文豪は鬼子と綴る

文豪は鬼子と綴る

1,980円 (税込)

9pt

4.3

「さあ、化物と鉢合わせといこうか」

謎だらけの変人作家×毒舌の少年助手
不揃いだからこそ補い合える二人が、博多の街を騒がす人食い化物の正体を追う大正あやかし事件簿!

時は大正十年。旧制中学に通う優等生・瀬戸春彦は編集者の父のお使いで、偏屈で有名な正体不明の大人気作家・香月蓮の原稿取りに行かされる。
香月は春彦の歯に衣着せぬ物言いや年の割に達観した性格を気に入り、小説のネタ探しの助手にする。
二人はさっそく町で噂になっている、託宣で人の死を予言するという歩き巫女の姉妹、人喰い化け物の仕業と噂される連続バラバラ殺人事件の真相を追いかける。
だが、それは恐ろしくも底知れぬ闇への入口だった。
見えてきた手がかりは、遊廓の遊女たちの怨念から生まれたという曰くつき呪具――太夫の左腕。
民俗学的な要素も満載、大正時代の博多を舞台に繰り広げられる耽美なホラーミステリ!


くすんだ金髪に白い肌、鬼子として生を受けた少年、瀬戸春彦。
己の運命に縛られ屋敷に閉じ籠もり生きてきた謎の小説家、香月蓮。

己ではどうしよもない呪いを背負った者同士の運命的な出会い――
「夜行堂奇譚」「四ツ山鬼談」の著者が放つ新たなバディ小説!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    竹書房
  • ページ数
    312ページ
  • 電子版発売日
    2025年03月31日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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文豪は鬼子と綴る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どこか色気すら感じる大正の雰囲気と魅力的な登場人物たち。民俗学的な知見がしっかりあるからこの雰囲気が出るのかな。そして嗣人さんのバディものはなぜここまで尊いのか…

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    どこか浮世離れ?した人気作家先生と、毒舌中学生の2人組で、とっても刺さった
    シリーズ1作目とのことなので、今後2人の秘密が明かされていくのも楽しみ!

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    くるたんさんの本棚からです。
    くるたんさんありがとうございます!


    時は文明開化の明治時代をへて、文化が花開いた平和な大正時代。
    舞台は博多。
    文豪の青年、香月と、自らを鬼子と蔑む十四歳の少年、春彦が物語の主人公です。
    作者あとがきにもありましたが、この時代の少年の精神年齢の高さには驚きました。

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    時は大正。
    中学生の春彦と作家香月蓮が出会うところから物語は始まる。父に頼まれ香月の原稿を取りに行った春彦が、香月に気にいられ師弟関係を結ぶ。そして取材の一環で噂の巫女に出会い物語は進んでいく。
    章分けがされている作品ではあるが、長編小説。
    嗣人さんの他の作品とは違い、人ならざるものに関わるというよ

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この作者の書くバディは外れない。

    大正の世で怪異にまつわる事件を追う(好奇心)文豪に付き合わされる、学生の春彦。凸凹でありながら相性の良い二人のやり取りは見ていて気持ちがいいものがありました。

    いつもながら日本神話に対する解像度が高く、こちらも勉強になるものがありました。

    香月の正体は、作者曰

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    嗣人さんの夜行堂奇譚シリーズも大好きだけど、本作もとても好みで良い!!
    大正時代と福岡の町がマッチしていて、全体的に雰囲気が良い。
    香月先生の得体の知れないのに優しく変人なところと、こちらもなにやらありそう春彦とバディがいい。
    香月先生の蘊蓄がまた勉強になり、もっと続きを!と思ってしまう。
    怪事件も

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大正時代の博多が舞台。
    人気作家・香月蓮と彼に見込まれて助手にされた中学生・瀬戸春彦のバディもの。
    キャラ小説として楽しく読めました。

    一部書店では嗣人先生の書き下ろし小説が読めるQRコードが付いたイラストカードが配布されたそうですね。

    0
    2025年07月21日

文豪は鬼子と綴る の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    竹書房
  • ページ数
    312ページ
  • 電子版発売日
    2025年03月31日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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