あらすじ
義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本の元には、一風変わった経営再建の話が持ち込まれる。
今度は神社と寺!?
除夜の鐘にクレームをつけられた住職は「この国は滅びるぞ」と怒り心頭で、阿岐本組も警察に通報されたり、追放運動をされたり大ピンチ!
大人気「任侠」シリーズ第7弾。
感情タグBEST3
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これどう収束していくのか?
全く読めなかった
任侠、良いものではないと。
女子高生が事務所に来るのを
何度も止める
みんなどうやって生活しているんどろう。
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阿岐本組の哲学とは、暴力ではなく奉仕で世の中を立て直すこと。社会貢献をモットーにする阿岐本組の組員たちは、今日も人助けに奔走していた。ある日、兄弟分の永神が、古い寺の梵鐘に関する相談を持ち込んでくる。寺では後継者問題や檀家の減少など、複雑な事情を抱えていた。さらに、寺の土地を狙う業者が現れ、地域の対立が深まっていく。そんな中、阿岐本組は寺を守り、地域の絆を取り戻そうと立ち上がる。今回は関西のヤクザの登場もあり、警察関係者たちが色めき立つ場面も。阿岐本組の温かい会話と、心にしみるユーモアがいっそう際立った⑤
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このシリーズが気になったので2冊目を読破。
今回は町内の神社とお寺、住民のお話。
神社のお祭りにテキヤをなくし、街の人たちで対応すること、神社の氏子がいなくなっていること、お寺の鐘の音へのクレーム、お墓の放置等、様々な問題にヤクザの組長が挑む。
なぜ組長が?と思うがそこは義理人情に厚い組長の興味次第。
町内の住民、神主さん、お坊さん、役所の人、警察、ヤクザの話し合いはおもしろい。
こういうヤクザならいても良いかもしれないと思ってしまった笑
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健一が言った。「俺、鐘なんかいらないっていう世の中よりも、鐘をありがたいと思っている世の中のほうが好きです」
はい、出版社、高校、病院、銭湯、映画館、楽団を立て直してきた阿岐本組のオヤっさんと組員たち
今作は『任侠梵鐘』とのことなので、お寺さんを立て直すのかな?
と読み始めてみると確かに経営難ではあるものの、そういうことではないみたい
なにやら、近隣住民から鐘の音がうるさいとの苦情が寄せられているとのこと
一方近隣の神社ではお祭りからテキヤさんが排除され…
おお!ここに来て変化球を投げてきたか!と思いきや
読めば読むほどなぜかいつも通りの安心感
なぜ?
それにしてもさぁ、なんなのよ
「鐘がうるさい」ってマジですか?
東京は今そんなことになっとるの?
マジか〜終わりやん
日本終わりやんもう
そしてテキヤな
わい、親戚筋にテキヤの親分さんがいるんで、超身近なんよな
テキヤおった方がいいよ
楽しいよ
テキヤとヤクザって違うんだよ
テキヤはみんないい人だよ(身内びいき)
そして、今回もなんか阿岐本のオヤっさんが、色々話を聞いてるうちに丸く収まって(予定調和なのでネタバレになりません)除夜の鐘の音色も無事でした
あー、そうか
今回はなんか荒んだ日本の世の中を立て直そうとしたんだな
うん、いつも通りの『任侠シリーズ』でした
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大好きなシリーズ。
マンネリ化した感はあるけれど、読んだ後、あったかい気持ちになります。
お祭りのシーズン。
近所の神社に久しぶりに行ってみようと思いました。
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読まれた方々の評価が今一つでしたが、自分は充分楽しめました
強いて言えば親分の人的財産が水戸黄門の葵の御紋のように効いて解決するのがワンパターンというところでしょうか?
