地上の楽園

地上の楽園

2,530円 (税込)

12pt

差別も貧困も、なくならないのか?
今なお続く「在留外国人問題」に切り込む、慟哭必至の社会派巨編


在日朝鮮人帰還事業――
1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。
二人の若者がそれぞれ経験した「地獄」を描き、現代に通ずる差別の源流と、政治家・マスコミらが犯した大罪に迫る。



なんやおまえ、チョーセンやないけ――。
1959年大阪。在日朝鮮人への差別がはびこる街で、復興を遂げ平等を実現し「地上の楽園」と称される北朝鮮への「帰国運動」が過熱していた。
学問の道を志す高校生の孔仁学は、ヤクザの抗争に巻きこまれ窮地に立つ親友・玄勇太に「帰国」を勧める。
家族とともに北朝鮮へ行くことを決めた勇太だったが、帰国船内の食事の貧弱さや寝床の汚さに、「楽園」への違和感を覚え始め……。

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地上の楽園 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    在日朝鮮人帰還事業。1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。大阪に暮らす二人の若者、孔仁学と玄勇太が経験する「地獄」を通して、日本人の差別感情と、政府・マスコミらが犯した大罪に迫った社会派小説。

    4冊目となる月村さんの作品はやはり裏切らなかった。一気読み!フィクション

    0
    2026年02月19日

    Posted by ブクログ

     先月、東京地裁が「国家的施策として事実と異なる情報を流布して原告らを誤信させ渡航させた」として北朝鮮政府に対して脱北者4人に賠償命じる判決出したばかり。この時も、「情報を流布した」マスコミと日本政府は頬かぶりしたまま。歴史を掘り下げ、謙虚に学ぼうという姿勢は微塵もなし。「差別を逃れて帰国したつもり

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    読み終えて大きなため息がこぼれました。
    とてつもない物を読んでしまった‥‥
    在日朝鮮人帰還事業。
    北朝鮮は地上の楽園だと書かれた本を読んで、皆に帰国を勧める仁学と、仁学を信じて帰国した勇太。
    勇太を始め、帰国した者たちの想像を絶する生活。あまりの悲惨さに生気を失い虚な目で生活する人々。読んでいて、後

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    読み終えて、自分は今作を読まなければいけなかったのだと思った。小説でありながら、真実に肉薄するこの文章が、自分には必要だったのだ。

    0
    2026年02月11日

    Posted by ブクログ

    言葉では知っていたけど、その実態は知らなかった、在日朝鮮人の帰還事業。途中、辛すぎて読むのがきつかったけれど、歴史を知らなければ、そして忘れないようにしなければ。今のこの時代の危うさも感じさせてくれ、それでも最後は希望の欠片を感じられる良作でした。

    0
    2026年02月02日

    Posted by ブクログ

    この本は日本人の課題図書にすべきだと思う。
    朝鮮半島と日本の歴史、国際関係と政治、北朝鮮拉致被害者問題、人間としての道徳…ノンフィクションに限りなく近いフィクションとして書かれた物語。
    かっての北朝鮮を「地上の楽園」と称して日本から送り出した人々の1人として登場する第一部の孔仁学、愚連隊で日本から逃

    0
    2026年01月26日

    Posted by ブクログ

    年末に借りたのですがなかなか読む気になれず、8日が返却日。

    読みましたー。

    はい。心して読みました。

    私が知らない事だらけで、自分の無知さをこれまた呪いました。

    朝鮮人への差別から始まる帰国運動。
    大人の言葉を信じて賛同する高校生。
    全てが、無知ゆえの…差別に耐えられず「地上の楽園」と信じて

    0
    2026年01月09日

    Posted by ブクログ

    戦後、北朝鮮への帰還事業。歴史的事実を壮絶なひとつの物語として書き下ろしている。
    あまりにも惨たらしい救いのない話だがページを進める手が止められずに一気読み。

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    ★5 その日、その場所で何があったのか… 在日朝鮮人帰還事業の現実を綴る社会派小説 #地上の楽園

    ■あらすじ
    戦後、高度成長期になる前の大阪。在日朝鮮人の学生である孔仁学は、同級生から日常的に差別を受けていた。友人の玄勇太は優しく頼りになる男であったが、素行が悪く将来の見通しは暗い。

    そんな貧し

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争後の在日朝鮮人の北朝鮮への帰還事業をテーマにした小説。

    日本で差別された在日2世が、祖国北朝鮮へ還ったら、そこは地獄そのものだったという救いのない話。

    壮絶、それしか表現できない。

    0
    2025年12月28日

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