四ツ山鬼談

四ツ山鬼談

1,650円 (税込)

8pt

3.0

「これを、漆喰に混ぜて塗れ」
依頼主から左官に渡されたのは小さな白磁の壺。
仕事は「ある家」の外壁の塗り直し。
「家の中には入ってはならん」
何が見えても聞こえても。

熊本県荒尾市。かつての炭鉱と競馬場と干潟の町。
雨が降れば、土地に染み付いた念が湿った煤の匂いとともに立ち昇る。
町のそこかしこに潜み、たたずみ、彷徨う黒い人。
「夜行堂奇譚」の著者が故郷を舞台に描く、奇怪な幻燈のごとき怪異譚。

これは、鬼の話である――。


・「囁く家」
漆喰の塗り直しを頼まれた左官。そこは入った者の命をとる死霊憑きの家
・「ひそむ鬼」
離れの床下には鬼がいる…鬼の写真を撮ることにとり憑かれた伯父の家の秘密
・「箪笥の煤」
抽斗を開けた者は肺を病んで死ぬ。祖母が弔う祟りの桐箪笥の由来
・「ヤマから響く声」
亡き叔母の日記。そこに綴られたのは庭の井戸と黒い人に纏わる恐怖の記録

――ほか11の忌み話

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四ツ山鬼談 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月24日

    土地に根付く怪談。
    実話を元に作られている?
    やや怖さに欠ける部分や明確にならない部分が多かった。
    その中にもいくつかゾッとする話が何話かあり、怖くないと気を抜いていたため楽しめた

    0

四ツ山鬼談 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    竹書房
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2024年03月29日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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