でもそれと判っていても観たくなってしまう水戸黄門のようなシリーズの魅力なのかもと思います
今野さんの作品の中では一番好きなシリーズです
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大好きな任侠シリーズ!今回はどこを建て直すのかと楽しみにしていたが、お寺と神社が舞台。表紙の絵がまたコミカルで良し。
ただ今回はいつものようにそこで働くスタイルではない。揉め事に首を突っ込み、関係者から話を聞くなかであの手、この手で問題を解決していく。これこそ本来のヤ◯ザのスタイルのような気がする。お金はとらないけど。
今回ほど阿岐本の親分さんの器の大きさと、懐の深さを感じたことはない。まさに今回の一番の見所だろう。何を考えているか分からないけど、決して焦らず、攻めるところを然りと見極めて行動するから、おのずと物事が良い方に転がっていく。人との縁も大事にするから、多くの人から愛される。もう神様みたい。
老兵といわず、まだまだ活躍してほしい。次回作も期待。
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ヤクザものだけど、コミカルな感じで面白かった。
「縁をはかってみようじゃねえか」「言ってみて会えなきゃ、それだけの縁だってことだ」
健一「鐘なんかいらないっていう世の中よりも、鐘をありがたいと思っている世の中の方が好きです」
「先祖供養をちゃんとやらないとご先祖様に申し訳ない。みんながそう思って暮らしている世の中のほうが、そんなことを気にしない世の中よりも暮らしやすい気がします」
健一の日本人らしい心が好きだ。
田代の先祖供養への思いに心が動いた。
先祖供養は、「今の自分がこの世に存在していることを感謝すること。時空を超えてご先祖に感謝すること〜」p344
多嘉原会長や親分がかっこよかった!その二人が2年参りに一緒に行くのを楽しみにしているのが
またいい。実際は相当迫力ありそう。
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今回は話し合いで問題解決。
ヤクザの話は常に本気で一言一句聞き逃さない、発言に命をかける。
だから一般人より早く物事が進む。
次の厄介ごとはなんだ?
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毎度毎度困りごとがあれば兄貴から聞いて解決しに向かう阿岐本組長とそんな彼を支える日村。 彼らの目を通して今の日本社会を見てみれば、鐘の音がうるさいと苦情をいれるなど自分たちが失っていった日本の心や知らない情報などといったのを再確認してくれる、そんな作品。 ちなみに自分は別に正午や夕方の鐘の音だって集中していても時間を知らせてくれる大切なものだし、大晦日の晩だって名物だからずっと残しておいてほしいです。
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シリーズ7作目も面白くて読み易いんだけど、今回は経営ってことでなく、日村の活躍もなく、相手が腰砕けって感じで、ちょっと物足りなかった。しかし、社会問題であることは確かだよな、クレーマー住民
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任侠シリーズ第7弾
テキヤ系の親分から、目黒区の神社の縁日から締め出されたという話を聞いた阿岐本組。
その背後に、住民の寺や神社に対する反発、もめごとが存在し、その隙を狙って宗教法人を売買するブローカーの存在が見え隠れする。
古き良き日本の伝統の寺や神社を守るため、阿岐本組が奔走する。
今回はがっつり運営などをするのではなく、ほんのりという感じ。
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毎回お馴染みの展開だが、最初から関係者が集まって話し合えば一発で解決するものを、紆余曲折して遠回りする展開。親分以外にももう少し活躍の場を与えてほしい。
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おなじみの任侠シリーズ。今回は・・お寺?と思ったらそういうわけでもなく、神社と寺と両方。そういう昔からの宗教施設は大事なんだなというお話。エンタメを期待して楽しみたい気持ちで読んでるので「このままでは日本はダメだ」が前面に押し出されるとちょっと疲れる・・・まあ前に議員に立候補した作者さんだし言いたいことはいろいろあるんでしょうけどね。除夜の鐘がうるさいから中止だとか公園で遊ぶのはうるさいから・・とかニュースでは伝え聞いたことあるけど、どうも現実味がない。そういう一部うるさい人もいるだろうけど・・・そんなにその辺が常識になるくらいなんだろうか?
