【感想・ネタバレ】怪談番外地 蠱毒の坩堝のレビュー

あらすじ

「くちゃっ、ぐちゅっ」
棺に入った私から肉をちぎって食む音が…。
(「恥さらしの仏壇」より)

怪談界の武闘派3人が恐怖で殴り合う無法地帯。
最凶に物騒な極悪怪談!

数多の怪異の中でもとくに闇深い話を取材してくる3人が危険な恐怖を持ち寄った怪談集。
・荷物で塞がれた使用禁止の階段。中央に供えられたコロッケは…「奥階段」
・離島のガマで頭蓋骨を踏んでしまった男の末路…「しゃれこうべ」
・嫁ぎ先の奇妙な仏壇。一族の恥さらしを祀っているというが…「恥さらしの仏壇」
・部屋に井戸のある家の葬式。母は誰とも口をきいてはならぬと…「部屋中の井戸」
・公園に一夜にして現れた不気味な木。だが周囲は異変に気づかず…「冥途」
・水詰まりの修理に訪れた文化住宅。猫砂まみれの部屋にいたのは…「畜生部屋」
他、様々な因果が練り込まれた地獄の28話収録!

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Posted by ブクログ

心霊だけじゃない不思議なはなしが盛りだくさん。
好みのはなし。
『渋滞』『もずく』『街道沿いの廃アパート』『サーペント・ハンドラー』『人型二題』『冷猫』『ルート』『未成』『三三三』『裏階段』『鍵』『部屋中の井戸』『畜生部屋』
どれも明らかな心霊現象というより不思議より。
『街道沿いの廃アパート』『裏階段』『鍵』『部屋中の井戸』『畜生部屋』どれも物件系怪談。何度も書いてるけど絶対に自分では廃墟探索とか心霊スポット行くとかしないから行く人の気持ちがわからない。普通にしててもこの世界には不思議がこんなにあるのに。やばい場所は多分土地が穢れててそれはお祓いとかじゃもうどうにも出来へんねんなぁと今回読んでまた強く思った。実話怪談作家さんたちは障りに遭ってても知らないフリする力がある人たちなんだろう。
とにかく面白いのでこれを面白怖かったと思える人と読書友だちになりたいです。

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2024年01月18日

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