小説・文芸 - 竹書房作品一覧
-
-〈シグマフォース〉のジェームズ・ロリンズ、最新ファンタジー・アドベンチャー 月が堕ちる予言とともに、少女は立ち上がる。 舞台は運命と出会い会が待つ氷の果てに── 失われた絆、裏切り、そして予言。少女は真実を求めて旅に出る。 凍てつく世界に待ち受ける謎。 奇跡の力を持つ少女は、翼をもつ弟とともに禁断の氷壁を越える。 迫る終末、揺らぐ記憶、目覚める古代―― これは、運命に抗う者たちの黙示録。 〈あらすじ〉 氷に覆われた世界で運命が目を覚ます。 真実が暴かれる時、世界は再び動き出す── ムーンフォールによるアースの破滅を予言したニックスは、それを阻止するため仲間たちとともに永遠の夜が続く大氷原を目指す。その途中で巨大コウモリ――ラーシュクの群れに襲われ、不時着した氷の下には「クレイシュ(揺りかご)」と呼ばれる世界が広がっていた。そこで出会ったダールという青年から、「オシュカピア(夢見し者)」という生き物の存在を聞かされる。オシュカピアの持つ不思議な力が導く先には何があるのか? 一方、別行動を取って南クラッシュ帝国に潜入したハレンディ王国のカンセ王子たちは、謎の鍵を握る「眠りし者」の捜索を試みるが、国内の不穏な情勢と、王国との戦争の気配に妨げられる。ようやくたどり着いたマルガードの地で、カンセたちが目にしたものとは?
-
-「実はこの話、『話してはいけない』って言われたんです」 人が関わってはいけない「何か」。 この世には、テッパンで「障る」「祟る」ものが存在する。 語るたびに何かが起きてきた曰くつきの怪談「障り」を解禁! タブーへ挑む著者渾身の怪奇取材録 偶然で片付けることのできない怪異がある。 人はそれを「障り」或いは「祟り」と呼ぶ――。 ・親族の依頼で悪霊に憑かれた老女の除霊に赴いた僧侶。家の中で見た戦慄の光景とは…「仏間の闇」 ・宿泊禁止の部屋があるホテル。清掃だけはするのだが、その驚愕の方法とは…「ザイル」 ・二種類の呪術が特定の家系だけに脈々と受け継がれている村。その効力は…「黒の禁書」 ・山中の神社へ肝試しに行った三人組。そのうちの一人が突如獣のように…「禁忌の社」 ・美しい島に魅入られた女性が体験した悪夢の一夜。島の人が神と呼ぶものは一体…「神の憑く島」 ・著者があるホテルで遭遇した霊の話。以後、この話をしようとすると…「障り」 ほか、触れてはいけない「事件」「霊」「物件」「呪術」「神」「怪談」 6つのテーマで収録された危険極まりない怪談たち。 禁じられた領域に迫る15の怪! 仏壇に供えられた二つのおはぎを見た時、その違和感に気がついた。 おはぎの表面が、ぐねぐねとまるで生きているかのように動いている。 蝋燭の灯りでそう見えるのかと思ったが、どうも違う。ぶつぶつの小さな無数の黒い粒が、おはぎの表面にびっしりと張り付いていて小刻みに動いている。 「……あなた、何をお供えしているんですか」 ――「仏間の闇」より
-
-拝み屋が綴る最恐怪異群像 蠢く女の首。 左右から生えた細長い手足を折り曲げ蜘蛛を思わせる動きで――。 「首手足 行方不明」より 拝み屋たちを襲う魑魅魍魎 人の悪意と異形に蝕まれる! 宮城で長年、拝み屋としてこの世ならざる者たちと渡り合ってきた郷内心瞳が、怪異を追体験させるような「すさまじく怖い話」ばかりを集めた究極の怪談本。 ・放課後、怪談話をしていた女子高生の髪が突然…「それになる」 ・道で振り仰いだら上から若い女が降ってきて…「直撃」 ・特定の日現れる異様な女の怪「十三日の金曜日」 ・奇妙な夢を見た後に連絡があったかつての級友とその顛末「布団部屋の女たち」 ・郷内と同業の拝み屋の怪異との決死の対峙! 連作「ストレンジ温泉の怪」 ・全身の皮膚が剥がれ落ちた女が路上に立っていて…「バースターと花時雨」 ――など怖気震えあがる52話を収録。
-
4.5其の列車は死者を運ぶ 亡き人に逢いたくば――さぁ、乗るがいい。 ついに香月の秘密が明らかに! 生まれながらに軛を背負う二人が、現世と幽世のあわいを走る幻の豪華列車を追う大正あやかし事件簿 大正十年博多。 正体不明の人気作家・香月蓮の助手を務める中学生・瀬戸春彦は「この世の不可思議なるものを見つけてこい」という主の無理難題に頭を悩ますが、香月の正体を嗅ぎ回る新聞記者の杉山から真夜中に死者を乗せて走るという幽霊列車の目撃情報を得る。 霧の中から忽然と現れては消える幻の豪華列車。しかもあの柳原白蓮が乗っていたとの情報も。 どうしても会いたい故人がいる香月と春彦は真相を突き止めるべく杉山と夜の博多駅に忍び込み、ついに幻の列車に乗車する。 居合わせたのは訳アリの乗客たち、果たして幽霊列車の正体とは……? 訳アリ、美形、偏屈。怪異大好き小説家の香月蓮(こうづきれん)と、 鬼子で、毒舌、優秀。甘味大好き中学生助手の瀬戸春彦(せとはるひこ)。 ともに出自にどうにもならない【呪い】を背負った者同士、 凸凹バディが大正時代の博多を舞台に躍動する耽美なホラーミステリー、第2弾!! 改札を抜けて発着場へ出ると、そこには荘厳な蒸気機関車に牽引された、豪華絢爛な車輌五両が停車していた。深青色の光沢が電灯の光を弾いて、まるで七宝焼きのような輝きを放っている。 「……帰って来られると思いますか?」 僕の問いに香月がこちらを振り向く。 「どうした? 恐ろしくなったのか?」 列車がぐん、と前へ大きく動き出し、車輌が揺れると木の軋む音がした。加速はゆっくりと、だが確実に前へと進み始める。前方で蒸気の噴出する音がした。 「春彦。私も同じだ。ひと目会いたい者がいる。その為に、この列車へ乗ることを決めたのだ」 ――本文より
-
4.0〈シグマフォース〉のジェームズ・ロリンズ、最新ファンタジー・アドベンチャー 月が堕ちる予言とともに、少女は立ち上がる。 舞台は運命と出会い会が待つ氷の果てに── 失われた絆、裏切り、そして予言。少女は真実を求めて旅に出る。 凍てつく世界に待ち受ける謎。 奇跡の力を持つ少女は、翼をもつ弟とともに禁断の氷壁を越える。 迫る終末、揺らぐ記憶、目覚める古代―― これは、運命に抗う者たちの黙示録。 〈あらすじ〉 氷に覆われた世界で運命が目を覚ます。 真実が暴かれる時、世界は再び動き出す── ムーンフォールによるアースの破滅を予言したニックスは、それを阻止するため仲間たちとともに永遠の夜が続く大氷原を目指す。その途中で巨大コウモリ――ラーシュクの群れに襲われ、不時着した氷の下には「クレイシュ(揺りかご)」と呼ばれる世界が広がっていた。そこで出会ったダールという青年から、「オシュカピア(夢見し者)」という生き物の存在を聞かされる。オシュカピアの持つ不思議な力が導く先には何があるのか? 一方、別行動を取って南クラッシュ帝国に潜入したハレンディ王国のカンセ王子たちは、謎の鍵を握る「眠りし者」の捜索を試みるが、国内の不穏な情勢と、王国との戦争の気配に妨げられる。ようやくたどり着いたマルガードの地で、カンセたちが目にしたものとは?
-
-「甘美なほど不道徳でありながら、優しくロマンティック……永遠に読んでいたい」セレステ・ブラッドリー “魅力的な恋人”を競う賭け。 放蕩公爵と伯爵に応募してきたのは……? 名作ロマンスシリーズ 電子版も新規配信開始! 〈あらすじ〉 1812年、ロンドン社交界はとある賭けの噂でもちきりだった。有名な放蕩者でその対照的な容姿から、“悪魔の公爵” “天使の伯爵” と呼ばれるニコラスとデレクが、どちらが魅力的な恋人で、女性を悦ばせる【悦ばせるに傍点】ことができるかを競うことになったのだ。人々の話題は、結果もさることながら、誰が審判をつとめるかということ。騒ぎの中、匿名で応募してきたのは意外なことにお堅いと有名な“氷の美女”――若く美しい子爵未亡人キャロラインだった。 この賭けは幼いころから知っているアナベルの婚約にショックを受けたデレクが、酔った勢いで言い出したものだった。恋愛に本気にならないようにしているニコラスは、軽い気持ちで乗ったのだが、キャロラインを見た瞬間に胸がざわめき、先に過ごすのは自分からだと持ちかける。どうしようもない独占欲が芽生えるのを感じながら……。 キャロラインとニコラス、アナベルとデレク。ふた組の恋の行く末は? 無作法な賭けは、いつしか永遠の愛へと変わってゆく――。ホットでロマンティックな名作ロマンス小説をお届けします。
-
-1巻836円 (税込)超豪華執筆陣!超弩級怪談集!! 人気シリーズが一夜の復活! 豪華執筆陣による最恐怪談アンソロジー 怪異はつきない、地獄行きはまだまだだ! 死者の魂魄が現世にとどまる四十九日に準え不思議で怖く不気味な話を紡ぐアンソロジー「怪談四十九夜」。シリーズ11冊完結から三年、一夜かぎりの禍々しき復活には錚々たる執筆陣が登場する。 ・仕事で訪れた家での壮絶な怪異「愛知の家」(田中俊行) ・出戻ってきた隣家の娘のその理由「同じ声」(斉砂波人) ・奇妙な老婆が引いていたのは…「糸」(福澤徹三) ・イノシシやシカと違う奇妙な足跡「寄生」(若本衣織)、事故の多い坂の謎「九本目」(雨宮淳司) ・販売サイトで売られていた物は…「なつかしの品々」(平山夢明) ――ほかつくね乱蔵、小田イ輔、我妻俊樹、そして黒木あるじ。地獄行きはまだまだ、怪異の宴は続く。
-
-この御札…… 死んだ人間の血で描かれてる。 「壁から女のゆうれいが出てきて私を見るの」 同じ言葉を遺して死ぬ女性たち。 歌舞伎町で密かに出回った この世に存在してはいけない呪物とは――? 怪談社の書記が紡ぐ最新・怪奇事件録 怪異蒐集のフィールドワークとその語りを生業とするプロ集団・怪談社の書記が綴る取材録。 壁から出てきた女の霊に見つめられると死にたくなる――歌舞伎町で複数の人間から聞かされた同じ話。原因を辿っていくと…「常世の御札」 北海道の牧場の従業員寮に棲みついた訳ありの男。男は毎晩段ボール箱に向かって謝罪を繰り返すのだが、その中身は…「牧場の箱」 父の遺品から出てきた土器のようなもの。昔、山で貰ったものらしいのだが…「アステカの土器」 貧しさと孤独の中で生きる女性に抱きついてきた不思議なこども…「石鹸の匂い」 死に際の母が残した衝撃の告白。そこから始まる家族と怪の奇縁…「家族と冷蔵庫」 他、じわり広がる怪の余韻47話! この人間ドラマと怪はえぐい……。 心の準備をお願いします。
-
-1巻924円 (税込)葬儀から埋葬まで葬送と弔いに纏わる恐怖譚! 「かえせ、かえせ。お前の肉体を寄越せ」 土葬の遺言を破り父を火葬にした息子を襲う父親の影。 四体の父親が息子の手足を千切ろうと… ――「親父の遺言」より 人形供養で有名な寺の裏の公園で子供たちが掘りあてた禁忌…「人形の寺」 着物だけを棺に入れた奇妙な葬儀。火葬の炉に入れた途端、恐ろしい現象が…「着物葬儀」 通夜の晩、祖父から食べさせられたグミのようなもの。祖母の指だと言うのだが…「祖母の魂」 かつて風葬を行っていた奄美大島のある場所。祭りの晩に出逢った少女との関係は…「トフル」 葬儀の最中くじら幕の裏側に隠れて遊んでいた子供が布越しに見た奇妙な世界…「くじら幕」 他、野辺送り・風葬・骨噛み・逆さ事・両墓制・破地獄・洗骨・一杯飯など葬儀慣習の民俗学コラムもあわせ全43話収録。 葬るとは命と役目を終えたものを埋葬すること、そして時に「無かったこと」にすることである……。
-
4.5音楽と熱狂 音楽が彼女を動かす。熱狂が彼女を変える。 テロと感染病の影響で、ひとびとが直接会う機会は激減した。観客を入れたライブなどは参集規制法によって禁じられている――。 ローズマリーは超巨大企業スーパーウォリーに勤め、自宅からアバターで顧客に対応する、単調な日々を過ごしていた。だがある日、顧客から仮想空間で行われるライブのチケットをもらったことで彼女の人生は変わる。音楽の新たな魅力を知ったローズマリーは、転職し、密かに行われているライブから新たなミュージシャンを発掘するスカウトになることを決意するのだが――。 他人と接触することがなくなった時代、禁止されてもなおライブの熱狂を求めるひとびとを描いた音楽SFの傑作。2020年度ネビュラ賞長篇部門受賞作。
-
3.9最新の義手が道路と繫がった男の話(「一筋に伸びる二車線のハイウェイ」)、世代間宇宙船の中で受け継がれる記憶と歴史と音楽(「風はさまよう」)、クジラを運転して旅をするという奇妙な仕事の終わりに待つ予想外の結末(「イッカク」)、並行世界のサラ・ピンスカーたちが集まるサラコンで起きた殺人事件をサラ・ピンスカーのひとりが解決するSFミステリ(「そして(Nマイナス1)人しかいなくなった」)など。 奇想の海に呑まれ、たゆたい、息を継ぎ、泳ぎ続ける。その果てに待つものは――。静かな筆致で描かれる、不思議で愛おしいフィリップ・K・ディック賞を受賞した異色短篇集。 アーシュラ・K・ル=グウィンや、ケリー・リンクの作風を受け継ぎながら、彼女自身の不屈の声が全面に響いている。 ――〈カーカス・レビュー〉 幻想的な要素を含みながら、同時に、現実にある身近な喪失と痛みに根ざしたほろ苦い物語だ。この物語には、美しい繊細さがある。思索的(スペキュレイティヴ)な要素で読者の頭を殴ることはなく、物語の多くの側面を行間に残している。ピンスカーはサブテキストを非常に巧みに扱い、ページ上ではひとつの物語しか描かれていないが、読者にはふたつの完全な物語が提示されている。 ――A・C・ワイズ(作家) 【短篇集として】 2020年度フィリップ・K・ディック賞受賞作 2020年度ローカス賞短篇集部門候補作 2020年度世界幻想文学大賞候補作 【収録作品一覧】 「一筋に伸びる二車線のハイウェイ」(2015年度ネビュラ賞短篇部門候補作) 「そしてわれらは暗闇の中」 「記憶が戻る日(リメンバリー・デイ)」 「いずれすべては海の中に」(2017年度ネビュラ賞短篇部門候補作) 「彼女の低いハム音」 「死者との対話」 「時間流民のためのシュウェル・ホーム」 「深淵をあとに歓喜して」(2014年度シオドア・スタージョン賞短篇部門受賞作、ネビュラ賞中篇部門候補作) 「孤独な船乗りはだれ一人」 「風はさまよう」(2018年度ヒューゴー賞中篇部門候補作、ローカス賞中篇部門候補作、ネビュラ賞中篇部門候補作) 「オープン・ロードの聖母様」(2016年度ネビュラ賞中篇部門受賞作、ヒューゴー賞中篇部門候補作、シオドア・スタージョン短篇部門候補作) 「イッカク」(2020年度ローカス賞中篇部門候補作) 「そして(Nマイナス1)人しかいなくなった」(2016年度ヒューゴー賞ノヴェラ部門候補作、シオドア・スタージョン短篇部門候補作、ローカス賞ノヴェラ部門受賞作)
-
-灼熱の世界と氷の世界―― 人が住めるのはその2つの世界の境界線のみ。 破滅の迫る中、世界を救うための危険な旅が始まる――。 構想十年――〈シグマフォース〉のジェームズ・ロリンズによる大型ファンタジー・シリーズ、遂に日本上陸! 自転が止まった惑星〈アース〉――片側は灼熱の世界、もう片側は暗闇に閉ざされた氷の世界。 生命を維持できる環境はその2つの世界の境界線――星を帯状に取り巻く「クラウン(王冠)」と呼ばれる細長い地域のみ。 そんなクラウンに暮らす盲目の少女が、月が落下して世界が滅ぶ夢を見る。 しかし、戦争の足音が忍び寄りつつある世界では、誰も破滅の前兆の話など聞きたいとは思わない。 彼女の予言が現実のものになるのか――より重要なのは、どうすれば破滅を阻止できるのか…… それを突き止めるのは彼女とその仲間たちの手に委ねられる。 ◉著者――ジェームズ・ロリンズからのメッセージ 「構想に10年、執筆に数年、そして読者の皆さんに長らく辛抱していただいた末に、本書をようやく出版できた。 この壮大な物語を誇りに思うとともに、それが皆さんの手元に届くと考えると胸が高鳴る。 このシリーズの誕生に関して、科学スリラーの作者がどんな経緯で叙事詩的なファンタジーの執筆に手を出したのかを説明しておこう。 この物語は私のルーツへの回帰に当たる。 創作活動を始めてまだ間もない頃、私はジェームズ・ロリンズとしてスリラーを書く一方で、ジェームズ・クレメンスの名前でファンタジー作品も書いていた。 『星なき王冠』はこの2つの人格を融合させたもので、ジャンルにまたがる「科学ファンタジー」とでも呼ぶべき作品だ。 さあ、『星なき王冠』にようこそ。私と一緒に皆さんも新しい世界への第一歩を踏み出してくれることを願う。」 〈あらすじ〉 自転が止まった惑星〈アース〉では、常に太陽の光を浴びる灼熱の世界と永遠の夜が続く氷の世界に二分され、人間はアースを環状に取り巻くその狭間の「クラウン」という地域で暮らしている。ハレンディ王国のブレイク修道院学校で学ぶ盲目の少女ニックスは、ある事件をきっかけに目が見えるようになり、同時に不思議な力を手にする。その力が彼女に見せたのは「ムーンフォール」――月の落下によるアースの破滅という未来。隣国との戦争を控えた王国では、ニックスの予言を巡って国王や側近の思惑がうごめき、軍を派遣して彼女を宮殿に連れてくることに決まる。そんなある日、ニックスは修道院学校に迫る危機を予知する。自らの新たな能力に戸惑いつつ、ニックスは学校と町を脅威から救おうと試みる。
