【感想・ネタバレ】捜査組曲 東京湾臨海署安積班のレビュー

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Posted by ブクログ

今回も安定のおもしろさです。
いろんな人からみた目線で話が進んでます。
カデンツァ→安積さん
ラプソディー→安積さん
オブリガード→相楽さん
セレナーデ→水野さん
ゴーダ→黒木さん
リタルダント→桜井さん
ダ・カーポ→村雨さん
シンフォニー→石倉さん
ディスコード→榊原課長
アンサンブル→安積さん
須田さんバージョンは無かったですね。

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2020年03月02日

Posted by ブクログ

短編集。これは良い。安積班をはじめ、臨海署のお馴染みの面々の事がわかり良かった。解説にあったが、『人を信じるという気持ちの大切さと尊さをいつも思い知らされる。』全くその通りです。

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2017年10月27日

Posted by ブクログ

題名の「組曲」通り、安積班のメンバー各人がそれぞれの視点で事件に対応する様を描いた短編集。
「カデンツァ=無伴奏の即興曲」「ラプソディー=狂詩曲」「オブリガート=対旋律」「セレナーデ=小夜曲」等、各短編の題名も音楽用語を付し、さながら輪舞曲(ロンド)の様相を呈している。
今回は班員だけでなく、「シンフォニー」では、鑑識係の石倉が主役となり、係への待遇の不満を爆発させる。
「ディスコード=不協和音」では、チョイ役でしか顔を出さない榊原刑事課長がなんと主役となって、強行班の二つの係への対応で苦慮する様が描かれる。
「アンサンブル」では、安積に対抗心を燃やす相楽がが、安積のプライベートを考慮するという男気を発揮し、相楽の思いがけない一面が見られる。
どの短編も、さして大きな事件は起こらず、登場人物たちの人物像を浮き上がらせる話となっていて、彼らの人となりをより理解でき、このシリーズにより深入りしてしまいそう。

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2023年04月19日

Posted by ブクログ

自分がミュージシャンなので、タイトル買いしたんだけど、予想を裏切らない内容だった。音楽用語の各章のタイトルが内容とうまくリンクしていて、うーんやるなぁと思った。

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2022年12月20日

Posted by ブクログ

あいかわらずの安積班で、安心して読むことができる。
メンバーそれぞれの語りなのも面白い。
ドラマの再放送を見ているので、ついあのキャストで
読んでしまうw

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2019年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 今野敏さんの警察小説の中でも、最も息が長いシリーズであり、連続ドラマ化もされた安積班シリーズ。本作は、その安積班シリーズの最新刊である。

 安積班シリーズは、長編も面白いが、本作のような連作短編集にこそ魅力が詰まっていると考える。1編当たりは短いが、きちんと物語があり、人間模様がある。本作では、安積班の面々の視点に加え、安積をライバル視する相楽や、鑑識の石倉など、臨海署の様々な面々の視点で描かれているのが興味深い。

 「カデンツァ」。現実にも聞く、呆れた犯罪。察知したのは…。「ラプソディー」。船上で遺体発見。警察と海保のせめぎ合いは、意外な結末に。「オブリガート」。安積班と相楽班の事案が絡み合う。素直に感謝できない相楽であった。しかし、やるべきことはやる。

 「セレナーデ」。これまた実際にありそうな話。今回のお手柄は…。「コーダ」。先入観で判断する危険性とは。これは読者への戒めでもある。「リタルダント」。忙しいときほど、ゆっくり考えろ。至言だが、なかなかできることではない。

 「ダ・カーポ」。またこのパターンかよ。紆余曲折はしたが、警察は見抜く。「シンオフォニー」。常に忙殺されている鑑識。しかも、相楽がいちゃもんを…。彼らこそ、縁の下の力持ち。「ディスコード」。上層部には上層部の苦悩がある。不協和音も悪くはないって?

 最後に「アンサンブル」。相楽班に失態が続いていた。上層部も気を揉んでいる。こんなとき、安積にできることはない。汚名返上は、自らするしかない。

 全10編のタイトルが音楽用語になっており、しかも内容とリンクしているのが芸が細かい。相楽の扱いが少々気の毒だが、味があって憎めないキャラクターだ。安積班と相楽班、臨海署を支える2つの強行犯係には、それぞれの物語がある。

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2016年09月09日

Posted by ブクログ

201607/出てくる全員がキャラ立っててしっかり物語も成り立ってて、ほんと良シリーズ。脇キャラの面々の活躍もあり、彼らを主役にした短編形式ってのもいい。そして速水は毎回いいとこもってくな~笑。

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2016年08月07日

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