作品一覧

  • 食べて、寝て、しあわせ?

    食べて、寝て、しあわせ?

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,699円 (税込)
    日々の生活において切っても切れない「食」を通じ、それぞれの「しあわせ」のカタチを模索する――。人気作家6人が紡ぐ、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編小説。 【収録作】●幸せのカレーライス(伊吹有喜)……雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。 ●四十歳の栄養(中西智佐乃)……美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。 ●フレンチと返報性(藤野恵美)……かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。 ●二代目のミンチョさん(伊藤朱里)……アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。 ●五十の壁が高すぎる(古内一絵)……よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。 ●真っ赤な林檎のその上で(窪美澄)……娘の大学進学を機に一人暮らしとなり、食欲が湧かなくなってしまった。
  • 橘の家

    橘の家

    小説・文芸

    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    庭のその木は、人の生殖に力を与えるという。人類の業を抉る三島賞受賞作。幼い頃に2階から落ちたが庭の橘の木のおかげで助かったことがある恵実。以来、木の力を恵実が媒介するという噂が流れ、子どもを望む人々が大勢家を訪れるようになった。自分にすがる彼らの気持ちに戸惑いながらも役割を果たす恵実だったが、そのことが自身や家族に暗い影を落とし――子孫繁栄という常識を揺さぶる問題作。
  • 長くなった夜を、

    長くなった夜を、

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    コールセンターで派遣社員として働く関本環。両親はともに高校教師で、環は幼いころから厳格な父親の教えに従い生きてきて、38歳になった現在も夜9時の門限を守っている。そんな環とは対照的に、両親に反発し自由奔放な妹の由梨は、離婚した夫との間に公彦という男児がおり、実家に戻ってパートとバイトを掛け持ちしながら暮らしている。環はそんな妹に代わり、公彦の世話をしているうち、居なくてはならないかけがえのない存在になっていた。そんな時、由梨は両親と決別し、実家を出てマンションで暮らし始める。公彦の様子が気になり、両親が寝静まった後、毎夜のように妹のマンションを見に行く環だったが、由梨が公彦を置いて男と出かけ行くのを目撃してしまう。心配の果てに、環は以前父が放った「ある言葉」に突き動かされ、突発的な行動に出てしまい――。家族というコミュニティーが抱える闇を露わにした問題作。 【著者略歴】 中西智佐乃(なかにし・ちさの) 1985年、大阪府生まれ、大阪府在住。同志社大学文学部卒業。2019年、「尾を喰う蛇」で第51回新潮新人賞を受賞。著書に『狭間の者たちへ』がある。
  • 狭間の者たちへ

    狭間の者たちへ

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    保険営業所に勤める藤原は、通勤電車で見かける少女に日々「元気」をもらっていた。ある日、同じ少女を盗撮する男との奇妙な交流が始まり――。痴漢加害者の心理を容赦なく晒す表題作と、介護現場の暴力を克明に刻む新潮新人賞受賞作を収録。愚かさから目を背けたいのに一文字ごとに飲み込まれる、弩級の小説体験!

ユーザーレビュー

  • 橘の家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    橘の木に人生が破壊されていく、人を幸せにしても自分の幸せとは無関係。スピリチュアルな話で、正直読み進めるのが怖く感じた。兄も妹も側から見て幸せにはなれなかった。金をむしり取っていた宮根さんだけが幸せだったか?気鋭の問題作。

    0
    2026年10月18日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

    Posted by ブクログ

    人気作家さん6人による、「食べて」「寝る」、人の暮らしを基本を軸に、それぞれの幸せ価値観を描く物語。
    初読みの作家さんもいたけれど、どれも素直に心に染みてくる話だった。しっかり食べてしっかり寝れれば、とりあえずなんとかなる。いろいろあったとしても、乗り越えていける。そう思える物語。

    0
    2026年10月13日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『二代目のミンチョさん』と『真っ赤な林檎のその上で』は、どちらも女性が自分の生活を生きる物語。描かれる孤独の質が対照的で印象に残る。ミンチョさんは、他者の期待や視線に合わせず、自分の好みと生活のリズムを静かに守る女性として描かれ、チョコミントを選ばない姿がその象徴となる。他者に取り込まれず、理解されることを目的にしない強さが魅力。後作は、母・道子の孤独を通して、娘の生きづらさが反射のように浮かび上がる。娘は新しい環境で必死に強く生きており、強さの質は母に似る。母娘の二重の孤独が静かに響き合あった。⑤

    0
    2026年08月24日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

    Posted by ブクログ

    どのお話もとても面白かった。
    特に最後のお話が心がキュッとしたけど温かい気持ちになれた。
    美味しいご飯っていいなぁと改めて思った。

    0
    2026年07月15日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

    Posted by ブクログ

    これは、昨年のNHKのドラマのタイトル「しあわせは食べて寝てまて」をヒントにしてるよなぁと思いつつ、読み進める。
    アンソロジーだが、作家陣も好みの作家さんばかり。等身大の話でほっこりさせてもらった。

    0
    2026年07月11日

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