今野敏のレビュー一覧

  • 確証

    購入済み

    心癒される、そして、心温まる話でした。
    盗っ人にも、プライドが有る。そんな盗っ人って、凄いなあー。
    そして、それを追う刑事にも、プライドと、盗っ人の心が読める。
    基本的に人を殺さない。というとこが、偉いなー。

    #共感する #カッコいい #ほのぼの

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    2025年12月30日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    警察官僚・竜崎伸也の、変人とまで評される独特の生き方が強く印象に残った。警察組織の中でも、家庭においても追い詰められた状況に置かれた彼が、そこでどう決断を下し、行動していくのかに自然と引き込まれていく。
    派手なアクションはないものの、どの場面にも張り詰めた緊張感があり、その静かな迫力に魅了される作品。

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    2025年12月28日
  • 白夜街道【新カバー版】

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    ロシアマフィア×元KGB×公安。
    カチカチの国際サスペンスだけど、歴史背景も効いていて意外とスイスイ進む。
    アクションも推理も程よく、シリーズ2作目として満足度高め。これは読み物として楽しい。

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    2025年12月27日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    シリーズ2作目にして一風変わった展開に驚いた。
    本作にて感じたのは3点。
    ・刑事の捜査はチームプレイの連携、積み上げにて完成すること
    ・一般市民の協力なくして解決は絶対できないということは
    ・夫婦の絆にはいろいろある、まして1998年当時の形と今の形には大きな違いがあるかも?
    隠蔽捜査シリーズが大好きだが、ますます樋口顕シリーズが楽しみになった。

    気になっているのは樋口夫妻が城島さんに詫びに行ったか?ということ。

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    2025年12月26日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    船越義珍という人物を通して学ぶ、近代空手の歴史

    読んだきっかけ

    作者の今野敏さんのエッセイを読み、さらに調べてみると空手の歴史上の人物に関する本をいくつも書かれていることを知りました。その中で特におすすめされていたのが本書だったため、手に取りました。

    内容を一言で言うと

    松濤館流の創設者・船越義珍の生涯を描きながら、明治以降に沖縄の空手が日本全国へと広まっていく過程をまとめた「近代空手の成り立ち」を伝える一冊です。

    得られた学び

    これまで自分は空手の歴史についてほとんど知らなかったのですが、本書を通して多くを学ぶことができました。特に、沖縄の宝ともいえる「型」の重要性、そして近代空手の確立における船越義珍の役割が、柔道における嘉納治五郎に匹敵するほど大きなものだったと知り、非常に印象に残りました。

    感情・印象

    「空手バカ一代」のような豪快な物語を想像していましたが、実際に描かれていたのは誠実で心優しく、精神的に落ち着いた船越義珍の姿でした。家族を失うなど多くの苦難を抱えながらも、空手を愛し、その普及に人生を捧げた姿に触れ、当初の期待を良い意味で裏切られました。読後には大きな親近感と尊敬の気持ちが残りました。

    自分への影響

    空手を学んできたにもかかわらず、その歴史についてほとんど知らなかった自分を振り返り、改めて学び続けることの大切さを実感しました。特に「型こそが空手の本質である」という気づきは、自分のこれからの稽古の姿勢を変えるきっかけになりました。年齢を重ねる中で、型を通じてより深く空手と向き合っていきたいと思います。また、人事の仕事にも通じる「基盤を知ることの大切さ」を再認識できました。

    最後に一言

    空手の基礎的な歴史を楽しく学びながら、実践へのモチベーションが高まる素晴らしい本でした。空手を学ぶ人はもちろん、日本文化や武道に興味のある方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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    2025年12月22日
  • 武士猿(琉球空手シリーズ)

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    最強の空手家・本部朝基に学ぶ“強さ”の原点

    【読んだきっかけ】
    同じ作者の『義珍の拳』を読み、そこに登場する本部朝基に興味を持ったから。

    【内容を一言で】
    沖縄空手の最強の男・本部朝基の一代記。リアル版「空手バカ一代」。

    【得られた学び】
    ・夫婦手(両手で攻撃と防御を同時に行う技法)
    ・年齢を重ねても強くなるには筋力ではなく「筋骨」(チンクチ)を活かすこと
    ・ナイファンチが空手のすべての原点であること
    ・「間合い」と「拍子(タイミング)」の重要性

