あらすじ
神奈川県警刑事部長・竜崎伸也のもとに、著名な小説家・北上輝記が小田原で誘拐されたという報が舞い込む。犯人も目的も安否もわからない中、竜崎はミステリ作家・梅林の助言も得ながら捜査に挑むことに。劇場型犯罪の裏に隠された、悲劇の夜の真相とは――。累計330万部突破の大人気シリーズ、記念すべき第10弾!
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同じキャリア警察官の主人公「竜崎」と、幼馴染「伊丹」の物語。
とにかく「竜崎」のキャラ設定が秀逸!万事の『原理原則』に忠実で、しがらみの多い警察機構の中、ただひたすら『正論』『理屈』を武器に超合理的に全てを進めていく姿が痛快になってくると、あなたは立派な「竜崎」ファンです。堅物過ぎてヤな奴なのは否めませんが、対照キャラの「伊丹」が、それだけじゃないことを読者に説明してくれます。
的確な判断と部下への指示。こんな上司なら一生ついていきたいっす(かなり堅苦しいけど)。
ドラマ出演者が形容したのは「警察版 半沢直樹」。主人公のキャラは全く違えど、組織内の権力争いとスッキリする読後感は確かに似ているかも。1巻ごとの完結ですが、続巻も読みたくなること必至!そして続巻も期待以上です。(書店員・ラーダニーバ)
感情タグBEST3
誰に対しても、変わらない所がすごい。
simple is Bestな考え方、尊敬。
今回は、捜査過程より、対話が主で、また別の意味で面白かった。
Posted by ブクログ
大好きなシリーズです
竜崎伸也さんがいるだけでいい(≧∇≦)b
ミステリー作家と誘拐事件とってもワクワクする内容でした
200ページ過ぎたところで さすがの私も あれッ?ってわかってまいましたが いいんです 竜崎さんと伊丹さんがいればいいんです
そして 邦彦くんも出てきて よかったです
匿名
相変わらず
このシリーズのファンです。捜査の解決に向けて、引き込まれていき、最後まで読むのが止まらなくなりました。相変わらず、周りを惹き付けながら事件を解決していきました。読後感はよかったです。
隠蔽捜査10
隠蔽捜査はどの巻を読んでも竜崎さんの、ブレない、媚びない、端的な物言いで気持ち良い。またそれを周りは変人扱いしていたが、今では上司からも部下からもあつく信頼されている。不思議な魅力でたまらないです。警察捜査を描いた話なのに血みどろの死体が出て来ないところも魅力
隠蔽捜査10
今回もほぼ完璧な内容。ただ、推理ですぐに気づく点に登場人物が気づいたのは後の方だったので、竜崎なら気づくのに、とか、小説だと与えられる伏線からその線しか思い浮かばないが、現実だとその他色々な状況も合わさるからなぁとか思いながら読んでいた。最後の終わり方が秀逸。竜崎が段々と人と関わり合って変わっていくのか見て取れて嬉しい。しかし、まだ刑事部長。早く本庁に復帰して欲しい。
Posted by ブクログ
事件の大筋はすぐわかるし、人間ドラマに重点を置いて書かれた作品に感じる。
シリーズが続いていくにつれて人間味が増して竜崎がどんどん魅力的に!ファンも増える!笑
警察官を志した意外なきっかけも明らかになって、より解像度があがった
Posted by ブクログ
隠蔽捜査シリーズ13弾
竜崎伸也刑事部長の神奈川県でミステリ作家が誘拐事件が起き、同日東京都で殺人事件が起きた
両事件とも進展がなく、特に誘拐事件は犯人からの要求が全くない
竜崎らしく別のミステリ作家の意見も聞きながら事件の真相に迫っていく
竜崎の人柄、仕事術、原理原則がブレないカッコ良さは残しつつ、柔軟性と人間味がプラスされ安定かつさらにカッコ良い
結末は一夜にして変わる
そして竜崎のファンは増えていく
面白かった
Posted by ブクログ
神奈川県警の竜﨑さんは人気作家誘拐事件を捜査、警視庁の伊丹さんは自宅アパートで男性が刺殺された事件を捜査している。この2つの事件がやがて交わり犯人が明らかになる。よくあるパターンだけれど、面白かったです。あっという間(半日)の読破です。地位が高くなるほどマイルドになりますね。