-
-黒死病がヨーロッパに暗い影を落としていた1351年--。 領地を奪われたイングランドの騎士ジェラルドは、あてどない放浪の旅を続けていた。その最中、深い森の中でひとりの貴婦人を助けたことで、彼の運命は大きく動き始める。 淑女の名はイザベル。代々守り続けてきた聖母子像「オディギトリア」を狙う許婚に追われ、侍女と従者を殺されたという。ジェラルドは放っておけず、聖像を安全な場所に届けるまで、彼女の警護を買って出た。 このとき、彼は知らなかった。「オディギトリア」を手中に収めようと画策する黒幕が、彼と彼の父を貶めたノートルダムの枢機卿モリノーであることを……。 ベストセラー作家ボイド・モリソンが美術研究者の実妹ベスとタッグを組んだ歴史アクション、堂々開幕!! ニューヨーク・タイムズ紙ほか、全米各紙が絶賛!! 「ペストで荒廃し、イングランドとフランスの抗争が続く14世紀のヨーロッパを舞台に、新たなアクションヒーローが誕生した。ボイド・モリソンとベス・モリソンが創出した本作の主人公である「ジェラルド・フォックス」は、騎士道精神の模範的な存在にふさわしい勇敢さと正義感を兼ね備えている。放浪の騎士である彼は物語の冒頭、窮地に陥った令嬢を救出し、自身の人生が「最悪の殺人、陰謀、そして裏切りに満ちている」と語る。ジェラルドに悲劇をもたらした仇敵はひとりではなく3人、さらに彼らの配下にある騎士や取り巻きたちとも戦わなければならない。時折、現代風な表現を交えながら展開する本作は、独創的で賑やかなプロットで彩られている。全ての読者の胸を躍らせる冒険小説」 --ニューヨーク・タイムズ紙
-
5.0気づいていますか? あなたの背中にへばり憑く 死者の怨念、生者の悪意 三代目最恐位・怪談界の帝王が贈る人気シリーズ、3年ぶりの新刊!! 幽霊に生者の悪意や人怖までもがハイブリッドされた悶絶必至の怪談たち。 ・元カレが忘れられず逢いに行っていると自白した恋人。だが、その場所は廃墟で…「神隠しマンション」 ・教育実習で3年ぶりに母校に戻ってきた男子学生は、在学中に自分が捏造した学校の七不思議のひとつが 異様な存在感をもって広まっていることを知る。 嘘を証明しようと夕暮時の校舎裏に行くと…「屋上のミヨコさん」 ・小学生の頃、父の実家でよく見た井戸の洗剤の不気味なローカルCM。 ある日一緒にCMを見ていた友達に異変が…「井戸は僕におまかせください」 ・最寄り駅で流れる奇妙な駅員のアナウンス。 危険を知らせる注意喚起なのだが、よく考えると自分だけに関係のある予言じみた内容で…「駅神様」 ・代々医者の一族の屋敷の奥にある鍵のかかった小部屋。そこに隠された恐ろしきものとは…「陰摩羅鬼の蒼い爪」 ほか、伝説の怪談「訳アリバイト」を大幅に加筆した完全版「深淵に至る」も収録。 怪談界の帝王がおくる珠玉の全11話、待望のシリーズ第3弾!
-
4.0アメリカ海軍、特撮を撮影す 第2次世界大戦中、B級モンスター映画界のスターであるシムズ・ソーリーは奇想天外な仕事の依頼を受ける。相手はアメリカ海軍で、巨大なトカゲの着ぐるみに入ってほしいというのだ。 アメリカ海軍は巨大な火を吹くトカゲを生み出し、日本を降伏させようという極秘計画を進めていた。ところが、ベヒモスと名付けられた全長400メートルの怪獣はコントロールが効かなかった。海軍は苦心の末に着ぐるみを使い、ベヒモスが日本を破壊するのを日本の外交団に見せつけようと決断したのだった。 そこでベヒモスのスーツアクターに選ばれたのが数々のモンスターを演じてきたシムズ・ソーリー。拒否権などないシムズは、戦争を終わるならばと、この二度とない〝生涯最高の役〟に取り組むが……。 一見、荒唐無稽でありながら、人類への愛に満ち溢れたシオドア・スタージョン記念賞受賞作。
-
-悪夢のような奇想の怪談集! 開けたら最後! 封じられた異形の怪談が目を覚ます 「頭はすぐ見つかったのに舌が足りない」「背骨だけ見つからないのも…」 大学構内で聞こえてきた妙な会話 ――「バケツ」より 飄々とした体で幽と実をつなぐ我妻俊樹が満を持してまとめた奇妙さ充溢の一冊。 ・モシモ、モシモ、モシモダヨ…電話から聞こえてくるのは…「蛙」 ・太陽の表面に見える怪異、自分だけが目撃しているのか「日食のはずなのに」 ・窓の外に見える制服姿の女の子たち、彼女たちがもたらす恐怖「女の子たちのおしゃべり」 ・おばあちゃんの家に掛かってきた電話、その不気味な話とは「トカゲ友達」 ・友達を泊めたその夜に起きた奇妙なこと「友達を泊める」 ・頭を打つ事故からの半年間の記憶がどうも違う…「半年間ありがとう」 ――など47話。 異界を覗く目録帳――開けば封じられた数多の「面妖」が囁く。
-
-地元の恐怖が集まるマチサガの怖い話 東京都町田市、神奈川県相模原市――100万人が暮らす首都圏の一大ベッドタウンに潜む怪異譚を地元の怪談作家が徹底取材! ・駅前に建つ某ビル、そして某ホテルにも出現する赤い服の女の霊「町田駅前ビル」 ・女の幽霊の噂を聞き相模大野の某公園を訪れた若者が味わった絶望「見ると死ぬ女」 ・生者を狙い引きずり込む鶴川の危険な怪異「ホーム下」 ・淵野辺のマンションに住む学生が体験した部屋を訪れる妖「通りもの」 ・成瀬駅から生者の命を狙いつけ狙う黒い異形「ついてくる」 ・最凶心霊スポットと名高い宮ヶ瀬に棲む妖怪〈川天狗〉の恐怖「潤水都市さがみはら」 ・血塗れの男が侵入する恐怖!霊道に建つ異界の物件「玉川学園の家」 ・相模湖のとある廃墟で巻き起こる戦慄の出来事「湖畔の廃ホテル」 ・タヌキの仕業だったのか。金井の男性の身に降りかかった不可思議すぎる実体験「狸話」 ・いるはずのない赤子の声、存在しない最上階のさらに上――怪異が頻発するとある病院「津久井の病院」 ・長津田行きで寝過ごした先の車庫で目撃した異様な存在「背が高い高い高い」 ・黒い女の幽霊が佇む津久井の最凶心霊スポットで起きた怪事「三井大橋」 ・〝開けてくれよう〟そう言いながら毎夜男が窓を叩く鶴川某所の恐怖物件「うるさい部屋」 ・国道16号沿いで目撃される白い幽霊の正体と、ダム湖を徘徊する奇妙な人物の恐怖「白い奴~名手橋」 ――など、マチサガの怖い話を多数収録!
-
-「ワシントン・ポスト」紙の年間ベストに選出されたパンデミック超大作 日本の天文愛好家の発見した新彗星が地球近傍を通過した翌朝、十五歳の少女ネッシーが消えた。そして姉のシャナが発見したときには、無意識状態で歩き続ける不可解な存在と化していた。話しかけても無反応。一方で、行く手を阻めば全身から高熱を発し、激しく痙攣する。鎮静剤を打とうとすれば、注射針が折れるほど皮膚は硬化していた。 ネッシーが単なる夢遊病でないことはすぐに証明される。同じ夢遊状態で現れた男が、強引に押し込まれたパトカーの車内で爆発したからだ。この映像は瞬く間に拡散する。未知の感染症、中東のバイオテロ、合衆国政府の陰謀、ミュータント……数多の憶測が飛び交い、その間にも同じ症状者が次々現れ、ネッシーのうしろで列をなしていく。 表舞台に距離を置いていた感染症専門医のベンジーは、事態を洞見していた予測型AI「ブラックスワン」の導きで調査団に参加。ネッシーたちに帯同するが、手がかりすら掴めない。混乱が深まるなか、恐るべき真菌ウイルスが顕現する--。
-
4.5詳細なカルテを基にお客さん一人ひとりにあった本を 選書するサービス「一万円選書」で注目! 1冊ずつ心を込めて「売れる本」ではなく「売りたい本」を売り、 読者が運命の1冊に巡り合うお手伝いをする、小さな本屋さんの物語。 本の中になにがある、字がある。 字の中になにがあるか、宇宙がある。 「本が好きなんです。それに尽きます。 いい本をみんなに読んでほしい。 一人でも多くの人に本の面白さを知ってほしい。 そのためだったらな何だってやるつもりです。」 北国の小さな本屋が、どんな工夫とアイデアで苦境を乗り越えたのか? 「本が読まれない」といわれるこの時代に、こんなにも人々を魅了する一万円選書の魅力とは? そして、お客さんのカルテを基に選書を担当している本の目利き・岩田徹さんはなぜそこまで今その人に必要な心をゆさぶる本を選ぶことができるのか? 第1章 一万円選書のすべて 究極の問い 三日天下 本屋の神様 ネットの世界でバズる 選書カルテ カルテの読み込み方 賢者を紹介する どうせなら美味しいものを食べたい 本を選ぶコツは本を読むコツ 手紙を添えて システムの確立 ドキュメント 一万円選書 プラットホーム どうぞ真似してください 第2章 負けて負けて迷って迷ってやっと見つけた 本こそが庶民の娯楽の王様だった 砂川で本屋を始めた両親 サラリーマンを経て書店主へ バブル崩壊後の焼野原 砂川地域大学という挑戦 あの手この手 売れない理由なんて100でも言える 店内レイアウト試行錯誤 消してはいけない炎 作家‣笠井一子さんとの出会い うちが責任を持って売るから! 原動力 第3章 本屋が生き残るために 苦言を呈します 小さな本屋が革命を起こす 全国の個性派本屋さん いわたま選書 他業種とのコラボ 図書館がうらやましい みんなにもっと本を読んでほしい オンリーワン
-
-1巻924円 (税込)「写真」に纏わる超厳選怪談集 肩にかかる手、オーブ、黒い影、奇妙な物体―― それって心霊写真? 少年の頭はザクロのように半分しかなく、この世のものとは思えない… ――「最後の写真」(西浦和也)より 偶然か因縁か、写ってはならないものがそこにある。見つめるほどに背筋が冷える不可解な瞬間の記録、〈写真〉に纏わる怪談を選りすぐった一冊。 ・写真同好会で撮った集合写真の凶悪な異変「佐伯さん、連絡ください」(つくね乱蔵) ・心霊スポット撮影で起きた顛末「撮影に行って来た」(田辺青蛙) ・写真を撮ると必ず写る異形、彼のその後「彼のイモムシ」(川奈まり子) ・有名な宿での曰くの写真「克己復礼」(鶴乃大助) ・静止画を動画にするアプリの奇妙な暴走「夫婦の肖像」(鷲羽大介) ・オークションで手に入れた古いアルバム、その違和感とは「心霊写真百枚セット」(クダマツヒロシ) ――など書き下ろしほか全44話収録。
-
5.0ビショップは〝何〟を知っていたのか? 彼の脳内にあるゼノモーフのデータを巡り、 ウェイランド・ユタニ社、植民地海兵隊、 そしてビショップの創造主によって 三つ巴の戦いが開始される── 果たしてそれぞれの目的とは? 映画「エイリアン3」のその後を新たに描く、オリジナル小説! ◉映画「エイリアン」シリーズ最新作、「エイリアン:ロムルス(Alien: Romulus)」2024年9月6日(金)全国公開 「映画の続編としての雰囲気をよく再現しており、緊張感と恐怖感が満載だ。ビショップは新しい体で目覚め、自己発見の旅に出る。ビショップは間違いを犯すことができるが、何が本当に重要であるかを学ぶ」 ――SF Book 「アクションと深いテーマを融合させた作品だ。物語は、巨大企業や政府、貧困と苦しみ、AIと選択、そのプログラムを超えた知性の進化、見つけた家族、生存のために心の暗闇を克服することについて深く探求している。」 ――Barnes & Noble 〈あらすじ〉 「お願いだ、わたしの接続を切ってくれ。 わたしを再生修理することは可能だが、性能は二度と最高レベルには戻らない。 いっそのこと、これで終わるほうがましだ」 ランス・ビショップ、モデル341‐B 〈フィオリーナ161〉にて 辺境の囚人惑星〈フィオリーナ161(通称フューリー)〉にて回収された合成人間ビショップは永久に停止されることを望むが、創造主であるマイケル・ビショップによって新たな体を与えられる。 マイケルは、ビショップに復活させた理由をこう説明する。 「おまえの頭脳に保存されているゼノモーフの知識は、医療科学を飛躍的に発展させる。それは人類にとって恩恵だ」 しかし、研究に必要な財源をマイケルはどこから得ているのか……彼が新たに忠誠を誓う相手とは誰なのか……。 その頃、植民地海兵隊のマーセル・アポーン艦長は〈USCSSパトナ〉号を追っていた。彼は〈イル・コンデ〉号の指揮官であり、植民惑星〈LV426〉の任務で犠牲となったアレクサンダー・アポーン軍曹の実の弟でもある。だが、その追跡任務の周辺には〈ウェイランド・ユタニ〉社の傭兵部隊の影が怪しくちらつく。 ランス・ビショップが有する宇宙最強生物に関する詳細な知見から利益を得ようと、大勢の者たちがうごめいていた。 そしてゼノモーフもまた……
-
4.5死者のこころを覗いた先に潜む闇 現役の精神科医が描く最恐怪異譚 「体が捻じ切れて死ぬまで、ゆらゆらさんと踊り続ける」 とある精神病院で囁かれる恐ろしい怪異 「たゆたう」より 現役の精神科医でありラッパーでもある異色の怪談蒐集家・Dr.マキダシの待望の初単著。 ・患者の死期がわかるベテラン看護師、彼女には不穏なものが見えていて…「スリーアウト」 ・法医学教室にある様々な死者の遺留品、変わり者の教授が憑かれた物「Y字の木」 ・医学部の先輩の異常な行動、そして戦慄の因果「ネズミ先輩」 ・精神病院で語られる危険すぎる霊とは「たゆたう」 ・自死した女性が処置室に夜な夜な現れる「確信犯」 ・住人の心を蝕む部屋で起きていた恐ろしい凶事「怒号の部屋」 ――など25話収録。 人の心を扱う医者が綴る、死者の「こころ」を覗いた先に潜む幾重もの闇と怪異をご堪能あれ。
-
-竹書房怪談文庫編 / 碧絃 / 青葉入鹿 / 薊桜蓮 / 犬飼亀戸 / 雨水秀水 / 浦宮キヨ / 大谷雪菜 / 岡田眞弥 / おがぴー / 御家時 / 怪談を千話集める人 / 隠人籠屋 / 影絵草子 / 影野ゾウ / 千稀 / 烏目浩輔 / 鬼志仁 / 黒野洋司 / 小祝うづく / 佐々木ざぼ / 佐藤健 / 瑞雲閣華千代 / 錫鳴奇壱 / 雪鳴月彦 / 高倉樹 / 高崎十八番 / 月の砂漠 / 天堂朱雀 / 中村朔 / 墓場少年 / 八の通り / 花園メアリー / 柩葉月 / 筆者 / ホームタウン / 真合流 / 沫 / 宿屋ヒルベルト / 柳下どじょう / 大和かたる / 肜 / Yuki / 吉田六1巻858円 (税込)いつでもどこでも誰にでも怪異は訪れる―― 「隣人」「自転車」「坂」「母」「猫」「ゴミ」「忘れ物」など身近な事柄をテーマに集められた生の怪異体験談73話を収録! 通勤電車でいつも隣に座って来る男。男が唱える言葉を聞いていると異変が…「ルーティン」 盗まれた自転車が見つかった喜びもつかの間、傍らで犯人が首を吊っていて…「加速感」 男児を背負ってゴミ山に置きに行っていたという不気味な祖父の話。その真相は…「ゴミ山」 何もない場所を指さしては猫がいるという娘。猫なんていないでしょ!と強く言った瞬間、娘は…「ねこちゃ」 アパートのベランダに立つ赤い女。だがそこは空き部屋のはずで…「昨日の女」他、 怪談マンスリーコンテスト受賞者43名が聞き集めた戦慄の怪談投稿、最恐傑作選。 ★ふつうの毎日がふつうじゃなくなる22のシーン 母の怖い話 猫の怖い話 隣人の怖い話 ゴミの怖い話 散歩の怖い話 樹木の怖い話 金属の怖い話 自転車の怖い話 地下鉄の怖い話 水族館の怖い話 動物園の怖い話 忘れ物の怖い話 再会の怖い話 名前の怖い話 数字の怖い話 後から来た怖い話 運動会の怖い話 祭りの怖い話 蛇の怖い話 信仰の怖い話 坂の怖い話 異界の怖い話 ★執筆者 青葉入鹿/薊桜蓮/犬飼亀戸/雨水秀水/浦宮キヨ/大谷雪菜/岡田眞弥/おがぴー/御家時/怪談を千話集める人/隠人籠屋/影絵草子/影野ゾウ/千稀/烏目浩輔/鬼志 仁/黒野洋司/小祝うづく/佐々木ざぼ/佐藤健/瑞雲閣華千代/錫鳴奇壱/雪鳴月彦/高倉樹/高崎十八番/月の砂漠/天堂朱雀/中村朔/墓場少年/八の通り/花園メアリー/柩葉月/筆者/碧絃/ホームタウン/真合流/沫/宿屋ヒルベルト/柳下どじょう/大和かたる/肜/yuki/吉田六
-
3.5ハワイのマウイ島に滞在中のグレイ・ピアースとセイチャンは、巨大なスズメバチの群れに襲われる。群れはハワイ島やオアフ島も襲撃し、多くの死傷者が出る事態に陥った。対応に追われるシグマフォースのペインター・クロウ司令官は、スミソニアン協会の創設者ジェームズ・スミソンの遺品で、第二次世界大戦中に盗まれた「悪魔の王冠」が、その件に関わっていることを知る。その裏で糸を引いていたのは、大日本帝国の再興と、殺された妻の復讐を誓う伊藤隆志という人物だった。 一方、毒性学者のケン・マツイ教授からスズメバチがもたらす真の脅威について知らされたグレイたちは、群れのコロニー化の調査に乗り出すが、その過程でセイチャンがスズメバチに刺され、体内に卵を産みつけられてしまった……。 地球の覇権を握るのは、“人”か“虫”か? 生態系破壊の謎を解く鍵――それはスミソニアン博物館にあった。 全世界で1600万部のベストセラー・シリーズ第12弾!
