あらすじ
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、ちっぽけながら独立独歩、任侠と人情を重んじる正統派のヤクザだ。そんな組を率いる阿岐本雄蔵は、度胸も人望も申し分のない頼れる組長だが、文化的事業に目のないところが困りもの。今回引き受けてきたのは、潰れかかった私立高校の運営だった。百戦錬磨のヤクザも嘆くほど荒廃した学園を、日村たちは建て直すことができるのか。大人気の「任侠」シリーズ第二弾!
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このシリーズはとても読みやすくおもしろい。
主人公がヤクザということで、ヤクザ目線の考えや行動も知らないことばかりなので新鮮である。
今回は荒れた学校をどのように立て直すのか、とても気になり一気に読んでしまった。
何もしない生徒、気力のない先生、モンスターペアレンツ等、これらの問題をきれいに解決していくストーリーは見事だった!
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シリーズ二作目。
今回も代貸の日村の見事な活躍で学校を立て直していく様子が爽快だった。
組長のキャラクターもクセになりそうだ。
テンポよく話が進み一気読みだった。
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出版社の次は学校の立て直し。
今日も頑張る阿岐本組。
苦労人の日村。
何かあるとすぐ親が出てくるし、何かあるとすぐ問題になるし、なんだか陰湿だし、今の子どもを相手にするのは大変だなあ。
子どもの為と言ってるくせに子どもの事をちゃんと見てくれない親より、厳しくもちゃんと自分を見てくれる日村の姿勢救われる。
上下関係とか言葉遣いとか人情とか守るところはちゃんと守る任侠の世界。
正義の人達ではないし、関わるのはごめんなんだけど、ド直球な感じがかっこいい。
阿岐本の親父もかっこいい。
モンスターペアレンツにド正論かましてくる親父がかっこよかった。
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阿岐本組がいちばん真っ当ですね。
筋を通す、人を敬う、悪いことを注意する…
高校生たちもユニークで、くっきりと描かれており、あっという間に読んでしまいました。
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任侠書房も面白かったけど、今回は更に面白かったです。
だんだんと心が通じていく感じが良くて、読むのをやめられなくなりました。
今回も読後感がとてもいいです!
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大好きなシリーズ。
今回も速攻読み終わり。
読み終わってしまうのが寂しいと
思うほど面白い!!
日村さんに私まで躾けられてる様な
ヤクザの話なのに読み終わると
少し教養が身についてると言う
不思議体験 笑
もう全員愛すべきキャラクター!
大好きです。
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自分が教師をしていることもありますが、物語の途中で不覚にも目頭が熱くなる場面がありました。何事にも本気で取り組むおかしらや日村の姿勢は見習うべきところですね。
「書房」より好き!
任侠シリーズ2作目。元々学園モノが好きなのもあるけど、1作目より更に面白いと感じました。
教員経験者なので、途中までは「日本の学校も先生もさすがにここまで酷くないと思う…」と、いかにも現代の学校が批判されてるみたいで嫌だったけど、暴力団がバックで口を出していたという小説設定で、「なら仕方ない」と納得(笑)先生方も、校長も、警備員さんも実はオカシイと思ってたんだよね、って。
次も楽しみです!
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やっぱりこの本は面白い。二冊目にしてストーリーの展開は今後もこんな感じで進むんだろうなー、と思えるくらいハマってる。展開が見えるけど、期待通りで、それが心地よい。任侠ヤクザな面はちゃんとあって、やっぱそうなるよねー、が楽しみ。これは映画化されたみたいなので、さっそく見ようと思う。
Posted by ブクログ
すごく読みやすい文体ですぐに読み終わってしまった
話の流れが良くも悪くも前作と同じ、お決まりのストーリーでいくのかな
中間管理職の悲哀、もはやビジネス書では?笑
トラブルは後回しにしない、心に留めておかないと!
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。前作を読んで1ヶ月半なので良く覚えているが、前作とほぼ同じパターン。安定の水戸黄門のような内容。
弱小のヤクザである阿岐本組が、潰れかかった会社に乗り込んで経営者となる。やる気の無い従業員にやる気を出させる。経営が安定すると警察や地元の暴力団が絡んでくる。暴力団と抗争かという一触即発の状態になると、相手の組長が阿岐本組長の兄弟分と分かり手打ち。阿岐本組長が飽きて、惜しまれつつ経営を退く。ここまでが一連の流れ。
今回は荒れた高校の経営。放置された花壇掃除から始め、割れたガラスの掃除、落書きされた壁紙の掃除。組長の命令で黙々と掃除に励む若頭。賛同者が学生、先生と増えて行く。多少の鉄拳指導も仕方のないこと。清々しいまでのお約束のコースを辿る。
次は『病院』か。しばらく楽しめそう。
Posted by ブクログ
ヤクザが経営傾いてる企業を立て直す!