まあそれでも楽しく読めましたけどね。なんかごたごたの裏が「その土地の権利を手にしようとする輩が・・」はちょっと多すぎじゃないですかね?今回は土地じゃなくて宗教法人ではあるけど似たような構図だし・・
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この組の人達は善良だけど、みんながそうとは限らないですよね。偏見を持っては行けないとは思うけど本能的に怖さはある。実際にこういった方々を存じ上げないので、なんとも言えない。
この本で取り上げられてたようにお寺の鐘へのクレームとか公園の子供の声へのクレームとか、ほんとに首を傾げたくなるようなことをよく聞くようになりました。そして中国で寺や神社をも含めて日本の土地を買い占めているということも…。阿岐本組みたいな人達沢山いて欲しいです。何とかできないかな。私は何か出来るかなと考える。
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出版社から始まり、学校、病院、銭湯など、あれこれと再建してきたヤクザの親分・阿岐本とその子分たち
今回はちょっと他人事とは思えないんですよね、、、
なぜなら、彼らが今回立て直すのは神社と寺なんです
寺!?
なにを隠そう内の寺も厳しい状況にあるのでよくわかるんですよ
檀家さんが減り、お布施も減り、そりゃもう大変大変(╯︵╰,)
なのに、うちの檀家さんのひとりであるultraman719さんなんてひどいっすわ!
(# ゚Д゚)
ご縁があるようにとか言ってお布施が5円ですよ
アホか!
5円でなにができる( ゚д゚ )クワッ!!
ケチ!(・д・)チッ
って言ったらお饅頭もつけてあげるって
アホか!
饅頭食べよったら誤嚥するわ( ゚д゚ )クワッ!!
ま、他のブク友さんたちも一切お布施もってこねーし、5円と饅頭でもマシな方なのか
(そんなはずあるかーい!)
時代の変化で寺や神社のあり方も変わってきているのかもしれません、、、
仕方ないのかもしれません、、、
けど、お布施は大事よ!
ブク友のみなさん、はよ納めにきなさい
щ(゚д゚щ)カモーン
Posted by ブクログ
鐘の音がうるさい、とか住む地域によって感覚は違えど私は当たり前のように接してきたので驚きしかない。檀家離れはどうしようもない流れでお寺は苦境なんだろうな、と感じます。そもそもお寺の数自体多すぎ・・・。相変わらず日村さんは阿岐本さんに翻弄されてて、甘糟さんも相変わらずで楽しい読書でした。
Posted by ブクログ
こんな昭和の下町みたいな情景は、今や絶滅危惧種だろうけど、相変わらず阿岐本マジック健在。「苦情なんて言ったもんがち」だろうが、真摯に対応する一家の面々の活躍に気分もスッキリ。こんな一家あれば暴対法関係なく出入りしちゃうかも。
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シリーズ最新作。予定調和で登場人物など、
関わってしまうイザコザも手に取るごとく分かってしまいスルスルと読み進む事が出来る。相変わらずの胸のすく思いと、社会全般へのやるせなさも一緒。
映像化した時の組長が西田さんだった。はまり役でイメージが拭い去れない。
その点ではちょっと切ない読書タイム。
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今野敏さんの任侠シリーズの第七弾。
阿岐本組の組長と心配性の代貸が地域の問題を解決するシリーズ。
今回は神社と寺の存続をかけた地域で阿岐本組が活躍する物語。
お寺の鐘の音がうるさいとの苦情や神社のお祭りの露店から暴力団を排除するなどの話から、中国マフィアが怪しいことを狙っているなどの大きな話につながる。
阿岐本組の構成員も相変わらず特殊能力があり面白い。
一気に読み終える一冊でした。
次作も楽しみです。
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連載していた婦人公論.jpって何だろう?~神社からテキ屋が閉め出されたので神社で話を聞き、自治会が出店を出すと聞き、寺の鐘が煩いと苦情が寄せられていると聞き出す。自治会の顔役で氏子総代と檀家総代に名乗りを上げている地元の不動産業者の裏には宗教法人ブローカーが噛んでいると踏んで調べると西の組織の直参の高森というヤクザが絡んでいると解った・・・~「婦人公論.jp」で検索しても表示されなくて「婦人公論.jpとは」で漸く毎日配信しているwebマガジンだと解ったが、これが無料なんだね。阿岐本のシノギは野球賭博とか競馬の呑み行為じゃないのかねぇ。生活感がない。世直しじゃ喰っていけないんじゃないの?