-
-“人”と“犬”の種を超えた深い絆で結ばれた元米軍大尉と軍用犬 ――タッカー&ケイン。 彼らは並外れた“共感能力”で助け合い、“仕事に挑む”。 〈シグマフォース〉の秘密兵器=タッカー&ケインの〈Σスピンオフシリーズ〉、遂に始動! 世界各地を放浪しながら〈仕事〉の時に備えるタッカー&ケイン。 ロシアでのある仕事を終えたところに、 〈シグマフォース〉のペインター司令官より“仕事”の依頼が――。 一人の製薬王の亡命の手伝い……だがそれは、人類の存亡を賭けた冒険の始まりだった!
-
4.5考古学者ディララ・ケナーは、旧友のサムから連絡を受け、彼女の行方不明の父親に関する重大な情報を得たと告げられる。発掘現場を早々に引き上げた彼女は、サムと会うべくロサンゼルスに舞い戻った。しかし、ロスの空港で彼が口にしたのは、父自身のことではなく、父がライフワークとして長年探し求めてきた〈ノアの方舟〉と、それによって莫大な数の人間が死ぬ可能性があるという衝撃の事実だった。そして、タイラー・ロックを捜せと言い残して息絶えてしまう。ディララは、元陸軍兵だったタイラーの居場所を突き止め、協力を求める。〈ノアの方舟〉の謎とは? そして、人類の文明を壊滅させようと企む、カルト集団の計画とは? 真相に近づきはじめた2人に残された時間は、たったの7日だった……。 旧約聖書の偉大なミステリー〈ノアの方舟〉伝説に隠された謎を、大胆かつ戦慄する解釈でスピーディーに描き切ったミステリー・アクション・スリラーの傑作!
-
-真実は「まだ」そこにある――。 伝説の超常現象サスペンスが復活! 『X-FILES X-ファイル2016』のエピソード全6話を完全小説化! すべてのエピソードが、この1冊で読める〈合本版〉! 異星人やUFOは本当に存在するのか――それとも政府の隠謀なのか? 13年の時を経て、モルダー&スカリーの真実の探求が再び始まる! ◎オリジナル・シリーズの独創的なストーリーをさらに発展させた新たなX-ファイル事件が始動! ◎UFO、エイリアン、拉致、未確認生物、都市伝説、神話など今なお愛されている人気のテーマ! ◎海外TVドラマ、科学捜査もの、男女バディものそしてUFO・宇宙人・超常現象・都市伝説ブームの原点となった人気シリーズの最新作。 〈収録エピソード〉 ■序章/第一章「闘争 前編」/第二章「変異」/第三章「トカゲ男の憂鬱」/第四章「バンドエイド・ノーズ・マン」/第五章「バビロン」/第六章「闘争 後編」 〈あらすじ〉 モルダーとスカリーがFBIを去って10年以上が経った。しかし、かつての上司スキナー副長官が二人を呼び寄せる。異星人によるアブダクトと政府陰謀の関係を証明する新たな証人が現われたと告げられる。動画ニュースサイトを運営し自らキャスターを務める保守派の陰謀論者、タッド・オマリーがモルダーとスカリーに協力を求めたいというのだ。ふたりは彼の案内で、異星人に誘拐された経験を持つという女性、スヴェタを訪ねる。彼女の話を聴いたモルダーは、これまで思いもしなかったある“真実”に気づかされることになる。モルダーたちは再び真実を追い始める……。 ■X-ファイル課とは X-FILES FBI(アメリカ連邦捜査局)は米国司法省直属の警察機関。本部はワシントンD.C.に置かれ、あらゆる重大事件の捜査を行なっている。そのFBI本部の地下に設けられているのが、UFOや超常現象など、特殊な未解決事件を扱う専門部署、X-ファイル課だ。X-ファイルとは未解決の怪事件が記載されたファイルのことを指している。ただし、ほとんどのFBI職員は同課を閑職と見なしており、配属されることを左遷と考えている。そこに配属されたのが局内で“変わり者”と呼ばれていたフォックス・モルダーであった。当初、監視役として配属されたスカリーであったが、様々な事件に遭遇するうちに、モルダーと心通わせるようになる。2000年にモルダーが失踪後は、新たにジョン・ドゲッドが配属され、さらにモニカ・レイエスが課に協力していた。そして、現在――。
-
4.5「年末年始、特別手当を出すから、夜間、駐車場を見回ってほしい――」 それは霊と人とのエグい因縁の体験だった! 「事故現場」より 霊に憑かれる人、霊に弄ばれる人! いやーな実話怪談集! 怪談師として活躍中、後味悪い厭怪談の名手〈三代目怪談最恐位〉夜馬裕の待望の新刊! 陰惨な事故物件へ引っ越してから次第に妻の様子がおかしくなり…「逃げ回る男」 正体不明の誕生日カードに込められた驚愕の真実「しもべより」 亡き伯母の家に隠された壺から溢れ出る恐怖「お籠めさま」 先輩に憑いた女の謎を探るうち、やがて辿り着く忌まわしき正体「お嬢さん儀式」 そして、「圓山町怪談倶楽部」で語り、観客を震撼させた伝説の恐怖譚「墳墓の丘」を完全版として収録。行方不明になった親友に纏わる怪異と戦慄すべき謎とは! みっしりと濃くねっとりと黒く紡がれる恐怖の数々をご堪能あれ。
-
3.7記憶の底にこびりつく、忘れたほうがいい「何か」 追憶の怪異体験45篇 幼少期に目撃した奇妙な光景、いま思い出してもぞっとする体験。 それぞれが己の胸にあれは何かの勘違いか夢であったと封印してきた記憶を静かに呼び覚まし、丹念に聴き集めた怪異取材録。 公園から聞こえる太鼓の音。そこには見えない猿をつれた猿面の男がいて…「猿なし猿まわし」 友人家族と行った異形の集う焼肉屋。そこで食べた定番メニューにないものとは…「焼肉ハナ」 新興宗教に入信していると噂の同級生の家。そこでは信者たちがスイカのようなものを撫でながら唱え言を…「くびぞろえ」 小学校の学級文庫にあった不気味な挿絵付きの児童書。誰もがそんな本はなかったと言うのだが…「首のない女の子の話」 両親以外の男女と暮らしていた謎の記憶。そこで繰り返される不気味な儀式とは…「家族こっくりさん」 祖父母の家に泊まった夜。仏間の明かりに誘われ中を覗くと、そこには異形と男女二人の淫靡な光景が…「餓鬼ねぶり」 母の化粧台の引き出しから出てきた烏帽子姿の男。家のトイレから繋がる異界の先に見たもの…「おばけの世界」 母が亡くなって以来、部屋に閉じ籠もるようになった父。部屋には母と娘二人を模したマネキンがいて…「人形地獄」 他、追憶の45話収録。 猿面の人物は相変わらず、タタタン、タタタン、と同じリズムで太鼓を叩き続けている。 よく見れば、ジャングルジムの下のほうに犬用のリードみたいなものが結びつけてあり、その先にはこれもまた真っ赤な革製の首輪がつながっていた。 猿なし猿まわし。 そんな言葉を当時の康介さんが思い浮かべたかどうかは定かでないが、気味が悪いと感じたのは事実だ。 おまけに、その太鼓の音を聞いていると、不思議と不安な気持ちになってくる。 心拍数が増え、腋の下から汗がにじむ。 腰から下の力が抜けて、体温が奪われていくようだ。 「……あれ、ちょっとダメなやつかも。もう行こうぜ」 ――「猿なし猿まわし」より
-
5.0「この山は、入った人間がふっと煙みたいに消えてしまう」 禁断の山が人を食らう――「マレビトの塚」より “厭な話”の名手・夜馬裕が 実話怪談単著デビュー!! 厭な話をさせたら圧巻の迫力! メディアや怪談ライブなどで大活躍中の怪談師・夜馬裕が鮮烈に単著デビュー! ●土砂にまみれた奇妙な一室の衝撃の由来とは!? 最凶最悪の事故物件奇譚…「ばんもんの部屋」 ●神隠しの如く人を呑み込む山に命を狙われ幾重もの恐怖が襲い掛かる…「マレビトの塚」 ●幼い頃に出遭った怪異が今も闇夜の向こうから自身を探し続ける…「もういいかい」 ●屋敷に伝わる奇怪な風習の裏に隠されていた驚くべき秘密とは…「蔵守りの儀」 ――など21篇を収録。 鬱々とした最悪の後味を残す厭怪談の妙味に震えが止まらない!!
-
5.0混ぜるな危険!! 最恐若手タッグによる中毒性の高いヤバい話。 毒×毒、人×霊、呪×祟、超刺激的な競演が誕生! 脳髄まで蝕む毒の甘い余韻を最期まで楽しむ…。 遺品整理の現場で目にした家中を移動する影は…「影のまま生き続ける」 制作過程で魂が入ってしまった人形はホルマリンの瓶に漬けられており…「人形剥製師の告白」 カッパ池の祠で子供たちが体験した衝撃怪異…「神に堕ちる」 身体の一部の柄が描かれた不思議なトランプの記憶とは…「ババヌキ」 人の死期がわかるというある駅清掃員の日常…「巣立ちの時」 30年に一人必ず会社の神に捧げられてきたという生贄、おまえはたぶんその後任だ…「苦肉の策」 ほか、体験者の実在するひたすら怖い話全47話! 読めば「毒」の虜と化す!
