今野敏のレビュー一覧

  • 任侠書房

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    ネタバレ

    任侠書房
    今回は梅之木書房の立て直しである。組長自ら社長となり代貸の日村も役員として奮闘する。倒産寸前の出版社が本当に甦るのか半信半疑であったが、日村以下組員の斬新なアイデアと思い切った行動で徐々に書房の前途が明るくなる。不思議な現象であるが当初敬遠していた社員も新しい経営陣になびいていくのだ。赤字倒産間近の出版社が黒字経営も見えてくる。そんな中舎弟の真吉が警察に連行され、代貸日村の命を賭けた救出作戦は感動もの。どんでん返しの結末は『あっ』と思わせる。次作が楽しみだ。

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    2026年05月06日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    警察庁のキャリア官僚・竜崎伸也は、組織の都合や空気よりも、法と原則を重んじる人物。警察内部で起きる不祥事と事件を前に、組織防衛に傾きがちな周囲との間で軋轢を生みながらも、自分の信念に従って真相へ向き合っていく。

    面白かった。
    読み始めた時は、正直「なんだこの主人公は?」という印象だった。いかにも警察ドラマに出てくるキャリア官僚の嫌な部分を、さらに極端にしたような人物。融通が利かず、空気も読まず、上から目線にも見える。間違っても自分の上司にはしたくないタイプだと思った。

    ところが読み進めるうちに、その違和感が少しずつ変わっていく。竜崎伸也は、途中で急に人間味を見せて好感度を上げるような主人公

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    2026年05月05日
  • 任侠シネマ

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    任侠シネマ
    任侠シリーズの裏社会までも細かく表現する今野敏作品は読み応えがある。下町人情が色濃く残る商店エリアに縄張りを持つ暴力団組事務所。普段組事務所の中を覗くことなど到底出来ないが、裏社会の側からリアルに覗ける面白い作品である。組長自らが大好きな映画を存続させるために奮闘する親分は貫禄十分だし人情も厚い。今回はいつも頼りない北綾瀬署の刑事課刑事甘糟巡査部長の良さが光った。そして日曜洋画劇場の解説者淀川長治の『映画って本当にいいですね』さよなら・さよなら・さよならを思い出した。

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    2026年04月30日
  • 任侠浴場

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    任侠浴場
    最初任侠シリーズは敬遠していたが、作品は5冊ほどあるので試しにこの「任侠浴場」を読んでみた。表紙も見た目からマンガぽくってちょっとと思っていた。それが読み進むうちにハマった。阿岐本組組長の人柄がいい。正に人情味溢れる昔ながらのヤクザだ。その子分たちも躾が行き届いた親分思いの輩である。これはシリーズものとして面白いのではないかと思っている。物語は赤坂の潰れかけた銭湯の立て直しに一役買う話だが、阿岐本組組長の魔法の様な手当てがその債権を救っていく。次作が楽しみになって来た。

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    2026年04月26日
  • 天を測る

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    ネタバレ

    今まで数多くの歴史小説を読んできて、ここまで勝と福沢が少し嫌な奴に見える本は初めて読みましたw
    ただ主役の小野から見ると2人はこんな感じに見えたんだと新鮮な気持ちで読むことができました。
    歴史好きを自称している私もまだまだだなと思いました。
    世の中は足し算で作れるようになりたい!

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    2026年04月18日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    今野さんの隠蔽捜査シリーズは相変わらず竜崎さんの人間性がクセになる1冊で一気に読み終わってしまいました。自分の竜崎さんのようになりたいと思いファンになります。

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    2026年04月16日
  • 変幻

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    変幻
    警察学校同期3人の深い絆がもたらす物語である。3人とも働く部署は異なるが、いずれも優秀な選ばれし若者である。同じ釜の飯を食い、数ヶ月の在校期間を共にしたものだけが感じとれる特殊な感情と能力を共感する、本当に兄弟以上の血を分けた者の絆を感じ取れる。殺人事件解決にも麻取の潜入捜査にも中心となって活躍できる身体体力と頭脳を兼ね備えた同期は羨ましい。面白かった。

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    2026年04月12日
  • 継続捜査ゼミ

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    継続捜査ゼミ
    ゼミとは大学での授業の一環であるが、これが実際の未解決事件捜査の継続捜査になるとは思いもしなかった。女子大ゼミの講師(小早川)が元警察学校の校長で現役時代はバリバリのやり手刑事であった。そして、ゼミ生はこの女子大のそれぞれ魅力的な5人である。最初は女子大内で起きた2件の事件から犯人を割り出していくが、5人の個性と素晴らしい能力で犯人が解明する。それから本格的な継続捜査では、本来の未解決事件へと物語は進むのだが、小早川講師の絶妙な誘導によるヒントがゼミ生の能力を引き出していることに感服する。実際にこの継続捜査ゼミが、事件解決の糸口になるとは恐れ入ったが、今野敏作品の物語としては納得

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    2026年04月11日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    竜崎刑事部長はいつも通り、生真面目で柔軟で仕事ができる。理想の上司であり人だ。
    鎌倉という特殊な環境でも竜崎氏は自分を変えない。
    一方八島刑務部長は人脈作りにスリスリするタイプ。嫌な上司の典型。
    竜崎氏の次の活躍が楽しみ

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    2026年04月10日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    今野敏さんと言えばさまざまなシリーズものを手がけています

    やはり代表作は『隠蔽捜査シリーズ』ではないでしょうか
    ブク友さんの中でも着々と竜崎ファンは増えていますしね


    しかーし、竜崎だけではないです!


