今野敏のレビュー一覧

  • 曙光の街【新カバー版】

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    曙光の街 今野敏

    今野敏『曙光の街』は、公安警察の捜査と国際的な諜報の影が交差する、緊張感あふれる作品だった。特に印象的なのは、元KGBのヴィクトルがヤクザの組長を暗殺する場面で、感情を排した冷静な判断、無駄のない動き、周到な準備が描かれ、現実に起こり得るのではと思わせるほどのリアルさがあった。その非情さが、国家や組織の論理に生きる人間の怖さを際立たせている。一方で、主人公たち公安側の地道な捜査や葛藤も丁寧に描かれ、派手さよりも現実味を重視した点が本作の魅力だ。静かながら重厚で、読み終えた後に社会の裏側を考えさせられる一冊だった。

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    2026年01月02日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    2026年初読み。
    とても暖かい気分で読み終えました。
    あの竜崎さんにこんな感情あったのか・・・・感心感心。
    大好きな竜崎さん、もっともっと、惹き込まれてしまった。
    また会いたい・・・・・と、
    今年もたくさん楽しく読書しよう!

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    2026年01月01日
  • 確証

    購入済み

    心癒される、そして、心温まる話でした。
    盗っ人にも、プライドが有る。そんな盗っ人って、凄いなあー。
    そして、それを追う刑事にも、プライドと、盗っ人の心が読める。
    基本的に人を殺さない。というとこが、偉いなー。

    #カッコいい #ほのぼの #共感する

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    2025年12月30日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    警察官僚・竜崎伸也の、変人とまで評される独特の生き方が強く印象に残った。警察組織の中でも、家庭においても追い詰められた状況に置かれた彼が、そこでどう決断を下し、行動していくのかに自然と引き込まれていく。
    派手なアクションはないものの、どの場面にも張り詰めた緊張感があり、その静かな迫力に魅了される作品。

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    2025年12月28日
  • 白夜街道【新カバー版】

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    ロシアマフィア×元KGB×公安。
    カチカチの国際サスペンスだけど、歴史背景も効いていて意外とスイスイ進む。
    アクションも推理も程よく、シリーズ2作目として満足度高め。これは読み物として楽しい。

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    2025年12月27日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    シリーズ2作目にして一風変わった展開に驚いた。
    本作にて感じたのは3点。
    ・刑事の捜査はチームプレイの連携、積み上げにて完成すること
    ・一般市民の協力なくして解決は絶対できないということは
    ・夫婦の絆にはいろいろある、まして1998年当時の形と今の形には大きな違いがあるかも?
    隠蔽捜査シリーズが大好きだが、ますます樋口顕シリーズが楽しみになった。

    気になっているのは樋口夫妻が城島さんに詫びに行ったか?ということ。

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    2025年12月26日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    船越義珍という人物を通して学ぶ、近代空手の歴史

    読んだきっかけ

    作者の今野敏さんのエッセイを読み、さらに調べてみると空手の歴史上の人物に関する本をいくつも書かれていることを知りました。その中で特におすすめされていたのが本書だったため、手に取りました。

    内容を一言で言うと

    松濤館流の創設者・船越義珍の生涯を描きながら、明治以降に沖縄の空手が日本全国へと広まっていく過程をまとめた「近代空手の成り立ち」を伝える一冊です。

    得られた学び

    これまで自分は空手の歴史についてほとんど知らなかったのですが、本書を通して多くを学ぶことができました。特に、沖縄の宝ともいえる「型」の重要性、そして近代空

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    2025年12月22日
  • 武士猿(琉球空手シリーズ)

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    最強の空手家・本部朝基に学ぶ“強さ”の原点

    【読んだきっかけ】
    同じ作者の『義珍の拳』を読み、そこに登場する本部朝基に興味を持ったから。

    【内容を一言で】
    沖縄空手の最強の男・本部朝基の一代記。リアル版「空手バカ一代」。

    【得られた学び】
    ・夫婦手(両手で攻撃と防御を同時に行う技法)
    ・年齢を重ねても強くなるには筋力ではなく「筋骨」(チンクチ)を活かすこと
    ・ナイファンチが空手のすべての原点であること
    ・「間合い」と「拍子(タイミング)」の重要性

    【自分への影響】
    「間合い」と「拍子(タイミング)」、「相手の呼吸」、「チンクチ(骨と筋肉の連動)」を意識すれば、五十代、六十代になっても強

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    2025年12月22日
  • 宗棍(琉球空手シリーズ)

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    沖縄空手の型を築いた男・松村宗棍を読む

    【読んだきっかけ】
    同じ作者の『義珍の拳』『武士猿』を読み、そこに登場する松村宗棍に興味を持ったから。

    【内容を一言で】
    糸洲安恒や安里安恒の師匠であり、江戸〜明治初期に空手の「型」や「巻き藁」を整えた人物。この人がいなければ、現代の空手の型は存在しなかっただろう。

    【得られた学び】
    ・下半身の強さの重要性
    ・琉球王国と清国との深い絆

    【自分への影響】
    ・下半身強化の必要性を改めて痛感した。
    ・船越義珍、本部朝基の本を読んだ後、その師匠の師匠である松村宗棍の生涯を知ることで、どんなに偉大な師匠でも最初は見習い弟子であり、長い鍛錬を経て師匠へと成長

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    2025年12月22日
  • チャンミーグヮー

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    「挫折から再起へ──喜屋武朝徳が示す空手道の原点

