【感想・ネタバレ】任侠楽団のレビュー

あらすじ

義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。今度は公演間近のオーケストラ!? ヤクザということがばれないように、代貸の日村誠司はコンサルティング会社の社員を装う。楽団員同士のいざこざが頻発する中、指揮者が襲撃される事件が発生! 警視庁捜査一課からあの名(?)刑事がやってきて――。
大好評「任侠」シリーズ第六弾!
〈解説〉村田雅幸

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Posted by ブクログ

ネタバレ

勧められて読んだ。
とても読みやすかった。
義理人情に厚いヤクザの組長・阿岐本がオーケストラ内のトラブルを解決するストーリー。

なぜヤクザが?と思うがそのあたりは上手に書かれている。ヤクザと聞くと一般の人は驚いてしまうのでコンサルティング会社を装って楽団に関わっていく。
会話の姿勢は丁寧で、礼儀正しい。やはり大物は違う。話を聞く際も、相手に話をさせるような質問もさすが。
このようなヤクザならいても良いかなと思ってしまう。

任侠シリーズで何部か出ているようなので、全て読んでいきたいと思う。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズ。
これまでは、ひとつずつ問題点を改善していくようか筋書だったと記憶している。
対して今回はミステリー色強めで、日村と同様に最後までハラハラさせられた気がする。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

今野敏『任侠楽団』中公文庫。

『任侠』シリーズ第6弾。

安心安定の面白さ。何と今回は『アキハバラ』『パラレル』などでお馴染みの刑事、碓氷弘一も登場し、さらに面白いストーリーに仕上がっている。

今回はオーケストラが舞台ということで、クラシックの基本知識も散りばめられている。そればかりかジャズとクラシックの音楽性の相違についても記述されており、ジャズ好きにはたまらない内容となっている。

そして何時もながら、親分の阿岐本雄蔵の無理難題に右往左往する代貸の日村誠司が可哀想になって来るのだが、今回ばかりは阿岐本と刑事の碓氷がほぼほぼ問題を解決してしまう。

義理と人情と任侠は、殺伐とした今の世の中にこそ遺しておきたい古き善き時代の日本の思想だろう。


義理人情に厚いヤクザの親分の阿岐本雄蔵のもとには、毎度毎度一風変わった経営再建の話が次々舞い込んで来るのだが、今回は公演まで2週間というオーケストラの内紛処理の依頼が舞い込んで来た。何時ものように代貸の日村誠司が阿岐本の命を受け、コンサルティング会社の社員を装い、オーケストラを建て直そうと奔走する。

そんな中、オーケストラのマエストロが何者かに襲撃され、警視庁捜査一課の変り者の刑事、碓氷弘一が捜査のためにやって来る。ヤクザと刑事の水と油がオーケストラ内で起きた紛争と事件を解決するために手を組むが……

本体価格760円
★★★★★

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2025年07月04日

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任侠シリーズ第6弾

やっと文庫化や!
速攻、購入してしまった(^◇^;)

今回の立て直し案件は、楽団!オーケストラ!
でも、今までの赤字なのを立て直していくのとは毛色は違うな。
今回は、楽団内部のいざこざ。
良くありそうな若手とベテランの!
更に公演の日付が近づいて…
コンサルティング会社の社員として、潜入して解決。

指揮者が襲撃されたこともあって、刑事とタッグを組む!
こんな事件もあるんで、犯人探しもあって、ミステリー要素もあるんやな。まぁ、大した事件やないけどね。

ほんまに一流の人って、自分だけのカテゴリーやなく、他のも吸収して自分を高めていくんやな。
クラッシック、ジャズやなく、音楽として。

今回は、他のシリーズの刑事さんも出てて(名前は内緒)、このシリーズもコラボしていくんかな?
ヤクザの親分と竜崎さんのコンビで!とかなったら面白いかも?
義理人情と合理主義!これからのお楽しみ!
一気読み!楽しめました!

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2025年06月23日

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今回はオーケストラ!
相変わらず日村さん、しっかりしているようで、心配性で親父さんに言われたりして、愛すべきキャラ。

親父さんや刑事・碓氷さんは、さすが!
似た者同士なのかな。
わかりあえて、何だか仲良くなっててほっこりしてしまった。
が、何も言わずとも通じるところがかっこいい!

