あらすじ
多摩の山中で見つかった他殺体。警視庁捜査一課の樋口班が調べると、殺されたのは売春の噂があり、渋谷署が既に接触していた女子高生だった。樋口は被害者の友人と面会するが、その時の二人きりの様子を何者かに撮られ、ネットに流されてしまう。実直な性格から同僚の信頼も厚い彼があらぬ疑いをかけられ……。刑事が己の正義を貫く傑作警察小説。
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今回も、樋口マジック炸裂!
高校生も、警察官も、若者も、おじさんも、皆んな、彼の真実の想いに触れて、変わっていく。
でも、本人には、その自覚が、全く無い。
被疑者の女子高生に、最後に言った言葉は、彼の心の底からの言葉なんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
面白かったです
自己評価の低い樋口さん
でも 樋口マジックとか言ってびっくりするくらい 周りの人を取り込んでいく
殺人事件と少女買春の話
よくない大人がかかわって事件にと発展してしまうけど 高校生は子供じゃない 自分の頭で考えて行動できるからね
Posted by ブクログ
今野敏 警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第8弾。
奥多摩の山中で女性の他殺体が発見される。警視庁捜査1課・樋口班が捜査を進めると、殺害されたのは、渋谷署がすでに接触していた女子高生であり、売春の噂があった。
樋口は、被害者の友人と2人っきりで面会するが、その様子をネットニュースに流されてしまうことに。
あらぬ疑いをかけられながらも、事件の真相に迫っていく樋口。
さすが樋口。
本当に実直に、真面目に事件に取り組む姿には頭がさがる。その実直さに、多くを語らずとも周りが納得し、樋口を中心に回り始める。
樋口のやっていることはいたって普通なんだが。
樋口が言うように、『普通の人が迷い、悩み、悲しみ、そして、感動し、笑うように…』
だからこそ、普通の人たちに寄り添うことができるのだろう。
謙虚な樋口だからこそ、できるのだろう。
『隠蔽捜査』の剣崎とは対局の『普通』の樋口が事件を解決していく。
これが『樋口顕シリーズ』のおもしろさである。
Posted by ブクログ
安定の面白さ。この樋口、とにかくフラットに相手の話を聞くことをベースに仕事を進めていて、自分もこうありたいな、と思わされる。疲れた組織人のサラリーマンがこうした警察小説を読む理由がなんとなくわかる…?!笑
Posted by ブクログ
安定の樋口シリーズ。一気読みでした。
信念や心情がわかりやすく、当たり前に普通であることの難しさなど、価値観の違う若手や他部門とどう接するか非常に距離感した。竜崎とは違うが原理原則を持つのは、判断を伴う管理職は非常に重要だなと改めて認識しました。
Posted by ブクログ
奥多摩の山林で、全裸の女性の遺体が見つかる事件が発生。これを捜査していくと、女子高生の売春グループの存在が見えてきて・・・・といった感じのお話。
ん~、なんだろ2時間ドラマの小説版読んだ気分。
終盤まで話は淡々と、主人公である樋口係長の視点で進んでいきます。
正直退屈だなと思いながら読み進めていましたが、終盤の参考人と容疑者の取り調べのシーンで一気に盛り上がったというか、面白くなってきました。
参考人の取り調べのシーンでは、一皮一皮剥かれていき徐々に焦ってくる様子に、容疑者の取り調べでは、容疑者のサイコっぷりに対して、主人公が冷静に追い詰めていくシーンにテンション上がりました。
が、犯人の動機というか、何考えてたのかもよく分からんままに終わってしまったところは、個人的には「うーん」って感じでした。
話自体の、特に大きなどんでん返しがあったわけでもないし、犯人も中盤で察しがついてしまったので、そういう意味では物足りなかったかな?
Posted by ブクログ
気が弱くて、人に嫌われたくないと、自己評価の低い警視庁強行班係の樋口顕を主人公にしたシリーズ。
奥多摩山中で見つかった他殺体を調べることになり、身元確認されたのは売春の噂もある女子高校生。
青梅署・渋谷署との合同捜査となるが、一部の刑事から反感を招く。そんな彼らをも手なずけてしまう樋口に感心する、同期の氏家は「樋口マジック」と揶揄する。
そんな樋口であるが、ある行為によりあらぬ疑いを掛けられてしまう。
その行方は・・・。
相変わらず安定した面白さの、このシリーズ。