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Posted by ブクログ
今野敏の刑事ものは、主人公の刑事の性格・環境の設定が独特で面白い。
本作の樋口については、「自分に自信が持ち切れない」「他人にどう思われているかを非常に気にする」という独特の性格が随所に垣間見えている。
こういう人って組織の中に必ず居るよね、というタイプだ。
普通こういった刑事ものだと、主人公は独断的だったり、極端に論理的だったり、とにかく周りとは一味も二味も出来が違うんだ、という形で名刑事ぶりを誇る場合が多いと思う。
しかしこの作品では性格描写によって、樋口が優秀な刑事という印象を巧みにぼかしている感がある。(とはいえ、話の展開が進むにつれてどう見ても名刑事でしょう、としか言えない役割を果たしているのだが)
そういった面から、とにかく直線的に解に突き進む剛腕刑事ではなく、微妙に「ゆらぎ」を持ちながらも着実に捜査を進めていく、という姿が進み方として他の作品には無い独特な感覚であり、本作の面白い所だった。
Posted by ブクログ
はからずもシリーズを逆順に読むこととなった樋口シリーズ1作目です
登場人物たちを掘り下げてくような感じでこれはこれでおもしろいかも
当然樋口の良き相談相手の氏家との出会いも語られることになると思い楽しみにしていました
なぜ樋口は氏家には素直に相談できるのか?まあ類は友を呼ぶということなんでしょうが氏家の外側に向けたポーズの内面に誠実さがあるからなんでしょうな
それから相変わらず樋口の自己評価の低さなんですがこれが本当にひどい、ひくつと言っていいくらい
最新巻に比べてだいぶひどい、ということは逆にちょっとづつ自信をつけてるということなのかな
そして妻の恵子の評価がほぼ樋口の自己評価と一致しているのが微笑ましく樋口の内面をちゃんと理解してる一番の味方なんだなぁと
そして樋口シリーズのシリーズ通してのテーマはズバリ「家族」だということがはっきり分かりました
犯人や容疑者はほとんど家族に問題がある人ばかりだし
樋口家のような家庭を維持するには努力も必要!
努力…足りてるかなぁ?
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