-
-危険度MAX! 踏み入れたら最後 三者三様の闇が交わる恐怖の三角地帯 近所の森に出没する老婆が吐き続ける。 「ガキ殺すガキ殺すガキ殺すガキ殺す……」 「虫取り婆」(播磨龍次)より 闇の深淵へようこそ。 血塗られた因習から人怖怪談まで、三者三様の闇を描く新進気鋭の三人が集まった暗黒トライアングル。 ・学校近くの歩道橋に佇む黒シャツの老人、その悍ましき目的「飛べじいさん」、引っ越し先のアパートの隣人に挨拶に行ったところ、玄関先で見た物の恐怖「隣人の作業」(播磨龍次) ・甘やかされ、小動物などの虐待をしてきた子供が、やがて道祖神を標的にしたその末路「悪戯」、体育座りをした悪臭にまみれたスーツ姿の男が自室に…「残骸」(渡部正和) ・供物泥棒をしていた男に降りかかる惨劇「冷気」、一族に伝わる禁忌の因習〝ハジガミ〟の謎「双子のハジガミ」(内藤駆)など収録。
-
4.5庶民の味方 定食ガイドエッセイシリーズ最新作 “いつも心に定食を” 味よし値段よしボリュームよしと 3拍子揃った魅惑の定食メニューを “定食マエストロ”今柊二がご案内! ハンバーグ、生姜焼き、とんかつ、メンチ、チャーハン、焼きそば…味はもちろん、値 段もボリュームも大満足のステキな定食メニューをご存知“定食マエストロ”今柊二が案内 してくれる庶民派食べ歩きガイドエッセイ第九弾! 今回は昭和~平成~令和と歴史を紡いできた全国の名店から学生たちに長年愛され続け ている定食屋、昔ながらの喫茶店、人気の定食チェーン店まで毎日でも通いたくなる満足 度の高いお店、定食メニューを一挙大公開!! 第1章◆昭和~平成~令和を生き抜いた全国名店行脚 第2章◆「さあ、今日は何食べようかな」テーマ別探訪 ・高田馬場『キッチンオトボケ』全メニュー制覇 ・懐かしの味 喫茶店で食べるナポリタン ・牛丼だけじゃない! 『松屋』の仲間を食べ歩き 第3章◆焼きそば vs チャーハン 第4章◆東京メトロに乗って首都圏定食漫遊 第5章◆作家と定食 第6章◆北海道から九州まで全国定食紀行 [コラム]『やよい軒』に対する悩み
-
4.3イスラエルと聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。 驚くなかれ、「イスラエルという国家は、本質的にサイエンス・フィクションの国」(「イスラエルSFの歴史について」)なのだ。 豊穣なるイスラエルSFの世界へようこそ。 エルサレムを死神が闊歩(かっぽ)したり(「エルサレムの死神」)、 進化した巨大ネズミに大学生とぽんこつロボットが挑んだり(「シュテルン=ゲルラッハのネズミ)、 テルアビブではUFOが降りてきてロバが話し出すこともある(「ろくでもない秋」)。 あなたは、天の光が消えた空を見つめる少年(「星々の狩人」)や 悩めるテレパス(「完璧な娘」)とも出逢うだろう。 アレキサンドリア図書館(「アレキサンドリアを焼く」)に足を踏み入れ、 無慈悲な神によって支配されている世界を覗くだろう(「信心者たち」)。 未知なる星々のまばゆいばかりの輝きをあなたは目にする。 その光はあなたの心を捉えて放さないはずだ――。 ロバート・シルヴァーバーグによる序文、編者によるイスラエルSFの歴史をも含む、知られざるイスラエルSFの世界を一望の中に収める傑作集。 【収録内容一覧】 まえがき ロバート・シルヴァーバーグ 「オレンジ畑の香り」(“The Smell of Orange Groves”)ラヴィ・ティドハー/小川隆 訳 「スロー族」(“The Slows”)ガイル・ハエヴェン/山田順子 訳 「アレキサンドリアを焼く」(“Burn Alexandria”)ケレン・ランズマン/山田順子 訳 「完璧な娘」(“The Perfect Girl”)ガイ・ハソン/中村融 訳 「星々の狩人」(“Hunter of Star”)ナヴァ・セメル/市田泉 訳 「信心者たち」(“The Believers”)ニル・ヤニヴ/山岸真 訳 「可能性世界」(“Possibilities”)エヤル・テレル/山岸真 訳 「鏡」(“In the Mirror”)ロテム・バルヒン/安野玲 訳 「シュテルン=ゲルラッハのネズミ」(“The Stern-Gerlach Mice”)モルデハイ・サソン/中村融 訳 「夜の似合う場所」(“A Good Place for the Night”)サヴィヨン・リーブレヒト/安野玲 訳 「エルサレムの死神」(“Death in Jerusalem”)エレナ・ゴメル/市田泉 訳 「白いカーテン」(“White Curtain”)ペサハ(パヴェル)・エマヌエル/山岸 真 訳 「男の夢」(“A Man’s Dream”)ヤエル・フルマン/市田泉 訳 「二分早く」(“Two Minutes Too Early”)グル・ショムロン/山岸真 訳 「ろくでもない秋」(“My Crappy Autumn”)ニタイ・ペレツ/植草昌実 訳 「立ち去らなくては」(“They Had to Move”)シモン・アダフ/植草昌実 訳 イスラエルSFの歴史 シェルドン・テイテルバウム&エマヌエル・ロテム
-
4.3ジョシュアには子供の頃から不思議な力があった。太古の時代を繰り返し夢に見るのだ。 それは夢と呼ぶには、あまりにリアルだった。 彼は夢のことを“魂遊旅行”と呼んでいた。 成長したジョシュアは、夢に出てくるのが石器時代だと知り、古人類学者のブレアに夢について話す。 ブレアは“魂遊旅行”が本物だと認め、ジョシュアを国家的なタイムトラベルプロジェクトへ誘う。 それは黒人であるだけで、あらゆる場面で差別されてきたジョシュアにとって、自分を自由に解き放つ唯一のチャンスでもあった。 ジョシュアを過去へと送る実験はアフリカで行われた。 奇妙な装置に固定された彼がまどろみ目を開けると――石器時代だった。 そこでジョシュアは、ホモ・ハビリスと呼ばれる現生人類の集団と出逢う。 彼らと行動を共にするうち、やがてジョシュアは、ヘレンと名づけたひとりのホモ・ハビリスと恋に落ちる――。 異色のタイムトラベルロマンスであり、ひとりの黒人青年の魂の戦いを描いたネビュラ賞受賞作。
-
4.0ギリシャは世界初のSFが書かれた国でもある。そして「SFというジャンルは、長い歳月の果てにようやく発祥の地にもどって受け入れられた」(「はじめに」より)のだ。 隆起するギリシャSFの世界へようこそ。 あなたは生活のために水没した都市に潜り働くひとびとを見る(「ローズウィード」)。風光明媚な島を訪れれば観光客を人造人間たちが歓迎しているだろう(「われらが仕える者」)。ひと休みしたいときはアバコス社の製剤をどうぞ(「アバコス」)。高き山の上に登れば原因不明の病を解明しようと奮闘する研究者たちがいる(「いにしえの疾病」)。 輝きだした新たなる星たちがあなたの前に降臨する。 あなたは物語のなかに迷い込んだときに感じるはずだ――。 隆盛を見せるギリシャSFの第一歩を。
-
4.1全世代注目の火葬場YouTuber 死と向き合い続けてきた一級火葬技士の 壮絶な体験談とあなたへのメッセージ! 火葬場――あなたも死後必ず連れていかれる場所。しかし、その実態は謎に包まれている。 そこで、元火葬場・葬儀屋職員の下駄華緒を水先案内人に、火葬場の隠された真実を明かし、普段見ることのできない火葬場の裏側やダークサイドを白日のもとにさらしていく… * * * * * * * * 蓋が幾重にも目張りされている棺 轢き逃げしたのち無届で火葬…最悪の隠蔽事件 転売されている遺体についた指輪 職員が失明する可能性も。危険すぎる遺体 死んだらモノになる…その言葉に隠された真実 * * * * * * * * ――など40話収録
-
3.0地元ゆかりの著者らが総力取材。 誇り高き歴史の町、会津地方の怪異談52話! 【会津若松市】家老屋敷跡の子女の霊 【喜多方市】化け狐伝説と狐塚の怪 【猪苗代湖周辺】崖に埋められた刀の祟り 【南会津町】若松連隊、幻の行進 【会津南西部】禁忌の水辺・人飲み沢 【会津盆地】鶴ヶ城と小田山を結ぶ霊道 【会津坂下町】旧家の蔵の髪伸び人形 【磐梯山】林間学校の心霊写真 【猪苗代町】幽霊ペンションの地下室 【会津南部】青い人形の座敷わらし 【北塩原村】雨の雄国沼の怪 【昭和村】移動映画館の子ども霊 【会津南西部】土葬の作法と井戸の声 福島県会津地方の怪奇伝承、不思議で怖い話を地元出身の著者らが取材蒐集したご当地怪談集。 幕末に多くの子女が自刃した西郷頼母邸。その跡地周辺の屋敷で起こる怪…「家老屋敷跡にて」(会津若松市) 鴉が笑うように鳴くと人が死ぬ。集落の言い伝えの真相は…「鴉鳴き」(喜多方市) 地元で近寄ってはならぬと言われる沼。かつてそこで男が切腹したと祖母は言うのだが…「むぞせ」(会津南西部) 崖に埋められた祟り刀。露出した一部に触れた少年は…「湖岸の刀」(猪苗代湖周辺) 宿泊所と登山後の山頂で撮影された不気味な2枚の写真…「林間学校の写真」(磐梯山) 夢に導かれて訪れた鶴ヶ城とそこで待っていた思わぬ人物…「落日」(会津若松市)ほか収録!
-
3.0実在する!? 怖い村の怪異 「指を喰われちまった、賽銭箱に。左手の指を」 村はずれの古い社に巣くう恐ろしいもの――「もう一つの神社」(内藤駆)より 日本の暗部!〈村〉の闇を凝集したテーマ別傑作怪談集 因習や禁忌に縛られ閉ざされた村――そこは深い闇に蠢く怪異が巣食う異界なのだ。 ・祖母の暮らす村にある小屋に住む奇妙な男「人間ではない」(つくね乱蔵) ・地蔵をめぐる凄惨な伝承の行方「隠蔽」(鶴乃大助) ・集落にいた巫女に纏わる不思議な話「かみながし」(黒木あるじ) ・とある村出身の女性の周りで起こる怪異「くだぎつね」(真白圭) ・山村の道にあった大きな石の禁忌とは「岐阜の石舞台」(戸神重明) ・村に住む孤独な老女の最期「多頭飼い」(内藤駆) ――ほか、中縞虎徹、卯ちり、丸山政也の書き下ろし23編を含む選りすぐりの村の最恐作の数々を収録。
-
-大分在住の著者が徹底調査! 犬神憑きから異形の棲まう山まで、大分県のご当地怪談決定版。 「女の子から声をかけられても車に乗せないでください」 神楽女湖の恐怖看板はただの都市伝説なのか? 「敷地内から、とある山を指さしてはいけない」 大分県西部の施設に伝わる禁忌の真相 「木の前を通ると見えない手が首を絞めてくる」 別府市小鹿山周辺の呪われた木 などなど、大分県在住の著者が県内各地をめぐり採話した豊後国、大分県の怖い話が満載。 中津市八面山大池付近に散らばる不気味な髪の毛の瓶…「かみのびんづめ」 大分県西部の某施設に伝わる禁忌、敷地から指をさしてはいけない山とは…「山を指さす」 別府市小鹿山周辺の呪われた木の怪…「首くくりの木」 妻の亡骸をミイラにした男の末期…「妻を塗り固める」 国東半島の祟り神に纏わる伝承…「コイチロウサマ」 大分ではインガミと呼ぶ犬神使いの恐ろしき術…「犬神」 宇佐市に遺る鬼の伝承と若者の恐怖体験…「鬼のミイラ」 竹田市にある豊後岡藩の処刑場の石柱の祟り…「処刑場跡」 他、土地の歴史伝承を紐解き、現在の怪異との因果を浮かび上がらせる戦慄のご当地怪談!
-
3.0「耳やった。腐ってべちょべちょになった人間の耳…」 埋め墓から出てきたのは死体よりも恐ろしい未来―― (奈良県/両墓制の風習より) 「祀」る闇と光。 土俗信仰の掟、恐怖の秘祭…日本各地の民間信仰の深淵を覗く怪奇譚38篇を収録。 【禁忌】山岳信仰の忌日。その日山に入ると、頭から木が生えて死ぬ…(新潟県西頸城郡) 【奇祭】けして見てはならない、でやんな祭り。見た者は目が潰れる…(島根県隠岐郡) 【人柱】旅の老僧が命を捧げた難工事。祭りで起きた奇跡とは…(静岡県富士市) 【祟り】地域の祠信仰。罰当たりな行為への報いは代を越えて続く…(宮崎県M市某町) 【呪物】死体に握らせて作る呪い人形。どんと焼きで処分しようとすると…(静岡県伊東市) 祟る神、障る土地。日本各地の民間信仰で脈々と受け継がれてきた「祀り」の文化。 神仏の恵みと祟りは表裏一体であり、神と人の越えてはならない一線として禁忌というものが置かれてきた。 本書は北は秋田から南は鹿児島まで、島を含む全国23都府県の土着の民間信仰や奇祭、神事に纏わる恐怖譚を体験者から取材した怪異録である。 知られざる日本の風習、そこに隠された意味を読み解くとき、封じたはずの恐怖が呼び覚まされる……! ●左手首(茨城県小美玉市某所/河童信仰) ●宇宙人のイタズラ(長野県長野市松代町/皆神山信仰) ●鬼退治(愛知県犬山市/桃太郎神社の大神実命信仰) ●乳母車と老婆(福島県二本松市/安達ヶ原の巨石信仰) ●龍神様(静岡県御前崎市/桜ヶ池のお櫃収め) ●私は誰の子?(三重県伊勢市/夫婦岩の張替神事) ●化け馬(福島県相馬市/相馬野馬追) ●意地悪な鳥(宮城県東松島市/えんずのわり) ●黒猫の祟り(徳島県徳島市/王子神社 例大祭) ●女人禁制(宮城県気仙沼市/羽田神社のお山がけ) ●トシノヨの厄落とし(山口県萩市/節分の厄落とし) ●縁日の仏像(愛知県K市某町/仏像信仰) ●赤いヒメボタル (静岡県御殿場市/二岡神社例大祭) ●無間地獄(静岡県掛川市/阿波々神社の無間の井戸) ●家族団欒(長崎県五島列島某町/祖霊信仰に基づく墓まつり) ●生まれ変わり(新潟県佐渡市 賽の河原霊場/地蔵信仰) ●赤い靴(千葉県房総半島某地区/形代信仰) ●そそっかしい人(愛媛県松山市某町/滅罪信仰に基づく三度回し) ●弔いの儀式(新潟県岩船郡某地区/民間信仰に基づく葬送風習) ●埋め墓を掘る(奈良県大和高原地方某所/両墓制の風習) ほか。
-
-お寺に隠れたリアル怪奇譚 徹底取材で明かされる!!僧侶の恐怖・不思議体験、寺院に纏わる怪談 ナナフシギ・大赤見ノヴ氏の実体験も収録! 現世に立ちながら、あの世に一番近いところでその世界を見渡しているのは僧侶なのかもしれない。 5000人を超える人たちの怪談を取材してきた著者が僧侶、またはその近親者や関係者に限定してインタビューを敢行、ディープなルポ怪談がここに誕生した! ・震災に見舞われた地にボランティアで入った時の不思議な体験「とある阿闍梨の話」 ・事故物件に祓いをしに行ったのだが…「猫供養」 ・お上人であった夫を看取ったとき…「夫の来迎」 ・面妖な像の不思議な謂れ「火を呼ぶ邪鬼」 などのほか、四谷怪談のお岩さまの墓を巡る検証ルポや各地の僧侶にまつわる伝承などを収録。
-
5.0「これを書かずに死ねるかッ」 死線を彷徨い、地獄の淵より戻ってきた怪談蒐集家・西浦和也が、 これだけは遺しておかねばと語る怪談を盟友・加藤一が書き留めた怪事録。 古戦場のあった村で、匿っていた大将首を敵方に差し出した血族の末裔を襲う「黒土と白子」の呪い…「アウグスティヌスの祟り」 宅配員が訪れた五寸釘で釘打ちされた開かずの部屋。中には気配が…「誤配の部屋」 深夜のコンビニにやってきた奇妙な客。バックヤードのカメラには老婆と小学生が映っているが…「どっちが見えてんのよ!」 上階のベランダから垂れ下がる女の片手。手はやがて両腕、頭、全身と姿を現して…「女と犬」 北海道の自衛隊駐屯地の敷地内にあるブルーシートで隠された鎮魂碑。その不気味な曰くとは…「黒い屋根とブルーシート」 滋賀のライブハウスのエアコンダクトの中に棲む女の霊。目撃できたバンドはデビューできるというジンクスが…「耳の肥えたファン」 駐屯地内の巡回で姿を消した自衛官。見つかった曰くつきの倉庫で何が…「脱柵」 四国の集落に出る死人の群れ。身代わりの贄を求める死人に魅入られた少女を救う道は…「一年と七人」 宅配怪談から自衛隊怪談、そして村の怖い話27話の闇をお裾分け。
-
3.7【紹介文】 消える。消される。 怪談の帝王と山の女王、最恐コンビが総力取材! 【山林】【海川】【史跡】【旅宿】【路駅】【市街】【家屋】 七つのシーンで起きた神隠し現象、謎の怪。 人智を超えた恐怖の異界怪談録。 人が忽然と消え失せる現象、神隠し。 意図的な失踪や犯罪と思いきや、中には神域、異世界に行ったとしか考えられぬ話もある。 自然の中にも街中にも、時には家の中にも異界へ繋がる扉は突如現れ、口を開く。 7つのシーンで起きた神隠しを気鋭の二人がそれぞれ持ち寄り紡いだ珠玉の異世界奇談! ◆第一ノ扉「山林」 ・山で鹿を追って迷い込んだ洞窟の先にあったのは…「産火」(若本) ・霧の濃い日に新しい山の主が選ばれる言い伝え。霧に包まれ消えた息子は…「神殺し」(夜馬裕) ◆第二ノ扉「海川」 ・波にのまれたサーファーが目を覚ますとそこは白砂利の浜で、懐かしい人に会う…「海底のまち」(若本) ・東北の寒村で七年に一度子供が消える現象と川の中の異世界…「毒水の女神」(夜馬裕) ◆第三ノ扉「史跡」 ・史跡公園に現れる幻の巨木。それを見た者は異界と繋がる…「古墳公園」(若本) ・城跡の公園で徐々に透明になり姿を消した彼女はどこへ…「結界城址」(夜馬裕) ◆第四ノ扉「旅宿」 ・家族旅行で行った温泉宿。館内を歩くうち奇妙な世界に迷い込んで…「彼方にて」(若本) ・失踪中の友人と互いの旅の軌跡をなぞりあう奇妙な遊び。友人の本当の居場所は…「待ってるよ、よこみちくん」(夜馬裕) ◆第五ノ扉「路駅」 ・駅のトイレが奇妙な空間に繋がり出られなくなった男性。元の世界に戻るには…「午前八時十五分」(若本) ・駅の備品倉庫に封印されたロッカー。ある日、中から音が…「あけたら、しめる」(夜馬裕) ・T字路で事故を起こした者は皆、T字の先に幻の道と世界が見えたと言って…「魔の十字路」(夜馬裕) ◆第六ノ扉「市街」 ・目覚めるとそこは無人の世界。不安に駆られて学校へ行くと自分の名を呼ぶ少年が…「ねむりのまち」(若本) ・いつもの商店街がループ空間に変じ存在しないお社が現れる…「妻を娶りて蛇の目が三つ」(夜馬裕) ◆第七の扉「家屋」 ・からくり屋敷のような祖父の家を探検するうち少年は恐ろしい風景に出会う…「不正解の扉」(若本) ・同じ家に棲んでいるのにすれ違い続ける兄妹…「その存在は、一枚の紙の如く」(夜馬裕)
-
4.0「入って入って…」 九州の廃病院の地下で 迷い込んだ奇妙な世界。 自ら幽霊と名乗る男女二人に 誘われた先は… 「廃病院」より 死ぬ・消える・終わるの果て。 絶望の底を覗く終末怪談! 「草」シリーズ最凶の最終巻。 怪異の関係者が「死ぬ」か「消える」。もしくは人として「終わる」。そんな最凶の障り話のみを集めた実話怪談集。 ・自殺した彼女の遺品にあった絵葉書。「○○が迎えにきたから行きます」と書かれたそれは半年前に自死した己の母の筆跡で…「パーカー」 ・もみの木に赤子を捧げよ…夢のお告げで家業繁栄のため根元に人柱を埋めたという庭の大木。粗末に扱うと…「もみの木」 ・バイク仲間数人に贈った愛車そっくりの手製プラモデル。だが、貰った者が事故死する連鎖が…「続いている」 ・古屋を購入した同僚を襲う異変。家を訪うと、部屋の四方の壁にお辞儀をしろと言われ…「禍跡」 …他、闇の全26話。
-
4.3著者が故郷・八王子を細緻に取材・記録したご当地実話怪談! 東京最恐心霊スポット・八王子城 不思議な力が宿る霊峰・高尾山 鑓水公園にある恐怖の鏡 立入厳禁の廃病院 怪奇現象が絶えぬ道了堂跡 都立霊園に潜む怪異 東京都八王子市―都心のベッドタウンであるこの街には、東京最恐の心霊スポットとして名高い八王子城跡をはじめ、数多くの“異界”が存在する。 そうした八王子の裏面を、当地で育ったルポルタージュ怪談作家・川奈まり子が自身の記憶と重ねつつ精緻に取材し、史上初の八王子限定怪談本が完成した! 後部座席の幽霊、迫る鎧武者、山中に響く読経など、八王子城跡で起きた怪異の数々「城跡異聞集」、宗教団体跡地で襲い来る恐怖と絶望「肝試しの顛末」、鑓水を舞台とする2つの事件の恐ろしい真実と怪異に迫る連作「谷戸の女」など収録!
