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警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。自分と長男を脅していた銀行員の富岡を殺したのは、次男の英次ではないか、という疑惑を抱いたからだ。ダンスに熱中し、家族と折り合いの悪い息子ではあったが、富岡と接触していたのは事実だ。捜査本部で共にこの事件を追っていた樋口顕は、やがて島崎の覗く深淵に気付く。捜査官と家庭人の狭間で苦悩する男たちを描いた、本格警察小説。
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Posted by ブクログ
樋口シリーズの中で、1番読み応えがあり、引き込まれた。隠蔽捜査シリーズと並び、今野敏の中でもお気に入り。
これぞ私の中の大好きな今野さんといったお話。朱夏と一緒に店頭購入。 以降ネタバレ注意。 樋口さんがなかなか出てこないなぁと思いつつ、銀行の不正や人が人を利用する嫌な話から始まって、ちょっとしんどくなるかもと最初は思ってしまった。 で、樋口さん登場~で、こんなにわくわくするのはとうとう竜崎さんに続き...続きを読む樋口さんも好きになった証拠か。 話のほうは、もうこの親子はどうなってしまうのかとハラハラさせつつ、樋口さんも木原課長もとんでもなく良い男ぶりを発揮してくれました。 島崎が息子の尾行中にいろいろと気づき始めるあたりからじんわり涙が滲みながら読み進め、最後は一気読みでした。 ほんとに良かった。と思えるお話でした。 樋口班って三作で終わりなんでしょうか?もっと読みたいですね。
3作目は親子の物語 あとがきあるように前作もそうだが、推理に重きを置かず、人間ドラマを強く意識されている作品 作者によると一つの集大成であり思い入れがあるとも 読み応えのあり
暖かい親子の絆に大感動。 警察官をキャラクターに家族の姿を描いた人間ドラマです。 気づいたらこんな深夜まで止まらなかった。凄い小説だ。
警視庁強行犯 シリーズ3作目 物語の骨子にあるダンスについて、個人的には分からないので(テーマの音楽のみわかる)雰囲気だけ、でも最後まで面白く長い作品ですが面白く読めた。 ハズレ無し 作家の他のシリーズも気になってきた
ビート
ダンスの世界を真剣に目指して只ひたすら練習し、汗をかき…汗は嘘をつかない。とても良い言葉ですね。私も街頭でダンスをしている若者を見たら、、不良そう…と偏見を持っていたかもしれません。何にも知らないくせに見た目だけで判断はダメですね。反省します。ためになった一冊です
#タメになる
樋口シリーズ第三弾。 不覚にも泣いた! 家族っていいなぁとしみじみ感じさせてくれる珠玉の作品。体育会の体質そのもので子育てが上手くできなかった警察官が、事件により子どもとの信頼関係を築くまでの軌跡が描かれている。 人物描写がたまらなく上手い。 後半は引き込まれるように読み終えた。
樋口シリーズの第三弾です。今作は前作までより面白いです。特に後半は時間を忘れて没頭するレベルでした。 まず、事件自体がよく練られており、最後の方に急展開が入ります。 次に登場実物に深みがあります。ネタバレになるので詳細は控えますが、思わず感情移入してしまう場面がいくつもありました。 これは読み...続きを読む直す価値のある作品です。オススメです。
今野敏さんの隠蔽捜査シリーズ以外を読みました。 これは樋口顕シリーズの何番目なのだろうか。 この主人公は、他人から見るとクールでポーカーフェイスだが、妻からは融通が利かない唐変木と言われるシーンが面白かった。読み終わって家族とのコミュニケーションが大事なことを再認識した次第です。
今野敏「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」第3作目(2000年11月単行本、2005年3月文庫本)。 このシリーズは事件の犯人を逮捕するのがメインテーマではなく、主人公の樋口が関わる人間関係がテーマのような気がする。警視庁捜査一課の仲間だったり、所轄の捜査員だったり、家族だったり、事件の容疑者だったり...続きを読むと。 今回は事件に大きく関わってくる捜査二課の警部補で樋口より5歳年上の島崎洋平47歳との関係がテーマだろう。読んでいくうちに前作の年代背景より2年が経っているようで、樋口も警部になっていた。そして変わらず樋口の信頼する相談相手として登場する2才歳下の荻窪署の生活安全課の氏家も40歳になっていた。同じ捜査一課強行犯係の天童は49歳ということになる。捜査一課長の田端も変わってなく、この3人が変わらず脇を固めているので何となく落ち着く。 今回は企業犯罪を担当する捜査二課の案件で島崎が捜査対象の銀行へ捜査情報の供与をしたことから発生する人間模様と殺人事件へと進んでしまったことに対する島崎の苦悩と樋口の人間性がよくわかる物語だ。また天童と島崎が交番勤務時代の先輩後輩の間柄で樋口も三人で飲むことにもなる。 島崎には二人の息子がいる。長男が島崎と同じ大学の同じ柔道部の島崎丈太郎、次男が父親に反抗し高校中退して家族とも疎遠になっている島崎英治、ダンスにはまっているが家族は知らない。 そしてその大学の柔道部出身で銀行に勤める富岡和夫36歳が、この家族に大きな苦難をもたらす。富岡は島崎警部補の大学柔道部の後輩でもあるが、丈太郎の先輩OBで子供の頃の柔道教室の先生でもあった。英治も子供の頃は同じ柔道教室に通っていたが、挫折して柔道とは縁を切っている。 島崎の捜査チームは富岡の勤務する銀行を不正会計の疑いで近々強制捜査に入る予定になっていた。その情報を富岡は丈太郎から脅しに近い形で得て、島崎警部補に接触し巧みに脅しを加えながら、強制捜査の日程の情報を得る。罠にはまった島崎は丈太郎を叱責しながらも何の解決策も出すことも出来ず、警視庁警務部の監察に怯え、丈太郎の将来に悩み、荒んでいく。 そんな時に富岡が自宅マンションの部屋で強打の上、絞殺された。島崎は一旦は安堵して日常を取り戻すのだが、捜査線上に英治らしい人物の目撃情報が出て、再び苦悩する。 結果的に樋口が島崎警部補とこの家族を救い、殺人事件も解決するのだが、樋口はギリギリのところでの悲惨な新たな事件を防ぎ、更に不幸な捜査情報漏洩を余計な誰も望まない事件として処理するところに感銘を受ける。樋口警部へのシンパがこうして増えていくんだろう。 今回も樋口の家族、妻の恵子、一人娘の照美が登場する。照美はまだ高校生で、夜から朝に掛けてのライブディスコに友達と三人で行くことに恵子は反対し、樋口は氏家に相談する。樋口がついていけばいいという助言を恵子と照美に条件として進言すると簡単に受け入れられるのだ。そのディスコに氏家も来ていて実にほのぼのとした感じがいい。前作「朱夏」では恵子の誘拐事件で夫婦の深い信頼関係を見られたように、これからのこの家族の幸福な行く末を見届けられたらいいなと思う。
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警視庁強行犯係・樋口顕
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