    【自分への影響】
    「間合い」と「拍子(タイミング)」、「相手の呼吸」、「チンクチ(骨と筋肉の連動)」を意識すれば、五十代、六十代になっても強さを磨けると実感できた。

    【最後に一言】
    歳を重ねても正しい鍛え方でいくらでも強くなれると自信を持たせてくれた。一生涯、鍛錬し続けることが大事。

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    2025年12月22日
  • チャンミーグヮー(琉球空手シリーズ)

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    「挫折から再起へ──喜屋武朝徳が示す空手道の原点

    【読んだきっかけ】
    今野敏先生の『義珍の拳』『武士猿』『宗棍』を読み、その中で本部朝基の親戚であり、幼少期から切磋琢磨し、さらに松村宗棍の最晩年の弟子である喜屋武(きやん)朝徳――チャンミーグワ(「ミー=目」「グワ=小さい」、キヤン=チャン?)の物語に興味を持ったからです。

    【内容を一言で】
    江戸から明治へと時代が移り変わる中で、一度は人生に挫折しながらも再起し、後に松林流や少林寺流の開祖たちの師匠として、沖縄空手史に欠かせない存在となった喜屋武朝徳の物語。

    【得られた学び】
    ・沖縄空手の重要人物でありながら、これまであまり知られていなかった喜屋武朝徳を通して、松村宗棍や本部朝基などの人物像も重なり合い、立体的に理解が深まった。

    【自分への影響】
    ・30歳を過ぎてから立ち直り、再び空手に専心した姿は、50代を迎えた自分にとって大きな刺激となった。

    【最後に一言】
    沖縄空手の偉大な先人たちのおかげで、いま自分が空手を楽しめている。その深い歴史をこれまで知らなかったことに気づけただけでも、今後さらに空手道を探究していきたいと強く思える一冊でした。

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    2025年12月22日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    今年の6月に「隠蔽捜査」シリーズを知り読み始め。
    12月中旬となり、「9.5」まで全て★5と楽しみまくり。
    既刊最終刊の「10」は年末の楽しみに・・・!
    2025年、今年の漢字は
    ・・・・【竜崎署長】・・・
    となりました・・・・・・・・4文字!!

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    2025年12月14日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    今回も竜崎さんの考え方行動に自信をもらえるとともに、とても面白い作品でした。自分に自信がなかったり、自分の行動に不安を持っている人はこの隠蔽捜査シリーズの竜崎さんの行動にはとても勇気がもらえると思います。

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    2025年12月06日
  • 白夜街道【新カバー版】

    購入済み

    1巻から4年経っているけど、ロシア組、再登場。
    倉島が、もの凄く成長してる。
    ヴィクトルがやっぱり、カッコいい。

    #カッコいい #シュール #ドキドキハラハラ

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    2025年11月28日
  • ニンジャ 公安外事・倉島警部補

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    短編集なので、すぐに読めました。
    倉島警部補シリーズは久しぶりに読んだのですが、現在の外交問題が所々に反映されていました。
    興味を持たれた方は早めにお読みになることをおすすめします。
    短編集ですが、私が気に入った話は、本の題名にもなっている「ニンジャ」です。
    目立たない伊藤氏が活躍します。
    また、最後の「スピンドクター」は、「なんじゃそりゃ」と突っ込みたくなると思いますので、是非とも読んで頂きたいです。

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    2025年11月27日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

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    竜崎はぶれない。相手がマトリでも引かない。正しい、こうあるべきということからぶれずシンプルなものの考え方だけど、そのシンプルさ故に人に伝えるのは難しい。竜崎は物事を素直に見てわかりやすく人に伝えてる。しかも警察官の署長だけど国として犯罪に向き合うので、マトリだろうと手を取り合う考え方を持ち手柄ということは気にしない。結果竜崎のペースになってる。そんな竜崎に魅力がありますね。

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    2025年11月27日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    前作の続きになります。前作が非常に面白かったので楽しみに読みましたが、こちらも面白い。シリーズですが、1作目を知らなくても読めるけど、1作目から読むのがおすすめです。

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    2025年11月27日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    面白いです。今年読んだ中では一番のおすすめです。これから読む人のために語らずにおくべきと思うので、一言だけ、捜査より人間関係に見応えあります。

