花散るまえに

花散るまえに

1,980円 (税込)

9pt

今村翔吾氏 推薦!
「たおやかな筆致で描かれる、苛烈な愛のゆくえ。この作品を書く感性をまぶしく思う」

最初に父親から教えられたのは自害の作法……細川忠興は愛を知らなかった。
玉(ガラシャ)は、妻として忠興に寄り添いたいと思う。
しかし父・明智光秀の謀反により、夫婦の運命は暗転。
謀反人の娘となって幽閉された玉は、やがてキリスト教の愛に惹かれていく。
一方、忠興は玉の心を失う孤独と恐怖から、刃を振り上げ――。

本当に大切にすべきものは何だったのか。
物語は歴史上もっとも美しいラストシーンへ。

細川ガラシャと忠興、日本史上もっとも歪んだ純愛を描いた歴史小説。

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花散るまえに のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    途中、忠興の歪んだ愛が苛烈で、読んでいて辛かったけど、最後のあたりで全てが拾い上げられたようで、十字架のところからずっと泣いてしまった
    佐藤雫さんの小説は文章も綺麗で、展開も鮮やかでどんどん読んでしまい、そしてクライマックスはいつもじんとする感動がある…!

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    歴史小説というより恋愛小説として読んでたけど、ちゃんと歴史の通説もしっかり抑えたうえで、玉と忠興の心情をしっかり描写している。本能寺の変の頃や関ヶ原の時の2人がどんな思いでいたのかを書いた話ってあんま聞いたことなかったので、こういう解釈があるのかと。途中は忠興に食傷気味になるんだけど、最後は泣かされ

    0
    2024年06月22日

    Posted by ブクログ

    細川忠興とガラシャの幼少期から結婚、そして細川邸の炎上に至るまでの愛の物語。

    最初から、もう…文体が美しくエロい。いや、違うな…艶があって蠱惑的。
    めちゃめちゃうっとりしました…。
    私は細川忠興様=日本一のモラハラ武将だと記憶しておりましたがね。
    佐藤雫さんが描くと、なんとこんなに美しい愛の物語(

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    明智光秀の娘・玉とその夫・細川忠興の物語です。
    言葉少ない忠興と心が少しずつ通いあっていくところは心が温まりました。そんな、幸せな夫婦生活が一瞬だったからこそ、もうなんでこんなことに〜!と思いながら読んでたらほんと涙が止まらなくて、後半は涙と鼻水でグズグズでした。

    明智光秀が信長に謀反を起こしてか

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに感動した。思わず涙が!素晴らしい書籍に出会えた。沢山の人に読んでもらいたい本だった。小生の妻も突然の死だった。涙も出ずただ茫然としていた。薬道(くすりみち)共に歩みて半世紀これから先はひとり歩まん。下手な短歌で失礼。

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    私はあまり玉に共感できなかった。
    父の明智光秀が謀反を起こしたなら、加勢は細川家全体を危険に晒すからできるわけない。
    離縁するのが得策だったろうけど、忠興に深く愛されるが故に父の元へ行くことができない、願いを叶えてくれないは我儘でしかないような。
    思い違いはあったにせよ、幽閉も側室も仕方ないし、同じ

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    細川ガラシャの生い立ちを詳しくしれた一方で、細川忠興の一生も知れたのは個人的に読み応えがあった。
    また、キリスト教を信仰する者の思考・姿勢を読み解くことができたのは嬉しく思った。

    これを踏まえて、本作におけるキリスト教の教えに触れて感じたことが一つある。
    それは、なぜ神は、決断が迫られたとき自分の

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの時代小説

    忠興と玉の夫婦の物語
    戦国時代にはあまり詳しくなくて、正直どちらもほとんど知らないのですが知らなくてもすっと物語に入っていけました

    心が通ったと思ったらすれ違っていく二人
    お互いを想っているのになぜここまですれ違っていくのだろうと切なくなり

    これもこの時代の特性なのかな…

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    装丁の美しさに見惚れて手に取りましたが、中身も負けず劣らず美しかったです。


    ずっと独りで生きてきた細川忠興の絞り出す思いを初めて拾い上げたのが玉でした。
    二人の心が通じ合っている時代は長く続かず、玉の父である明智光秀による謀反のために玉は幽閉されます。
    玉が再び正妻として忠興の元に戻るも、忠興の

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    佐藤雫さんの歴史純愛シリーズ(と勝手に呼んでいる)第4弾は戦国の世を舞台に、細川忠興とその妻・玉(洗礼名・ガラシャ)の愛の物語。

    幼少時、父から最初に教えられたのは自害の方法。愛を知らずに育った男の、言葉にできない胸の内を初めて受け止めてくれたのは政略により嫁してきた妻だった。
    幸せな日々も束の間

    0
    2023年09月21日

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