今野敏のレビュー一覧

  • 回帰 警視庁強行犯係・樋口顕

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    回帰 警視庁強行犯係・樋口顕
    今回は、国際テロ組織の犯行ではないかと思われる車両爆破事件が発生し、死者2名と負傷者10数名がでた。C4と言われる軍用の爆薬が使用されたのだ。目撃情報からパキスタン人のムハマンド・シファーズ・サイードの身柄が拘束され、取り調べか開始されたが、本人にはアリバイがあった。そんな中、警視庁の元刑事で違法捜査で辞職した因幡芳治が国際テロ組織と関わりがあったという情報があり、最近日本に入国したということも明らかになった。因幡は天童管理官の元部下でもあった。その因幡から突然天童管理官に連絡が入り、次に発生の恐れがあるテロを防ぎたいので力を貸してくれるように頼まれた。警視庁公安

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    2026年07月13日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    大森署署長へ異動となった竜崎伸也は、着任早々に発生した立てこもり事件の指揮を執ることになる。事件は収束したかに見えたが、その判断をめぐり、警察組織全体を巻き込む新たな問題へと発展していく。迷いなく決断し、その責任まで引き受ける竜崎の姿を描いた警察小説。

    前作は、第一印象では理解しがたかった竜崎という人物への見方が、読み進めるうちに変わっていく面白さがあった。キャリア官僚としてすでに確固たる立場を築いていた彼を通して、その信念や価値観に触れる物語だった。

    一方、本作の舞台は、まったく勝手の違う現場である。大森署長として、新しい部下や組織、家族との関係に向き合いながら、自らの立場を築いていく。

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    2026年07月12日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    この本は、結局のところ、
    ・警察キャリアの視点に立った組織の話
    ・主人公に最初は腹が立つが…好きになる
    ・とてもリアルに感じるが、どんでん返しはない

    のめり込み度☆☆☆☆☆
    読みやすい度☆☆☆☆☆
    オチが良い度☆☆
    理想とする上司☆☆☆☆☆

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    2026年07月09日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    竜崎の思考回路を辿れるのが面白すぎる。。
    まさかのアイツの力が発揮され、グングン事件を解き明かしていく過程が気持ち良い。
    ナ◯シカ見て感動してる竜崎もすごくいい。
    伊丹はもはや水◯黄門の印籠。

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    2026年07月08日
  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

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    廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕
    樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。彼女は警察にストーカー被害の相談をしていた。未だにストーカー殺人事件は後を絶たない。今回もか?と特捜本部では誰もが心配する。そうだとすると警察の責任は免れない。しかし、捜査線上に上がる容疑者はことごとくシロとなっていく。誰が犯人なのか?今回も警察庁から派遣された女性捜査官が犯人の足がかりを付けていく。飛び切りの美人警視のキャリアだ。樋口顕が世話係として抜てきされ一緒に行動を共にする。そして事件解決へと繋がるのだ。樋口顕の一般の刑事と違う感覚と性格はどんな相手も傷つけずに味方に引き込んでいく。これ

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    2026年07月07日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    相変わらずのハイクオリティ、竜崎刑事部長。
    同期の伊丹も相変わらず。
    今回、管内で発生した有名作家の誘拐事件。

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    2026年07月04日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前作と舞台が変わって警察署になった隠蔽捜査シリーズ。1巻ではキャリアとしての竜崎を描いていたが、2巻ではキャリアながら警察署長になった竜崎が現場の慣習を破壊していく姿がスカッとする。竜崎は全て原理原則に基づいて行動していくという一本筋が通っていて気持ちいい。
    最初に読んだのはもう10年以上前だが、今も読み返す一冊。仕事でどうすべきか迷ったときに、自分の中の原理原則に跳ね返して行動を決めるようになった作品。

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    2026年07月03日
  • 署長シンドローム

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    新しく就任した藍本署長は、女性で容姿端麗だから署長まで上り詰めることができたんだろうな、と最初は少し妬ましく思っていた。
    でも、読み進めるにつれて、
    ものすごい決断力と責任感があって、部下を深く信じている。だからこそ、みんなから信頼されて署長になったんだなと納得。