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3.5
祭のテキヤを追い出されてしまったとの相談が。
組長一家は神社や寺が現代社会から不必要になりつつあるとの現状に直面する。除夜の鐘が騒音などなど
裏に関西系のヤクザが糸を引いてることがわかり、組長は対決もじさない構え、そこはちょっとドキドキした。いよいよ対決かと。
相手は組長が盃を交わした組の2代目ということがわかりいつものパターンに、
このシリーズを一気に読んだせいか、ちょっと飽きてきている自分がいる。
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感想
今回はちょっと緊張感があったが、いつも通り阿岐本の伝手で解決。
中盤はちょっと中弛みっぽかった。
あらすじ
永神が、テキヤの親分が暴対法の関係で神社での露店から締め出された問題を阿岐本組に持ち込んできた。日村が事情を聞きに行くと、住民からの要望でテキヤを追い出すことを決めたという。
近くの寺では住民からの苦情で鐘すら突くのに気を遣う始末だ。詳しい事情を調べるため、阿岐本が立ち上がる。調べるうちに地元の不動産屋の原磯が、氏子総代と檀家総代になりたがっていると聞きつける。阿岐本は原磯が宗教法人の取得と土地を狙っているのではないかと推論する。
原磯の裏には関西の大きい団体のヤクザが絡んでいることが分かる。神社は宗教法人を売るように迫られる。阿岐本たちは神社を救うべく関西のヤクザの高森と対決を覚悟で出向くも、兄弟分の子分と分かり、そのヤクザが中国マフィアから脅されて、実施していたことと分かる。
高森は中国マフィアの情報を警察に提供し、警察が検挙して一件落着。お寺の方も原磯が気を取り直して抗議活動が止んだ。
Posted by ブクログ
ほんの三時間もあれば読み終える。
盤石任侠シリーズ。
今回は、立て直しを依頼されたわけではないが、勝手に首を突っ込んでいく。
ある町の、神社と寺の問題を最後は水戸黄門的に解決!
「ええ。先祖供養がなんの役に立つわているかわからないけど、やったほうがいいと思います。」
「やらなてもいいんじゃないか」
「そういうことをちゃんとやらないと、ご先祖様に申し訳ない。みんながそう思って暮らしている世の中のほうが、そんなことを気にしない世の中よりも暮らしやすい気がします」
Posted by ブクログ
任侠シリーズはだんだんとヤクザがお仕事という
ミスマッチものから日本の風情の変化や、やりき
れない無力感を表面に出す事に注力している
今回はお祭りからテキヤの排除とか除夜の鐘騒音
問題を題材にして作中人物の言葉をかりて善き時
代の有り様を思い返している
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シリーズの7作目となるとネタが無いのかな。
少し無理があるように感じました。
ヤクザと神社仏閣の組み合わせですね。
学校や出版社などと同じで不思議な組み合わせです。
それが魅力かな。
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ヤクザが堅気に負けない理由はすぐに行動するからだ。
少しでも行動に躊躇があれば、シノギの機会を逃すし、命の危険もある。そういう世界だから堅気に負けない、大きく納得・・・
勤めている会社も少し似ていると思った。
いつまでに提出とあれば、数日以内に処理の有無を聞かれる。とても嫌な部分と思うが、長く携わっているとそれが当たり前と思え、そのせいか会社が大きくなったのかとも思う。
それにしても、鐘の音がうるさい等の近隣からの苦情がほんとうにあるのだとしたら、世も末だ・・・
組員の活躍が少なかったのは残念だが、次回作も楽しみに待ち続けたい。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ。このヤクザは人が良い。任侠ヤクザ。このたびは町内の鐘の件その他であった。その近くに神社お寺があるので、近くに住む人は最初からわかっていたはずだけど、後から来た人が「うるさい」とか色々言ってしまう。世の中難しい。このヤクザはそんな話のゴタゴタをきちんと話し合いに寄って肩をつける。本当に良いヤクザだ。