普通の底

普通の底

1,925円 (税込)

9pt

「ただ普通でありたかった」
誰か教えてください。
ぼくはどう生きればよかったのでしょうかーー。
三通の手紙に刻まれた魂の叫びが、現代の精神的堕落をあぶりだす。
中学受験、トー横、起業サークル、悪徳コンサル、闇バイト。
「普通」が壊れた時代に漂う「自己本位」への誘惑。

【あらすじ】
ある青年から届いた手紙には、幼少期から「普通」を願って生活を送ってきたことが書かれていた。普通の家庭、普通の教育、普通の交友関係。多少の挫折はあっても、彼は「普通」の軌道に乗り続けている--はずだった。今、彼はとても困難な状況にいる。どこでそうなったのか。どうしてそうなったのか。両親が不仲だからか、トー横に行ってしまったからか、それとも大学時代の起業サークルが原因か、それとも重くのしかかる奨学金のせいだろうか。三通の手紙があぶり出すのは、あらゆるものが可視化された現代社会にはびこる精神的幼稚さと、その行く末。

ぼくだけが悪いのでしょうか?
見えますか?この暗黒が。

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普通の底 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どんどんと通っては行けない門を通ってしまい、普通でいたかったのに気がつけば‥という読むのがすごく辛くもあり、でも読むのを止められなかった。

    個人的に、東野圭吾さんの殺人の門という本で、殺人の門をくぐってしまったのだ‥という確かフレーズがありそれを思い出した。そんなつもりはなかったのに、だんだんとそ

    0
    2026年02月02日

    Posted by ブクログ

    周囲の様子がSNSで見れる現代は、
    他人と比較してしまいがち。
    「普通でありたかった」
    この言葉は切実な印象を持たせるパワーワードだった。

    トー横キッズ
    奨学金返済による貧困
    現代政治かによる世襲と汚職
    自分が年齢を重ねて来た結果、
    次世代にはそれらを残してはいけないと思える。

    普通の人の奨学金

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    社会の空気や言説をくみ取りながら構築された架空の物語を読んでいるという感覚と、実在する人物による手記を盗み読んでいるという感覚が交互にやってきた。やっぱりこの書き手が好きだ。

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    早く読めた。おもしろかった。が、すごく後味が悪い、というか…気持ちが重かった。職場で、どうかした?と聞かれるくらいに。
    最初の手紙で、そんな考え方の小学生いる?と思ったのは自分のその頃を思ったから。今なら、そういう子いるよなぁ、と。
    イジメの空気があるところがどんなにか人格を蝕んでいくことがよくわか

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    3つの手紙から構成される。書き手の川辺には全然共感できないのですが、なぜかぐいぐいと引き込まれる文章。夢中になって読みました。面白かったです。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    普通とは何なのか?を考えさせられる物語でした。
    時代の世相を交えたストーリーでリアリティがあり、主人公の一見合理的な思想も興味深く面白かったです。
    本来は恐ろしい犯罪である闇バイトが、滑稽に思える描写でコントのようで面白かったです。

    0
    2026年02月05日

    Posted by ブクログ

    常に現時点の社会問題と並走するような物語を紡いでくる月村了衛さん。本作もまた、今の時代の空気をそのまま吸い込むような一冊。

    描かれるのは、「普通の人生」を生きるために、小学生の頃から細心の注意を払ってきた青年の告白。自分語りの形式で綴られる文章は、読み進めるほどに痛々しさと禍々しさを増していく。そ

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

     オーディブルで聴いたのだが、すごい作品である。ごく普通の人が、いつの間にか犯罪に巻き込まれ、殺人者として死刑を宣告されてしまう。そんな現実が実際にあるのだろう。闇バイトに従事せざるを得なかった若者の実際はごく普通の人なんだと…。かつては普通の人は普通に生きれたのに、現代社会では普通に生きることさえ

    0
    2026年01月21日

    Posted by ブクログ

    今までにない月村作品に完全に惹き込まれてしまった。
    主人公からの獄中からの手記ということには全く気づかず読み進めていくなかで、なぜ犯罪に手を染めていくのか、第三章に続くまでのその時々の心理状態が丁寧に描写されているけど、見事に薄っぺらい笑

    果たしてこんなにもうまくいかない人生ってあり得るのか、逆に

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    普通として生きたかった青年が転落するまでの克明な記録。
    お受験から両親の不仲、クラスの様子など解像度が高く、読んでいてずっと沈んだ気持ちになる。
    高校の時に1回ミスをしたから転落した、と読み解くこともできるだろうが、実際は"普通"と思っていた選択肢が全て最悪となるほうに転がってい

    0
    2025年09月02日

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