今野敏のレビュー一覧

  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    これまで推理小説は東野圭吾さんしか機会がなかったが、2008年出版ということで20年近く早く読めばよかったなぁと言う思いはします。
    読んでいて違和感もなく、とても読みやすい文章の構成でした。

    ただ、推理小説でよくある基本、誰が?どのように?なぜ?といった読者と一緒に推理しようと言うようなものではなかったので、ややもの足りない感じはします。
    今野敏さんの作品のとっかかりとしては、普通にドラマを見ている感覚で読みやすい本でした。

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    2025年07月13日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    推理小説の基本は誰が?どうして?どのよう?だが、このストーリーは家族と仕事と言う視点で書かれていて、単に読者に推理させるような単純なものではないとシリーズ1作目を読んで感じた。

    しかし、2作目は妻が病気になってしまうという、ハラハラする展開もありながら、一国の城主として見事な仕事ぶりを見せることができた。
    読者としても、1作目に加え、人質が犯人だったと言うどんでん返しが爽快だった。

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    2025年07月13日
  • 任侠楽団

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    今野敏『任侠楽団』中公文庫。

    『任侠』シリーズ第6弾。

    安心安定の面白さ。何と今回は『アキハバラ』『パラレル』などでお馴染みの刑事、碓氷弘一も登場し、さらに面白いストーリーに仕上がっている。

    今回はオーケストラが舞台ということで、クラシックの基本知識も散りばめられている。そればかりかジャズとクラシックの音楽性の相違についても記述されており、ジャズ好きにはたまらない内容となっている。

    そして何時もながら、親分の阿岐本雄蔵の無理難題に右往左往する代貸の日村誠司が可哀想になって来るのだが、今回ばかりは阿岐本と刑事の碓氷がほぼほぼ問題を解決してしまう。

    義理と人情と任侠は、殺伐とした今の世の

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    2025年07月04日
  • 任侠シネマ

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    ネタバレ

    東京バンドワゴンとともに安定感抜群。敢えて言うなら正統派のヤクザマンネリ作品。阿岐本組は指定暴力団認定は受けていない弱小ヤクザだが心意気が心地よい。今回は阿岐本組が映画館の再生事業に乗り出す。見返りは「ない」、単に映画館を残したい。何故、映画館側は閉館せざるを得ないのか?徐々に「千住地区の再開発」という噂レベルから端を発した可能性が。この再開発の裏を阿岐本組の代貸・日村、組一同が奔走する。さらに、阿岐本組の弱体化を狙った所轄のマル暴甘糟と新任係長。最近は甘糟は阿岐本組の存続を願っているような気がする。⑤

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    2025年06月28日
  • 任侠学園

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    シリーズ二作目。
    今回も代貸の日村の見事な活躍で学校を立て直していく様子が爽快だった。
    組長のキャラクターもクセになりそうだ。
    テンポよく話が進み一気読みだった。

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    2025年06月27日
  • 署長サスピション

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    登場人物が多いけれど、全員個性的だから覚えやすい。副所長は癖がないが、周りが癖ものだらけすぎる。
    くせ者たちの会話が面白くて、テンポよくさらさら読める。
    署長は内心はどう思ってるか分からないけど、あまり苦労せずな雰囲気がうらやましい。
    ボートレースの当たりくじが万舟券というの初めて知った。
    次作も楽しみ。

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    2025年06月26日
  • 任侠楽団

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    任侠シリーズ第6弾

    やっと文庫化や!
    速攻、購入してしまった(^◇^;)

    今回の立て直し案件は、楽団!オーケストラ!
    でも、今までの赤字なのを立て直していくのとは毛色は違うな。
    今回は、楽団内部のいざこざ。
    良くありそうな若手とベテランの!
    更に公演の日付が近づいて…
    コンサルティング会社の社員として、潜入して解決。

    指揮者が襲撃されたこともあって、刑事とタッグを組む!
    こんな事件もあるんで、犯人探しもあって、ミステリー要素もあるんやな。まぁ、大した事件やないけどね。

    ほんまに一流の人って、自分だけのカテゴリーやなく、他のも吸収して自分を高めていくんやな。
    クラッシック、ジャズやなく、

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    2025年06月23日
  • 棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

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    竜崎自ら令状を持って行ったり、取調べするなど、まさに大森署での集大成といった内容だった。
    次作から神奈川県警に舞台を移すという事だろうけれど、何とも感慨深い気持ちになる。
    大森署のメンバーには違う話でまた会えるのだけれど、やっぱり竜崎との絡みが一番好きだ。

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    2025年06月23日
  • 無明 警視庁強行犯係・樋口顕

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    どんなに小さなことでも 気になることがあれば 調べなおす気持ち 
    とてもめんどくさくて 気が重いことですが 正すことって大事ですね ん…警察官なら尚さらですね 
    しかし…邪魔をする人間もいるのがパターンです
    いろいろからまって 面白かったです

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    2025年06月22日
  • 新装版 二重標的 東京ベイエリア分署

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    1996年発行が底本になってる文庫版。もはや、今野敏作品に完全にはまって、安積班シリーズに突入。底本の時代を考えると、携帯電話がないことが不自由なのか自由なのかすらわからなくなる。目まぐるしい毎時を、チーム一人一人が、何を感じ何を思うかに敏感、というか過敏なぐらい気にして仕切る心情の声に、胃に穴が開きそうな気すらする。愛すべき中間管理職。さ、次を読もー

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    2025年06月17日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    久しぶり今野敏氏。読みやすくて、どんどん読んじゃう今野敏。エンタメ性高し今野敏。
    STも設定が面白かったけど、この隠蔽捜査もキャラが立ってていい!