Posted by ブクログ
相変わらず面白いです
残り50ページの取り調べで顛末は予想できましたが、それでも面白かった
今回も竜崎署長の人となりに惹かれました
本当にこんな人が警察官僚にいればよいのになと思いました
Posted by ブクログ
大好きな隠蔽捜査シリーズの最新作ということでワクワクで読み始めたけれど、これまでの、そうそう!これ、これ!感がなかった。とっくに予想がついている事件の真相にもなかなかたどり着けず、作家頼みの捜査陣に少しもどかしさを感じたり。
Posted by ブクログ
ハイパー優秀合理主義警察官僚の竜崎が主人公のシリーズ物もついに10作目。
有名な小説家が誘拐された事件が発生し、ミステリー作家と一緒に協力をしながら(というかミステリー作家が首を突っ込んで)捜査に臨む話なんですが、主人公の竜崎に加えてミステリー作家も中々の曲者、ただなんとなく馬が合う雰囲気で、バディ物とも言えない絶妙な距離感が心地良かったです。
事件そのものは過去の作品と比べると決して面白みがあるわけではないですが、時勢を表していたり、なにより竜崎の内面がより魅力的に感じられるようになるなど(エピローグがある意味クライマックスだったかも)、シリーズを10作品目までちゃんと読み続けている人にとってはたまらない仕上がりになっています。
Posted by ブクログ
隠蔽捜査シリーズ第10作目。竜崎神奈川県警本部刑事部長の相変わらずの変人ぶり(部下や県警本部長、伊丹警視庁刑事部長とのやり取り)が面白い。今回は小田原での有名作家の誘拐事件と都内の殺人事件との関係の話。
これでこのシリーズは最新作まで全て読み終えたので、次回作を待つとしよう。(他のシリーズ、公安警察倉島警部補シリーズとかをAudibleで聴いてるけど)
Posted by ブクログ
2025/1/25
なんか竜崎さんの歯切れがやや悪くなってきた気がしつつ、人間らしくなってきたとも言える。
人間らしくなって欲しいような欲しくないような。
でも成長のない物語は味気ないしな。
でも竜崎さんはそのままが良くない?
と行ったり来たりしますが、まあいいか竜崎さんやし。
ちょっと一人なんか竜崎さんとキャラ被ってない?みたいな人がいたね。
いたっけ、あんな人。
小説家にそんなペラペラしゃべっていいんかい?は常に思ってた。
Posted by ブクログ
私は隠蔽捜査シリーズが大好きです。
大好きなのですが、本作での竜崎氏の発言とそれに対する周りの人々の反応に違和感を感じました。
このシリーズでは、竜崎氏の変人ぶりが魅力の一つです。
今回の竜崎氏の発言は至極真っ当なものが多く、それに対して、周りの人が驚いていることの方がおかしいように感じる場面がいくつかありました。
私が竜崎氏に近づいているだけかもしれません…
違和感を感じましたが、楽しく読めましたので、ぜひ読んでもらいたいです。
Posted by ブクログ
相変わらず伊丹さんと仲が良い。
警視庁の事件の被害者がライターだと言ったので、小田原の事件との関連性を疑ってしまいました。 案の定でした。 面白く読みました。
Posted by ブクログ
著名な作家北上輝記の誘拐事件とポーランドに留学中の息子が東大を辞めたいという公私二本立てといつものパターン。
決して批判的なわけでなくそれがいつも通りで心地良いのです。
友人だという作家梅林賢が小田原署へ事件の推理をするから捜査に加えて欲しいとやってくる。原理原則主義の竜崎が何故か一般市民に相談してしまう。なんだか腑に落ちない、、
なんだかんだ展開していくうちに北上の自作自演の誘拐かなと推測出来てしまったが、神奈川県警刑事部長の竜崎と幼馴染で警視庁刑事部長伊丹のいつものやり取りも好きなところ。息子も作家さんに会えて将来に生きてくる経験になったようで丸くおさまりました。さらっと一気読みですね。
