氷の致死量

氷の致死量

990円 (税込)

4pt

被害者を解体し、その臓物に抱かれる殺人鬼。彼が慕う“聖母”とは?『死刑にいたる病』の著者が放つ新たなるサイコ・サスペンスの金字塔私立中学に赴任した教師の鹿原十和子は、自分に似ていたという教師・戸川更紗が14年前、殺害された事件に興味をもつ。更紗は自分と同じ無性愛者ではと。一方、街では殺人鬼・八木沼武史が“ママ”を解体し、その臓物に抱かれていた。更紗に異常に執着する彼の次の獲物とは……殺人鬼に聖母と慕われた教師は、惨殺の運命を逃れられるのか?『死刑にいたる病』の著者が放つ、傑作シリアルキラー・サスペンス! 解説/大矢博子

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氷の致死量 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いや面白いな!こんな話になるとは予想外。
    良い意味で裏切られた。
    相変わらず凄惨な殺害シーンや胸糞悪いシーンはあるものの、性的マイノリティである十和子が本来の“自分”を取り戻すまでを描いたサスペンスだといえる。
    それにしても、歪な親子関係が齎す悪影響には腹立たしくて虚しい気持ちになる。
    「じゃあ第三

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    愛情って誰に向けるものなんだろうか。
    「死に至る病」を映画で見てすごく作家さんが気になってこちらを読みました。
    殺人の手口のグロさがまず衝撃すぎる。映像化したら気持ち悪くなっちゃう人絶対いるよって思いながらも見たい好奇心がでちゃいます。
    母親の愛を求めて女性の臓器を取り出して抱きしめる殺人犯、14年

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    最近、グロテスクや残酷描写よりもミステリーとかトリックとか最後のどんでん返しみたいなそっちの技巧系が多い気がしてる。少女葬よりもグロいのってまだない。

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

    社会的課題とミステリを絡めた作品。
    相変わらず描写が残虐。とてもグロテスクだった。
    性的マイノリティに関しては初めて知る部分も多く勉強となった。
    LGBTQが主流というイメージがあったが性にも個性があるということを知り驚いた。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    「ママ」なんて気色の悪い呼称で呼ぶからこんな事になるんだ。「おふくろ」と「おっかあ」で統一したらこんな事件おきないんだぜ

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

    残酷で猟奇的な描写が多い作家さんだけど、大切な問題提起をしてくれる。
    アセクシャルの登場人物を代表として、性的マイノリティや性を通した支配者、被支配者の関係が描かれているのは読み応えがあった。

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    珍しくAセク女性が主人公の小説。
    他にも色んなセクシャルの人が出てきて、知らない世界がいっぱいあった。
    この表現には覚えがあるなぁという表現もあったりして、単純に読んでいて勉強になる&面白かった。

    スリラー?サイコホラー?サスペンス?ミステリ?
    ただ犯人だけが何だか納得いかないなぁ。
    シンプルに旦

    0
    2025年04月14日

    匿名

    購入済み

    母性に満ちていて、周りから好かれてしまう女性。
    彼女は自ら望んでないのにだ。気持ち悪いぐらい執着され、沢山の悪意に苦しむ。これほどまでに沢山のマイノリティがあるのだと驚いた。

    #怖い #ドロドロ

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    エンタメ要素が強いが性的マイノリティの描写もあり、他者に危害や強要しない限り誰のことも異常としないというフレーズがすごく印象に残った。
    文体がすごく読みやすくてストーリーも面白くて映像化して欲しいけどグロシーンが強烈すぎなので無理かな。

    0
    2025年03月26日

    Posted by ブクログ

    端正に積み上げられてるお話。矛盾なく矛盾している人物ばかりなのは仕方がないのかもだけど、もう少し他の視点の厚みがある方が好みかも。

    0
    2025年03月25日

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