作品一覧

    • 文豪は鬼子と綴る
      NEW
      -
      1巻1,980円 (税込)
      「さあ、化物と鉢合わせといこうか」 謎だらけの変人作家×毒舌の少年助手 不揃いだからこそ補い合える二人が、博多の街を騒がす人食い化物の正体を追う大正あやかし事件簿! 時は大正十年。旧制中学に通う優等生・瀬戸春彦は編集者の父のお使いで、偏屈で有名な正体不明の大人気作家・香月蓮の原稿取りに行かされる。 香月は春彦の歯に衣着せぬ物言いや年の割に達観した性格を気に入り、小説のネタ探しの助手にする。 二人はさっそく町で噂になっている、託宣で人の死を予言するという歩き巫女の姉妹、人喰い化け物の仕業と噂される連続バラバラ殺人事件の真相を追いかける。 だが、それは恐ろしくも底知れぬ闇への入口だった。 見えてきた手がかりは、遊廓の遊女たちの怨念から生まれたという曰くつき呪具――太夫の左腕。 民俗学的な要素も満載、大正時代の博多を舞台に繰り広げられる耽美なホラーミステリ! くすんだ金髪に白い肌、鬼子として生を受けた少年、瀬戸春彦。 己の運命に縛られ屋敷に閉じ籠もり生きてきた謎の小説家、香月蓮。 己ではどうしよもない呪いを背負った者同士の運命的な出会い―― 「夜行堂奇譚」「四ツ山鬼談」の著者が放つ新たなバディ小説!
    • 夜行堂奇譚 1【電子特別版】
      続巻入荷
      4.8
      1~3巻781~803円 (税込)
      県庁で働く大野木龍臣は、突然の辞令で怪異絡みの案件を扱う「特別対策室」へ部署異動を命じられた。 異動後の初仕事として前任者の捜索を始めるが、手掛かりはゼロ。 解決策を求めて訪れた奇妙な骨董店で出会ったのは、右腕の無い青年・桜千早だった。 初めての怪異に戸惑う大野木と、怪異を視る力を授かった千早がタッグを組み、街に潜む怪異に立ち向かう! ※電子版には、「プロローグ」が収録されています
    • 夜行堂奇譚【分冊版】 1
      無料あり
      4.0
      1~38巻0~88円 (税込)
      県庁で働く大野木龍臣は、突然の辞令で怪異絡みの案件を扱う「特別対策室」へ部署異動を命じられた。 異動後の初仕事として前任者の捜索を始めるが、手掛かりはゼロ。 解決策を求めて訪れた奇妙な骨董店で出会ったのは、右腕の無い青年・桜千早だった。 初めての怪異に戸惑う大野木と、怪異を視る力を授かった千早がタッグを組み、街に潜む怪異に立ち向かう! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
    • 夜行堂奇譚
      3.7
      1~6巻1,980~2,090円 (税込)
      隻腕の見鬼(けんき)・千早と、オカルト嫌いな県庁生安課・大野木は、骨董屋「夜行堂」店主によって引き合わされ、多発する怪異の解決に挑む。人の情念や想いが、人ならざるものとなり引き起こす、数々の呪いと悲劇。その様を静かに眺める、夜行堂店主の真の目的とは…。SNSで話題の怪異譚、待望の書籍化! 書き下ろし250ページ以上! 装画:げみ
    • 天神さまの花いちもんめ
      4.2
      1巻1,870円 (税込)
      私は天神さまこと、菅原道真。皆さまご存じのとおり、太宰府天満宮に祀られている学問の神さまである。好きな食べ物は卵かけご飯。家電製品の扱いはちょっと苦手。築五十年のオンボロ四畳半アパートで暮らしている。 この国には八百万の神々がいるが、私も含め皆、人間社会に紛れて生きている。コンビニで立ち読みをしていたり、ラーメン屋の行列に並んでいたり、公園のベンチでぐったりと休んでいたり、参拝者の願いに耳を傾けていたり…。 本書は、そんな神さまたちの何気ない日常のお話。 装画:浮雲 宇一
    • 四ツ山鬼談
      4.2
      1巻1,650円 (税込)
      「これを、漆喰に混ぜて塗れ」 依頼主から左官に渡されたのは小さな白磁の壺。 仕事は「ある家」の外壁の塗り直し。 「家の中には入ってはならん」 何が見えても聞こえても。 熊本県荒尾市。かつての炭鉱と競馬場と干潟の町。 雨が降れば、土地に染み付いた念が湿った煤の匂いとともに立ち昇る。 町のそこかしこに潜み、たたずみ、彷徨う黒い人。 「夜行堂奇譚」の著者が故郷を舞台に描く、奇怪な幻燈のごとき怪異譚。 これは、鬼の話である――。 ・「囁く家」  漆喰の塗り直しを頼まれた左官。そこは入った者の命をとる死霊憑きの家 ・「ひそむ鬼」  離れの床下には鬼がいる…鬼の写真を撮ることにとり憑かれた伯父の家の秘密 ・「箪笥の煤」  抽斗を開けた者は肺を病んで死ぬ。祖母が弔う祟りの桐箪笥の由来 ・「ヤマから響く声」  亡き叔母の日記。そこに綴られたのは庭の井戸と黒い人に纏わる恐怖の記録 ――ほか11の忌み話
    • 呪物怪談
      5.0
      1巻781円 (税込)
      「五つで忘れる」 親族の背後に子供が並び立つ夢。 白装束の女が囁く呪いのお告げとは… 「絶対に忘れない」より 危険と知りつつ覗かずにはいられない、禁断の書。 呪いづくし実話怪談! 「呪い」「呪物」に纏わる実体験、体験者への聞き書きを集めた実話怪談集。 南東北の村で我流の呪願を続けた女の末路…「かしりのはて」黒木あるじ 山間の村を訪れる呪い屋が授けた禁断の呪具…「簪」嗣人 不審死を遂げた伯父宅の床下から出てきた甕…「醤油の家」蛙坂須美 除霊の儀式中に出てきたモノが発した呪いの予言…「鬼行」八木商店 樹海で拾ったロープに宿る呪力…「例の箱」住倉カオス 按摩師兼拝み屋の男に送られてきた呪いの風…「言呪」営業のK 異様な太り方をするようになった原因は謎のしゃぶしゃぶ店の肉…「豚王の呪い」 乗る者すべてを不幸にする風俗店の曰く付き送迎車…「理不尽な呪い」夜行列車 母の遺品から出てきた呪い日記に綴られた呪法…「知らぬ間に」 人死があった祟りの井戸水を飲む男…「呪恋」他、全23話収録。 業の深い話ばかりを封印した本書こそ、すでに一つの「呪物」なのかもしれない。
    • 夜行堂奇譚 3

