作品一覧

  • 旅の怖い話
    -
    1巻924円 (税込)
    旅館の客室で目にした不気味な面… 「重岡様は、こちらが何かの面に見えるのですか」 女将が言うには、それは面ではなく鏡で… 恐ろしさのあまり狂死した死者のようなその顔は―― 収録作「無貌の面」若本衣織 より 「旅」に纏わる最恐怪異譚38話! 最恐最悪の旅! 良き思い出となるはずだった「旅」に容赦なく降りかかる禍の数々…。 趣味の離島キャンプ、深夜海中から伸びたロープを引く裸の男の姿が…「浜へ来る」 母との旅の車中、乗り合わせたのは死んだ夫と父にそっくりな二人組で…「東京見物」 ある安宿、ノックに続き「そんなんしたらあかん」という男の声が…「関西」 無断放浪癖のある元彼が送ってくる写真に写っていたのは…「元彼独り旅」 着物姿の女性が描かれた土産物の菓子を爆食した彼女は一月も経たないうちに出奔し…「竈食」 など、最恐の旅・最悪の旅38話収録!
  • 夕暮怪談
    値引きあり
    4.0
    1巻401円 (税込)
    都市ボーイズ  はやせやすひろ氏、激推し! 「僕は先に読みましたが、これ呪物ですか? 読み聞かせだったら親を少し恨むかも… だって怖すぎるもん」 ギャルの恐怖体験から土俗の禁忌譚まで 体験者の肉声を聞き集めたリアルな恐怖譚! 人に会い、人に向き合い、怪を聞く。 怪談師ユニット・テラーサマナーズとしても活躍する著者が、様々な年代、地域、職業の人々から丁寧に掬い上げた怪と恐怖の記録。 住む女性が年齢問わずギャル化してしまう奇妙な家。床下から出てきた意外なモノとは…「ギャル人形」 欝で自死した後もトイレから聞こえる父の溜め息。だが、ある朝元気な声が…「万歳三唱」 重要な選択の局面で神様のお告げが空に見えるという男。人生常勝と思われたが…「神様の言う通り」 出張先で遊んで捨てた女が夢に出る。その背景が徐々に変化して…「香利奈、北へ向かう」 八という数字を異様に崇める一族。祖父が亡くなった時、恐ろしい秘密が明らかに…「末広がり」 他、収録。
  • 予言怪談
    値引きあり
    4.0
    1巻499円 (税込)
    それは希望か?絶望か? 予知・予言・予兆・予感… 気鋭の14人が紡ぐ、未来が見えた人の怪異譚52話! 2025年の大災難説に震える現代人に贈る異色の怪談集。 ●夜馬裕 ある女性の血筋に眠る特別な力と、過去と未来の死を見せる曰くつきの雛人形…「匂い雛」 ●響洋平 2013年当時に2020年の東京オリンピックが見えないと予言した能力者…「本物」 ●雨宮淳司 曰くつきの呪物、正八面体の易サイコロが告げる中国・ロシアの今後の行く末…「骰子」 ●郷内心瞳 始まりは予知夢? 祖母が視た夢、母が聞いた怪談が孫世代に具現化する…「アサクラ」ほか ●田辺青蛙 実をつけると必ずその翌年に戦争が起きる〈ならずの柿〉。2023年は…「戦争を予言する柿」 ●吉田悠軌 四国のある一族が行っていた籠占い。籠を頭に被って回ると編み目から未来が視えて…「籠目」 ●西浦和也 東北、九州、北海道と大地震を幾度となく予見し家族を救ってきた妻。その不思議な能力とは…「虫の知らせ」 ●朱雀門出 深夜、水槽の前に立ちぶつぶつと単語の呟きを繰り返す夫。やがてそれは事象としてやってきて…「水と空気のお告げ」 ●住倉カオス 人の死に様が見えると言っていた祖母が大事にしていた形見の鏡。鏡で自分の死に様を見てしまうと言うのだが…「最期の顔」 ●田中俊行 故人が遺した大量の写真。釣りクラブの仲間の顔につけられた青い×印の意味は…「鳥居さんの話」 ●幽木武彦 霊のみならず神と話ができる能力者の女性。神社の隣のの会社が危ないと言うが…「神勢調査員」 ●松岡真事 入居者の死期が分かってしまう老人ホームの職員。お迎えが近い人の後ろに立つのは…「ひだりうしろ」 ●夕暮怪雨 祭壇の遺影と目が合ってしまう夢。遺影に写るのは生きている親族だが、その後死が…「祭壇の写真」 ●ホームタウン 9.11の同時多発テロ事件。発生の数時間前にニュースで見たという体験者が複数いて…「さざ波」 ほか、収録。
  • 呪録 怪の産声
    値引きあり
    4.0
    1巻429円 (税込)
    怪談新世代、誕生。 歪ゆえに、悍ましく 粗削りゆえに、鋭く 防御0、攻撃100 直球で攻め込む恐怖 思考が止まる変化球 先人への崇敬と野心 踏襲改造目指せ斬新 欲しいのは恐怖だけ まずは読め、聞いてくれ! 新時代の恐怖60話! 怪を愛し、怪にとり憑かれ、日々怪を求めて尋ね歩く。 何か恐ろしい話、不思議な体験はありませんか、と。 助産師だけに聞こえる出産前の妊婦の腹から響く声…「産声」 社員食堂の排水に浮かぶ生き人形…「油まみれの紙人形」 閉館する写真館に保存してあったある女性の写真群。それには奇妙な点が…「家族写真」。 限界マンションに暮らす不気味な住人たちの共通点…「ご縁があったら」 母と息子の数奇な人生を繋ぐ怪…「日曜日のパンケーキ」 他、自身の体験または取材による聞き書き怪談の公募 「怪談マンスリーコンテスト」から生まれた、 新時代の作家らによる鮮烈な怪の記録60篇を収録!

