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Posted by ブクログ
機龍警察シリーズ、4作目。
前作『暗黒市場』は、父と子。今作は、母と子がテーマ。
由起谷(ゆきたに主任、漢字変換が面倒い!)、城木の特捜部2大イケメン(ユーリも入れると特捜3大イケメン)が対になって物語りが進行。
そこへ、少女カティマが母というテーマを背にして絡んでくる。
由起谷主任の取調べは見もの(読みもの⁈)です。
落とすというより、相手を信じたい、昔の自分を重ね合わせる相手に対して、自分と同じように、怒りをコントロールして正しい(正しいって難しいが)道を歩めるはずだと信じたい。気持ち、祈るような思いを感じた。
作中登場する2つの手紙も対照的。
ラストに登場する手紙、泣くー。
城木理事官の今後、でもってお兄さん実際どうだったの?ってとこが気になるけど…今後明かされるのだろうか?
えー、次は『火宅』を読みます…読み始めました!
でも、1作目からもう一度読み直して伏線や登場人物の関係を整理したい気もするなぁ…皆んな魅力的だけど、なんせ人数が多い!肩書きがむずい!
だからこそ面白いんだけど!!
これが、「沼る」というヤツか。
Posted by ブクログ
ナレーターがシンジくんの声に変わり、キャラクターの把握に手間取ったが、女性の登場が多いこの作品ではかえって良かったかもしれないと思った。
ウクライナ戦争前からロシアにはどことなく薄気味悪い印象があったが、このシリーズを追うごとにその理由が明確になる。私はあまりにも知らな過ぎた。登場人物は存在しないが、この惨劇は存在している。
崇高な理想、大義の為に戦っていたはずのシーラが私怨に堕ちてゆく様、それを見抜き自己の罪に気づくカティアの描き方が見事だった。集団の目的はいつも巧妙に変容する。踏み越えてはならない一線は細すぎて見えにくい。気づいたときにはすでに止まれないほど加速している。
憎しみは人、つまり憎むことを止められない自分の存続をゆるし、愛は人、愛してしまった自分を殺す。愛が憎しみを消すのならば、憎むことでかろうじて生きながらえる自分は?愛しているなら殺さねばならない。憎む自分を。シーラはひなこからの手紙を読んだ時、そう思ったのではないだろうか。
「母」とは人間に強烈に備わっている概念だと思う。それは必ずしも産み落とした女性と一致しない。守り育む存在を「母」と呼び、思慕する心はこの世から消えるまでなくならない。
子を喰らう悪鬼は前作でも登場した。喰うということは、すなわち自分の為に利用すること。子供を利用する大人。それは今も溢れかえっている。利用する側には死んでもいきたくない。
カティアは生きられるだろうか。
この後も登場してくれるだろうか。
シロキは闇落ちするのか。
スガタのメンタルはもつのか。
次へ
Posted by ブクログ
チェチェン人テロ組織「黒の未亡人」との壮烈な戦いを描く。
過去3作で、メインプロットに絡めて、3人のドラグーン搭乗者の過去を描いてきたが、今作は特捜メンバー、そして女性テロリストにスポットがあてられる。
チェチェン紛争など報道でしか見てないが、その悲惨さ、特に女子供が巻き込まれる紛争は痛ましすぎて、いくら世界の現実とは言え、読んでて辛かった。
今回はこの組織との戦いが前面に押し出され、その事案を巡っての”敵”との水面下の確執はあるもののストーリーはいたってシンプル。それだけに、これは映像化したらテンポがあって見ごたえのある作品になりそう。
過去(作品)との絡みも見事で、相変わらず一級の作品に仕上がっている。
個人的には、彼女は搭乗要員になる、と思っているのだが。今後はあるかな?
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