今野敏の任侠シリーズが気になって、第1作『任侠書房』を読んでみたら面白くて第2作『任侠学園』も一気読み
いろいろ出来過ぎの感はあるけど、読む手が止まらない面白さと、読後の感慨が良い
巻き込まれ型主人公の哀切も良い
好き
Posted by ブクログ
前作に続き、とてもおもしろくあっという間におわりました。
最後の方はだいたい予想通りの展開ですが、まぁ、そりゃそうだよなと。
主人公が苦悩しながら組長の指示されたことをこなしていく姿を見習って、わたしも仕事しようと前向きな気持ちになりました。
Posted by ブクログ
任侠シリーズ第2弾。
いやぁ、面白かった。
次から次へと展開されるストーリーのテンポがいいんだなぁ。
本を閉じさせてくれない。
一気読み必須ですわ。
すでに入手してある「任侠病院」も楽しみです。
Posted by ブクログ
任侠シリーズ、初挑戦。
これが1番(っ ॑꒳ ॑c)ワクワクしたタイトルだったので。
黒谷くん、そのまま成長して欲しい。モテそう。
他、おすすめの任侠シリーズありますか?
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感想
いつも通り潰れかけの学校を建て直し、颯爽と去っていく。ヤクザが学校!?と思ったがこれがなかなか面白い。
組長の顔の広さも手伝っていつも揉め事もない。水戸黄門的な展開だけど面白いんだなぁ。
あらすじ
阿岐本組は一本独鈷の小さな組だ。組長の阿岐本は顔が広く、文化的な事業に弱い。兄弟分の永神がもってきた学校法人、井の頭学院高校の建て直しを図る。
その高校は窓ガラスが割れ、落書きが多い高校で、生徒は無気力。代貸の日村は高校を建て直すべく、花壇の整備、窓ガラス割りの犯人を捕まえるなどに取り組み、生徒や先生の態度が徐々に変わってくる。
やがて学校に多額の寄付をしている人物がヤクザのフロント企業と分かり、窮地に立たされるが。
Posted by ブクログ
任侠シリーズ、安定の面白さ。勧善懲悪の流れは同じなので、不安なく悩まずに読める。でも、出たら(文庫版を待って)買う、そして読む。そして、「似た流れだな」と思いながら、次を待つ…。代貸、かっこいいな♪。
Posted by ブクログ
今回も面白かった。
ヤクザの代貸・日村が高校生に信賞必罰を実践してましたね。素晴らしい。
なぜか日村さんが好きになってきますね。
学園のゴタゴタも最後は上手く落ち着きました。
Posted by ブクログ
ヤクザと暴力団は違う!と確かに思える。
ヤクザと学校という取合せがまた面白い。
この任侠シリーズもきっと楽しませていただけそうな予感でワクワクしています。
Posted by ブクログ
浅田次郎テイスト
どんどん改心していく学園ものかと思いきや、少しそういうところもあり、組の絡みもあり。
任侠シリーズ2作目としては無理が無く面白かった。
Posted by ブクログ
昔気質である阿岐本組は東京下町にある小さな組です。
阿岐本組長は義理に深く人情にあつい人。
そんな組のナンバー2である日村が主人公。
今回は学校の立て直し。
荒れ果てた学校をどうやって立て直すのか。
本気で物事に当たることは大切です。
ラストは日村同様、ジンときました。
Posted by ブクログ
阿岐本組は、経営難に陥った私立高校・井の頭学院の再建を引き受けることに。
文化的な事業に首を突っ込みたがる阿岐本組長の悪癖を嘆きながらも、代貸・日村は学校へ乗り込む。
割れたままの窓ガラス、平気で煙草を吸う生徒、無気力な教師たち…
荒廃した井の頭学院を阿岐本組は立て直せるか?
まずは箱から。
まずは躾から。
割られた窓ガラスを片付ける。
荒れた花壇をきれいにする。
落書きを消す。
挨拶をする。
いいことをした生徒をほめる。
日村たちがやれることをやっていくことで、生徒たちが変わり始める。
日村たちの姿を見て、教師たちも。
井の頭学院が変わり始める…
それにしても阿岐本組長の顔の広さには感服。
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。
前作の書房再建に続き、本作は私立学園の学校法人の再建をすることに。
今日日では珍しい荒れた学校の描写が懐かしい。
落書きだらけの校舎に割れた窓ガラス、荒れ放題のグラウンド。
昭和に見たそれだ。
しかし、在校生はというと、なんとも現代的。
反抗的でもなければ、押しても引いても反応がなく不気味な存在。
本作で絵が描かれる、権利と恥の文化を読むと大いに頷ける。
実に生きづらく悲しい昨今だが、そこで働く教師達の無気力感が何とも痛ましい。
ただ、そこは人情もの。
最後はほろっと胸をすく。
全国のお子さんを抱えるおっちゃん、おばちゃんは本作をどう感じるのだろうか。
Posted by ブクログ
他にも書いたがこのシリーズ読みやすいです!ヤクザの皆さんが街の人やみんなの為に頑張っちゃう。だけども見た目やヤクザということからなかなか信用が得られなかったり。でも大体ハッピーな終わりなので好きです!
Posted by ブクログ
任侠書房より、尻切れトンボな感じはあるけど…
でも、楽しかった!
あっさりとしてるけど、ヤクザの仁義は感じる話。
毎度毎度、オヤジさんの顔の広さに助けられてるな(笑)