-
-怪異総力取材! 本当に怖い北海道のご当地怪談集! 【札幌市】霊障が頻発するカラオケ店 【札幌市】ススキノ占い師の不思議な予言 【札幌市】深夜地下鉄に出る謎の作業員 【札幌市】火葬場跡の学校プールの恐怖 【岩見沢市】黒いナニかが動く焼き鳥屋 【十勝】門前に立つ今は亡き夫妻 【旭川市】扱い要注意!怪異を呼ぶ霊石 【小樽市】髑髏の浮かぶ煙突 【網走市】身を守ってくれたぬいぐるみ 【名寄市】山奥に潜む白い無表情の顔 【根室市】身に覚えのない見えない彼氏 【河東郡】鈴の音の聞こえる無人の大浴場 【江別市】夜中鳴り続けるインターフォン 【恵庭市】怪異をもたらすキツネの土鈴 【千歳市】謎の老婆が現れる深夜の支笏湖 北海道ゆかりの最恐怪談作家3人が、地元にまつわる怪異と不可思議な話を総力取材! 開店準備の最中にいつも視界の端で黒いナニかが動くのを感じて…「岩見沢の焼き鳥屋」(岩見沢市) 数年前に亡くなったはずの夫妻がある日門前に、その理由とは…「お邪魔するわね」(十勝) 入れたのと違う曲が流れたりトイレの鏡に知らない顔が映ったり、霊障の頻発する店…「あるカラオケ店にて」(札幌市) 夜のススキノ占い師の意味の分からない予言…「映画みたい」(札幌市) など現代の恐怖体験から、北の大地開拓の歴史に絡んだ悲しくも恐ろしい土俗怪談、全41話を収録!
-
3.0隠し部屋の洋人形と一家の秘密とは…? 土地や場所絡みの怪奇から、一族に付きまとう因縁、いわくつきの物品に、人の怨みと呪いまで…… 胸が塞がる怪異、息苦しさの止まらぬ恐怖実話! 絡みつく蔓草の如く、恐怖がジワジワと胸を締め付ける神沼三平太の実話怪談シリーズ第3弾。 ・大晦日の晩に裏山に入ると、山に棲む神に食われるという言い伝え。どうなるか試すと山に入った幼馴染は…「裏山の神様」 ・更地にする予定の一角にあった井戸。蓋をずらした作業員に起きた異変。さらに井戸からは子供の足跡が続いていて…「水足跡」 ・気が付くと踏切の真ん中で座りこみ眠っている。人身事故が多い踏切には一体何が…「人食い踏切」 ・祖父の家の軒先にある飛びだし人形(交通事故防止看板)。なぜか祖父はその人形に孫の名前をつけていて…「飛び出し人形」 ・入ってはいけない屋敷の隠し部屋に並ぶ無数の洋人形と祭壇。こっそり忍び込んだ娘は昔そこで受けた儀式を思い出す…「人形屋敷」 ・父が骨董市で買った唐津焼の大壺。その日から続く不幸は父の見る夢に関連していた…「骨喰みの大壺」 ・亡くなった不倫相手の妻に呼び出された女子大生。彼女はそこで〈蛇〉の呪いを受ける…「蛇わずらい」 ……他、戦慄の26話! 著者について 神沼三平太(かみぬま・さんぺいた) 神奈川県出身、O型。 大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。 実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。 2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー。 主な作品に『実話怪談 寒気草』『実話怪談 怖気草』、「憂怪」四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 怪談とか。』『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
-
5.0刹那の恐怖! 瞬きする間もなく即読める 超短実話怪談集! 眠れぬ暑い夜、移動の時や待ち時間――そんな日常の隙間にすぐ読 める短い実話怪談を集めた人気シリーズ第9弾。 ルポ怪談の名手・吉田悠軌と新鋭・蛙坂須美が初参加。 ・いつも身近にいる人が怪我をするのはなぜ「いらない才能」(小田イ輔) ・肝試し先で起きたのは…「罠」(黒史郎) ・取り壊しになる小学校に大人になった同窓生が集まるが…「時効なし」(神薫) ・シロアリ駆除の業者が床下を調べたら…「したにしたに」(黒木あるじ) ・再会した友人の顔が…「予兆」(我妻俊樹) ――ほか、鷲羽大介、つくね乱蔵、平山夢明による書き下ろし149編を収録。
-
3.5道内各地の恐怖体験談を人気怪談作家が徹底取材! 余市の浜に響く死霊の声 怪奇現象が多発する異界・函館山 恐怖の噂が絶えぬ新さっぽろ駅の怪 登別で出現する煮爛れた姿の霊 十勝に染み込んだ受難の記憶 札幌郊外に出没した巨大バッタの謎 ご当地怪談でも存在感を放っている大阪在住のホラー作家・田辺青蛙が、定期的に訪れる北海道でも取材を敢行、土地の謂われや住む人が体験した奇怪な出来事、北海道ならではの実話怪談を纏めた究極の一冊! ・定山渓にあるホテルでの怪事「水の音」 ・江差町の坂で見る不気味な子供「凧あげ」 ・札幌市内で開いた怪談会で聞いた「バッタ塚に纏わる話」 ・大阪と小樽を結ぶ怪なる縁「奇妙な漬物石」 ・北海道庁爆破事件に巻き込まれた人がその瞬間に見た不思議「走馬灯」 ――など怒涛の68話収録。不思議の北海道への暗黒の扉、ここに開かれる!
-
4.0全米で1500万部を超えるベストセラー<シグマフォース>シリーズ! 歴史×謎×科学 歴史の謎に科学で挑む、一級品のミステリー・アドベンシャー!! <グリーンベレー><デルタフォース><ネイビーシールズ>……米国が世界に誇る最強の特殊部隊 だが、これらを超える最強の秘密特殊部隊があった---その名は<シグマフォース> 彼らは、殺す訓練を受けた科学者。ジェームズ・ボンドより切れ者で、危険度は2倍。 シグマフォースシリーズ既刊8タイトルの<序章>を無料でお楽しみいただけます。
-
3.5「三河」の奇「尾張」の妖 土地の歴史を紐解きいつもの街を行けば、今も息づく怪と不思議に巡り合う―― 海に山に街に土地の記憶を尋ね声を聞く 地元ゆかりの著者陣が総力取材、愛知県のご当地怪談決定版! 【豊橋市】本坂峠の口裂け女 【豊田市】伊世賀美隧道の恐怖 【東栄町】花祭の山の禁忌 【名古屋市】すっぽんの祟り 【名古屋市】八事霊園の幽霊の墓 【名古屋市】軍需工場跡地の怪 【一宮市】輪くぐり神事と人魂 【知多郡】みさきの託宣と妖狐 天狗もいれば、河童もいる。 トンネルは異界と繋がり、街中でもふとこの世ならざるものとすれ違う。 五つの首が埋まる地で起きる不可思議な道惑い…「五人櫃」(新城市) 夜空に目撃された幻の豪華飛行船…「うつろ舟」(東三河) 心霊スポットとして名高いトンネル。怖いのは中より入口の…「伊世賀美隧道の小屋」(豊田市) 熱田空襲のあった地で今なお聞こえる声…「軍需工場」(名古屋市熱田区) 雑居ビルの2階トイレが使用禁止の理由…「指」(名古屋市中区) 舟を惑わす木曽川のお富岩の真相…「怪談を殺す話」(犬山市) 他、江戸時代の文献から現代の目撃譚・体験談まで、 地元ゆかりの著者陣が丹念に拾い集めて綴った愛知のご当地怪談全58話収録。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昨今、空前の麻雀ブームが来ており、女流プロも増えた。 麻雀を生業とし、勝負の世界に生きる女達。 そんな彼女達が、愛する男の前ではどんな顔を見せるのだろうか。どんな男を愛するのだろうか。 女流プロのリアルを知りたい方に、必読の一冊である。 本書は、プロ歴25年、元あいのりメンバーであり未婚の母でもある和泉由希子が手がけた。 12名のプロ達へのインタビューと、自身の激しい体験談。 赤裸々すぎるほどの恋愛事情と共に、豊富に掲載された撮り下ろし写真もお楽しみ下さい。
-
2.0侯爵となったカムリンは、社交界で人気だが、織物工場の経営者としても成功している。ある舞踏会の夜、庭での愛人との逢瀬で、実は既婚者だと知らされショックを受けていたカムリンの耳に聞こえてきたのは「はっくしょん」というくしゃみの音。誰かに見られていたのだ……。その後、親友夫妻からダンスするよう頼まれたのは、背が高すぎ、堅苦しすぎる壁の花の男爵令嬢シャーロット。乗り気でないまま踊り始めたカムリンだったが、その水晶のような青い瞳と率直さ、知性にひきつけられた。だが、自分が誇りにしている織物工場の経営について「ひどい人だ」と言われ、思わず唇をキスでふさいでしまう。一方シャーロットは、いけすかない男性だと思いつつも、カムリンに魅力を感じる自分にとまどっていた。おまけに、庭でかむリンと愛人を見ていたのはシャーロットだったのだ。間の悪い出会いから始まった二人の関係は……?
-
-地元青森の怪談家が蒐集した本州最果ての実話怪談! 「咳が止まらない…」 津軽の霊場・賽の河原で 二人の母を同時に襲った異変とは…「賽の河原」より 十和田湖畔のキャンプ場の怪 津軽霊場を歩く子供達の霊 RAB青森放送のブースで録られた異音 馬の蹄の音がする中町こみせ通り 岩木山神社の山の神 死者が呼ぶ入前崎の断崖絶壁 こいはまいねまいね(これはダメだダメだ)…。 弘前市を中心に活動する怪談家たちが蒐集した地元青森の本当にあった怖い話。 ・授業中、突然何かに憑かれたように暴れ出し教室から脱走した少女。見つかった場所は…「女生徒」 ・釣りに行くはずが、気づくと遊歩道を外れ林の中を彷徨っている。何に呼ばれて…「呼ばれ、止められ」 ・夢に現れた十一面観音。願いを述べてみよと言われた矢先、息子が事故に遭う。母が答えていた内容は…「ねがい」 その他、伝染病の隔離病棟のあった総合病院に纏わる怪異を著者二人が証言する「隔離病棟二話」、殺人事件の現場跡地に生家があった著者が幼少期の怪奇的記憶を綴る弘前の随筆など、全38話収録。
-
5.0地元出身在住の作家が徹底取材! 津軽、南部、下北、県内全域を網羅。 神と魂の近いクニ、青森県のご当地怪談! 【白神山地】マタギと六尾の狐の祟り 【青森市】国道路肩に佇む灰色の霊 【むつ市】変化する座敷わらし 【八戸市】海から訪れる亡者の列 【十和田湖】湖に現れる神様の使い 【鰺ヶ沢町】シンメイ様の宵宮の怪 西の津軽、東の南部、北の下北と独自の風土と歴史文化を有する青森県の怪を、 地元出身在住の著者が県内を隈なく取材して集めたご当地怪談集。 ■八甲田山の雪中行軍に参加して死ぬ夢を毎晩見る男。ある日夢に変化が…(青森市) ■震災前夜に海のほうからやってきて部屋をすり抜けた亡者の列…(八戸市) ■恐山から憑いてきた三人の霊が家族に異変をもたらす…」(むつ市) ■子どもを持たないまま死んだ妻の霊が赤子を抱いて夫の前に…(弘前市) ■洋上に現れる幽霊漁船…「大瀬さんの話」(おいらせ町) ■山で作業する測量士の目に次々と異変が…「三浦さんの話」(県内) ■焼け跡から燃えずに出てきたオシラ様。着物を脱がすと驚きの中身が…(弘前市) ■死んだ母が遺児に逢いに来る家。そこには不気味な因果が…(五所川原市近郊) ■名産のニンニクに手をかざすと掌から無数の糸が出る母子。その意味は…(田子町) ■幼馴染に彼女を紹介するからと連れてこられた山の祠。そこにいたのは…(平内町) 他、収録。
-
-「ここかいな、ワシの首はここかいな…。」 ある日、首なし地蔵に男の生首が置かれた。 首を求めて彷徨う地蔵の噂。 謎の双子に、怪しい組み立て工場。 小説投稿サイト《エブリスタ》発、一気読みホラーミステリ! かつて鉱山の町として栄えた赤鉄町は、峠の首なし地蔵に生首が置かれるなど、不気味な事件と噂には事欠かない町だ。ある日、ニートの花崎はwebの求人広告で思い掛けない高収入バイトにありつく。とある工場でベルトコンベアを流れてくる部品を組み立てるだけの作業なのだが、これがなんと日給十万円! 実に美味しい仕事だが、一つだけ疑問がある。一体自分たちは何を造っているのかということだ。次々と消えるバイト仲間、謎の補充人員、花崎はバイトとして潜り込んでいた探偵・篠原と工場の秘密を暴こうとするが…。「気づいたら一気読み! 」「ジワ怖からのバンジー! 」「眼球が高速スクロール! 」、小説投稿サイト〈エブリスタ〉で話題のノンストップ・ホラーミステリ! 著者について 木場水京(きば・すいきょう) 1991年7月4日生まれ。血液型、B型。 趣味は、生物の飼育(熱帯魚、爬虫類、昆虫が好き)。 座右の銘:成せば成る。
-
4.0わたしは公爵と結婚するの まだ逢ったこともないけれど…… 結婚を夢みつつ新入りの馬丁に惹かれてしまうミーガン。でも、実は彼こそが――郷士の娘ミーガンは、その美しさをねたまれ、近隣に住む伯爵夫人から手ひどい侮辱を受けた。ミーガンは夫人に目にもの見せたいと思い、「ルーストン公爵と結婚する」と宣言する。馬を愛する彼女は、見返すためには夫人よりもっと力のある夫と結婚すればいい、それが最高の厩(うまや)を所有する公爵なら最高だと思いつく。問題は、彼女が当の公爵と会ったことすらないということだけ……。 そんなある日、父親が購入した馬と共に新しい馬丁が屋敷にやってきた。ぶしつけな態度で口は悪いが、ハンサムなデヴリンと毎日口喧嘩を繰り返すうち、ミーガンは彼に惹かれてしまう……。ミーガンは知るよしもなかったが、実は、彼こそが公爵その人だった――。
-
-秋田県の最恐ご当地怪談集 北秋田市◆祭りで撮れた不可解な写真 秋田市◆飲み屋街に出る白装束の男 男鹿市◆深夜見た都市伝説のアレ 横手市◆トンネルに現れる謎の警官 仙北市◆秋田藩の公的河童目撃録 由利本荘市◆通夜の日のぴんぽんおばけ ……ほか 秋田県に所縁のある鶴乃大助、卯ちり、戦狐が秋田の各地を巡り土地の人々から聞き集めた秋田の怪異奇譚集。 ・家に続く不幸の理由は、敷地内の郷土神を祀る社が荒れたせいなのか…「みよしさん」(由利本荘市) ・大太鼓祭りで撮れた不可解な写真、その行方は…「ポラロイド写真」(北秋田市) ・座敷ワラシのいると言われる部屋に宿泊してみたら…「禍福は糾える縄の如し」(大仙市) ・歓楽街・川又で飲んだ帰りに髷を結ったいで立ちの男と目が合い…「通町橋の男」(秋田市) ――ほか、仙北の河童やナマハゲ、妖狐など、怪奇伝承から妖怪話、曰くある代物云々…奇々怪々な秋田がここにある。
-
3.0「コレ捨てたいんだけど、人間って何ゴミ?」 史上最狂の「サイコホラーコンテスト」より外に出るのが怖くなる地獄の15話を収録。 すぐそばの狂気、毒人間たちの日常サイコホラー! 変質者から追われて逃げ込んだ顔見知りのおばさんの家。そこには見てはいけない部屋が…「こどもひゃくとおばんの家」、通学途中に突然現れ、じゃんけんを仕掛けてくるおじさん。勝つとお菓子をくれるが、負けると…「じゃんけんおじさん」、朝起きると、手に千切れたハトの首を握っている大学生。本人は夢遊病を疑うが、実は夜に母親が…「夢魔」ほか、人間の狂気と猟奇が炸裂する絶叫サイコホラー。静かに忍び寄る狂気から、おぞましきスプラッターまで、生々しい恐怖がこれでもかと襲い来る。笑顔の裏の悪意、日常の落とし穴……もう誰も信用できない! 〈収録話〉 「赤とか黒とか白とか金とか」純鈍 「Endless」快紗瑠 「こどもひゃくとおばんの家」闇桜 「知らない電話番号」焼きそばパン 「じゃんけんおじさん」渡波みずき 「澄子」くがつなな 「誰が死んだ」oomori 「罪と罰ショウ」青山瑞希 「特別」真山おーすけ 「母の嘘」百壁ネロ 「パパは檻の中で生きている」佐久間譲司 「見えざる狂喜」快紗瑠 「夢魔」相沢泉見
-
3.0
-
-浅草・吉原・隅田川… 台東区の怖い話 世界中の人が集まる東京下町の一大観光地・浅草。 伝統と先端、信仰と娯楽が交錯するこの町には古くから魑魅魍魎が潜む…。 ・大河ドラマで注目を浴びる吉原の地に巣食う女たちの念と怪異の数々「吉原奇談」「ろくろ首の遊女」他 ・歴史書物に記録された何百年も寺に巣食う恐ろしすぎる妖怪「浅草寺のばけもの譚」 ・銀座線の向こうに広がっていた時空を超えた地下異空間「再会の地下商店街」 ・出ると噂される某遊園地で体験した本物の恐怖「お化け屋敷の怪」 ・神田川・柳橋付近に潜む命を狙う危険な怪異「川に棲むもの」 ・隅田川に架かる歴史的名橋のうえで佇む無数の黒い影「言問橋無情」 ・我が国初の青酸カリによる毒殺事件と蔵前の空に響きわたった死者の声「校長毒殺事件」 ――など、江戸時代から現代まで新旧の怪談奇談を5名の怪談作家が綴る台東区東部のご当地怪談集!
