今野敏のレビュー一覧

  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    シリーズ2作め
    竜崎は家族が起こした不祥事のために、エリートコースから外され大森署への異動となる。
    今回はそこでおきた逃走中の強盗犯による立てこもり事件の話
    SITやSATも出動して緊迫した状況に息をのむ。

    やっぱりかっこいい竜崎!!
    今回も原理原則を貫き通す。
    公私ともに厳しく、ぶれない姿勢でいることは誰にでもできることではない。
    そこが魅力的なのかもしれない。

    家庭ではすべてを任せてきた奥さんが緊急入院することになり大ピンチ!
    家のことが何もわからず途方にくれる竜崎に初めて弱さを見た気がする。

    冒頭では副署長や課長たちは、竜崎を遠巻きに見ていたが、事件が解決する頃には信用、信頼関係が

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    2025年10月10日
  • 任侠梵鐘

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    ネタバレ

    阿岐本組の哲学とは、暴力ではなく奉仕で世の中を立て直すこと。社会貢献をモットーにする阿岐本組の組員たちは、今日も人助けに奔走していた。ある日、兄弟分の永神が、古い寺の梵鐘に関する相談を持ち込んでくる。寺では後継者問題や檀家の減少など、複雑な事情を抱えていた。さらに、寺の土地を狙う業者が現れ、地域の対立が深まっていく。そんな中、阿岐本組は寺を守り、地域の絆を取り戻そうと立ち上がる。今回は関西のヤクザの登場もあり、警察関係者たちが色めき立つ場面も。阿岐本組の温かい会話と、心にしみるユーモアがいっそう際立った⑤

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    2025年10月10日
  • 任侠梵鐘

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    ネタバレ

    このシリーズが気になったので2冊目を読破。
    今回は町内の神社とお寺、住民のお話。

    神社のお祭りにテキヤをなくし、街の人たちで対応すること、神社の氏子がいなくなっていること、お寺の鐘の音へのクレーム、お墓の放置等、様々な問題にヤクザの組長が挑む。

    なぜ組長が?と思うがそこは義理人情に厚い組長の興味次第。
    町内の住民、神主さん、お坊さん、役所の人、警察、ヤクザの話し合いはおもしろい。

    こういうヤクザならいても良いかもしれないと思ってしまった笑

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    2025年10月06日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     『初陣 隠蔽捜査3.5』以来久々となる、隠蔽捜査シリーズのスピンオフ短編集第3弾である。今回も、竜崎の家族、古巣の警視庁大森署、異動先の神奈川県警など様々な人物が登場するが、中心にいるのはやはり竜崎なのであった。

     「空席」。竜崎を神奈川県警に送り出し、一時的に署長不在となった大森署に、難題が降りかかる。結局、まだ移動中の竜崎に頼り…。「内助」。竜崎の妻・冴子の意外な才能とは? 長年、竜崎家を支えてきたのは伊達ではない。

     「荷物」。竜崎の長男・邦彦が受け取ってしまったブツとは。どうしても過去の記憶が過ぎるが…なんだそのオチは。「選択」。竜崎家の長女・美紀が、正義感から巻き込まれたトラブ

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    2025年10月05日
  • アンカー(スクープシリーズ)

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    1日で400ページも読み終えてしまった。要するに、止められない面白さだった。
    未解決事件を記者と捜査員がそれぞれ追っていくことから始まる物語。結末がまたとてもいい。

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    2025年10月05日
  • 任侠楽団

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    ネタバレ

    勧められて読んだ。
    とても読みやすかった。
    義理人情に厚いヤクザの組長・阿岐本がオーケストラ内のトラブルを解決するストーリー。

    なぜヤクザが?と思うがそのあたりは上手に書かれている。ヤクザと聞くと一般の人は驚いてしまうのでコンサルティング会社を装って楽団に関わっていく。
    会話の姿勢は丁寧で、礼儀正しい。やはり大物は違う。話を聞く際も、相手に話をさせるような質問もさすが。
    このようなヤクザならいても良いかなと思ってしまう。

    任侠シリーズで何部か出ているようなので、全て読んでいきたいと思う。

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    2025年10月05日
  • 棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

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    さすがに現場に出過ぎでは?って思ったけど面白ければ問題ないよね
    棲月は造語らしいけど、話にピッタリすぎる。
    霽月と勘違いしてたけど、この言葉も竜崎にふさわしいと思う


    ラスト数ページは文庫8冊分の集大成でうるうるした、、、
    戸高や根岸、貝沼副署長ら幹部とのやりとりは描写せず、淡々と敬礼で見送られる展開が逆に感傷的にさせられた。
    竜崎と大森署の署員との関係構築をほぼ0から見守ってきただけあって本当に寂しい。
    今後も登場してほしいな、、、

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    2025年10月04日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    まきさんの審議官隠蔽捜査9.5のレビューに後押しされ、ひまわりめろんさんご推奨で手にした本。

    警察用語が飛び交い、殺人の状況が細かく描写されていたらどうしよう…ドキドキしながら読みましたが、とても読みやすかったです。

    竜崎、伊丹はもちろん、戸高、谷岡、坂上登場人物が特徴的で人間性がわかりやすいところも、私にとって読みやすい要因だったと思います。

    竜崎が人を何大?何期?どこ出身?
    ということで判断するのが面白かったです。

    事件の内容よりも竜崎の考え方、行動に圧倒されました。
    警察庁では的確な判断でぶれないし、潔さも持ち合わせた彼のかっこよさと孤独をこの先のシリーズをゆっくり追いかけて楽し

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    2025年10月03日
  • 署長サスピション

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    コメディ風であるが、面白かった。想定外の進展が凄い。強いていえば、署長の魅力をもっと具体的に描いてほしかった。

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    2025年10月03日
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)

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    スピンオフ第2弾は大森署+α視点
    各視点の人物と竜崎の双方を補完する短編で満足度2倍!地域課の話が特に良かった
    あと、畠山目線の竜崎が面白い。距離を置かれてる、ね笑笑

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    2025年09月29日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    .5 ですから♪
    スピンオフです!
    短編です(-。-;
    わかってるんですよ。.5 は短編って。

    こんな短編大嫌い人間の私でも、竜崎の短編は面白いんです!!最高なんですっ!!