      Posted by ブクログ

      大野木さんのひととなりをたっぷり語れる3巻でした。
      「蛍火」が、優しさと煌めきと温もりに満ちていて、特に好きです!

      0
      2025年03月28日
    • 夜行堂奇譚 陸

      Posted by ブクログ

      あー読み終えてしまった。
      毎回辞書並の厚さなのに、あの世界観に没頭してしまい、あっという間に読み終えてしまう。
      今回もとても良かった。
      今回は基本的にゾクっと一瞬しても、その後はなんかスッキリし、後味も良いお話が多かった印象。
      とはいえ、天敵の鷹元と遠野が登場すると一気に不穏な空気になる。
      鷹元はなにが狙いなんだろうか。

      0
      2025年02月05日
    • 夜行堂奇譚 陸

      Posted by ブクログ

      本の分厚さとはつまりこの世界に浸っていられる時間が長いということ。なんて幸せな。大野木・桜の優しさと安心感、鷹元・遠野の妖しい美しさ、帯刀・木山の切ない繋がり。それらが絡み合う物語と、怪しくも美しい世界観に毎回癒されます。

      0
      2025年01月28日
    • 天神さまの花いちもんめ

      ネタバレ 購入済み

      太宰府観光案内兼

      「ダメ、今優しくされたら泣く」とか「子供はイカン子供は!!」とか思っている人は電車の中で読まない方が良いかもしれません。
      福岡は太宰府天満宮に鎮座する、築後五十年超えのアパート住まいの菅原道真公が人々と毎日を慈しみながら暮らす物語です。道真公の他にも日本神話の神様大集合で酒盛りしたり仕事したり酒盛りしたりで大騒ぎです。お酒大好きな人は今すぐにでも太宰府に飛びたくなるかも知れません。私は胃もたれがしました。
      読了後、道真公について軽く調べてみると、お話の最初に出てくる「今日も一日、父は勤めを果たしてくるよ」の台詞の意味がわかるのです。道真公・・・(涙)
      それから公、化粧水はたいた後にタオルで顔拭

      #泣ける #癒やされる #ほのぼの

      0
      2024年10月16日
    • 夜行堂奇譚 伍

      Posted by ブクログ

      もう5作目なんですね。

      初期の頃は面白いけれど話が飛んだりしていたところが、少しずつ色々繋がってきてどんどん面白くなってきました。関係の良さそうだった帯刀老と木山の関係から、なぜ今の木山が形成されているのか、とか。楸はいかにしてあのような少女に成長したのか、とか。

      大野木さんと千早の相棒感がどんどん増してきます。ほっこりしたお話もあれば、ゾワゾワする話もあり、最後は天神様〜とのコラボかなぁと思わせる話もあり。 

      異界と地続きな感じがいっそう感じられました。次も楽しみです。

      0
      2024年10月08日

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