月村了衛の作品一覧
「月村了衛」の「土漠の花」「地上の楽園」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「月村了衛」の「土漠の花」「地上の楽園」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞を受賞。『機龍警察 暗黒市場』、『機忍兵零牙』、『一刀流無想剣 斬』などの小説作品を手がける。テレビアニメ脚本も脚本で『ミスター味っ子』、『少女革命ウテナ』など多数手がける。
Posted by ブクログ
詐欺師の話だけれどもコンゲームではなく、詐欺がうまくいっても決して痛快であったりはしない
主人公はそもそも好きで詐欺を始めるのではない
なんならずっと詐欺の世界から離れようとしている
にも関わらず次から次へと大きな詐欺に手を染めることになる
詐欺の手口も巧妙だったり緻密だったりというわけではない
ストーリーの中では巧妙とされているものの仕組みがさらっと描かれるのみ
主題は詐欺師の業だろうか
まるで転落していくように詐欺師としてのし上がっていく主人公
最後、娘に迫る結婚詐欺師や後妻業の女を詐欺師の手腕でねじ伏せる主人公は、カタルシスとともに、来るところまで来たという諦念のようなものがある
Posted by ブクログ
読書備忘録983号。
★★★★★。
在日朝鮮人の帰還事業ですわ。
いやはや凄いものを読んでしまった。
月村さんヤバすぎ・・・。
月村さん普及活動者としては出遅れ感満点ですがやっと読めました。予約するのが遅かった。
なにを隠そう(実は隠すものすらない)!帰還事業知らんかったです。お恥ずかしい。
1964年生まれのシンタローとしたら1959年から大量に始まった北朝鮮への帰国事業を知らんとかありえない。生まれたらすぐに「38度線の北」を読んどくのでした・・・。
あと「北朝鮮の記録 訪朝記者団の報告」も「楽園の夢破れて」も読んどかなあかんかった。洟たらししてザリガニ釣ってる場合じゃなかったわ。
Posted by ブクログ
戦後史の大きなピースである「在日朝鮮人の帰還事業」について、これほどリアルに書かれたものはこれまでなかったと思う。
もちろんフィクションではあるが、実際に起きたことを元にしており、作中に登場して重要な役割を果たす政治家や実際にある書籍やその著者などについては実名で記してある。それらを元に調べて行けばなぜこんなことが起きたのか、体制側と反体制側で一致した思惑がなんだったのかがある程度わかってくる。
体制側でもっとも深く関わった政治家の後裔は現在の政権内部でも大物だし、帰還事業が多くの人を魅了し悲劇に追い込んだ人物が属した政治組織も細々とではあるが命脈を保っているのだ。
善も悪も描かれているが、善
Posted by ブクログ
普通の人になりたかった青年が重大な犯罪を犯してしまう
それは単なる不幸の連鎖によるものなのか?
それともか彼の人間性によるものなのか?
または時代のせいなのか?
本書は結論を出していないが、誰しもに起こりうることとしているように思えるため、時代のせいと訴えているようだ
先日、Z世代の特徴について書かれた書籍を読んだが、本書の主人公によく似ている
優秀だが、それは隠し、目立つことを恐れ、出世を望まず、平均的な生活を望む
一方で自己肯定感がかなり強く、自分の能力、判断に自信を持つ
Z世代は闇バイトに陥りやすい特徴を持つのだろうか?
ふとそう考えた
Posted by ブクログ
2018年に発覚した東京医科大学での女子減点事件は、医師の働き方という点では私と無関係ではなく、また子供が受験生だった年で医学部入学だったという点でも無関係ではなかった。ただ当時も今も点数減らされようが男性を蹴飛ばせるだけの点数取ればいいじゃないのという高飛車な意見にそんなに変わりはない。
地検が裏口入学の捜査に来て、私立統和医科大学の資料を持っていった。政治家の息子が学生寮建設用地取得に便宜をはかってもらった見返りで、点数に下駄をはかせた疑惑である。日報新聞の社会部記者である菊乃は取材をしていた。入試で女子の点を減点しているとの噂がある。
統和医科大学の一次試験での男子合格率18.7%、