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    2025年11月27日
  • 任侠シネマ

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    ネタバレ

    このシリーズはとても読みやすい。
    ヤクザの親分が、いつも金にならない仕事にいれ込み、その度にNo.2の代貸が苦労するお話。

    今回は廃業寸前の映画館を救うために、代貸の日村が振り回される。
    映画館と不動産を営む千住興業の社長が、映画館を辞め、社屋も売り、もっと省スペースのオフィスを検討している様子。
    映画好きの社長がなぜこのように考えるようになったのか。日村たち阿岐本組が動き出す。

    この阿岐本組は一般の人に迷惑にならないように気遣いを忘れない。礼儀も知っている。悪いことをしている様子もない。こんなヤクザは本当にいるのだろうか?
    毎回不思議に思うが、物語だから仕方ない笑

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    2025年11月26日
  • [新装版]リオ 警視庁強行犯係・樋口顕

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    今野敏さんが大好きながら、この樋口顕シリーズは初めて読んだ(もちろんシリーズがあることは認識していたが)。
    これまで隠蔽捜査の竜崎部長・公安の倉島警部補を中心に読んでいたため、今回の樋口顕のキャラクターには驚いた。悩み多き主人公に共感すら覚えた。
    しかしながら、竜崎部長や倉島警部補同様、芯の強さを感じ見習いたいと感じた。
    周囲のキャラクターも一癖も二癖もあり、今後のシリーズが大いに楽しみになった。
    余談だが、隠蔽捜査で先に知った田端捜査一課長の登場にはクスリと笑った。

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    2025年11月26日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今野敏「隠蔽捜査」シリーズ第12作目(2023年1月単行本、2025年9月文庫本)、スピンオフ短編集作品としては3作目、長編作品は9作。

    今回は竜崎が警視庁大森署署長時代と神奈川県警本部刑事部長になってからの時代の脇役達のエピソードが並行して描かれた短編9編(①空席②内助③荷物④選択⑤専門官⑥参事官⑦審議官⑧非違⑨信号)のスピンオフ作品だ。
    ①空席⑧非違は竜崎が大森署を去った後の大森署の面々のエピソードを描いた短編。
    ②内助③荷物④選択は竜崎が大森署時代の家族のエピソードを描いた短編。
    ⑤専門官⑥参事官⑦審議官⑨信号は竜崎が神奈川県警刑事部長に就任してからの竜崎と県警の面々との日常のエピソードを描いた短編。
    いずれも竜崎伸也(神奈川県警刑事部長、警視長、キャリア、47〜48歳位のはず)の周りの脇役達の物語であるが、全ての案件は竜崎の存在感に結びつく。
    隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集は、脇役の人物像の意外性や期待像を見せてくれる満足出来る短編集だ。

    ①空席
     竜崎を大森署から神奈川県警に送り出した直後で新署長がまだ着任していない状況の大森署の面々のエピソードだ。
     第二方面本部からの品川署管内で起こったひったくり事件に対する緊急配備の指示を受けた大森署が同時に起こった大森署管内のタクシー強盗事件の捜査に緊配を切り替えたことに対する方面本部の野間崎管理官の嫌がらせへの対応の物語。

     主な登場人物は大森署署長の竜崎伸也に、懐かしい面々の大森署の貝沼副署長、斎藤警務課長、久米地域課長、笹岡生活安全課長、関本刑事課長、戸高刑事課強行犯係巡査部長、根岸生活安全課少年係巡査、第二方面本部の弓削本部長、野間崎管理官、そして大森署の新署長が藍本小百合、北海道警の総務課長からの転任の美貌の40歳女性警視正だ。

    ひったくり事件とタクシー強盗事件の間に詐欺事件への対応で戸高巡査部長が刑事の勘で活躍、ひったくり事件とタクシー強盗事件への犯人へと結びつき、一挙に三つの事件が解決する。これも対応に悩んだ貝沼副署長と斎藤警務課長が竜崎にアドバイスを求めた結果だった。

    ②内助
     竜崎の妻の竜崎冴子が主人公の物語だ。竜崎がまだ大森署の署長の時代で大森署の管轄で起きた殺人事件に冴子が何か既視感を感じ、その既視感の理由を考え、調べていく内に犯人の人物像を突きとめてしまうという話。
    娘の美紀も登場してネット検索で冴子を手伝う。竜崎の素人で家族の意見も聞いて参考にするという姿勢も感じいい。