    【読んだきっかけ】
    今野敏先生の『義珍の拳』『武士猿』『宗棍』を読み、その中で本部朝基の親戚であり、幼少期から切磋琢磨し、さらに松村宗棍の最晩年の弟子である喜屋武(きやん)朝徳――チャンミーグワ(「ミー=目」「グワ=小さい」、キヤン=チャン?)の物語に興味を持ったからです。

    【内容を一言で】
    江戸から明治へと時代が移り変わる中で、一度は人生に挫折しながらも再起し、後に松林流や少林寺流の開祖たちの師匠として、沖縄空手史に欠かせない存在となった喜屋武朝徳の物語。

    【得られた学び】
    ・沖縄空手の重要人物でありながら、これまであまり知られていなか

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    2025年12月22日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    今年の6月に「隠蔽捜査」シリーズを知り読み始め。
    12月中旬となり、「9.5」まで全て★5と楽しみまくり。
    既刊最終刊の「10」は年末の楽しみに・・・!
    2025年、今年の漢字は
    ・・・・【竜崎署長】・・・
    となりました・・・・・・・・4文字!!

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    2025年12月14日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    今回も竜崎さんの考え方行動に自信をもらえるとともに、とても面白い作品でした。自分に自信がなかったり、自分の行動に不安を持っている人はこの隠蔽捜査シリーズの竜崎さんの行動にはとても勇気がもらえると思います。

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    2025年12月06日
  • 白夜街道【新カバー版】

    購入済み

    1巻から4年経っているけど、ロシア組、再登場。
    倉島が、もの凄く成長してる。
    ヴィクトルがやっぱり、カッコいい。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #シュール

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    2025年11月28日
  • ニンジャ 公安外事・倉島警部補

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    短編集なので、すぐに読めました。
    倉島警部補シリーズは久しぶりに読んだのですが、現在の外交問題が所々に反映されていました。
    興味を持たれた方は早めにお読みになることをおすすめします。
    短編集ですが、私が気に入った話は、本の題名にもなっている「ニンジャ」です。
    目立たない伊藤氏が活躍します。
    また、最後の「スピンドクター」は、「なんじゃそりゃ」と突っ込みたくなると思いますので、是非とも読んで頂きたいです。

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    2025年11月27日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

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    竜崎はぶれない。相手がマトリでも引かない。正しい、こうあるべきということからぶれずシンプルなものの考え方だけど、そのシンプルさ故に人に伝えるのは難しい。竜崎は物事を素直に見てわかりやすく人に伝えてる。しかも警察官の署長だけど国として犯罪に向き合うので、マトリだろうと手を取り合う考え方を持ち手柄ということは気にしない。結果竜崎のペースになってる。そんな竜崎に魅力がありますね。

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    2025年11月27日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    面白いです。今年読んだ中では一番のおすすめです。これから読む人のために語らずにおくべきと思うので、一言だけ、捜査より人間関係に見応えあります。

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    2025年11月27日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    前作の続きになります。前作が非常に面白かったので楽しみに読みましたが、こちらも面白い。シリーズですが、1作目を知らなくても読めるけど、1作目から読むのがおすすめです。

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    2025年11月27日
  • 任侠シネマ

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    ネタバレ

    このシリーズはとても読みやすい。
    ヤクザの親分が、いつも金にならない仕事にいれ込み、その度にNo.2の代貸が苦労するお話。

    今回は廃業寸前の映画館を救うために、代貸の日村が振り回される。
    映画館と不動産を営む千住興業の社長が、映画館を辞め、社屋も売り、もっと省スペースのオフィスを検討している様子。
    映画好きの社長がなぜこのように考えるようになったのか。日村たち阿岐本組が動き出す。

    この阿岐本組は一般の人に迷惑にならないように気遣いを忘れない。礼儀も知っている。悪いことをしている様子もない。こんなヤクザは本当にいるのだろうか?
    毎回不思議に思うが、物語だから仕方ない笑

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    2025年11月26日
  • [新装版]リオ 警視庁強行犯係・樋口顕

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    今野敏さんが大好きながら、この樋口顕シリーズは初めて読んだ(もちろんシリーズがあることは認識していたが)。
    これまで隠蔽捜査の竜崎部長・公安の倉島警部補を中心に読んでいたため、今回の樋口顕のキャラクターには驚いた。悩み多き主人公に共感すら覚えた。
    しかしながら、竜崎部長や倉島警部補同様、芯の強さを感じ見習いたいと感じた。
    周囲のキャラクターも一癖も二癖もあり、今後のシリーズが大いに楽しみになった。
    余談だが、隠蔽捜査で先に知った田端捜査一課長の登場にはクスリと笑った。

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    2025年11月26日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今野敏「隠蔽捜査」シリーズ第12作目(2023年1月単行本、2025年9月文庫本)、スピンオフ短編集作品としては3作目、長編作品は9作。

    今回は竜崎が警視庁大森署署長時代と神奈川県警本部刑事部長になってからの時代の脇役達のエピソードが並行して描かれた短編9編(①空席②内助③荷物④選択⑤専門官⑥参事官⑦審議官⑧非違⑨信号)のスピンオフ作品だ。
    ①空席⑧非違は竜崎が大森署を去った後の大森署の面々のエピソードを描いた短編。
    ②内助③荷物④選択は竜崎が大森署時代の家族のエピソードを描いた短編。
    ⑤専門官⑥参事官⑦審議官⑨信号は竜崎が神奈川県警刑事部長に就任してからの竜崎と県警の面々との日常のエピソー

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    2025年11月23日