    『隠蔽捜査シリーズ』と並ぶ代表作として、人情味溢れる刑事たちが活躍する『安積班シリーズ』も推すべきではないでしょうか

    臨海署のメンバー好きです

    安積係長好き

    村チョウ好き

    須田も黒木も桜井もいい


    だけどやっぱり紅一点!


    水野がだーいすき♡
    (やっぱり美人好きかい!)


    竜崎!竜崎!竜崎!って言ってるそこのあなた!
    まだ『安積班シリーズ』読んでないなら読みなさいよぉ〜!

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    2026年04月06日
  • アンカー(スクープシリーズ)

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    飄々としてて不思議な魅力の魔法使いみたいな布施さんの魅力が絶妙だと思う。鳩村さんには、苛立ちを感じたりしてしまったが結果的にはいい感じに落とし込まれている。テレビ業界はもはや斜陽産業なのだという焦りもあったり、ニュースイレブンのメンバー達のまとまっていく姿も変化していくところも感慨深い。『一流の職人は手を抜かない。一流でない者は慣れに甘える』

    実際、検挙されているのは、犯罪性を疑われる遺体の数の5%に過ぎないっていうのは信じがたく何か隠されている気配を想像してしまう。

    「私たちにはもう、それしかやることがないのです」被害者の両親の言葉が切なく悲しく胸に痛みを感じた。

    犯人の心理については

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    2026年04月05日
  • マル暴総監

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    マル暴総監 
    いや〜凄い まさかの逆さまだ。ほんとに。信じられない。これは面白い。今野敏作品はこれだからやめられない。これは是非任侠シリーズも読ませていただきます。今回の事件解決のご褒美はキャバクラとは洒落ています。ご馳走様でした。

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    2026年04月04日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    相変わらず読ませるシリーズ。今回はミステリー的な妙味は乏しいけれども、群像劇として読ませる感じ。竜崎は普通の人に近付いている中、今後のシリーズの行方も気になるところ。

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    2026年04月04日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    このシリーズはサクサク一気に読めて面白い。
    今回は犯罪捜査より臨海署内の問題を、安積が庶務係のように対応解決する、ある意味で平和な一冊であった。
    安積班の5人のキャラクターもお馴染みになり、安定した物語の展開を次作にも期待してしまう。
    軽く面白い警察小説と思う。

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    2026年04月04日
  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    竜崎の神奈川県警の刑事部長編の二作目。
    横須賀市で発生した殺人事件。土地柄もあってか在日米軍の海軍犯罪捜査局の特別捜査官も参加しての捜査になることに。
    こういう人物ばっかりだったら、米軍の問題は少なくなるのではないかな、と思わせるような理想的な人だった。

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    2026年03月31日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    女性スキャンダルで週刊誌に追われる大物代議士宅への放火の疑いで、現場にいたユーチューバーを追う竜崎。ライバル・八島と所轄による権力者への忖度が通常捜査を妨げる中、殺人事件が発生し…。

    いつもの竜崎、いつもの伊丹…ブレないキャラとスピード感ある展開。殺人の動機がちょっと弱い気もしたけれど。IT時代に適応する新しい登場人物も魅力的に描かれていて、今後も隠蔽捜査シリーズで活躍しそう。
    (B)

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    2026年03月31日
  • 流行作家は伊達じゃない

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    流行作家は伊達じゃない
    今野敏の生い立ちを書いた作品である。まさに生まれた北海道の宝物が東京に進出して有名作家になるまでのエッセイを描いている。大好きな今野敏が、どのように生まれたのかを共有することが出来てとても幸せ。読んで良かった。作家としての才能は、やはり努力、努力、努力でした。改めてリスペクトし、これからも読み続けたいと思います。

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    2026年03月29日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    竜崎さん、今度は政治家絡み…

    ほんまかは、知らんけど、鎌倉の由緒正しい政治家の家系のとこには、警察も気を使わなあかんのか…
    まぁ、コソッと京都同じみたいに描かれてたけど。
    まぁ、警察庁長官とかなら、政治家になんか言われたりするんかな。政治的なもんを現場に持ち込むのは…ちょっと…

    鎌倉署で、2世議員みたいな若いのが、女優さんとスキャンダル!
    それに絡んでか、火事に、殺人にと。
    その家に絡むだけで、鎌倉署の幹部連中は、腫れ物に触るような感じ。
    そんな中で、竜崎さんは、予想通り別格で、更に2世議員のお父ちゃんの与党の重鎮に気に入られる。気さくなおじいちゃんって感じやけど、出るとこ出たら怖いんやろ

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    2026年03月29日
  • 任侠書房

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    組としては小さくても、親分さんや代貸を尊敬して慕うみんな、お互いの信頼関係に感動!何とかその会社を救おうと本気で取り組む人、その心意気に心で返す書房の幹部!万年筆の話も良かった。やはり今野敏さんの小説は最高だ!

    ヤクザが住みにくいということは、一般の人も住みにくいはずだと、日村は思う。
    つまりおおらかさがなくなっているのだ。他人とちゃんと付き合うことができない。礼儀も知らなければ、気配りもない〜。の一連の文章には納得。

    読んですぐに感想を書くように努力しようと思う!

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    2026年03月27日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    警察組織をあまり知らなくても楽しかった。組織内の政治的なかけひき、縦割りな感じがリアル。竜崎は変人といわれていたけど、まっすぐで有能な感じがすきで気に入りました!シリーズ読もう。

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    2026年03月27日