-
-2017年10月27日に世界同時発売された人気ゲーム『アサシン クリード オリジンズ』、その前日譚が描かれるオリジナル小説が遂に登場。 小説版では、ゲーム本編では語られなかった“アサシン伝説”の秘密が明かされる。 アサシン教団 VS テンプル騎士団――ふたつの思想はなぜ対立したのか? 原初のアサシンはいかにして誕生したのか? ――シリーズ全ての原点となる“オリジン”を目撃せよ! <あらすじ> 密命を受けて旅立った父を追い、15歳のバエクはシワの街を発つ。 旅先で降りかかる困難を乗り越えた彼は、やがて自分がファラオの守護戦士「メジャイ」の血を継ぐ者であることを知る。 だが、謎の組織「古き結社」がその血筋を絶たんと画策し、放たれた刺客がバエクの前に立ちはだかる――。 著者について ●著者プロフィール オリヴァー・ボーデン Oliver Bowden 1948年イギリス生まれ。演劇団体イングリッシュ・ステージ・カンパニー、BBC勤務を経て1984年に専業作家となる。ゲームソフト「アサシンクリード」の小説版を一貫して手がける。同シリーズの著書に『アサシン クリード 預言』『アサシン クリード 血盟』(ともにヴィレッジブックス刊)のほか、『The Secret Crusade』『Revelations』『Forsaken』などがある。別名義での作品も多く、前衛美術収集家ペギー・グッゲンハイムの伝記『Art Lover』は高い評価を受けた。 ●翻訳著者プロフィール 阿部清美 Kiyomi Abe 翻訳家。主な訳書に『24CTU 機密記録』シリーズ、『24 TWENTY FOUR シーズン7-8』『メイキング・オブ・「トワイライト・初恋」』『タイラー・ロックの冒険』シリーズ(小社刊)、『アサシン クリード 預言』『アサシン クリード 血盟』(ともにヴィレッジブックス刊)、『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋』『クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』『ギレルモ・デル・トロの怪物の館 映画・創作ノート・コレクションの内なる世界』『ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話』(DU BOOKS刊)、『クリムゾン・ピーク』(扶桑社刊) 、『シェイプ・オブ・ウォーター』(小社刊)などがある。
-
-2017年10月27日に世界同時発売された人気ゲーム『アサシン クリード オリジンズ』、その前日譚が描かれるオリジナル小説が遂に登場。 小説版では、ゲーム本編では語られなかった“アサシン伝説”の秘密が明かされる。 アサシン教団 VS テンプル騎士団――ふたつの思想はなぜ対立したのか? 原初のアサシンはいかにして誕生したのか? ――シリーズ全ての原点となる“オリジン”を目撃せよ! <あらすじ> 密命を受けて旅立った父を追い、15歳のバエクはシワの街を発つ。 旅先で降りかかる困難を乗り越えた彼は、やがて自分がファラオの守護戦士「メジャイ」の血を継ぐ者であることを知る。 だが、謎の組織「古き結社」がその血筋を絶たんと画策し、放たれた刺客がバエクの前に立ちはだかる――。 著者について ●著者プロフィール オリヴァー・ボーデン Oliver Bowden 1948年イギリス生まれ。演劇団体イングリッシュ・ステージ・カンパニー、BBC勤務を経て1984年に専業作家となる。ゲームソフト「アサシンクリード」の小説版を一貫して手がける。同シリーズの著書に『アサシン クリード 預言』『アサシン クリード 血盟』(ともにヴィレッジブックス刊)のほか、『The Secret Crusade』『Revelations』『Forsaken』などがある。別名義での作品も多く、前衛美術収集家ペギー・グッゲンハイムの伝記『Art Lover』は高い評価を受けた。 ●翻訳著者プロフィール 阿部清美 Kiyomi Abe 翻訳家。主な訳書に『24CTU 機密記録』シリーズ、『24 TWENTY FOUR シーズ ン7-8』『メイキング・オブ・「トワイライト・初恋」』『タイラー・ロックの冒険』シリーズ(小社刊)、『アサシン クリード 預言』『アサシン クリード 血盟』(ともにヴィレッジブックス刊)、『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋』『クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』『ギレルモ・デル・トロの怪物の館 映画・創作ノート・コレクションの内なる世界』『ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話』(DU BOOKS刊)、『クリムゾン・ピーク』(扶桑社刊) 、『シェイプ・オブ・ウォーター』(小社刊)などがある。
-
3.0「アサシン クリード」に新たな歴史を刻む 幕末日本を舞台にした完全オリジナル小説 〈あらすじ〉 一六歳の司馬篤湖は会津藩士の父を持ち、侍として将来を嘱望される兄に憧れている。嫁いでいてもおかしくない年頃の篤湖だが、侍を夢見て刀を振り、稽古に明け暮れる毎日を過ごしてきた。かつて女侍は存在していたが、篤湖にとっては雲の上の出来事。その夢は決して叶わぬはずだった。 1867年11月9日、江戸幕府第15代将軍、徳川慶喜が大政奉還を表明。続く王政復古の大号令によって、1603年から続く江戸幕府はその幕を閉じた。しかし、慶喜の処遇に不満を募らせた旧幕府勢力と新政府が京都で激突。日本史上最大の内戦とされる戊辰戦争が勃発する。 やがて父に、そして兄にも徴集がかかる。戦場に赴くふたりに家を託された篤湖だったが、大人しくふたりの帰りを待てるはずもない。己の刀の才を証明する好機とばかり、自らの意思で戦いの場に身を投じる。 だが、篤湖を待ち受けていたのは、黒き思惑が錯綜する陰謀だった。国内情勢が急速に悪化していくその背後で、天皇に与するテンプル騎士団と幕府を支持するアサシン教団が鎬を削っていたのだ。国を蝕む野望を眼前にした篤湖は、己の天命を理解した。 家族を、そしてこの国を守る。決意を胸に篤湖は立ち上がる。手にした刀、勇気、そして兄妹の絆を武器に--。
-
5.0『アサシン クリード ヴァルハラ』初の公式オリジナル小説 ゲイルムンド・ヘルハイド--。海の覇者として名を馳せ、アイスランドに定住する最初のひとりとなった男は、ノルウェーはアヴァルズネスの王ヨールとその妃リュビナの子息として生まれた。だが運命のいたずらにより、ゲイルムンドはこの世に生を受けてから最初の数年間を奴隷の子として過ごすことになる。双子の兄ハムンドとともに馬小屋で藁にまみれた日々はふたりを固い絆で結び、同時に、その胸の内に飢えと怒りを育んだ。やがて王の子として呼び戻されてからも、ゲイルムンドの心の渇きは満たされることはなかった。 時は九世紀。イングランド征服を目論むデーン人の王ハルフダンはヨルヴィックとイースト・アングリア王国を陥落。さらなる勢力拡大を目論み、ハルフダンの船団に加わる戦士を求めていた。それを知ったゲイルムンドは、女戦士エイヴォルに背中を押され、デーン人の王の船団に加わることを決意。己の運命を切り開くため、イングランドを目指す--。 「ヨルヴィック篇」に登場するリュビナの息子、ゲイルムンドが戦いに身を投じた若き日々を描く公式オリジナル小説、ついに登場。 早期購入特典としてゲーム本編で使用できるダウンロードコード(DLC)「ヴァリャーグの馬」が付属(電子書籍版には付属いたしません。予めご了承ください)。
-
4.6SNS社会で異彩の存在――AV女優・戸田真琴、書き下ろし処女エッセイ。 「note」に投稿した「SNSで死なないで」は18万ビュー、 同じく「Twitterをやめます。」は63万ビューを記録し大きな話題に。 さらには朝日新聞論壇時評面で取り上げられるなど、いま最も注目を集める彼女。 格差社会の拡大、未来への薄暗い不安、ただなんとなく日々苦しい…… 本書は、そんな押しつぶされそうな現実の中で、戸田真琴が贈る孤独賛歌。 ほのかに残る温かい幼少期の記憶から思春期を経て大人へ――今まで本人の筆で語られてこなかった生い立ち。 それは、ごく普通の環境だと思っていた家庭と本人が成長するにつれに確立されていく意志のズレだった。 新興宗教の集会、婚前交渉を厳しく禁止するお母さん、家族を守ると言っていたはずのお父さん、いじめの末に引きこもってしまうお姉ちゃん……。 幸せだったはずの少女は何故、処女のままAVデビューを決意するのか。 AVデビューするも右も左もわからず悪戦苦闘。 良かれと思ったことが裏目にばかり。二度とやりたくないハードな撮影も。 どうして上手くいかないのか――AV女優業から学んでいったことを生きるヒントに。 SNS社会に引き裂かれる私たち。ひとからの承認・羨望・愛情が欲しい。 どうしたらこの息苦しい世の中で心からの安息を得ることができるのか。 世相を独自の視点から眺め、本当は誰しもが抱える「孤独」を見つめなおし、むしろ愛でることをすすめる。 ひとりぼっちを恐れず、むしろを胸を張るために。 電子版特典として、紙本未収録の撮り下ろし写真を大増量!
-
-◎『JOKER GAME』『人狼ゲーム』を凌ぐ新たなる〈デス・ゲーム〉始動!◎黙示録の封印解かれし時、世界は終わるのか? 始まるのか? 命を賭けた謎解き――生き残るのは運じゃない。閉鎖空間に死の足音が響く中、少女たちは自由を夢見て、知恵と勇気と信じる心で〈デス・ゲーム〉に挑む!◎日本児童の学力低下を食い止める法案「義務教育延長法」が制定された。義延法では特に、日本の若者の人間力の向上を目指した。若者の優劣は、生命力と交渉力と僅かな運で決まる。選別システムは〈JOKER GAME〉と呼ばれた。そこで生き残った者は「上」で活かされ、負けた者は「下」の世界へと行かされた……。この物語は、下の世界へと送られた〈負けた少女〉たちの、新たなる生き残りを賭けた戦いを描いたものである。◎「ヨハネの黙示録」に登場する四騎士――白い騎士は〈支配〉、赤い騎士は〈戦争〉、黒い騎士は〈飢饉〉、青い騎士は〈死〉――をモチーフとした、新たな死の脱出ゲーム。ウィルスの感染から逃れ、地上へと辿り着けるのは誰か!? 各フロアに仕掛けられたトラップと謎を、知恵と勇気と友への信頼で乗り切れ!◎〈あらすじ〉「義務教育延長法」――その一環で行われた命を賭けた「ババヌキ」――それによって、多くの高校生が『矯正施設』に送り込まれていた。赤沢千夏もその一人。かつてババヌキで勝利したにもかかわらず、敗北した友人と逃亡を図ったため、矯正施設に入れられた。地下9階からなる『特別矯正施設』に収容された千夏は、黒崎レナたちと共に強制労働を強いられていた。秩序を乱したと殴られ、教官らの慰み者にされ、「敗者たち」は徹底的に暴力で支配されている。その地獄に突如、地上で新政府が樹立したという知らせと共に白い制服の武装集団が現れた。政府の命で矯正施設を解放するという彼らは、圧倒的な武力で施設を制圧してゆく。しかし、敗者たちが脱出を図ろうとする中、強力な殺人ウイルスによって武力集団のリーダーが倒れてしまう。彼らがもたらしたのは希望の福音ではなかった。「感染から一時間で死に至る」。死の恐怖が蔓延する中で自由を掴むためには、奇しくも施設で予定されていた殺人ゲームをクリアするしかない。千夏はレナと共にゲームに挑み脱出を試みるが……。鮮血と混乱が入り混じる地下施設で、今再びサバイバル・ゲームの火蓋が切って落とされた。キーワード ミステリー サスペンス ホラー リアル鬼ごっこ 王様ゲーム 女子高生 サバイバル ライアーゲーム カイジ ×ゲーム 山田祐助 バトルロワイヤル ハンガーゲーム JOKER GAME ヨハネ 黙示録 四騎士 ウィルス パンデミック 感染 脱出 ラノベ 萌え 謎解き
-
3.5ある日、子爵令嬢ダフネは、仲の良い侍女ケイトが家族の借金で苦しんでいることを知る。ケイトが病気で倒れた夜に、彼女が行くはずだった店、〈ブルースワン〉を訪れたダフネは、代わりに踊り子をさせられる。ところが、店が手入れに遭い、その騒ぎの中で彼女に目をつけていた男から襲われてしまう。そのとき、ダフネを救ってくれたのは、レイクス伯爵コーマックだった。ふたりは、降りしきる雨の中で思わずキスを交わし、互いに特別なものを感じたが、醜聞が立てば家族に迷惑がかかると、素性を明かすことはできなかった――。もう二度と会わないはずのふたりだったが、数日後に思わぬ形で再会することに……。
-
-◎「どの射殺に関しても、後悔したことは一度もない。俺が後悔するのは、同僚がやられる前に殺せなかった連中のことだ」――クリス・カイル◎米軍史上最多、160人を狙撃――戦友には「伝説」と敬われ、敵からは「悪魔」と怖れられた、スナイパー。国家と家族、そして戦場を愛した、ひとりの男の真実の素顔に迫るドキュメント!◎米軍史上最高の狙撃手と言われたクリス・カイルの素顔に迫ったノンフィクション! 故人に近しい人々への取材を敢行し、映画化された原作では触れられていない、彼の死や葬儀の模様についても触れ、「伝説」と「真実」についてより深く迫る!◎アカデミー賞6部門ノミネート! 日米で大ヒットのクリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で映画化された『アメリカン・スナイパー』でも話題。◎2013年2月11日、巨大なアリーナ“カウボーイズ・スタジアム”にて一人の男の葬儀が行われ、多くの弔問客が集った。クリス・カイル、本名クリストファー・スコット・カイル。幼い頃から軍人を目指したカイルは、1999年米海軍に入隊。退役した09年まで特殊部隊〈ネイビー・シールズ〉に属した伝説のスナイパーだ。2003年に始まったイラク戦争には4回にわたって派遣、常人離れした狙撃の腕で、公式記録としては米軍史上最多の160人を射殺した。味方からは「伝説(レジェンド)」、敵からは「悪魔」と呼ばれたその素顔とは――。本書は、生前の故人を始め、妻や友人らへの取材を通し、クリス・カイルというひとりの男の「伝説」と「真実」に迫ったものである。◎クリス・カイル CHRIS KYLE 本名クリストファー・スコット・カイル(Christopher Scott Kyle)。1974年4月8日、テキサス州生まれ。子供の頃のなりたい職業はカウボーイか軍人だった。ロデオで大けがをするもカウボーイへの道を歩みはじめる。しかし大学を中退して軍への入隊を決意。当初は海兵隊への入隊を希望したが、幸か不幸か新兵募集の担当官が不在で、代わりに応対した海軍の担当官から特殊部隊SEAL入隊を勧められる。BUD/S(基礎水中爆破訓練)等の過酷で名高い訓練を不屈の負けじ魂で耐え抜き、晴れてSEALへの入隊を果たす。2003年、イラク戦争が勃発。ナーシリーヤ、ファルージャ、ラマディ、サドルシティと、イラク戦争の中でも激戦地を数多く転戦、イラク軍およびアルカーイダ系武装勢力の戦闘員を“公式上”160人殺害して米軍史上最高のスナイパーとして名を馳せる。2009年に除隊するまで4回に渡りイラクへ派遣され、その間に多数の叙勲を受けた。味方からは「伝説(レジェンド)」と敬われ、敵方からは「悪魔」と恐れられ、多額の懸賞金が懸けられた。名誉除隊後は、軍や法執行機関の隊員に軍事訓練を行う民間軍事訓練会社を設立。戦闘体験を綴った回顧録も上梓した。著作の印税などを元に、PTSD に悩む帰還兵や退役軍人の社会復帰を支援するNPO団体を設立するなど、余暇の大半を慈善事業にあてていた。2013年2月2日、PTSD を患う元海兵隊員エディ・レイ・ルースに射撃訓練中に撃たれて死亡。享年38歳。
-
5.0人の世の理を超えた圧倒的畏怖。 神と妖の実話怪談! 「猿の神様を連れて帰る」 東南アジアの村から父が送ってきた写真。 そこには人面の異形が… 「外来種」より 飛行機に乗り合わせた天狗のような男。乱気流が起こると団扇を取り出して…「高度一万メートルの邂逅」 財布をすられた祖父が頼った姪。姪は蝦蟇を呼びその肝を…「籠蛙力行」 温泉街で見かけた木乃伊館。その夜、失踪した夫は意外な場所に…「木乃伊館」 村の裏山に棲む危険な神。見た者は目を喰われると言われるが…「遭神」 父が東南アジアから連れ帰った猿の神。昼は木彫りの像だが…「外来種」 山の廃屋からまろび出て里に来る妖・血鞠とは…「ちまりの話」 人を刺した箸から芽吹いた楠に宿る妖獣…「しいらくさん」 ある家が祀る独自の神、〈海ンカミサン〉。強すぎるその力とは…「ゥフゥヌンヮヌゥーノッ」 他、異形たちが跋扈する33話!