     主な登場人物は竜崎伸也の他、竜崎の妻の竜崎冴子、娘の竜崎美紀、息子の竜崎邦彦、警視庁の伊丹刑事部長。

    ③荷物
     竜崎の息子の竜崎邦彦が主人公の物語。やはり竜崎がまだ大森署の署長の時代で邦彦がポーランドからの女子留学生ヴェロニカと知り合い、そのヴェロニカから頼まれた荷物の受け取りで麻薬犯罪に巻き込まれたかも知れないと悩む話。
    隠蔽捜査シリーズ1作目で竜崎が警察庁総務課長から大森署の署長に左遷させられる原因となったのが邦彦のヘロイン所持(自首)だった為、また父親に迷惑かけることへの恐怖から一人悩むのだが、最後は竜崎にことの状況を全て話し相談したことで全て解決する。
    実際は麻薬でも何でもない物だったのだが…。

     主な登場人物は竜崎伸也の他、息子の竜崎邦彦、ポーランド人のヴェロニカとアントニ、そして戸高刑事。

    ④選択
     竜崎の娘の竜崎美紀が主人公の物語。これも竜崎がまだ大森署署長の時代の出来事で美紀が出勤途中で痴漢らしき男を取り押さえたことから始まる。
    理不尽な扱いを会社からも警察からもその容疑者からも受けて絶望するのだが、竜崎の助言で一気に自信を取り戻すスカッとする話だ。
    会社を辞めるか続けるか、警察の呼び出しに応じるか拒否するか、課長の誘いを受けるか断るか、正義を信じるか目を背けるか、選択は全て自分次第だと悟り、美紀は自分の人生に自信を取り戻すのだった。
     主な登場人物は竜崎美紀、美紀が勤める会社のプロジェクトリーダーの相田勝(美紀の味方)、課長の富岡芳秀(嫌な上司)、痴漢被害者実は痴漢詐欺の橋本久美、愛宕署刑事課巡査部長の増原(美紀を犯人の仲間だとして聴取する)、大森署刑事課の戸高、そして竜崎伸也に冴子。

    ⑤専門官
     今回は竜崎が神奈川県警に刑事部長として就任して間もない時の出来事だ。
    神奈川県警では警部待遇の警部補を専門官と呼んでいる。今回の主人公はその専門官と呼ばれている刑事課の矢板敬蔵警部補というベテラン刑事だ。年齢は捜査1課長の板橋武(警視)と同じだが、矢板警部補は部下一人の小隊長(班長)で、課長と小隊長では組織での立場は雲泥の差だ。
    神奈川県警の捜査1課長の下には20の中隊があり、20の中隊の下に50の小隊があるという。20人の中隊長の一人が中江達弘中隊長(警部)で、下には二つの小隊がありその一つが矢板小隊だ。矢板はやり手のベテラン刑事だが問題児で組織を無視した行動を取ることが多い。特にキャリアを毛嫌いしており、竜崎の前任の本郷刑事部長のことを公然と批判していた。刑事部長と班長(小隊長)では話も直接出来ない立場であるにも関わらずだ。
     神奈川県警の刑事総務課長や捜査1課長は竜崎相手に矢板が問題を起こさないように説得と監視をするが、県内で起こった連続強盗事件で竜崎が捜査本部を立てようとしていると勘違いした矢板が竜崎に直接捜査本部の設置を止めるようにと訴えようとするのだが…。
    しかし竜崎は矢板の事件解決の考えを聞いて即時に矢板に任せることを告げる。竜崎の捜査本部設置に関する考え方も矢板と同じ考えであり、今までのキャリアとは全く違う竜崎に戸惑い、以前の板橋と同じように竜崎の軍門に下るのも時間の問題のようだ。

     主な登場人物は竜崎伸也(神奈川県警刑事部長、警視長)、板橋武(刑事部捜査1課長、警視)、池辺渉(刑事総務課長、警視)、矢板敬蔵(刑事部捜査1課小隊長、警部補)、中江達弘(刑事部捜査1課中隊長、警部)。

    ⑥参事官
     今回も竜崎が神奈川県警刑事部長に就任して間もない時の出来事。仲が悪い二人の参事官(阿久津、平田)を何とか収めろという特命を本部長(佐藤)から受けた竜崎が逆に気が合い仲は良いという報告を本部長にする物語。

     主な登場人物は竜崎の他、佐藤実(神奈川県警本部長、警視監)、阿久津(41歳、神奈川県警刑事部参事官、警視正、キャリア)、平田清彦(51歳位、同 参事官兼組織犯罪対策本部長、警視正、ノンキャリア)、吉村(同 組織犯罪対策本部薬物銃器対策課長)、永田優子(34歳、同 刑事部捜査2課長、キャリア)、池辺渉(50歳、同 刑事総務課長、警視)。

