あらすじ
日々の生活において切っても切れない「食」を通じ、それぞれの「しあわせ」のカタチを模索する――。人気作家6人が紡ぐ、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編小説。 【収録作】●幸せのカレーライス(伊吹有喜)……雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。 ●四十歳の栄養(中西智佐乃)……美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。 ●フレンチと返報性(藤野恵美)……かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。 ●二代目のミンチョさん(伊藤朱里)……アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。 ●五十の壁が高すぎる(古内一絵)……よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。 ●真っ赤な林檎のその上で(窪美澄)……娘の大学進学を機に一人暮らしとなり、食欲が湧かなくなってしまった。
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Posted by ブクログ
食にまつわる6つの物語。日々の暮らしの中で食事の役割ってとても大切なんだと思った。誰かと楽しく食卓を囲む事、ご褒美に大好きな物を食べる事の必要性が心に染みた。どの物語も温かな余韻が残る作品だった。
Posted by ブクログ
「幸せのカレーライス/伊吹有喜」
「四十歳の栄養/中西智佐乃」
「フレンチと返報性/藤野恵美」
「二代目のミンチョさん/伊藤朱里」
「五十の壁が高すぎる/古内一絵」
「真っ赤な林檎のその上で/窪美澄」
6話収録。
読む前はタイトルの問いに迷わずYESと答えていたが、読み終える頃に気持ちが変化した。
登場人物たちは皆、負の感情を抱えている。
人と関わることで生まれる軋轢に苦しむ姿は自身の経験と重なる。
けれど、怒りや悲しみを知るからこそ、喜びや楽しみを確かに感じられる。
喜怒哀楽があるから人生は豊かだと思わせてくれる一冊だった。
Posted by ブクログ
特におすすめするほどではない。
何名か好きな作家さんがいたので読んだが、
普段の本の方がだいぶよく、
テーマ縛りのリレーでこの短さだと
まとめるのが難しいのかなと思った。
Posted by ブクログ
日々のルーティーンの中少しのしあわせ。気に入ったカレー屋さん、大学で知り合った裕福な友人の話がよかった。かなちゃんと友だちになれて本当によかった、と言う桃華。経済格差があると難しいけどふたりが仲良くいられますように。