今野敏のレビュー一覧

  • 審議官―隠蔽捜査9.5―
    今回は短編集。
    竜崎の周囲の人間が主人公となっている話揃っていた。個人的には、竜崎の奥さんの話が好き。短いお話でも、それぞれがとても面白く、あっという間に読めた。
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)
    大森署の署長から、新たに神奈川県警の刑事部長へとステージを移して展開される、竜崎 伸也の活躍を描く、『隠蔽捜査シリーズ』第8巻。

    新キャラクターの阿久津参事官や佐藤本部長等比較的に好意を持って迎え入れられる竜崎が、大森署時代とは違うどんな伝説を作り上げるだろうかと、期待値が大きくなっていきます❗...続きを読む
  • ボーダーライト
    その少女の歌を、聴いてはいけない――。

    なぜか神奈川県内で薬物売買や売春などの少年犯罪が急増しはじめた。県警少年捜査課の高尾勇と部下の丸木正太が一連の事件を洗い始めると、彼らは“普通の高校生”で、いずれも人気バンド「スカG」のボーカル「ミサキ」の信奉者だった。果たして、彼女は事件に関係しているのか...続きを読む
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―
    久しぶりの隠蔽捜査シリーズ、スピンオフ。
    竜崎が去った後の大森署での出来事、竜崎の奥さん、息子の話、探花に出てきた同期の八島も登場。
    すべて面白かった。
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―
    竜崎の周りの人の話。

    面白くってイッキ読みでした。

    こんな本部長が着たのか!?と、相手が驚きの反応をするのはお約束なのですが、見る方にとっては毎回面白いです。
  • サーベル警視庁
    今野敏先生の初の明治警察小説という事で、読み進められるか不安だったが、歴史の復習になり良かった。
    登場人物も、歴史の学習上、よく出てくる人物も交えられていて、気持ちよく読み進められた。
  • ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル
    同僚に借りたSTシリーズです。どの話も読みやすくて面白いですが、特にこの赤の調査ファイルは好きです。

    医療ミスって本当に証明するのが難しいんだなと思いました。誤診もカルテの改竄も不可抗力とみなされる。明らかに悪意があったという証明にSTも苦労します。

    皆キャラが濃いし欠点も多いのですが、それぞれ...続きを読む
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
    天才ひまわりめろんさんの感想を読んで読みたくなった本。その②。

    一作目よりさらに面白い!!
    益々竜崎のファンになってしまう。

    一作目、竜崎家の長男の不祥事から、大森署署長へ左遷された竜崎。
    着任早々強盗事件が起こり緊急配備の結果、3人組の犯人の1人を逃してしまう。
    同時に小料理屋で喧嘩があったと...続きを読む
  • ペトロ 警視庁捜査一課・碓氷弘一5
     警視庁捜査一課、碓氷弘一。48歳。
     腹の出た体をくたびれた背広に包み、薄くなってきた頭髪を気にするサエない中年男だ。近ごろ警部補に昇進し、第5係最年長ということもあって、鈴木係長の番頭的な存在になっている。

     そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ5作目。
          ...続きを読む
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)
    隠蔽捜査シリーズ第5作

    与党の大物議員牛丸が姿を消した。
    大森署管内で議員の車が発見され、車内には運転手の他殺体が残されていた。
    そして犯人と名乗る男から、牛丸を誘拐したと電話が入る。
    その後の捜査で犯人と牛丸が横須賀にいる可能性が高くなったため、横須賀署に前線本部を組織し、竜崎が指揮を取ることと...続きを読む
  • 夏空 東京湾臨海署安積班
    読み始めた途端にいつでもこの世界観に帰ってこれるところが、このシリーズの良いところ。

    黄金メンバーたちは変わらないが、扱う事件が今の御時世だなぁ。
  • 一夜―隠蔽捜査10―
    隠蔽捜査シリーズ、このシリーズ好きなので…
    竜崎部長のブレないところとか。

    今回は、事件に関連して作家が登場します。
    純文学とエンタメ作家は、友だちなのか仲間なのか。
    ものを創り出すという事、ファンになるという事。

    竜崎の息子が大学に通う意味が見出せず、苦労して入った東大を辞めたいと言い出すが、...続きを読む
  • 夏空 東京湾臨海署安積班
    安積さんの良さが分かる短編集。
    そろそろ長編も読みたいが...
    どんな仕事も人柄、信念って大事だよね。
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)
    今野敏といえば警察小説というイメージだが、随分前に一作読んだことがあるのみだった。
    先日読んだ堂場瞬一がガッカリだったので、何か警察小説で良いのがないかと思って読んでみた。

    まず、この作者は難しい言葉、漢字などは一切使わず、読みやすい文章に好感が持てた。
    ストーリーとしては、警察官僚(キャリア)で...続きを読む
  • 天を測る
    幕末の技術者、小野友五郎の生き様を描いた歴史小説。歴史の前提知識があまり無くても割と読みやすい。
    測量技術者として計算に絶対の自信を持ち、アメリカ人相手にも臆することのない友五郎の技術者魂に心打たれた。計算は嘘をつかないという信念の元淡々と仕事をこなすのが常の友五郎だが、激変する環境に翻弄される中で...続きを読む
  • 大義 横浜みなとみらい署暴対係
    みなとみらい署 チーム諸橋!
    それぞれのエピソードで 楽しかった

    どの話もクスッと笑える話になっているのがさすがです 
  • マインド 警視庁捜査一課・碓氷弘一6
     警視庁捜査一課、碓氷弘一。48歳。
     腹の出た体をくたびれた背広に包み、薄くなってきた頭髪を気にするサエない中年男だ。近ごろ警部補に昇進し、第5係最年長ということもあって鈴木係長の番頭的な存在になっている。

     そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ6作目。
           ...続きを読む
  • 去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)
    2018年(発出2016年) 428ページ

    今回も安定の面白さです。もはやおなじみのパターンではありますが、読み始めると一気に読めてしまうんですね。

    今作はストーカーをテーマに事件が繰り広げられます。
    警察庁による指示のもと、ストーカー対策チームを編成した矢先に、管内でストーカーによる殺人、誘拐...続きを読む
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)
    2022年(発出2020年) 425ページ

    文庫本の表紙の写真は、神奈川県警本部庁舎でしょうか。『ビルの上階に円盤を埋め込んだような独特のデザイン』とあり、表紙カバーをマジマジと眺めました。

    神奈川県警にきても、竜崎は変わりません。面白さも変わりません。ご都合主義のような終わり方でも、それが竜崎...続きを読む
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)
    2017年(発出2014年) 321ページ
    (2月読書……6258ページ 洋書117ページ)

    竜崎伸也を取り巻く人たちの7編のスピンオフ作品集です。

    『漏洩』……まるでホテルマンのような大森署の貝沼副署長。捜査情報を新聞にすっぱ抜かれ、朝から何やら工作を⁉︎
    『訓練』……竜崎伸也が恋した女性キャ...続きを読む