若本衣織の作品一覧
「若本衣織」の「怪談四十九夜 今宵かぎり」「七つの異界へ扉がひらく 神隠し怪奇譚」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「若本衣織」の「怪談四十九夜 今宵かぎり」「七つの異界へ扉がひらく 神隠し怪奇譚」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
心霊だけじゃない不思議なはなしが盛りだくさん。
好みのはなし。
『渋滞』『もずく』『街道沿いの廃アパート』『サーペント・ハンドラー』『人型二題』『冷猫』『ルート』『未成』『三三三』『裏階段』『鍵』『部屋中の井戸』『畜生部屋』
どれも明らかな心霊現象というより不思議より。
『街道沿いの廃アパート』『裏階段』『鍵』『部屋中の井戸』『畜生部屋』どれも物件系怪談。何度も書いてるけど絶対に自分では廃墟探索とか心霊スポット行くとかしないから行く人の気持ちがわからない。普通にしててもこの世界には不思議がこんなにあるのに。やばい場所は多分土地が穢れててそれはお祓いとかじゃもうどうにも出来へんねんなぁと今回読ん
特殊な趣味と怪奇
前作もそうだったが、よくこれだけのマイナーな趣味と怪談を集めたものだ。その趣味に関わるユニークな話が多く集まっている。目の付け所と実際に実現させたことに脱帽。
逃れられない
「いじめっこ」「呪い」
自分の行いが自分に返って来る。因果応報の話で、この二篇が一番怖かった。自分自身に復讐されるとは!
一転、あとがきは面白い。著者の二人がお互いを「こんなに厭な怪談が好きな人はいない」なんて言っている(笑)
Posted by ブクログ
ハーニーヌは怖かった。今もどこかで気を抜かれている人たちがいるのかと思うと、そして、抜かれた人たちのその後はどうなってしまうのかと考えると、その大元となっているのはなんなのか、もっと規模が大きくなったらどうなってしまうのか、うすら寒くなってくる。
呑気な私は、そんな力が存在するならみんなが幸せになる方に使えば良いのにと考えてしまうのだが、根本的にプラスの力ではないものを使おうという人たちがそんなこと思うわけないかと、しょんぼりしてしまう…。
自ら身を滅ぼすように、ハーニーヌの話をした情報提供者も、この先どんなことが待ち受けているのかと思うと暗澹とした気持ちになる。
破滅の道と分かりながら進んで