今野敏のレビュー一覧

  • ヘッドライン(スクープシリーズ)
    報道番組「ニュース・イレブン」の遊軍記者、布施京一のシリーズ第二弾。今回、布施が興味を持って追いかけ始めたのは、まずは一年前に起きた女性の猟奇殺人事件。そして、六本木で若者の間ではやっているドラッグ売買と、ドラッグに近づいた若い女性の失踪事件。失踪した女性たちは、家出していたり地方からあてもなく上京...続きを読む
  • クローズアップ(スクープシリーズ)
    夜の報道番組「ニュース・イレブン」の遊軍記者、布施京一を主人公にする「スクープ・シリーズ」の第三弾。端緒は、早朝の繁華街で刺殺体で発見された週刊誌記者。夜遊びと飲み歩きの中で偶然、その現場の映像の撮影に成功した布施のスクープ映像から本作のストーリーは展開していく。
    最初はちょっとしたスクープ映像だと...続きを読む
  • 任侠書房
    大きな栗あたまの片山さんが真吉のことを「若い人」じゃなくて真吉って呼んでやってくれとか、
    苦労性の日村があんたは1人で抱えすぎるって言われるのがよかった

    見ててくれる人がいるってやっぱり大事
    肩書判断ではなく個人単位での違いに目を向けられるようになりたいと思わされる

    任侠の世界の義理やメンツ立て...続きを読む
  • 任侠楽団
    今野敏さんの小説が好きでいろいろ読んでいるが、表紙からコメディタッチだなと、あまり期待せずに読んだが、とても面白かった。日村の親分と碓氷刑事への心の中でのツッコミが面白くて、何度も笑わせてもらった。今野さんはこういう小説も書けるんだと驚いた。

    刑事とヤクザの親分が協力しあうのも面白い展開で、親分と...続きを読む
  • 任侠シネマ
    任侠シリーズ第5弾!
    映画館って、やっぱり独特の雰囲気やもんな。
    あの始まる前のワクワク感とか、たまらんし!
    やっぱり、大画面で観るのは、家でNetflixとかで観るのとは、一味も二味も違う!
    今でも、月に数回は観に行ってる私にとっては、潰れて欲しくない!

    今回は、そういうミニシアター的な映画館を...続きを読む
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―

    一気読み

    今作も一気に読んでしまいました。
    竜崎さんみたいに周りに良い影響を与えるような人間に憧れます
    これからも期待しております。
  • 殺人ライセンス
    ネットを上手く利用したなと思った
    下手に工作しない方がバレなかったんじゃないかな

    相沢が自分勝手で腹が立ったけど、ちゃんと家族と話し合って解決したので良かった
    麻理と祥子、キュウとタモツの関係もいいなぁと思った

    ラストでは疑問だったことが一気に解決してスッキリ読み終わりました
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)
    伊丹さんが主役のスピンオフ。
    だいぶ無理をしているようでw
    本編を読んでいるので、そんな裏話があったのね。と楽しめる短編集です。
    竜崎さんとはいいコンビだと思います。
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)
    吉川英治文学新人賞受賞作

    東大から警察官僚にまで上り詰めた竜崎伸也は、長官官房の総務課長。

    家庭のことは妻に任せっきりであり、有名私大に合格した息子に東大以外は大学ではないと浪人させ、部下にも心を許さない。
    原理原則を大切にし、不正や隠し事は一切しない。
    まわりからは変人と呼ばれている。

    調和...続きを読む
  • スクープ(スクープシリーズ)
    今野さんの作品を初めて読みました。
    黒田さんと布施さんのやり取り好きです。
    続編が出ているようなので、そちらも読んでみたいです。
  • 任侠病院
    今回は病院の立て直しに関わってしまう阿岐本組。
    もちろん組長の気まぐれ?で。
    病院という重要な場所なのに、問題は根の深いものだと知りました。
    冷や冷やしながら組長の指示に従い仕事をする日村。
    そんな上手い話はないだろう。
    だけどこのシリーズは、生活していく上での教科書に思えます。


    真吉が無愛想で...続きを読む
  • 確証
    2023/3/5
    おもしろかった。
    ちょうどよかった。
    今の私にシンデレラフィット。
    シンデレラフィットって使いたかっただけ。
    脳が老いてきたのか、疲れてるだけど思いたいんだけど、小難しいのしんどいねんってなってる私にちょうどよかった。
    今野敏間違いない。
  • 暮鐘 東京湾臨海署安積班
    安積班のメンバーそれぞれメインの短編集。

    ドラマでは感じなかったが、小説では安積が村雨の言葉にカチンとくる表現があり、気になる。

    村雨の後ろに控えのようにいる桜井が実は芯がしっかりしていて、大物感があるのをよく村雨がわかっているのにぐっときた。「へこまない、落ち込まない、頑固でめげることをしらな...続きを読む
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

    隠蔽捜査3

    竜崎さんが人間味を増した。面白くて一気に読んだ。警察組織の事はよく分からないが、側から見たら面倒くさそう!縄張りやらメンツやら足の引っ張り合い。それでも竜崎さんの理性が上回った時スカッとしました
  • 探花―隠蔽捜査9―
    横須賀のヴェルニー公園で死体が発見される。白人男性の不審者を見たという目撃が出たことで捜査は米軍NCISのキジマ特別捜査官の協力を得ることになる。
    一方で福岡県警から神奈川県警に異動になった同期の八島警務部長は事件関係者に関わっていることがわかる。
    捜査の撹乱を狙っての証言から薬物運搬とバックにいる...続きを読む
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)
    唐変木の恋愛。
    竜崎も恋をするんだなw
    本人曰く、失恋もしたと言ってるし、結婚もしてるから恋愛してても不思議ではないけど、あの竜崎から恋愛していた所は想像できない。
    だから、自分の気持ちに動揺する竜崎は読んでて面白かった。
    女性への気持ちの整理の仕方が、個人的に勉強になった。
    事件もスカッと解決でき...続きを読む
  • 無明 警視庁強行犯係・樋口顕
    隠蔽操作に通ずるような
    真実の追求をしようとする樋口さん素晴らしい。
    「私の立場などどうでもいい。また、正しいと思うことが抹殺されるような組織なら、未練はありません。組織が正しく運用されるための規則であり秩序でしょう。秩序のために警察組織があるわけではありません」 この言葉にしびれた。

    警察のメン...続きを読む
  • 探花―隠蔽捜査9―

    隠蔽捜査の第9弾です。今回も面白かったです^_^
    今回は横須賀が舞台で、千葉、東京、福岡と広域に渡り、事件解決の糸口を探って行きます。
    竜崎部長の原理原則を元に考える思考が好きなんです。
    それとそれに魅了されて変化していく周りの人たちも。こんな上司になりたいと思いつつ、心配ごとや困りごとにハラハラ...続きを読む
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
    2作目もほぼ一気読み。
    真面目すぎて一見付き合いにくそうな人だけど、フラットに人や物事を見れる、そのおかげで冷静に事件に対応できて解決に導く。
    感情に左右されず、フラットな視点から物事を観察できる人は羨ましく思えるし、とても好きなキャラなので、このクソ真面目な主人公は好き。
    もちろん、ストーリーも面...続きを読む
  • 無明 警視庁強行犯係・樋口顕
    今野敏の作品にハズレ無し 毎回楽しませていただいております。今作品もテレビで放送されました。放送を観てから改めて読み直しても楽しめました。これからも期待しております。