    その一方で、署長に振り回される副署長は本当に大変そうで、少し同情してしまった(笑)。

    藍本署長の話し方や人を惹きつける力は、ぜひ見習いたいところ。

    今野敏さんの作品は初めて読んだけど、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

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    2026年07月02日
  • 大義 横浜みなとみらい署暴対係

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    大義 横浜みなとみらい署暴対係 短編集
    ○ タマ取り 
     常磐町のとっつぁんのタマを狙っているヤクザ           がいるとの情報
    ○ 謹慎
     ヤクザを必要以上に叩きのめしたとして諸橋と城島が拘束され謹慎となったあと、現場を目撃した倉持の行動、心情を描いた。
    ○ やせ我慢
     浜崎がどうしてこんな風になったかを日下部に語る物語
    ○ 内通
     笹本からスパイになれと示唆された八雲の立場と思いを描いた。
    ○ 大義
     県警本部長の指示
    ○ 表裏
     ヤクザの怖さとそれを知る刑事の対応
    ○ 心技体
     柔術の稽古によって今の自分が形成された倉持

    どの短編も、約40ページで形成されているが、内容が充実

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    2026年06月28日
  • 焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕

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    焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕
    都内で起きた刺殺事件の捜査本部に現れた東京地検特捜部の検事、灰谷。一方的に情報提供を求めた上、自身が内定中の野党議員の秘書を犯人と決めつけ、身柄を拘束する。警視庁捜査一課の樋口は証拠不十分を主張。だが、灰谷が逮捕に踏み切って…
    普段なら検事の指揮下に入るべき警察官も理不尽な行動に不信感を抱く。樋口顕はいつものように自分の正義を貫き検事に対抗する。結果、期待通り胸のスッキリするくらいの作品となっている。心から応援していて良かったと思える。引き込まれるのは樋口顕の人柄であろう。次作も期待しよう

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    2026年06月15日
  • マル暴甘糟

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    甘糟とあきらの謎の友情⁉︎がじーんときた。この二人の謎の友情がメインだがエモさがあった。この本に出てくるどの人間もユーモアに溢れていて愛すべき気弱な甘糟だった。

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    2026年06月10日
  • [新装版]ビート 警視庁強行犯係・樋口顕

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    新装版ビート 警視庁強行犯係・樋口顕
    これは傑作です。今回は最後の最後まで犯人を絞れなかった。「まさか、そこか。」と唸ってしまった。いつもより150ページくらい長い小説なのに最後まで一気読みした。警視庁捜査二課の島崎は日和銀行の行員富岡に脅され捜査情報を漏らしてしまう。捜査は失敗し、自責の念に駆られる島崎。そんな中富岡が殺された。島崎は自分の次男が脅迫の事実を掴み、富岡に会っていたことを知り、疑う。家庭内の絶対絶命の窮地に立たされたクライマックスでは、「樋口刑事早く現着してくれ」と祈らずにはいられなかった。涙無しには読めませんでした。降参です。読者の心鷲づかみされました。とにかく見事な大岡裁き

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    2026年06月09日
  • 脈動

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    今野敏『脈動』角川文庫。

    余り考えないで購入したが、『鬼龍光一シリーズ』の最新巻であった。このシリーズは最初の頃は追い掛けていたが、最近は全くのノーマークであった。

    日本の歴史と呪術との関係なども描かれ、なかなか面白かった。今野敏の『隠蔽捜査シリーズ』も面白いのだが、それと対極にあるようなオカルト的な警察小説も悪くはない。


    ある日を境に警視庁内での警察官の不祥事が相次ぐ。捜査一課の刑事が取調室で被疑者に暴行を加えた事案を皮切りに、警視庁内の記者クラブで記者に刑事が殴りかかったり、警務部の係員が受付の女性と庁内で淫行に及んだりと、余りのことに少年事件係の富野輝彦と有沢英行も心配になる。

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    2026年06月04日
  • リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    リオ:警視庁強行犯係•樋口顕
    荻窪で起きた殺人事件、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人事件が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は少女リオが犯人と見て動く。しかし、樋口刑事の直感は・・・
    魅力ある美少女にいかれてしまったのか、滅多に感情を外に出さない樋口刑事がリオの「私じゃない」を信じて援護にまわる。そして真犯人を追う。またしても、みごとな結末に今野敏作品らしさを感じる。いつも組織の惰性に流されることなく、本能で感じるままに芯を貫く姿勢には頭が下がる。かっこいい。ぶれない男は羨ましい。