    ⑦ 審議
     今回は竜崎が神奈川県警刑事部長に就任してからしばらく経っていくつかの事件を解決してからの出来事だ。前作「探花(隠蔽捜査9)」の続編のような展開の物語。
     警察庁長官官房の長瀬審議官から佐藤本部長に呼び出しが掛かり、要件の当事者であった竜崎が同行する。要件というのはNICSのリチャード・キジマ特別捜査官を東京での日本の事件捜査に参加させていたことに関する聴取であった。前作「探花(隠蔽捜査9)」の「横須賀殺人及び死体遺棄事件」をすぐに思い出した。
    当時指揮をとっていたのは竜崎刑事部長で、竜崎は長瀬審議官に説明するが長瀬はすこぶる機嫌が悪い。竜崎はどんな懲戒でも受ける気でいたが、必要以上に長瀬の機嫌が悪い意味が判らなかった。阿久津参事官に長瀬とNICSの関係の情報から長瀬の面子の問題だとわかり、竜崎の今までとは違った顔での対応をとり、面子を立てる事に成功してお咎め無しでうまく収めることに成功する。

     主な登場人物は竜崎の他、長瀬友昭(警察庁長官官房 審議官 刑事局担当、佐藤本部長より3期上、警視監)、佐藤実(神奈川県警本部長、警視監)、伊丹俊太郎(警察庁刑事部長、竜崎と同期で幼馴染、警視長)、阿久津(41歳、神奈川県警刑事部参事官、警視正、キャリア)、池辺渉(50歳、同 刑事総務課長、警視)、リチャード・キジマ(NICS/アメリカ海軍犯罪捜査局 特別捜査官)。

    ⑧非違
     今回も竜崎が神奈川県警刑事部長に就任してからしばらく経ってからの大森署の出来事だ。大森署に新署長が来てその新署長と第二方面本部の野間崎管理官とのやり取りと戸高刑事の勤務中のボートレース通いの非違行為の問題が取り出されたことへの新署長の見事な対処話の物語。

     主な登場人物は藍本小百合(大森署新署長、40歳、警視正、キャリア、超美人)、野間崎政嗣(第二方面本部 管理官)、貝沼悦郎(大森署副署長、警視)、斎藤治(大森署警務課長)、戸高善信(刑事課強行犯係、巡査部長)。

    ⑨信号
     竜崎が神奈川県警刑事部長に就任してからしばらく経ってからの県警内部の揉め事を竜崎が切れ味よく収める話だ。
     県警のキャリアだけの飲み会で、「車も通らない時刻で誰も見ていない信号を守るかどうかという話題」から県警本部長が放った言葉が記者に漏れて、ノンキャリアの交通部長が本部長を追求するのだが、助けを求められた竜崎がスパッと収める気持ちのいい話。

     主な登場人物は竜崎の他、佐藤実(県警本部長、警視監、キャリア)、八島(県警警務部長、警視長、キャリア、竜崎と同期)、東山(県警警備部長、キャリア、竜崎の一期下)、三島(県警交通部長、警視正、ノンキャリア、58歳)、永田優子(県警刑事部捜査2課長、キャリア、34歳)、阿久津(県警刑事部参事官、警視正、キャリア、41歳)。
      

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    2025年11月23日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    本編は短い間に読みすぎて少しマンネリ気味だったが、スピンオフの面白さは健在だった。
    やっぱり竜崎の事が好きだと再認識した。

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    2025年11月22日
  • 遠火 警視庁強行犯係・樋口顕

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    面白かったです
    自己評価の低い樋口さん 
    でも 樋口マジックとか言ってびっくりするくらい 周りの人を取り込んでいく
    殺人事件と少女買春の話
    よくない大人がかかわって事件にと発展してしまうけど 高校生は子供じゃない 自分の頭で考えて行動できるからね 

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    2025年11月21日
  • 暮鐘 東京湾臨海署安積班

    購入済み

    安積班と、相楽さんにハマってます。
    今回の最初の、働き方改革は、頷き難い。
    公務員の現場を知らない、お偉方さんが、言う事。
    農業・漁業その他の自営業には、全く当てはまら無い。
    それは置いといて、最後の、黒木が、カッコよかった。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2025年11月20日