渋谷・新宿で発生した連続通り魔殺人事件。なぜか誤認逮捕が繰り返される事態を解明すべく警察庁から送り込まれたのは、心理調査官・藤森紗英だった。苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって、巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。はたしてこの異色コンビは真犯人を探し出し、惨事を食い止めることができるのか。警察小説の第一人者が贈る「碓氷弘一シリーズ」第四弾。〈解説〉関口苑生
Posted by ブクログ 2017年02月27日
勇気ある一般市民の協力によって逮捕されたかにみえた通り魔殺人の犯人。
現行犯逮捕という現実の前に、消えた協力者へ注意を払う人間はほとんどいなかった。
しかし、犯人として逮捕された男は拘束直後から「自分はやっていない」と否定をし続ける。
相棒として心理捜査官・紗英とともに捜査を続ける碓氷に、紗英は意外...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
碓氷刑事シリーズ。
パラレルの後に読んだため、少し不安を抱えていたが、今回はかなり現実的な刑事もの。
心理捜査官の女性が相棒として登場。
いつもの碓氷シリーズよりは、碓氷さんの活躍の場、登場シーンが多かった気がする。
正直トリックは全て先読みできちゃう、でも、それでも面白い。十分面白いのは、トリッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月07日
相変わらず、読みだしたら止まらない、今野敏の警察小説。
ユニークな相棒が登場するこのシリーズ。
今回は、何とも魅力的な美人心理調査官、それだけで読まずにはいられない(笑)
読み進む中で、次の展開が予想され、犯人の最後の仕掛けもなんとなく読めてしまったが、それでも読後のスッキリ感が減殺されることはない...続きを読む