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    2025年06月10日
  • 天狼 東京湾臨海署安積班

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    書き出しから終章までテンポ良く展開して一気に読み終えていた!ハングレの起こした事件を東京湾臨海署の刑事がどう解決するのか事件のバックにはどんな犯人が隠れているのか楽しみながら読み進めた!疲れを知らない刑事に脱帽だネ!

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    2025年06月09日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    随分前から「今野敏さんの本が読みたい!」と思ってはいたのだが、
    数多い作品の中でいったい何を読めばよいのか?決められず結構な時間が過ぎてしまっていました。
    結局、今野敏スペースおススメで検索した結果、この「隠蔽捜査」シリーズに辿り着き、どうせならシリーズ1作目から読んでみよう・・・と。
    選んで大正解!
    約20年前の作品ですが、違和感無く、楽しく読ませて頂きました。
    頭が固いガンコ者で融通のきかない正直者の竜崎さんが一発で好きになりました。
    次は何を読んでみようか?
    また楽しみが増えたのでした・・・

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    2025年06月05日
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    シリーズのスピンオフ作品。
    他者視点の竜崎。とても良かったです。

    大森署貝沼副署長の話は情報漏洩と誤認逮捕。
    竜崎署長に知られる前に解決を…と思う貝沼でしたが、どうも最悪な選択をしているような気がして結局署長に報告し、指示を仰ぐことにします。
    自分の過ちをすぐさま軌道修正できる貝沼もすごいなと思いました。

    『疑心』に登場した畠山美奈子がスカイマーシャルの訓練を受ける話。
    キャリアであり女性であることから一緒に訓練を受けるメンバーの中で浮いてしまっている美奈子。しかも訓練では周囲の足を引っ張っていると自己嫌悪に陥ります。
    思わず竜崎に電話をしてしまう美奈子。そこで竜崎に思いもかけない言葉を言

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    2025年06月02日
  • ニンジャ 公安外事・倉島警部補

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    公安外事の倉島警部補が関わった8つの事件簿であった。それぞれの事件が短編で纏められていた。最初の物語りが長編で繫るのかな思っていたが結局最後の短編につながって---それも日本には観光で来日し食事の話しになって終了とは、ハハハツと笑ってしまった!ああ楽しかった!

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    2025年06月02日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    前作での出来事を受け、所轄の署長に降格異動となってしまったキャリア、竜崎伸也警視長の物語。
    シリーズ2作目で、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞した、警察・家族小説。

    立てこもり殺人事件と家族のことの間で揺れ動く竜崎。生活力の無さと実直さが半端ではない。

    「所要のの措置を取ってくれ。」
    「本音と建前を使い分ける人がまともで、本気で原理原則を大切だと考えている者が変人だというのは、納得がいかない」など、名言も多発。今回から正式に部下となった戸高刑事との場面も見どころ。

    特に、最後のシーンでの奥さんとのやり取りは、夫婦の色が全開で本当に素晴らしかったです。
    邦彦くんはこの後どうなっていく

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    2025年06月01日
  • 闘神伝説 4

    購入済み

    闘神伝説

    今野敏さんの警察物以外の小説を初めて読みました。日本にはあまり馴染みのないゲリラやKGB、CIAが出て来て公安警察官やエージェントなどスリリングな動きには想像が追いつかず、でも夢中で読みました。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年05月31日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

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    またまた次から次に難題が襲いかかってくるが、いつものように正論で立ち向かっていく竜崎。
    全てをよい方向に導けるのは、揺るがない信念があるのは勿論、柔軟性も持ち合わせているからだろう。
    大森署に来てからの竜崎は、大きく心境が変わっていっているのがわかる。
    益々これから面白くなっていきそうだと思った。

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    2025年05月27日
  • 石礫(せきれき) 機捜235

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    今まで読んだことのない作家さんを見つけたくて書店で見つけたのが一作目。の続編。人臭いやり取りや想いの言葉、リスペクト。楽しみにじっくり読もうと思ったけど、一気に読みふけったくらい。1作目では、人柄や機捜って、を細かな話でインストールした感じ。この2作目で、最後の方ではちょっと潤んじゃったわ。あー早く3作目読みたい。

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    2025年05月25日
  • マル暴総監

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    甘糟さん、今回も抜群の人の良さで諸々つぶやきがもれつつも事件解決へ進めていきますね。
    オチもよかった。
    任侠シリーズ好きなので、日村さんでてくるのうれしかったです!

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    2025年05月20日