中西智佐乃の作品一覧

「中西智佐乃」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 狭間の者たちへ
    痴漢文学。とても面白く読めた。通勤電車内の女子高生のニオイをかいで、『元気をもらう』中年男性が主人公。その電車内で痴漢仲間?との出会いもあり。気の毒な状況の主人公で同情してしまう感じもしたが、最後は・・・。痴漢はあかん。
  • 狭間の者たちへ
    中年男性が陥りそうな普遍的な苦悩。
    女性である私にも何かを突きつけられているように感じてとても辛かった。
    男性的な衝動と暴力性は誰の中にも眠っているのかもしれない。元気をもらっているだけ、仕方がなかった。そうやって自己欺瞞の末、行動に移すか移さないかには天と地の差があるけれども。

    女性著者が描いた...続きを読む
  • 狭間の者たちへ
    初読みの作家さん。初の単行本で、3作目となる「狭間の者たちへ」及び新潮新人賞を受賞した1作目の「尾を喰う蛇」の2篇を収録している。
    表題作は通勤電車で女子校生の“匂い”を嗅ぐ男が主人公。来店型保険会社で店長を務め、妻も子もある四十男がなぜ……という問いに明確な答えはない。家庭でも社会でも一定の責任を...続きを読む
  • 狭間の者たちへ
    仕事と家庭のストレスから痴漢行為に走る男性を描いた表題作と、病院で介護職に就いていてストレスから次第にある患者を虐待するようになる男性を描いた『尾を喰う蛇』の2作品を収録している。
    いやー辛い話だった。どちらの作品も、Twitterとかで女性蔑視思想を垂れ流してそうな有害な男性性を持つ男が主人公で、...続きを読む
  • 狭間の者たちへ
    キモくて金のないオッさん問題。
    もう一歩進めると、「能力」もないオッさん問題。
    生まれ落ちたら、そこにしか辿りつかない人を、人はどんな罪で磔るのか。
    「被害者」はどんな道理と筋で、それを告発、断罪できるのか。

    「キモい」。それはイヤな気分だろう。
    しかしそこに刃を向けることを許したら、後はグラデー...続きを読む

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!