ベヴ・ヴィンセントの作品一覧
「ベヴ・ヴィンセント」の「死んだら飛べる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ベヴ・ヴィンセント」の「死んだら飛べる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
人は二本足で立った時から、次に空を飛ぶことにあこがれてきた。
同時に、二本足になったことで感じる「不安定さ」を「不安感」という感情に置き換えて、遺伝子にインプットされてしまった。
「足元の無い」状態の「落下」に対する不安感は誰にでもあり、ある人は「刺激」として喜び、ある人は「恐怖」として忌み嫌う。
人類が自力による飛行を諦め、飛行機械を生み出したのは、ほんの120年前の出来事。以降は移動手段として、多くの人が「あこがれ」の空を体験することができた。
そんな時代だからこそ、この本が生まれた。
気の利いたスティーブン.キングの序文や、ベヴ.ヴィンセントのあとがきを含め古今の短編が19話。
映
Posted by ブクログ
スティーヴン・キング&ぺヴ・ヴィンセント編「死んだら飛べる」。飛行機に纏わる「恐怖」を描いた短編を編んだアンソロジーで、SF、ゾンビもの、怪談風のもの、リアルに怖い話からファンタスティックなもの、ミステリーまで、多種多様。そして、最後の一編は小説ではなく詩、というところが、一ひねり加わっていていっそう印象深いものになっていると思います。
全17編中初訳が10編。編者のキング大先生とご子息ジョー・ヒルはこのための書下ろし!私はヒルのことを「もしかしたら父親以上の天才では」と思っているのですが、今回も「よくこんなことを思いついたな」というような、絶望と希望が入り混じった一編だし、われらがキング
Posted by ブクログ
17編の航空機にまつわる恐怖短編集。
恐怖と言っても、化け物が出てくるような怖さもあれば、墜落の恐怖もある。
こんな鉄の塊が空を飛んでいるってこと自体、そもそも恐ろしいこと…
ささ、搭乗手続きが終わったのなら荷物を持って快適とはほど遠い空の旅へ。
本書を旅のお供に持ってきた、だって?
そりゃああなた、いいセンスだ。
どうぞご無事で。
いきなり最後に収められた話だが、「落ちてゆく」は本書の締めくくりにふさわしい。
荒唐無稽?
いや、この信じ難い出来事は実際の事件に着想を得ている。
流れるような詩が、近づく死が、美しく残酷に迫る。
空から人が落ちてくる、なんてラピュタじゃあるまいし。
「彼らは