棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。(解説・増田俊也)

※本作品は、2018年発売の単行本版「棲月―隠蔽捜査7」を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。

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隠蔽捜査 のシリーズ作品

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1~13件目 / 13件
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)
    825円 (税込)
    竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、衝撃の真相に気づいた。そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知る――。保身に走る上層部、上からの命令に苦慮する現場指揮官、混乱する捜査本部。孤立無援の男は、組織の威信を守ることができるのか? 吉川英治文学新人賞受賞の新・警察小説。
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そして、この事案は解決したはずだったが――。警視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。山本周五郎賞・日本推理作家協会賞に輝く、本格警察小説。
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか?
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)
    737円 (税込)
    警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、困難な状況を打開するため、大森署署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。 この作品は『初陣ー隠蔽捜査3・5ー』文庫版を底本とした電子版となります。重複購入とならないようご確認下さい。
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が近隣署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練――闘う警察官僚(キャリア)竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。 この作品は『転迷―隠蔽捜査4―』文庫版を底本とした電子版となります。重複購入とならないようご確認下さい。
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    衆議院議員が行方不明になっている。伊丹刑事部長にそう告げられた。牛丸真造は与党の実力者である。やがて、大森署管内で運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと警察に入電が。発信地が神奈川県内という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎伸也だった。反目する二組織、難航する筋読み。解決の成否は竜崎に委ねられた! この作品は『宰領―隠蔽捜査5―』文庫版を底本とした電子版となります。重複購入とならないようご確認下さい。
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)
    693円 (税込)
    畠山警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた(「訓練」)。関本刑事課長は部下戸高の発砲をめぐり苦悩した。そこで竜崎の発した一言とは(表題作)。貝沼副署長、久米地域課長、伊丹刑事部長。彼らが危機の際に頼りにするのは、信念の警察官僚(キャリア)、大森署署長竜崎伸也だった――。七人の警察官の視点で描く最強スピン・オフ短篇集。 ※本作品は 2017年10月19日まで販売しておりました単行本版『自覚―隠蔽捜査5.5―』の文庫電子版となります。 本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
  • 去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、対象女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削(ゆげ)方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。捜査と組織を描き切る、警察小説の最高峰。(解説・川上弘美) ※本作品は 2019年5月16日まで販売しておりました単行本版『去就―隠蔽捜査6―』の文庫電子版となります。 本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
  • 棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。(解説・増田俊也) ※本作品は、2018年発売の単行本版「棲月―隠蔽捜査7」を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)
    781円 (税込)
    ※本作品は、2020年発売の単行本版「清明―隠蔽捜査8―」を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 大森署署長として功績を挙げた竜崎伸也は、神奈川県警に刑事部長として招かれた。着任後まもなく、東京都との境で他殺体が発見され、警視庁との合同捜査に。被害者が中国人で、公安が関心を寄せたため、事案は複雑な様相を呈してゆく。指揮を執りつつ、解決の鍵を求めて横浜中華街に赴く竜崎。彼は大規模県警本部で新たな重責を担うことができるのか――。隠蔽捜査シリーズ第二章、ここに開幕。(解説・吉田大助)
  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    ※本作品は、2022年発売の単行本版「探花―隠蔽捜査9―」を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 横須賀基地付近で殺人事件が発生。竜崎は米海軍犯罪捜査局からリチャード・キジマ特別捜査官の参加を認め、異例の日米合同捜査が始まった。その一方、同期キャリアで腹の内を見せぬ男、八島圭介が警務部長として県警本部に着任。八島には前任地福岡での黒い噂がつきまとっていた。合同捜査が生む軋轢、殺人事件の波紋。神奈川県警刑事部長・竜崎伸也は、頭脳と決断力で難局を打開してゆく。(解説・宇田川拓也)
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)
    781円 (税込)
    ※本作品は、2023年発売の単行本版「審議官―隠蔽捜査9.5―」を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 板橋捜査一課長のキャリア観を変えたのは、共に誘拐捜査にあたった大森署時代の竜崎だった。そんな竜崎も警察庁の長瀬審議官の前では一介の中間管理職にすぎない。竜崎の家族である、冴子、美紀、邦彦。署長転出直後の部下たち。神奈川県警のトップ、佐藤本部長。さまざまな人々の目から見た竜崎伸也の素顔、そしてその凄みとは。『隠蔽捜査』シリーズへの愛が深まる、絶品スピン・オフ短篇集。(解説・若林踏)
  • 一夜―隠蔽捜査10―
    1,925円 (税込)
    神奈川県警刑事部長・竜崎伸也のもとに、著名な小説家・北上輝記が小田原で誘拐されたという報が舞い込む。犯人も目的も安否もわからない中、竜崎はミステリ作家・梅林の助言も得ながら捜査に挑むことに。劇場型犯罪の裏に隠された、悲劇の夜の真相とは――。累計330万部突破の大人気シリーズ、記念すべき第10弾!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫) のユーザーレビュー