    おびのりさんから文庫になったと情報を頂き探しておりました。
    新品の本屋さんでは売り上げ上位でした。
    流石ですっ!!


    神奈川県警になってしまってから、一抹の寂しさがあったのですが、この本はそんな私の心も溶かしてくれるような本でした。

    大森署!
    やっぱり私は大森署のみんなが好きだぁーーー。゚(゚´ω`゚)゚。

    戸高さんが出てくる話が特に好きだーー!!!

    竜崎の家族もいいですよね(*´꒳`*)

    竜崎の判断力!

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    2025年09月27日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    プロローグ

    “果断”とは、物事を思い切って行うこと、または
    決断力がある様子を指す言葉
    ということたが、私の今迄の人生を振り返ってみて
    果たして、“果断”は自身に備わっているのであろうか!?
    自問自答しながら、本書を手に取った!!!  


    本章
    『果断 隠蔽捜査2』★果断の5
    ひま師匠、お推め第二弾!!!
    本作は、山本周五郎賞及び日本推理作家協会賞を
    Wで受賞しているが、なるほど真に素晴らしい
    作品である。
    一見、何の変哲も無い立て籠もり事件が、
    容疑者死亡という形で終結するのだが、ここから
    怒涛の展開を迎え、、、

    いゃ〰、正しく電光石火!一気読みの面白さ!
    竜崎、伊丹のコンビ+曲者キャ

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    2025年09月27日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    アウェイの環境でも原理原則を貫き通すのがかっこいい
    仕事の仕方に憧れるし惚れ惚れする!

    終盤の伊丹の「その言葉が聞きたかった」、という件も外伝で彼の掘り下げがあったからこそ、微笑ましく感じた

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    2025年09月26日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    プロローグ

    玄関を出ると、思わず目を細めた
    素晴らしい天気だ!
    爽やかな気候とその陽射しに、         思いっきり全身の肌から自然の栄養を取り入れた!
    実に気持ちの良い1日が始まろうとしている、、、
    そう思った!


    本章
    『隠蔽捜査』★5 ひま師匠ご推奨!!!
    恥ずかしながら、今野敏氏の作品を初めて手にした
    数多ある、氏の作品の中で最初に読むならと
    師匠に本作をご推奨いただいた次第である
    実は、本作が実質、氏のデビュー作
    あたかも、熟年の作家の様な書き出しには
    舌を巻かざる負えない
    我々には、知り得ない警察庁や警視庁の綱引きや
    駆け引きが事細かに描写され、物語や事件の解決
    への道筋に

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    2025年09月24日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

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    次々と事件が起きて展開のスピード感が過去イチ。あっという間に読み終わる!

    後書きにも書いてあったが、シリーズを通しての竜崎の心境の変化が窺えるいい話だった。特に最後の1文。

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    2025年09月24日
  • 闘神伝説 2

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    1991年の作品

    今野敏さんお得意の格闘✕伝奇小説でおます

    ( ゚д゚)ハッ!

    なんか突然気付きました
    これまで今野敏さんの格闘✕伝奇小説をたくさん読んできましたが、ちゃんとしたレビューをほとんど書いてなかったように思います

    反省

    今野敏さんの格闘✕伝奇小説の魅力を広く伝えることこそ、わいに与えられた使命だったのではないでしょうか
    しまった!
    でも過去を変えることはできません

    だがしかーし!未来の自分を変えることはできるのです!!

    さあ始めましょう!
    『闘神伝説』のレビューを!

    物語の根底に流れるのは、シュメール人の日本人起源説です
    まぁ、オカルトの類の話ではあるんですが、この

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    2025年09月21日
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)

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    全部面白かったけど、インフルとハニトラ裏話が特にお気に入り
    3の恋愛周りにイマイチ納得いってなかったから答えを出してもらえてよかった

    伊丹のどうしても敵わない人間に対して抱えるコンプレックスに共感できた、、、

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    2025年09月20日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    前作とは一変、いかにも刑事ものなストーリー。終盤の展開は胸熱でページを捲る手が止まらない!
    ただ「隠蔽」してるかは微妙な気がした、、、

    所要の措置をとれ、便利ワードで仕事で使いたい

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    2025年09月17日
  • カットバック 警視庁FCII

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    登場人物が楽しい。
    隠蔽捜査の戸崎や美人署長の登場にニヤッとしてしまう。
    楠木のやる気のないストーリテラーぶりが、良い味を出してる。

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    2025年09月14日
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)

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    ず〜っと、ホントに、ず〜っと面白いシリーズ。
    「5.5」は短編集。
    竜崎署長の脇を固めるキャラクターたちが主役を張ってくれています。
    今回も、アッという間に読み終えてしまった・・・
    次も楽しみ。

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    2025年09月14日