今野敏のレビュー一覧
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天狼 東京湾臨海署安積班
東京湾臨海署刑事組対課強行犯第一係、通称・安積
班のメンバー須田巡査部長が、臨海署管内にあるスナックのマスターから、ミカジメ料を要求されたと相談を受けた。
安積と須田は暴力犯係の真島係長に相談し、見回りを強化してもらうことに。
一方、管内で立て続けに傷害事件が発生する。
湾岸エリアが物騒な空気に包まれる中、交機隊の隊員が、速水小隊長の様子がおかしいと安積に相談にきた。
市民と、信じる正義を守るため、臨海署のプライドをかけて、安積たちはかつてない戦いに挑んでい
く。
この臨海署の野村署長は漢気のある豪快署長だ。正に警察署のトップであると同時に自分の思ったことは自信を持って部下に実行させる。こういう署長が居れば部下は心置きなく仕事を出来るなと思う。何があっても逃げないオーラを感じる。今時中々いない上司。事件も解決に向かうこと間違いなし。面白かった。 -
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奏者水滸伝 阿羅漢集結
物語は北海道の超自然児でデカいけど身のこなしは
野獣のピアニスト古丹
沖縄の天才格闘家、羅漢拳の使い手ドラマーの比嘉
京都の茶道の家元の跡継ぎの美男子で空間を操る能力を持つベーシスト遠田
東京の学者でキリマンジャロコーヒーを飲むと感覚が研ぎ澄まされ予知に近いことが可能になる伝説のサックスプレイヤー猿沢
この四人が不思議な僧侶木喰の導きで集結し、ジャズバンドを組むというお話
多彩なキャラクターたちが集結し、音楽と超能力を駆使して悪に立ち向かうストーリーは圧巻です。全くジャズを知らなくても気持ちが高ぶる演奏が描写されており自然と元気になります。次作も楽しみです。 -
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2026年の作品
いや今年の作品じゃないか!
わざわざ言う意味ある?
もちろんある
わいのレビューにはいちいち深い意味がある
なんか申し訳ない
いちいち深くてなんか申し訳ない
話を戻そう
本作は琉球空手の達人で、もともと「手(ティー)」と呼ばれていた沖縄の伝統武術に「空手」という名を与え、「空手」が日本に、そして世界中に広まる礎を築いた糸洲安恒を内務省の役人として沖縄に渡った小野寺正三郎の視点で描いたもの
明治という激動の時代に、沖縄の文化でもある「手」の伝統と変革の間で葛藤しながらも、明るく希望を持って「手」の普及に努めた糸洲安恒の静かだが強い想いが込められた一冊
加えて自らも琉球空手の研究と普及を実践する今野敏さんの想いも込められているように感じました
そして2026年沖縄では県知事選が実施され、2期8年続いた玉城デニー知事が敗れ、古謝玄太さんが新たに県知事となられました
長期政権となった玉城デニー前知事にはもちろん功罪両方あったと思いますが、とにかく沖縄の大多数の方は「変革」を求めたということだと思います
そんな年に「変わる沖縄」を描いた本作が発刊されたのは、偶然ではないように思うのです
ましてや本作は「琉球新報」という沖縄の地元紙での連載を経て単行本化されています
沖縄の人々の気持ちを大切にしながら、伝統を守りつつも変革していこうとする沖縄を遠い茨城の空の下から応援したいな〜と思う読後のわいなのでした -
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スクエア 横浜みなとみらい署暴対係
神奈川県管みなとみらい署の暴力団対策係長、諸橋が中心となり、事件に挑む姿が描かれています。横浜の廃屋で発見された中国人の遺体を巡り、暴力団との関わりが疑われる中、諸橋と相棒の城島が捜査に乗り出します。内部の人間模様やヤクザとの駆け引きが緻密に描かれており、臨場感が際立っています。
登場人物たちの成長や、予想外のキャラクターの魅力も感じられ、特に、最初は憎まれ役だった監察官・笹本が次第に理解を得ていく過程は、物語に深みを与えこれも今野敏作品の魅力です。今までに今野作品を70冊ほど読ませていただきましたが、面白いのは他のシリーズともリンクしているので、また好きな登場人物が来た。なんてワクワクゾクゾクするものです。今回のは『晴明 隠蔽捜査8』で神奈川の刑事部長を拝命した竜崎伸也が佐藤本部長に着任の申告に訪れると「あんたのやりたいようにやってくれ」と同じセリフを聞いて、やったー同じこと言ってると感動してしまった。本部長の性格は変わってなくて、また今回も思い切り暴れられるなと期待してしまう。面白いなあ。今野作品。 -
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エムエス 継続捜査ゼミ2
思い込みや誤解が生む冤罪をテーマに、女子大生たちが立ち上がる姿が描かれた物語。前作の人気を受けての続編で、学園祭のミスコン反対運動を指揮する女子学生が襲撃され、教授が容疑者として疑われるという緊迫した展開が繰り広げられる。唯一の女子大を舞台とした今野作品で、主人公のゼミ生を中心として事件を解決するところは面白い。発想が一般人であっても流石に継続捜査を選考するゼミ生だけあってポイントをついたセンスを持ち合わせている。元警察官であるゼミ生の教授が傷害容疑者として窮地に立たされたが、ゼミ生の皆んなが協力して真犯人を挙げるところは感動。よくやった。また次作品お待ちしております。