私が好きな指揮者も、クラシックだけじゃなく、音楽すべてを愛している人。
音楽を愛する心にジャンルはないよね。

ということで、今回も軽やかに解決。
次も楽しみです。

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2025年11月10日

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4.5
面白かった〜 普段とはちょっと違うテイスト。

阿木本組にあらたな依頼。
楽団員同士で対立が生まれたオーケストラが舞台。2週間後の演奏会が危ぶまれておりそれを解決してほしいという内容。

途中で指揮者が殴られるという事件が発生。
事件を解決する為に警視庁捜査一課から刑事がやってくる。 お互いの利害が一致し、阿木本一行は刑事とタッグを組むことに。 これも意外。 普段の泥臭く汗臭くという感じでもなく阿木本組が解決していく流れではないがこれはこれで楽しめた。 ミステリー色が強い作品。

この刑事、今野さんの別の人気シリーズの主人公とのこと。 こんどこのシリーズも読んでみたい。

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2025年10月19日

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文庫になったことを知り、すぐに購入。久しぶりに阿岐本一家に会いました。今回は推理色が強かったこともあり、一家の活躍は弱めだったのは残念ですが、死ぬ、刺す、盛るなどの血生臭い話ではないので、安心して彼らの推理を楽しめました。任侠シリーズ、どんどん書いてほしいですね。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

任侠シリーズ6作目

今回は、オーケストラが
無事に公演ができるように
内部のゴタゴタを解決する話

今野さんの別シリーズの刑事さんも登場し、
ヤクザと刑事がゆる〜く組んで
問題を解決していきますが、
阿岐本組長と碓氷刑事の二人の
存在感が凄すぎて
日村さんは振り回されるだけでした。

片岡さんは、次作に出てくるかも?

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

気軽に明るく親しみやすいシリーズ。
他の揉め事に比べると、若い衆の活躍が少ないけれど、音楽も聴きたくなる

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズ第6段、
次も出たら絶対買います。


今回もハラハラドキドキほっこり。
組長と代貸のやり取りに古き良き昭和の匂いを感じさせてくれます。世直し痛快ドラマ、次も期待してます。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

任侠シリーズは、楽団内の揉め事を解決することに。
コンサルティング会社の社員として乗り込むが、その先で指揮者が襲撃され、警視庁から刑事がやって来て、なぜか一緒に捜査を手伝うことに。
警視庁からやってきた碓氷刑事は、今野さんの他の作品に登場する刑事さんなのでしょうか。いつもは、高圧的な所轄の甘糟刑事が、警視庁の刑事の前で大人しかったのが面白かったです。今後も碓氷刑事が登場してくれると嬉しいです。
代貸の日村にも、楽団の片岡と浮いた話が出そうな予感がありましたが、結局どうなったのだろう。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

任侠シリーズ
ヤクザがコンサルタントとしてオーケストラの内紛の面倒をみる。これだとシノギの話。ドイツから来た有名な指揮者の暴行被害から謎解き要素も入って、真っ当な仲介になって問題解決。
ヤクザな人たちのモノの考え方が味付けになっていて笑える。ライトコメディ。
怒鳴ったり、脅したりする事なく、任侠に徹する。だから、ヤクザではなく任侠なんだと納得。
面白い

遡ってみると第三弾の任侠病院を読んだのが2011年だった。

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2025年07月14日

Posted by ブクログ

趣味でバンドをやってる身としては、これは楽しみにしてた。
楽団内の軋轢は、どこも抱えてる問題だろう。
そこに阿岐本組が乗り込んで解決していく。
いつもはそんな流れだが、今回はほぼ何もしてない。
そこんとこが少し残念だった。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

今野敏『任侠』シリーズ第6弾。

義理人情に熱い阿岐本組組長・阿岐本のもとには様々な依頼が舞い込む。
兄弟分・永神から持ち込まれた案件は、公演間近のオーケストラの立て直し。
公演間近にもかかわらず、楽員同士のいざこざが絶えず、マエストロ襲撃事件が起こる。

警視庁捜査1課から碓氷が捜査に乗り出して来る。

代貸・日村をはじめとする阿岐本組はどうやって解決していくのか…

いつもながら、阿岐本組長はすごい、といっても、今回はほぼ何もしていないが…

最初からこいつしかいない、という流れで。
なかなかひっぱる…
防犯カメラもあるはずだから、すぐにわかったはずなのに…
オーケストラの人間関係から膿を出すためにここまでひっぱるか…

いつも通りのハッピーエンドで。

まだ続く勢いの『任侠』シリーズ。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

シリーズ第六弾。今回はオーケストラの内部分裂に対応する。マイペースな組長振り回される心配性な日村が気の毒と思いながらも笑ってしまう。他シリーズの刑事が登場したことでいつもと違ってミステリー色強めに感じた。

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2025年07月19日

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