-
-友人を救うため、貴族の屋敷で日記を取り戻そうとしたオーガスタ。 そこへ伯爵がやってきて……アマンダ・クイックの傑作ヒストリカル! 19世紀イギリス。オーガスタは友人の日記をとり戻すため、ある貴族の田舎の家のハウスパーティーに参加し、深夜に書斎に忍びこむ。友人はその貴族に日記を奪われたのだが、内容について脅され、結婚を強いられそうになっていた。 そこへグレイストーン伯爵のハリーがやってきて、日記をとり戻すのを手伝ってくれた。オーガスタは感謝するが、なぜ協力してくれたのかはわからない。実はハリーは結婚相手にオーガスタをと考えていた。ハリーの結婚相手が誰になるかは社交界で話題だったが、オーガスタはいちおう貴族の娘ではあるが父母と跡取りの兄を亡くしている自分より、しとやかで評判の美人の従妹こそふさわしいと思っていたのだが……
-
3.51巻998円 (税込)目をとる 手をとる 命をとる 神の前に 人は虫けらぞ。 圧倒的、畏怖と戦慄 荒ぶる神の祟り 原始の恐怖36怪! 和魂と荒魂。神にはふたつの顔があるが、どちらを前にしても人はひれ伏すのみ。 神は人の理の外にあり、真に恐ろしきは霊や人の生みだす呪いではなく、神仏の怒り=祟りなのかもしれない。 神輿が出る日は農作業をしてはならぬという祭りのルール。破った者は…「禁忌」服部義史 夜の散歩で拾った五十円玉で気まぐれに参拝したお稲荷様。その効果は吉か凶か…「御礼詣」ホームタウン 戦時中、炭焼き小屋の裏に密かに祀った裏靖国神社。その目的とは…「裏の靖国」鷲羽大介 原因不明の体調不良に苦しむ女性に憑いていたのは怒れる犬神。その原因は…「争いの原因」橘百花 3日間連続したある一族の葬儀。親族が抱える妖しい木箱の正体…「願いと箱、そして代償」小田切大輝 山で石を拾ってから体調が悪い女性。友人は石が山神様のものだと言うのだが…「卵石」卯ちり 新しく住職として入った寺に漂う禍々しい気。原因はどこに…「ある僧侶の死」(鶴乃大助) 山道を走るトラックに積まれていた騒がしい檻。中に入っていたのは動くはずもない木造の…「檻の中」斉砂波人 ブラック企業の社長がトイレの傍に祀った祭壇。病んでいく社員はやがて…「邪鬼」渡部正和 山中に落ちていたミニチュアの祠を入れた桐箱。気味が悪くて投げ捨てたのが悪かったのか…「まめがみさま」蛙坂須美 神像集めが趣味の祖母が古物商から手に入れた黒塗りの箱の正体…「正座する人達」つくね乱蔵 大学で肝試しをした学生に起きた異変。神が憑いていると言われる女子学生が見たものは…「Q」幽木武彦 峠の祠の祟り、神社の境内で鳥が死ぬサイン、奇怪な10の怪異譚…「らんしん」黒木あるじ 父方の里の奇妙な風習。祖母の葬儀で恐ろしい真実が…「一緒に暮らさないか?」営業のK 拝み屋のもとに相談に来た母娘。自分たちには神がついていると言うのだが…「ヨモノキさま」(郷内心瞳) ほか、36の神仏恐怖譚!
-
4.5恐怖の切れ味、劇薬級! 体験者の奇憶を生々しく掘り起こす怪想録 取材する怪談作家の身に降りかかるのは、奇妙な出来事ばかり。 巻き込まれているのか? 巻き込まれにいっているのか? 黒木あるじ大推薦の気鋭の書き手が書き綴る怪異の数々。 ・プールの監視員の仕事の先輩が急に辞めてしまった、水が怖いという彼女に起きた悲劇「浅瀬」 ・母親が亡くなった時に引き継いだ不思議な能力「母の教え」 ・学生時代の友人は祖母の遺品の中にあった封印された箱を見つけた──それを開封するときに立ち会うことになったのだが…。驚愕の顛末を描く「或る男の死」 など驚異の117話一挙収録!
-
5.0
-
3.0日常に差し込まれた奇異なる存在を徹底取材し炙り出す 「こうして殺し切ってあげることができれば…」 霊能者の女が明かす不穏な除霊方法とは! 収録話「我が名は死神」より 引き寄せてしまうのか、引き寄せられてしまうのか。目の前の奇妙な出来事に身を乗り出してしまうのが怪談作家の性──。 ・肝試しに訪れた場所、自分たちを追い越す黒い車の顛末「廃墟への道案内」 ・いつも沈んだ顔をしている彼。その理由を聞いた彼女が取った行動、そして恐るべき後悔「許してくれない」 ・ファミレスで偶然出会った中学校の同級生と卒業してか らのそれぞれを語り合うが…衝撃の結末「虚ろの十年」 ・祖母の遺品の小さな白木の箱を開封してから友人に降りかかる怪異の数々。リアルに進行している恐怖に新たな戦慄が加わる「我が名は死神」 ――など圧倒の100話収録。
-
4.0さあ、暗殺(ゲーム)を始めよう 過去を捨てた最強の暗殺者(キドン)は、ふたたびモサドの駒となるのか 逆探知されても絶対に発見されない場所とは? モサド最強の暗殺者(キドン)ダヴィッド・スラトンは死んだ。 いまでは彼はアメリカ人として妻のクリスティンと平凡だが幸福な日常を送っていた。 しかし、平穏な生活は長く続かなかった。 モサドの新長官ヌーリンは、イランの核開発を阻止するために 二度ハメディ博士の暗殺を計画したがいずれも失敗していた。 業を煮やしたヌーリンは、権謀術数渦巻く盤上に比類なき暗殺者を投入することを決意したのだ。 モサドは学会のためにスウェーデンを訪れていたクリスティンを人質に取ろうとするが、 彼女は追手から逃れ行方不明に。 妻の危機を救うべく、最強の暗殺者は北欧の地に降り立った――。
-
-さあ、暗殺(ゲーム)を始めよう 過去を捨てた最強の暗殺者(キドン)は、ふたたびモサドの駒となるのか 逆探知されても絶対に発見されない場所とは? モサド最強の暗殺者(キドン)ダヴィッド・スラトンは死んだ。 いまでは彼はアメリカ人として妻のクリスティンと平凡だが幸福な日常を送っていた。 しかし、平穏な生活は長く続かなかった。 モサドの新長官ヌーリンは、イランの核開発を阻止するために 二度ハメディ博士の暗殺を計画したがいずれも失敗していた。 業を煮やしたヌーリンは、権謀術数渦巻く盤上に比類なき暗殺者を投入することを決意したのだ。 モサドは学会のためにスウェーデンを訪れていたクリスティンを人質に取ろうとするが、 彼女は追手から逃れ行方不明に。 妻の危機を救うべく、最強の暗殺者は北欧の地に降り立った――。
-
-遺体の腐乱などにより傷んだ部屋の原状復旧作業をする特殊清掃。 そんな特殊清掃を生業としている関西クリーンサービスが、現場での生々しい人の死のリアルと、そこで起こる不可解な恐怖を語る。 誰よりも生と死を見つめてきた男たちによる戦慄の物語――。
-
3.5恐怖も飲み込む巨大な闇に、実話地獄絵が見える…。黒史郎の奇妙なテイストの怪談が新たなシリーズで始動する!妻が産気づき病院に連れて行った後、家に戻った夫。そこに母親から不可思議な電話が…「サンケヅク」、同級生の女友達の特技は幽体離脱。身体を見張っててという彼女の身に起きたこと「幽体離脱」、毎晩大量飲酒をするも吐いたことはない。ただ一度だけ、あの時吐いたものはいったい?「厚意を吐<」など39話を収録。暗闇の中にそっと佇む怪異たちはじんわりと纏わりつく。 著者について 黒史郎(くろ・しろう) 小説家として活動する傍ら、アニメやゲーム関係の仕事も精力的におこなっている。また、実話怪談も多く手掛けている。単著に『黒塗怪談 笑う裂傷女」「実話蒐集録」シリーズなど。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「瞬殺怪談」等シリーズ、「怪談四十九夜」など多数。
-
5.0「あいつに焼き殺される」 歪んだその男が、時を経て牙を剥く――収録話「死んでほしい」より 黒史郎、冥府よりの実話怪談! はらわたをかき回すような恐怖を体感せよ! 頭蓋の内側に悪寒が走る恐怖を描く黒史郎の異界怪談シリーズ第3弾! ・浚渫工事中に発見された常識では考えられぬ奇妙なものとは…「川の底から」 ・元アイドルが激白した怖気立つ恐怖体験…「楽屋で見たものは」 ・凄惨な歴史を伝える北朝鮮の博物館で起きた戦慄の怪事…「戦争博物館の叫び」 ・真夏の工場で降りかかった酸鼻を極める著者自身の実体験…「移動する死臭」 ・タクシー運転手がかつて怪異を目撃した場所、そこに隠された因果とは…「首無し地蔵」 ……など数々の怪異譚を収録。 漆黒の暗闇から覗く冥府は、狩り取る者を探している!
-
-不安が脳髄に凝着する黒怪談! 人気実話シリーズ最新刊 「あのまま朝まで握られていたら、自分は死んでいたかもしれません」命を狙われる最凶の事故物件! 「問題のある物件」より ホラー作家・黒史郎の人気実話怪談シリーズ第4弾! ・駅で遭遇した熟年夫婦の口論を聞くと衝撃の事実が判明する…「夫婦喧嘩」 ・家賃激安の事故物件で起きた凄絶な怪奇現象とは…「問題のある物件」 ・案山子代わりにマネキンの首を掲げる家、しかし其処にはもっと不気味なものが…「生首を飾る家」 ・とある浜辺で目撃した正体不明の異形…「汚れた浜」 ・人ならざる存在が視えるようになった男、そのきっかけとなった戦慄の出来事とは…「その願望」 ――等の恐怖譚を収録。昏い闇に照らされた怪異は、生々しい湿り気を伴い日常を抉りとる!