Posted by ブクログ
今野敏め、開き直ったな(笑
警察小説のリアリティさを犠牲にしてでも、竜崎と(伊丹と)小説家の絡みを書きたくなったんやろなぁ、というシリーズ10作目。
あの竜崎が一般人にここまで捜査の相談をするというのは、ちょっと逸脱幅が大きいような。犯人もトリックも結構序盤で読み切れてしまうので(そう思わせといて…が、まさかそのままそう思わせたまま)ミステリーとしても歯応えはなく。
それじゃ何故この本に☆4つもつけたのかというと、最早竜崎ファンタジーなのである。
竜崎が「警察官の妻だったことで後悔したことはあるか?」ときかれた奥さんの即答がこの本最大の山場かも知れない。
できれば次作以降はもうちょっとリアル路線に戻してほしいなぁ、とは思う。
Posted by ブクログ
12月-04。3.5点。
隠蔽捜査シリーズ。著名な作家が誘拐される。身代金の要求も無く、犯人の目的が不明な中。。。
スピーディーな展開。読みやすい。
Posted by ブクログ
安定の面白さですがミステリー要素は少し弱い・物足りないです(そういう設定だから仕方ない部分もありますが)。村上春樹には許可取ってるのかな?
Posted by ブクログ
毎度の竜崎シリーズ。もう10話。やはりシリーズモノなのでこの単話だけだと面白さは半減。というかお約束のところがわからないだろう。竜崎の今まで触れられなかったエピソードも登場。ミステリーとしてはかなり穴があるが、いわゆる水戸黄門的なエンターテインメントと思えば十分楽しめる。
Posted by ブクログ
#隠蔽捜査10 #今野敏 #読書 #読書記録
大好きシリーズ隠蔽捜査。
今回は竜崎の良さがそこまで出てないものの、ラストはそうだね。って感じ。
梅林が今後なんかスピンオフするんちゃうか、という予感。
Posted by ブクログ
隠蔽捜査の正史、10作目。
スピンオフも悪くないが、隠蔽捜査はやはり竜崎あってこそだと思う。
竜崎が出てくるだけで面白い。竜崎が喋るだけで面白いのだ。
本作は推理作家と一緒に事件を追うのだが、事件の真相は途中で分かってしまったものの、面白い。途中で分かっても面白いのだ。
竜崎がメインで動き回るだけで、それだけで満足。
ただ、星は4つはないかなーという感じ。3.8とか。
隠蔽捜査シリーズは、1日で読み終わるのが玉に瑕。
Posted by ブクログ
竜崎さんにお友達ができた!と思った1冊。そんな楽しい話ではないのだけれど、相変わらずの竜崎さんが珍しく?話をしてしまえる作家が出てくるとは。ただ、どこまでが守秘義務があるのかわからないけれど、そこまで事件の話をしていいの?と竜崎さんっぽくない気もした。結果、飲み友達ができたっぽい珍しい話だった。事件の方は途中から何となくラストがわかってしまったのでそこは少し残念。
Posted by ブクログ
竜崎と伊丹の人気のコンビはいつも通りで、とても読みやすいが、、、少しマンネリ感もあったかな。
ストーリーというか、肝心の事件が、途中から答えがわかってしまったからかも。。
Posted by ブクログ
全体的に落ち着いた展開でした。派手さはないものの、引き込まれるように読み進め一気読みしました。「10」でも新たな一面を見せてくれるこの作品はやみつきです。
Posted by ブクログ
少し先読みが出来たが、隠蔽捜査シリーズはパターンが出来上がっているので、僅かなマイナーチェンジが目についた
竜崎自身が偉くなり実績を積み上げたものだから何でもありになってきている、流石に情報不足の時点で部外者に情報提供しすぎ・独断だと思ったけど、いまは新たな人間関係の中で竜崎節を唱えているようで楽しい
竜崎:「約束すると、嘘をつくことになりかねません」
佐藤本部長はうなった「少しは上司を安心させるようなことを言うもんだよ」
竜崎:「上司よりも一般市民を安心させることを優先すべきでしょう」