合わせた中学生男女が織りなす、ゆるい雑談グラフィティー。

    まず思ったのは本文に使われているフォント、良いですね。とっても読みやすい。

    「見た目は清楚な良家の令嬢」(p166)だけど中身はファンタジスタな女子・沙鳥さんと、「真面目に学校生活を送る、という方針を第一に掲げている」(p80)けども何かと巻き込まれ体質かつ環境適応能力が高い男子・芯条くんの掛け合いがとにかく楽しくてグイグイ読み進めてしまう。
    正直言ってキャラ設定としては特別目新しいものではないし、’ボケる女子をいなす男子’って作品は数多存在すると思うが、土台にある’話題のレベルの高さ’と、丁寧に真摯に進められ勢いや大声で誤魔化さずに続けられる’まっとうな会話劇’という作品の芯がしっかりしているからこそ醸し出される空気感が私はとても好き。

    心残りは、句縁が最後まで振り返らなかった事。
    幕間で後ろ姿は描かれていたから絶対最終話らへんで顔も披露されるものだと思っていたら、とうとう振り返る事なく終わってしまった。けど、美少女を乱発しなかったからこそ沙鳥さんの絶対ヒロイン感が保たれたのかな、とも思ったり。
    続き読みたいなあ。

    ファミ通文庫に関根パン先生の著作があるらしい。探してみようかな。

    ついでに関根ベーカリーさんにも興味が湧きました。


    1刷
    2022.10.7

    0
    2022年10月07日

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