-
5.0ステイホーム必読!逃れられぬ恐怖を描く 黒史郎の実話怪談シリーズ最終巻! 「あの家、何かに祟られてるんじゃない?」 住人が絶対に死ぬ、最凶の事故物件 (「相談」より) ホラー作家・黒史郎の人気実話怪談シリーズ最終巻! 置いた物がどろどろと腐る不気味な家の秘密「ものが長くはもたぬ家」、 どこかの保育現場で今も起きている恐怖「一歳児」、 本物のUMA!?夜道に佇む全身緑色の怪物「わたしはKを見た」、 隣室の窓に覗く世にも恐ろしい怪異の正体「三階、三〇四号室」、 群れる鴉、虫の死骸…曰くつきの空き地で行われる謎の工事と異常さを増す光景の秘密とは「なにもない土地」 ――など、家や土地の不条理な恐怖を中心に数多の恐怖譚を収録! 逃げ場のない家の中で、闇の奥から異形が覗く。あなたの家は、大丈夫ですか…
-
4.3霊現象は人間だけじゃない…。 深海魚からペットまで 生き物たちの不思議で怖い実話大集合! 命あるものすべてに霊魂は宿る――。 植物から昆虫、魚類、爬虫類、鳥類、ほ乳類まで生き物たちの不思議で恐ろしい実話を徹底取材。 雑草から聞こえる苦悶の声、草を刈ると事件が…「哭く雑草」 土座衛門から子供を守ったリュウグウノツカイ…「午後の漂流」 山で行方不明になった猟犬が夢で飼い主に場所を知らせる…「犬捜し」 人語を使って人をおびき寄せる羆…「名前を呼ぶモノ」 イタチの狩りを目撃すると人が死ぬ…「イタチの狩り」 出張先で鬼女から救ってくれた猫の霊…「麦」 捨てたアカミミガメの呪い…「野良亀」 ハシブトカラスを操る男の恐ろしき正体…「鴉の王」ほか、34話収録。 ★目次と登場する生き物 哭く雑草(雑草) 鷺草の庭(サギソウ) 藪知らずの竹(孟宗竹) 猛暑の夜に(西瓜) ソラガオレンジイロニソマル(ヤナギ林) 青木ヶ原散策(樹海の木) 樹海踏破プラン(樹海の木) ヤマビルの巣(ヤマビル) 理不尽なできごと(ミヤマカラスアゲハ) コガネグモの逆襲(コガネグモ) 黄金の蛇(アオダイショウの色彩変異型) 星の王子さまとUMA(ツチノコ?) ヒヒヒ鳥(ハシビロコウに似た謎の鳥) 一番鶏(鶏?) 亀に化かされた作家(セマルハコガメ) ペットコーナーの闇(ホームセンターのペット売り場の多彩な動物たち) 蛸の船釣り(ミズダコ) 午後の漂流(リュウグウノツカイ) 深夜のシーラカンス(シーラカンスなどの深海魚多数) イタチの狩り(ニホンイタチ) 先に行け!(狸) Aさんとおたらちゃん(狐) 深夜の峠(牛、馬) 今度は遊びに(黒毛和牛) 麦(シャム猫と日本猫の雑種) 名前を呼ぶモノ(ヒグマ) 晩鳥狩り(ツキノワグマ、ニホンムササビ) 犬捜し(紀州犬の雑種) 白い犬の夢(日本犬の雑種) 死類怪談(レオパードゲッコー、秋田犬、ヨークシャテリア、ビーグル、ウサギ) 犬を写すと、(ボーダーコリーの雑種) ばらきさんには近づくな(コーギー、ミニチュアダックス) 野良亀(ミシシッピアカミミガメ) 鴉の王(ハシブトガラス) あとがき(マレーハコガメ)
-
4.0自分達を守ってくれると思っている存在は、実はとんでもないモノなんじゃないかと」 神か、異形か。里の社で祀られるモノの魁偉なる姿とは―― (「やまのかみ」より) 内藤駆が蒐める奇怪霊妙な体験談 2年ぶり待望の実話怪談最新作! 奇絶怪絶。世の怖い話のなかでも極めて異彩を放つ壮絶な体験談ばかりを蒐集する内藤駆が2年ぶりに放つ待望の最新刊。 ・台風の夜、命を取りに港町へ押し寄せる不気味なモノ達「死亡フラグ」 ・秘め事の最中に現れる毛虫の赤ん坊と呼ばれる恐ろしい異形「体育倉庫」 ・居たはずの人物が周囲の記憶ごと掻き消える…不可思議な存在消失譚の引き金とは「机の下」 ・水田のお社で出遭った神様とされる禍々しき何か「やまのかみ」 ・東南アジア某国の通称病人村で目撃した化け物の姿「ハハタン」 ・幕末から続く因果を一身に受ける少年への凄惨な祟り「霧雨」 ――など異形なる恐怖譚22篇を収録。
-
-その家では必ず長男が早世する…。呪われた旧家の恐るべき因縁とは!? 小説投稿サイト〈エブリスタ〉内、 「ホラー×怪談」部門で17日間連続第1位( 2019/12/03 ~2019/12/19) 「ホラー×心霊」部門で17日間連続第1位( 2019/12/03 ~2019/12/19) 「ホラー」全体部門でも6日連続1位(2019/12/07~2019/12/12) 話題沸騰の長編ホラー小説が文庫になって登場!!! その家では、代々長男が早世する――。 実話怪談蒐集家の種島正輝は、ある地方の旧家の因縁めいた話に興味を惹かれ、独自に調査を開始する。だが、その因果の元を辿るうち、さらなる凶事が連鎖し、種島たち関わった人間を巻き込んでいく……。 一家が密かに祀ってきた“みろくさん”とはなにものなのか……? 読みだしたら止まらない、ノンストップホラー小説! 著者について 斉木 京(さいき・きょう) 福島県出身。現在は東京都在住。 幼少の頃から怪談や妖怪に傾倒。 共著『田舎の怖イ噂 』『怪談 生き地獄 現代の怖イ噂』。 怪談最恐戦マンスリーコンテスト佳作。エブリスタ×竹書房「怖い噂」コンテスト佳作。竹書房〈最恐小説大賞〉優秀作品選出。
-
3.3昭和平成令和の歴史と風俗の中に潜む怪と不思議。 耳袋より怖い池袋! JR私鉄地下鉄と複数路線が乗り入れ賑わう街、池袋。 百貨店に高層ビル、学校に公園、劇場からサブカルの聖地まで日々雑多な人々がこの「袋」の中に集う。 一方、巣鴨プリズンや旧日本軍の地下壕、空襲の犠牲者の埋葬地など戦争の歴史を色濃く残す土地でもある。 この混沌こそ正義の街に所縁ある最恐コンビ、西浦和也とはおまりこが袋の紐を解き、奥底まで探って見つけた知られざる怪と不思議を大収録。 劇場に出る霊と工事で発見された地下空洞の因果…「池袋のアライペイラン」、池袋近郊ホテルに実在する心霊対処部門…「特殊物対策課」、 メイド喫茶にでる生首…「象の杭」、囚人の幻影とワープする怪…「陽射しの時 二景」他、恐怖の池袋裏ガイド! ◆いけふくろうの前に溜まる負の念「俺はできるんだ……」 ◆四面塔と通り魔の因果「辻斬りの街」「四面塔」 ◆駅構内に開く異界の裂け目「池袋駅の妖少年」 ◆線路の側溝で蠢く生首「線路脇に潜むもの」 ◆交差点に立つ毛倡妓「高架下の毛倡妓」 ◆〝出る”ラブホテル 「針金縛りのラブホテル」 ◆ラブホテル怪奇事件簿「インバウンドの落とし物」 ◆美久仁小路に響く時空を超えた音「青線の残り香」 ◆巣鴨プリズンの幻影と怪奇「陽射しの時 二景」「13号扉」 ◆白骨死体の発見と地下壕の怪「池袋のアライペイラン」
-
-代々、ある面にとり憑かれてしまう一族の男子。その因果とは…? 公募実話怪談【怪談マンスリーコンテスト】で連続最恐賞受賞。 エブリスタ発!新星が開くかつてない恐怖の扉! 公募実話怪談〈怪談マンスリーコンテスト〉にて最恐賞を連続受賞、小説投稿サイト〈エブリスタ〉では切れ味鋭いショートホラーが話題の松本エムザ、待望の初単著。 プールの授業を見学している女子を見咎め、執拗に泳がせろと迫る女性。そこには恐ろしい理由と因果関係が…「母の誘い」、 生まれた時から左目をつぶっていることの多い甥っ子。その目にはいったい何が…「左目の鬼」、 祭りの露店で見た白い面。以来、その面の顔をした女が人生に絡んでは不幸へと導く…「白い顔の女」他、 日常の隙間から異界へと誘う戦慄の40話収録! 著者について 松本エムザ Emuza Matsumoto 栃木県在住。 映画とアイスホッケーとロックを愛する、転がり続けるミドルエイジ。 バブル世代の残党として「エムザ」を名乗る。 実話怪談の公募コンテスト、怪談マンスリーコンテスト【怪談最恐戦投稿部門】で2か月連続最恐賞を受賞。 共著に「サカサノロイ」「街角怪談」「街角怪談 噂箱」「怪談供養 晦日がたり」(エブリスタ編/竹書房文庫)など。
-
-声優・井澤詩織、責任編集&作家デビュー! 推しの怪談作家7人と《最恐の怪談本》を創る! 「怖がりながらも怪談を愛してきた私の「好き」をぎゅっと詰め込みました」 ――井澤詩織 ◆推しの怪談作家7人に依頼した完全書き下ろし148頁 ◆超厳選・レジェンド級のマイフェイバリット怪談10話 ◆取材から執筆まで一人で挑戦した、自身初の怪談作品「バレた」を収録! 井澤詩織が敬愛する作家7人に、それぞれの得意ジャンルで 「誰かに話したくなる怖い話」を書き下ろし依頼。 土地の因果→怪凰ぁみ ガチ怖ヘビー級→神沼三平太 土俗の禁忌→黒木あるじ 不穏な日常→黒史郎 情念の厭怪→つくね乱蔵 奇怪な人怖→三好一平 悪意と怪の融合→夜馬裕 年間2000話以上、膨大な読書歴よりとくに心に残っている傑作怪談10話を再録。 そして取材から執筆まで、恐怖と本気で向き合ってできた処女作品「バレた」を収録! 大好きな怪談を「読む」「推す」そして「書く」へ! 恐怖と怪談愛をめいっぱいつめこんだ井澤詩織責任編集の一冊!
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 6年間、毎日1本、ホラー映画を見続けた男が選ぶ究極のホラー映画ガイド。 本書には『エクソシスト』や『シャイニング』といった誰もが知ってる作品は収録しておりませんのでご注意ください。 これがあれば、僕の観たしょうもないクズ映画の数々にわざわざ全部当たってみる必要がない。 僕は2,500本のホラー映画を観た。きみたちはそこまでしなくていい。きみたちの観るべき映画のうちの365本がここにある。 この本にある全作品を制覇した人はいないとほぼ断言できるのは、リストから大ヒット作や有名作品をほとんど除外しておいたからだ。 僕は親愛なる読者のみんなが表面的なホラー映画ファン以上のレベルであることを前提にしている。だから、『ZOMBIO/死霊のしたたり』みたいな映画を今さら勧めるような侮辱はしたくない。 だが、僕は残忍なモンスターじゃないから、たぶん聞き覚えがあるであろう準人気作もスパイスとしてまぶしておいた。 アメリカで異例の評判を取った外国映画、数々のホラー・サイトでトップ10入りを果たしたインディーズの逸品……大規模公開されてそれなりの収益も上げたのに僕の見るところでは世間の記憶から消えてしまった映画も入れてある。 要するに、もしもきみがこのジャンルでまったくの素人だったら、これはきみのための本ではないかもしれないが、ぱらぱらめくってみれば、ホッとできるようなおなじみのタイトルがいくつか見つかると思う。(本文より抜粋)――ブライアン・W・コリンズ ■脚本家や映画サイトも推薦! 彼のくれた最大の贈りものは、カルト化して誰も文句をつけない作品であっても欠点を指摘しようとする意欲だ。私がすでに認識ずみの欠点もときにはあったが、多くの場合はブライアンの既成概念にとらわれない発想のおかげで、それまで見えていなかったものが見えるようになった。 ――トッド・ファーマー[脚本家] 「ホラー映画批評の集大成、真打ちあらわる」 ──インディーワイヤー 「ホラー映画界よ、彼の声を聞け。 ブライアン・コリンズほどこのジャンルを全力で推している人間はそうそういない」 ──ドレッド・セントラル ■目次より スペシャル・サンクス/序文──トッド・ファーマー/ボンクラによるまえがき/ジャンル用語集 僕がこの本を書いたワケ(もっと言うと、きみがこの本を買ったワケ) 1月 アジアン・ホラー 2月 スラッシャー映画 3月 殺人キッズ 4月“静か~な”ホラー 5月 バットシット・クレイジー・ホラー 6月 モンスターと“モンスター”たち 7月 インディーズ・ホラー 8月 “ジャンクフード”ホラー 9月 ヴァンパイア映画 10月 “オルタナ”ホラー 11月 ゾンビと人喰い 12月 世界めぐり 終わりに/解説――人間食べ食べカエル/注釈/INDEX
-
4.0嵐の夜に、あなたと一度だけ――。 日本初登場作家のロマンティック・リージェンシー!! 伯爵家の令嬢グレースは8人きょうだいの長子。両親亡きあと、幼い弟妹たちが別々に引き取られそうになったが、グレースの努力でばらばらにされずにすんだ。以来、ひとりで面倒をみてきたグレースは、家族を守るため恋も結婚もあきらめていたが、ある嵐の夜に奇跡のような偶然が起きる。初恋の人、ワーシントン伯爵マットとふたりきりの客として同じ宿に雨宿りすることになったのだ。グレースは、正体を明かすことなく一夜をともにし、その思い出を胸に姿を消そうと決心する。 一方、夜明け前に消えた謎の女性に恋してしまったマットは、名前すら知らない彼女の行方を探し始めた。 再会を望まないグレースと彼女を見つけ出そうとするマット。それぞれ社交界デビューを控えた妹の付添いでロンドンを訪れたふたりの運命は、すれ違いながら交錯して……。 著者について ■著者略歴 エラ・クイン Ella Quinn 作家。南太平洋、アメリカ、北アフリカ、イギリスをはじめヨーロッパ等を転々とした後、彼女とその夫は、夢を実現させ、3匹の猫とグレートデーン犬と共にカリブ海や北アメリカ沖を巡航する帆船で暮らしている。 ■訳者略歴 高橋佳奈子 Kanako Takahashi 東京外国語大学ロシア語学科卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、クイン、ジェームズ、ブロックウェイ『さらわれた花嫁たち』『伯爵の花嫁探し』マックレイ『不思議の愛の国に招かれて』ワイルズ『不適切な願いは嵐のように』『不機嫌な花嫁にささげるワルツ』エセックス『男装の令嬢は海風にのって』ボーディン『侯爵からの愛は春風のように』クイック『約束のルビーは闇に輝く』(竹書房)、コールドウェル『哀しみが思い出に変わるとき』(柏書房)、マデラス『誘惑の炎がゆらめいて』(二見書房)、クイック『禁じられた秘薬を求めて』(ヴィレッジブックス)がある。
-
-「温泉は僕を裸にしてくれます。」 “温泉俳優”原田龍二の湯けむり人情温泉紀行 これまで200ヶ所以上もの温泉を踏破し、自ら「温泉俳優」と名乗るほど温泉の魅力にどっぷり浸かってしまった原田龍二が日本全国の秘湯名湯怪湯奇湯を巡るぽかぽか温泉旅行記。 <温泉との出会いは一期一会ならぬ“一期一湯”> 独自の全裸入浴スタイルを確立した「小谷温泉奥の湯 雨飾荘」や“温泉俳優”を名乗るきっかけとなった「満願寺温泉 川湯」、再訪するほど気に入った「乳頭温泉」や波打ち際に湯煙を上げる秘湯「湯泊温泉」、日本一高所の天然温泉などなど、北海道から九州・鹿児島まで原田龍二が身も心も丸裸にされた温泉の数々をご案内。
-
-どこかの記憶はあなたの記憶 彼女が噓のつもりで適当に言った不気味なローカル番組は実在し、しかも彼女自身も出演していた(「二つの真実と一つの嘘」)。飛び込んだ人間がたまに消える池で行方不明になった兄の思い出(「センチュリーはそのままにしておいた」)。バラッドの謎を解き明かそうとするネットユーザーたちは、その歌に秘められた恐ろしい意味に気づきはじめる(「オークの心臓集まるところ」)。6人のガールスカウトたちのわたしたちがキャンプで体験したこと(「科学的事実!」)。 迷っても、しっかりと着実に、奇想と現実の狭間を歩む。もっとも新しく、もっとも懐かしい、記憶を揺さぶる奇想短篇集。
-
5.0【商品内容】 ブリジャートン子爵家の隣人、マンストン伯爵の次男エドワードは軍務で負傷し、意識を失っていた。ある日、目覚めると数ヶ月分の記憶を失っていた上、見知らぬ女性がいて自分は“妻”だという。その女性、セシリアはエドワードの軍友トーマスの妹で、兄が怪我を負ったとの連絡を受け、イギリスからアメリカまで渡ってきたが、兄の意向で代理結婚したというのだ。 だが、実はそれは嘘だった。セシリアがニューヨークへ到着してみるとトーマスは行方不明で、意識のないエドワードがいただけ。エドワードとは兄との手紙に書き添えられていたほんの数行でやりとりしただけだったが、親近感を覚えていたセシリアは、彼を看病するためにとっさに家族のふりをしてしまったのだ。偽りの結婚の行方は……? 大人気<ブリジャートン>新シリーズ第2作!
-
4.0神々が住まい妖怪蠢く山陰 島根・鳥取の実話怪談集! 「どこかにきっとコトリバコはある…」 山中の古民家から禁忌の呪物が… (「箱」(西浦和也))より 神々の地・出雲や妖怪の町・境港、小泉八雲『怪談』の故郷・松江など、異界の香り漂う山陰の怪奇譚を綴る島根県・鳥取県の実話怪談集! 溜め池の祠に隠された恐ろしい秘密「水神様」、 怪音と共に現れたおぞましい妖怪「侵入者」 、観光地で身に起きた著者自身の恐怖体験「隠岐の声」、 鬼太郎メロディーロードで耳にした本物の妖の声「みんなで歌おう」、 弓浜合戦の跡地を今も彷徨う死霊の怨念「とどめだ!」、 古民家の天井裏から見つけたのは悪名高き呪物コトリバコ!?「箱」 ――など往日の話から今も起きている実録恐怖譚まで多数収録!
-
-古くからの言い伝えや独自の風習が残る村や町。 そこにはよそ者が触れてはいけない禁忌のゾーンがある。 よそ者は餌食になる、四本鳥居に祀られた神の正体とは…「じいちゃんが住む村」 村の集まりに紛れ込む招かざる客。隣に座られた人は死ぬというが…「お呼ばれさん」 水子供養の地蔵の正体は呪いの願掛け地蔵。若い女性がお参りすると…「授かり地蔵」 山の掟を破ったマタギとその家族が辿る怖ろしき末路…「マタギとミナグロ」 タジョウサマという謎の神を祀る役目の家。屋敷の奥の開かずの間には何が…「禁忌:おじいちゃんの家で見たモノ」 ――他、秘密を知ったら帰れない! 土着の恐ろしい因習、禁断の田舎怪談20!