あらすじ
外国人同士が揉めているという通報があり、安積たちが現場に駆けつけると、複数の外国人が罵声を上げて揉み合っていた。相手を刺して怪我を負わせた一人を確保し送検するも、彼らの対立はこれでは終わらなかった……。(「略奪」)おなじみの安積班メンバーに加え、国際犯罪対策課、水上安全課、盗犯係など、それぞれの警察官の矜持が光る傑作短編集。(解説・細谷正充) (単行本『夏空 東京湾臨海署安積班』を文庫化に際し改題しました)
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Posted by ブクログ
安定の安積班シリーズ
バランスのとれたメンバー
今回は事件解決って感じより 人間関係の困りごと解決って感じでした
「人と人の関わりなんて、そんなに変わるもんじゃないさ」
この一言ですね
安定の安積班。
雨水が、春を呼ぶ言葉というのが、印象的だった。
そして、最後の、外国人同士の乱闘騒ぎ。
安積さんの、人と人との関わりについての言葉が、安積さんだなぁと。
Posted by ブクログ
「志望」…武藤が新レギュラーキャラにならなくて良かった。
「過失」…こういう仕組まれた話は新鮮。
「成敗」…昔は良かったみたいな感じの愚痴という、このシリーズの良くない部分が出ていた。
「夏雲」…動画回してくる奴本当嫌だよね。
「略奪」…略奪が日常になる未来もあるのかもしれない。
Posted by ブクログ
警察小説を読んでみようと思って、書店でカバーのイラストもなんとなく良い感じだしピンときて手に取ってみました。今野敏さんも初めて、安積班なるものも初めてでした。人気シリーズなんですね。どれも短めの作品で読みやすく、登場人物にもまだ全然詳しくない中、安積のバランサーぶり、落ち着いていていかなるときも公平さを忘れない姿勢に胸を打たれました。あとは組織で仕事するってたしかにこんな感じだなー、と会社員としてもなんとなく共感したり。こちらがシリーズ最新刊とのことなので、遡っていこうと思います。今度はがっつり長編を読みたい