同じキャリア警察官の主人公「竜崎」と、幼馴染「伊丹」の物語。
とにかく「竜崎」のキャラ設定が秀逸!万事の『原理原則』に忠実で、しがらみの多い警察機構の中、ただひたすら『正論』『理屈』を武器に超合理的に全てを進めていく姿が痛快になってくると、あなたは立派な「竜崎」ファンです。堅物過ぎてヤな奴なのは否めませんが、対照キャラの「伊丹」が、それだけじゃないことを読者に説明してくれます。
的確な判断と部下への指示。こんな上司なら一生ついていきたいっす(かなり堅苦しいけど)。
ドラマ出演者が形容したのは「警察版 半沢直樹」。主人公のキャラは全く違えど、組織内の権力争いとスッキリする読後感は確かに似ているかも。1巻ごとの完結ですが、続巻も読みたくなること必至!そして続巻も期待以上です。(書店員・ラーダニーバ)

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    さすがに現場に出過ぎでは?って思ったけど面白ければ問題ないよね
    棲月は造語らしいけど、話にピッタリすぎる。
    霽月と勘違いしてたけど、この言葉も竜崎にふさわしいと思う


    ラスト数ページは文庫8冊分の集大成でうるうるした、、、
    戸高や根岸、貝沼副署長ら幹部とのやりとりは描写せず、淡々と敬礼で見送られる

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    竜崎自ら令状を持って行ったり、取調べするなど、まさに大森署での集大成といった内容だった。
    次作から神奈川県警に舞台を移すという事だろうけれど、何とも感慨深い気持ちになる。
    大森署のメンバーには違う話でまた会えるのだけれど、やっぱり竜崎との絡みが一番好きだ。

    0
    2025年06月23日

    Posted by ブクログ

    第7弾

    今度は、サイバー犯罪か?
    当然、殺人も絡む。

    電車の遅延の原因が、システムトラブル!更に銀行もシステムトラブル!

    何か、変だと竜崎さんが、調査を署員に依頼するが…上から横やりが。
    警察って、縄張り意識が強いのか、俺の事件や!的なのが多い。
    別に、誰がやっても早く解決するのが、最優先のは

    0
    2025年04月01日

    Posted by ブクログ

    ついに大森署が舞台の話がラストを迎えてしまった!この先をまだ読んでいないので、また何かの折に大森署員が登場するのかもしれないが、魅力的なキャラクターが多かったので、私が転勤になったような寂しさがある。今回の話も、映画にできそう。

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    竜崎の異動が決まり、大森署での最後の事件。
    事件内容だけで言うと個人的にスッキリしない終わり方でしたが、最後のシーンは不覚にもウルっときちゃいました(笑)
    部署や役職まではわかりませんでしたが、異動先は予想通り!次作以降も楽しみです。

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

    竜崎、大森署長としての最後の事件。
    今回の事件はサイバー犯罪も絡み、専門的な知識も要求される時間ながらも、竜崎が署長として築いてきた力をフルに活用して無事解決!クールな竜崎の感情描写も今作では多く描かれており、大森署長編の集大成を飾るにふさわしい最高傑作だと思いました。次の異動先でも、カッコいい竜崎

    0
    2024年11月11日

    Posted by ブクログ

    隠蔽捜査第7段。
    相変わらずの忖度なし、合理的な捜査に痺れました。
    そしてこれが大森署署長、竜崎伸也の最後の事件です。
    珍しく竜崎署長が感情を揺さぶられていました。
    次は新しい職場。それも楽しみ。

    0
    2024年11月05日

    Posted by ブクログ

    大森署署長の竜崎伸也さんが人事異動前の最後の2つの事件に挑む様が今回も凄く格好良かったです。
    息子の成長など家族の話も盛り込まれた素敵な7巻で、異動後の新たな8巻からの展開が楽しみですね。

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    事件はコッテリ異動はアッサリ…
    大森署のメンバーとのお別れです。
    寂しい(꒪⌓︎꒪)
    大森署最後の事件って分かってて読んでるけど。
    ちょっとだけ感傷的になった朴念仁竜崎ですがやはり竜崎らしく神奈川へ旅立ちました。
    お隣りだしライバル心剥き出しの東京×神奈川だから更に面白くなるとは思うけど。

    いざ神

    0
    2023年10月01日

    Posted by ブクログ

    鉄道のシステムがダウン
    非行少年の暴行事件
    2件の別の事件の解決のために竜崎署長が指揮をとる

    しかし…大森署最後の事件となった。とうとう移動。キャリアだし本来の地位に戻るんだし喜ばしいのだけど大森署の人達との絆がとても良かったのに…

    竜崎さんは何処へ行こうと変わらないと思う。
    だけど残された大森

    0
    2025年10月27日

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