今野敏の作品一覧
「今野敏」の「警視庁強行犯係・樋口顕」「隠蔽捜査」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「今野敏」の「警視庁強行犯係・樋口顕」「隠蔽捜査」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
上智大学文学部新聞学科卒。在学中の1978年に『怪物が街にやってくる』で第4回問題小説新人賞を受賞しデビュー。2008年には『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞受賞、第61回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。漫画家の石ノ森章太郎の甥。
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船越義珍という人物を通して学ぶ、近代空手の歴史
読んだきっかけ
作者の今野敏さんのエッセイを読み、さらに調べてみると空手の歴史上の人物に関する本をいくつも書かれていることを知りました。その中で特におすすめされていたのが本書だったため、手に取りました。
内容を一言で言うと
松濤館流の創設者・船越義珍の生涯を描きながら、明治以降に沖縄の空手が日本全国へと広まっていく過程をまとめた「近代空手の成り立ち」を伝える一冊です。
得られた学び
これまで自分は空手の歴史についてほとんど知らなかったのですが、本書を通して多くを学ぶことができました。特に、沖縄の宝ともいえる「型」の重要性、そして近代空
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最強の空手家・本部朝基に学ぶ“強さ”の原点
【読んだきっかけ】
同じ作者の『義珍の拳』を読み、そこに登場する本部朝基に興味を持ったから。
【内容を一言で】
沖縄空手の最強の男・本部朝基の一代記。リアル版「空手バカ一代」。
【得られた学び】
・夫婦手(両手で攻撃と防御を同時に行う技法)
・年齢を重ねても強くなるには筋力ではなく「筋骨」(チンクチ)を活かすこと
・ナイファンチが空手のすべての原点であること
・「間合い」と「拍子(タイミング)」の重要性
【自分への影響】
「間合い」と「拍子(タイミング)」、「相手の呼吸」、「チンクチ(骨と筋肉の連動)」を意識すれば、五十代、六十代になっても強
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沖縄空手の型を築いた男・松村宗棍を読む
【読んだきっかけ】
同じ作者の『義珍の拳』『武士猿』を読み、そこに登場する松村宗棍に興味を持ったから。
【内容を一言で】
糸洲安恒や安里安恒の師匠であり、江戸〜明治初期に空手の「型」や「巻き藁」を整えた人物。この人がいなければ、現代の空手の型は存在しなかっただろう。
【得られた学び】
・下半身の強さの重要性
・琉球王国と清国との深い絆
【自分への影響】
・下半身強化の必要性を改めて痛感した。
・船越義珍、本部朝基の本を読んだ後、その師匠の師匠である松村宗棍の生涯を知ることで、どんなに偉大な師匠でも最初は見習い弟子であり、長い鍛錬を経て師匠へと成長
Posted by ブクログ
「挫折から再起へ──喜屋武朝徳が示す空手道の原点
【読んだきっかけ】
今野敏先生の『義珍の拳』『武士猿』『宗棍』を読み、その中で本部朝基の親戚であり、幼少期から切磋琢磨し、さらに松村宗棍の最晩年の弟子である喜屋武(きやん)朝徳――チャンミーグワ(「ミー=目」「グワ=小さい」、キヤン=チャン?)の物語に興味を持ったからです。
【内容を一言で】
江戸から明治へと時代が移り変わる中で、一度は人生に挫折しながらも再起し、後に松林流や少林寺流の開祖たちの師匠として、沖縄空手史に欠かせない存在となった喜屋武朝徳の物語。
【得られた学び】
・沖縄空手の重要人物でありながら、これまであまり知られていなか