天神さまの花いちもんめ

天神さまの花いちもんめ

1,870円 (税込)

9pt

私は天神さまこと、菅原道真。皆さまご存じのとおり、太宰府天満宮に祀られている学問の神さまである。好きな食べ物は卵かけご飯。家電製品の扱いはちょっと苦手。築五十年のオンボロ四畳半アパートで暮らしている。
この国には八百万の神々がいるが、私も含め皆、人間社会に紛れて生きている。コンビニで立ち読みをしていたり、ラーメン屋の行列に並んでいたり、公園のベンチでぐったりと休んでいたり、参拝者の願いに耳を傾けていたり…。
本書は、そんな神さまたちの何気ない日常のお話。

装画:浮雲 宇一

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

天神さまの花いちもんめ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    神様同士の会話が面白くてするする読んでしまっていた。
    菅原道真の過去が苦しくて悲しくて、
    だからあの神様と仲が良かったのかとか、花一匁の意味とか。
    いろんなことを考えた。
    勉強好きじゃないしもうしたくないけど
    習い事という面で
    太宰府天満宮、行きたいな。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    神様たちが大真面目にバカやったり真面目に仕事をしたり酒を飲んだりする話。
    全員初心者キャンプと鯛車の話は最高に笑わせてもらった。
    太宰府で亡くなったとしか知らなかったがそりゃ祟るのも無理はない。

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    なんと良い、癒される本なのだろう。
    とても幸せな気分になれた。
    神様を主人公した本は数多く出てるけれど、これが1番好きかも。

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    八百万の神様がおわします中、藤原道真公が人となって描かれる物語。
    私たちは、神様に見守られながら生きている。それを心から感じる、優しいやさしい物語でした。
    太宰府だけでなく、天神あたりの情景の描写もございます。土地をご存知のかたは、より楽しめるとおもいます。

    心があたたまる、優しいおはなし、おすす

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    こんなに優しさに溢れたお話ははじめてかもしれない。ちょっと疲れてる人、読んでみて。おれは何回か泣いた。

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    つくづく嗣人さんって多才な方だ。

    数多の怪異を記し、おどろおどろした作品の書き手かと思いきや、『ひと』の小野寺さんの様なヒューマンコメディ然とした今作(全然ヒューマンじゃないし、『ひと』は喜劇じゃないか…失礼)、これは楽しいな!
    だけど、
    最終章を読み進めるにつれ…怖。

    それはそうか、日本三大怨

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    この国の八百万の神々は人間社会に紛れて生きている、という設定。そんな神様達が氏子たちを見守る眼差しは優しく、温かい。牛に休暇を出したから鯛に牛車を引かせる、などクスリとする場面もあり。現代に生きる日常の幸せに気づく素敵なお話だった。読んだ後は神社にまたご挨拶に行こうかな、という気になる。

    0
    2024年11月11日

    Posted by ブクログ

    地元大宰府の話だった。ここまで鮮明に物語の舞台を思い起こしながら読める本はないと思う。菅原道真公が歩いた道、行く先々全部知ってる。全部自分の幼少期を過ごした場所。今でも鮮明にわかる。御笠川の春の桜並木も、太宰府天満宮の参道も政庁跡の芝生も全部全部。神様たちはこんな風に大宰府で過ごしてたんやなーって、

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    神様達の日常を現代社会に溶け込ませながら楽しく描いています。新しい神様の発想は面白いですね。家電の神様とか。
    天神様が主人公ですが、最後の道真時代の話は涙が出てきました。とても温かい人柄で家族にも優しくて。
    日々を大切に生きたくなります。

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    菅原道真は、自分が神と祀られる天満宮の側で質素に人の姿で暮らしている。同様の八百万の神々と交流して酒を呑み交わしつつ。

    現代を生きる神さま達は、こんなふうに人間臭くて温かいのかも。そう思わせてくれる優しい物語。ほわっと心がほぐれました。最後の章は涙が止まらなかった。この半年、我が家に起きた変化に「

    0
    2024年07月14日

天神さまの花いちもんめ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

嗣人 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す