少女葬(新潮文庫)

少女葬(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

一人の少女が壮絶なリンチの果てに殺害された。その死体画像を見つめるのは、彼女と共に生活したことのあるかつての家出少女だった。劣悪なシェアハウスでの生活、芽生えたはずの友情、そして別離。なぜ、心優しいあの少女はここまで酷く死ななければならなかったのか? 些細なきっかけで醜悪な貧困ビジネスへ巻き込まれ、運命を歪められた少女たちの友情と抗いを描く衝撃作。『FEED』改題。(解説・大矢博子)

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少女葬(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    えぐい。おもしろくはない。
    けど、すごい続き気になってしまった。めっちゃ一気読み。
    上下のない人間になりたい。

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    Posted by ブクログ 2023年12月05日

    冒頭で凄惨な少女の死に様が出てくるので、単なるグロテスクな物語かと積ん読にしていたが、とんでもなかった。
    「あかんもんは、あかんのよ。それだけ」
    二人の少女の先行きを変えたそれぞれの出会い。
    出会いをきっかけとしてそれを自分の人生としていくことを、この物語の少女に自己責任と切り捨てるのはあまりにも酷...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月04日

    なんであんな目に合わなきゃいけなかったのか…無知は罪、馬鹿も罪。でも知識を与えてくれる人も、諭してくれる人も得られなかった人はどうやって道を進めばいいのか…

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    Posted by ブクログ 2022年06月17日

    小説にしても映画にしても重めのテーマ、暗めのテーマのものを選ぶことが多いが、それでもしんどい描写の多い辛い作品だった。
    同じような不幸な境遇の二人の少女。
    二人共その環境を抜け出すために生きていこうともがいている。
    二人共他人を頼って行くのだけど、違うのは簡単に信頼するか、まずは疑ってかかるか。
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    Posted by ブクログ 2022年04月12日

    道を踏みはずすのは一瞬だ。でもそれを立て直して軌道修正するには、何十倍もの時間がかかる。(P.24)
    「弱さは罪じゃないっていうけれど、そんなの嘘よ。馬鹿は罪、弱いのも罪」(P.179)
    お金がなくても、飢えても、なにかひとつ支えになるものがあれば人は生きていける。(P.182)
    「ーあれがしたい、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月24日

    社会派小説?なのかな…あまり読んだことないタイプだったので初めは読み進めるのに苦労しましたが、後半からはノンストップ。苦境から自力で抜け出して普通の幸せを手に入れた主人公と、目先の贅沢や楽しみに飛びついた結果残酷な最期を迎える友達の対比が上手い。ところどころご都合主義というか、そんな上手くいく?とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    綾希と眞美、同い年の家出少女。シェアハウスで出会い、二人を取り巻く劣悪な環境は同じだったハズなのに、それぞれの選択の一つ一つが、二人を明と暗に分けていく。プロローグで凄惨なリンチが待ち受けているのが分かっているので、終盤に向かうにつれ描かれる二人の対比に胸が締め付けられた。眞美ちゃん、素直でいい子だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月16日

    きちんと自分の力で生きていく大切さを感じた。それは大変なことだけど、簡単な方へと流れていってしまうとあっという間に落ちていってしまうね。

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    Posted by ブクログ 2022年01月29日

    これがフィクションだとは言い切れない世界があるんだろうな。と感じるのも他人事なんだろうか。

    この作品読んだ人には是非『蟻の棲み家』も読んでみて欲しい

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    Posted by ブクログ 2023年11月01日

    物語冒頭で、すでに少女が一人集団リンチにかけられて死んでいる。その死体の写真を後生大事に保存して見返すにも少女。本編はこれより過去の話になるが、訳ありの住人が集うアパートの描写も、そこに住まう人たちの事情も何もかも辛い。主人公と仲良くなった少女の転落っぷりが何より辛かったけれど、最後まであの写真の少...続きを読む

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