ユーザーレビュー

  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    新しい作家さんたちの実話怪談集。
    何度か読んだことのある人からはじめての人まで盛りだくさんでてんこ盛りで読み応え相当ありです!!
    ワタシのとくに気に入った作家さんは緒音百さん、千稀さん、高倉樹さんでした。
    緒音百さんのはどれもめちゃくちゃ好みだった。
    全部あげられないのですが、他の作家さんも異界のにおいがぷんぷんする作品が多くて大満足でした。
    『まぁだだよ』『じんこく』『ビー玉』『油まみれの紙人形』『ハシビロコウ』『牛蛙』『失敗』『養老渓谷の蛭』『幽霊ドッキリ』『安藤くんと松岡くん』『何を売っても食べたい美味しさ』『廃屋のお通夜』『三すくみ』『学祭公演』『わたしの母さん』
    とくに好きなのは『油

    0
    2024年04月24日
  • 予言怪談

    Posted by ブクログ

    短編集かと思ったら1〜2Pほどの短い実話怪談だった。こじつけっぽいのもあるし、ほんとか?と疑問に思うものもある。個人的に好きなのは郷内心瞳さんの3代にわたって繋がっている怪異の話。予知や予言を知ってもどうすることもできないものが多く、なんでそんなこと知らせるんだ…と怪異側に憤る気持ちもちょっとある。

    0
    2025年10月05日
  • 夕暮怪談

    Posted by ブクログ

    作者本人が後書きで触れている通り「ギャル怪談」が多い1冊。
    ギャルというかいわゆる「ヤンキー」「チンピラ」「半グレ」等々社会から中途半端にはみ出た人々の話が多い印象。
    それゆえに恨みが深く人の闇を強く感じた1冊。
    かなり読みやすい文章でサクサク読めるので怪談初心者や軽く読みたい人にオススメの1冊。
    作者の次の著作がとても楽しみ。

    0
    2025年06月07日
  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    新人実話怪談作家を集めた1冊。
    とても新鮮で書き手のレベルも高く、恐ろしい幽霊の話から不可解で奇妙な話、ほっこりする不思議な話、そして忌まわしい人の話までとても楽しめる1冊。
    とても読みやすく、書き手の作家さんの個性を感じつつも違和感を感じない文章が読んでいて気持ちがいい。
    よくある創作臭さやスピリチュアル感が無く「人から聞いた不思議な話を又聞きしている」感覚が強くとても良い。
    特に「ハシビロコウ」のようなほっこりするおめでたい不思議な話が好きなのでとても嬉しい。
    「もんちゃん」や「河童」のノスタルジックで悲しい雰囲気も好き。
    「Pのクラス」のような「これは一体…?」となる不思議な感覚もとても

    0
    2024年09月07日
  • 予言怪談

    Posted by ブクログ

    ほぇ〜こりゃ中々面白かった!!

    死期を予知する話が基本的に多いが、
    その他の種類の予言も多々あり、めちゃ楽しめた!

    個人的なおすすめは……
    夜馬裕さんの『天女の願い事』です。
    質素倹約で他人とは交わらない佐和子さんの
    伯母さんにはある秘密が……
    ここまで誰が予想できた事か?ってぐらいに
    壮大で壮絶な話でした。
    真相を知ってしまった時のトリハダは間違いなしの作品です!
    その他にも安心、安定の面白さの郷内先生は
    連作短編で読み応えバッチリ!
    親子三世代に及ぶ何とも奇怪で悍ましい予言…

    予言と一口に言っても色々な話があり
    とても満足いく作品でした!!
    とても面白かったです!
    友人も言っていたが

    0
    2024年05月10日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!