コルトM1851残月

コルトM1851残月

800円 (税込)

4pt

第十七回大藪春彦賞受賞

江戸の闇を裂いて銃撃の宴が開始される――!
熱い戦いの物語を書き続ける月村了衛、渾身の時代小説。

人呼んで“残月の郎次”。昼は江戸の廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部。組織のために邪魔者を消す仕事を請け負っていた郎次だが、実際に殺しを実行しているのが彼自身とは誰も知らなかった。どんなに荒事に長けた連中が相手でも、郎次が決して引けをとらなかったのは、彼には切り札があったからだ――
コルトM1851、6連発。アメリカ製の最新式回転拳銃。
組織の跡目と目されていた郎次だったが、ある殺しを機にその運命は暗転する。裏切られ、組織を追われた郎次。残されたのはコルトM1851ただ一挺。それを手に郎次は江戸の暗黒街に絶望的な戦いを挑む!

単行本 2013年11月 講談社刊
文庫版 2016年4月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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コルトM1851残月 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ドンパチと江戸時代という設定に惹かれて読み始めたが、最後はまさか切なさで締め括られるとは思っていなかった。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    江戸を舞台としたガンアクションノワール!?

    昼間は廻船問屋の番頭!
    夜は江戸の闇の金融を牛耳る一味の大幹部!
    そして、コルトを相棒に組織の邪魔者を消し去るスイーパー!

    主人公の郎次は残月の異名を持ち組織での将来が約束されていた・・・

    はずが・・・

    ある殺しで暗転!?窮地に立たされる!
    味方が

    0
    2021年03月22日

    Posted by ブクログ

     久しぶりに「傑作」と思えた作品。「機龍警察」の頃から、よく耳にしていたので気になっていた作家だけど、読むのは本作が初めて。

     主人公を含めて悪人ばかり出てくる江戸時代を舞台にしたギャング小説。どちらかというと苦手な分野だけど、はじめは謎めいている主人公の背景が、ストーリーの進展とともに徐々に明ら

    0
    2019年03月06日

    Posted by ブクログ

    ダークで渋い時代小説で江戸時代末期なんだけど、チャンバラではなく、ガンアクションがめちゃめちゃカッコイイ。
    主役も含めて、一癖ある男女のオンパレードで、腹の裏の探り合いばかりゆえに、緊張感がずーっと継続。だからこそ焦るようにどんどん読み進めてしまう。救いがないようだけど、読む人しだいで感想は変わるか

    0
    2018年12月05日

    Posted by ブクログ

    前半部と後半部のどちらがより好きか?
    と問われたなら迷わず答えられますが、
    それは単に好みの問題。

    兎に角、頭の先から足のつま先まで
    重厚で暗い世界観に
    どっぷりつかりながら
    楽しく読み終えました。

    0
    2016年11月02日

    Posted by ブクログ

    読んでいる時に頭に浮かんだ言葉は“宿業”です。

    コルトM1851という銃を使い、相手を倒す姿に、爽快感を得ましたが、それ以上に、郎次・お蓮・儀平の過去から背負っているものが交錯した時、悲しい定めを感じてしまいました。

    郎次の最後の行動が印象的で、その行動で、宿業に別れを告げることが出来たのかなと

    0
    2016年06月12日

    Posted by ブクログ

    これまでの時代小説の概念を覆す全く新しい大藪春彦賞受賞の驚愕の時代小説。解説で馳星周が時代小説ノワールと呼んでいるが、作品の素晴らしさを表す見事な表現だと思う。

    舞台は江戸時代。昼は廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部、残月の郎次は裏切りの果てに一味に孤独な闘いを挑む。

    少しずつ明

    0
    2016年04月11日

    Posted by ブクログ

    機龍兵江戸時代版。
    主人公はコルトを武器に邪魔な相手を闇夜で葬り去る。組織には自分と知られないように存在しない勢力との「筋」をでっち上げ、組織の信頼を得ながら商いを続けていく。そんな中、自分の甘さが招いた失態により、裏切られ追い詰められ「筋」の秘密も露見される。主人公に襲い掛かる組織。生き残るには組

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ



    お江戸の裏金融業に蔓延る一味に、表裏合わせて浮かぶ残月の如く、刃紋が煌く日本刀ではなく六連コルトをぶっ放す稼業人。
    痛快アクションではあるが、描かれる場面場面は感慨深い。国家間から一個人の感情の起伏まで、一冊にまとめるには、あまりにもとっ散らかりそうな内容だが、著者の筆腕は素晴らしい。
    近現代、

    0
    2018年04月21日

    Posted by ブクログ

    廻船問屋の番頭を表の顔にして裏の世界でのし上がろうとためらいなく人を殺める男、その懐には最新の得物が隠されていた。一癖も二癖もある登場人物たちと派手なアクションシーン、そして行き場を失った男と女が交わした情の先に見たほのかな光。江戸の闇社会を舞台にした見事な犯罪小説であり、一気読み間違いなしのエンタ

    0
    2016年05月29日

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