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    2026年06月03日
  • ニンジャ 公安外事・倉島警部補

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    短編集でかつ、とても読みやすかったです。このジャンルを読んでいる方にとっては、説明不要な言葉が随所にあって、短編なのに盛りだくさんで興味深い内容でした。
    倉島警部補シリーズは、今回がお初だったので、他の作品も読んでみたくなりました。

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    2026年05月24日
  • 任侠病院

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    スカっとしますねえ。
    私も中間管理職なんですが、主人公の気持ちはよく分かる。
    上司が無理難題を引き受けちゃう。
    えー、そりゃないよ。
    でも、上司が引き受けてやれと言われたら、知恵を絞ってでもやらなきゃいけない。組織だから。
    ということは、自分も任侠の世界の人間と本質的には同じ⁈なんて思えてきちゃう。
    もしかしたら、会社が掲げるコンプライアンスなんてものは、会社の言い訳なのかもしれない。

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    2026年05月23日
  • 任侠病院

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    任侠病院
    任侠シリーズの最後に読んだ任侠病院、任侠書房、任侠学園、任侠楽団、任侠シネマ、任侠浴場と読む度に次作を期待しながら全て読み終わった。
     阿岐本組組長以下6人の組員はそれぞれキャラがあって面白い。それぞれ個性的、羨ましい能力を持った人物である。地元住民に好かれ、頼られ、堅気の人に迷惑を掛けないように生きるこんなヤクザが居たら応援したくなる。今回は病院の再建のために奔走する。薄汚れた病院の外壁を清掃し、真っ白にすることから始める。そして受付の女子事務員の笑顔を作るためにピンクのバラを3本渡す。これをやる時点で「ああこの病院も再建するなあ」と確信する。いやあ今野敏作品はハマる。次は何のシリ

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    2026年05月21日
  • 任侠学園

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    任侠学園
    今回引き受けて来たのは、潰れかかった私立高校の運営だった。百戦錬磨のヤクザも嘆くほど荒廃した学園を日村たちは建て直すことが出来るのか。花壇清掃から始めて、割れたガラス窓、落書き消しと身体を張っての挑戦が始まる。こんなことでこの学園の生徒の気持ちを惹きつけることが実際出来るのか。いずれ自分たちの素性もバレ、ヤクザがこの学校の理事長以下を運営していることが生徒の親御さんにもわかってしまう。しかし、不思議なことに色んな問題を抱えても、身体を張った親身な態度が生徒には伝わっていくのだ。徐々に荒れ果てた頃の学校の校舎やグランドが見違えて行くころ、学校を去る日が訪れた。寂しく校門に向かって歩いて

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    2026年05月17日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    前に書いたことあるのだが、大事なことなのでまた書く

    今野敏さんの安積班シリーズは短編集こそが醍醐味だと思うのです

    長編も面白い
    もちろん面白い

    だけども長編だと犯人とか気に入らん本庁の刑事とか色々出さないといけないし、それなりに謎解き的な部分も出さないといけないので、安積班のメンバーはほんとちょい役で終わってしまうことも多い
    ある長編では、わいの大好きな村チョウが二言しか喋ってなかったとかあるし

    だけどそれでは安積班のこのお互いに信頼し合うチーム感とかが出ないのよ

    そこで短編集ですよお客さん

    ここで安積班のメンバーを深掘りするわけです
    あるいは臨海署のメンバーをね

    チームとしての

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    2026年05月10日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    過去最高の短編集だった。私が大好きな文庫解説でもベタ褒め、裏表紙には絶品の文字が踊っていたが、そのとおりです。保証します。
    竜崎伸也一家の前向きかつ成長する姿勢には感心する。家庭内の問題もいつもの原理原則に則る姿にもあらためて尊敬の念を抱く。
    さらには仕事においても硬軟併せ持ち対応する姿にもため息が出る。
    そして、俺は人間関係には興味がないんだ、の一言。
    素晴らしい、同感です、しかない。

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    2026年05月07日