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私は天神さまこと、菅原道真。皆さまご存じのとおり、太宰府天満宮に祀られている学問の神さまである。好きな食べ物は卵かけご飯。家電製品の扱いはちょっと苦手。築五十年のオンボロ四畳半アパートで暮らしている。 この国には八百万の神々がいるが、私も含め皆、人間社会に紛れて生きている。コンビニで立ち読みをしていたり、ラーメン屋の行列に並んでいたり、公園のベンチでぐったりと休んでいたり、参拝者の願いに耳を傾けていたり…。 本書は、そんな神さまたちの何気ない日常のお話。 装画:浮雲 宇一
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Posted by ブクログ
良い意味で罰当たりなほどコミカルで面白く、それでいてとても優しく温かい物語。最後思いっきり泣かされて、今めちゃめちゃ頭痛いです(笑) 最高の作品!
神様同士の会話が面白くてするする読んでしまっていた。 菅原道真の過去が苦しくて悲しくて、 だからあの神様と仲が良かったのかとか、花一匁の意味とか。 いろんなことを考えた。 勉強好きじゃないしもうしたくないけど 習い事という面で 太宰府天満宮、行きたいな。
神様たちが大真面目にバカやったり真面目に仕事をしたり酒を飲んだりする話。 全員初心者キャンプと鯛車の話は最高に笑わせてもらった。 太宰府で亡くなったとしか知らなかったがそりゃ祟るのも無理はない。
なんと良い、癒される本なのだろう。 とても幸せな気分になれた。 神様を主人公した本は数多く出てるけれど、これが1番好きかも。
八百万の神様がおわします中、藤原道真公が人となって描かれる物語。 私たちは、神様に見守られながら生きている。それを心から感じる、優しいやさしい物語でした。 太宰府だけでなく、天神あたりの情景の描写もございます。土地をご存知のかたは、より楽しめるとおもいます。 心があたたまる、優しいおはなし、おすす...続きを読むめさせていただきます。
こんなに優しさに溢れたお話ははじめてかもしれない。ちょっと疲れてる人、読んでみて。おれは何回か泣いた。
つくづく嗣人さんって多才な方だ。 数多の怪異を記し、おどろおどろした作品の書き手かと思いきや、『ひと』の小野寺さんの様なヒューマンコメディ然とした今作(神様なので全然ヒューマンじゃないし、『ひと』は喜劇じゃない…失礼)、これは楽しいな! だけど、 最終章を読み進めるにつれ…怖。 それはそうか、日...続きを読む本三大怨霊と数えられる一柱の御方、その由縁が語られない訳が無かった。 今、読んでいる最中の小説の中に「怨嗟とは強者に虐げられた弱者達の歯軋り程度に過ぎない」と云った内容の一文があったのだが、それこそ歯噛みしてこの一文に目を通した私からすれば、菅原さんの憤怒はあって然るべきと思えるし、箇条書きで淡々と綴られた仇どもの末路には胸をすくものを覚えた。 何が悪い!と。 さて、 作品の様にうつよに顕現しては居ずとも、神様は絶えず人の幸せを考えていて下さるのかも知れないなぁと今作を読んで思った。 その上でその好意に常に泥を塗っているのは我々人間だ。 『仏の顔も三度まで』と云うが、この世界はとっくにその期限を超えている…それもここに極まれつつある。 神様たちがいつ業を煮やしイカズチを堕としたとしても、全く以て不思議ではない。
この国の八百万の神々は人間社会に紛れて生きている、という設定。そんな神様達が氏子たちを見守る眼差しは優しく、温かい。牛に休暇を出したから鯛に牛車を引かせる、などクスリとする場面もあり。現代に生きる日常の幸せに気づく素敵なお話だった。読んだ後は神社にまたご挨拶に行こうかな、という気になる。
地元大宰府の話だった。ここまで鮮明に物語の舞台を思い起こしながら読める本はないと思う。菅原道真公が歩いた道、行く先々全部知ってる。全部自分の幼少期を過ごした場所。今でも鮮明にわかる。御笠川の春の桜並木も、太宰府天満宮の参道も政庁跡の芝生も全部全部。神様たちはこんな風に大宰府で過ごしてたんやなーって、...続きを読むただの小説だけど本当のことにように信じてしまった。なんか現代に生きてる菅原道真公のエッセイを読んでみるみたいだった。地元が舞台の小説に出会えてよかった。帰りたくなったらこれを読めばいつでも帰れる。
神様達の日常を現代社会に溶け込ませながら楽しく描いています。新しい神様の発想は面白いですね。家電の神様とか。 天神様が主人公ですが、最後の道真時代の話は涙が出てきました。とても温かい人柄で家族にも優しくて。 日々を大切に生きたくなります。
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