櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古い価値観が色濃く残る田舎の村を舞台にした社会派ミステリ。
11年間監禁され、子どもまで産まされた「美しいと評判だったサチ」。救出された彼女のもとに、「本物のサチの白骨」とされるものが届く。真相解明の物語かと思いきや、この作品の核心はそこではない。
ひたすら酷く、そして悲しい。
声にならない悲鳴、心の奥に押し込められた悲鳴が、読み進めるほどに伝わってくる。因習に縛られた閉鎖的な村、男尊女卑、長男至上主義。描かれる価値観には強い嫌悪と恐怖を覚えるが、「あり得ない話」と切り捨ててはいけないのだと思わされる。かつて、そしてもしかすると今も、似た構造はどこかに存在しているのかもしれない。
解説にも -
Posted by ブクログ
ハイ!
大晦日です!
年末の締めは、おびのりさんの本棚で見た依存症シリーズで!w
なんという出会い〜!
電車内の痴漢からとか…
それから、
拉致されて…
めっちゃされて…
ポイって…
(女子高生1人…)
↑も一部だけやった…
浦杉刑事が担当するが、彼には、息子を殺されて過去が…
担当できるのかと思ってるうちに、また!
(男子小学生1人…)
うわ〜!
情け容赦ないわ〜!
子供ばっかり…
直接、自分は手を下さず…
過去にも…(男の子1人…)
確かに、犯人の過去は、壮絶な過去。
虐待されまくりで…
それで、親や大人を怨むだけやなく、この世の中を…
自分に立ちはだかるヤツは、時間かけても潰す -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語の設定から、実在の長期監禁事件を思い起こさせる部分があり、読み始めた時点で気分が重くなりました。
犯行の異常性は言うまでもありませんが、それと同じくらい印象に残ったのは舞台となる田舎町の空気。古い価値観に囚われを踏みにじっていく様子に強い嫌悪感を覚えました。不遇だからといって、他人の幸せを奪ってよいはずがない。その身勝手な様が、より心の“苦み”を強くさせられます。
一方で、エピローグで描かれる現在のサチの姿にわずかながら救いを感じました。少なくとも不幸ではない場所にたどり着けたことに安堵しつつ、現実には同じ結末を迎えられない被害者も多いのだろうと思うと、心の中に棘が引っかかったような痛 -
Posted by ブクログ
んと〜。
私はいつも、付箋を貼ったり、
メモをしながら読書するんやけど、
過去一付箋とメモが多くなった小説。
それくらい、登場人物も
その周りにある出来事も多く、
全てが ドロドロしとって
酷くてえぐい。
あと、文面や 使われる単語が
あまり聞いた事ないものが多く、
それを調べながら読み進めたから、
時間かかったわ。
この書き方は わざとなのか?
作家さんが 昭和の方じゃからか?
これが独特で不気味さを増した。
なんでこんなに簡単に
人を殺す事が出来るん?
何度も何度も…ほんま胸糞悪いな
性的虐待の描写もすんごいけん、
苦手な人は 覚悟して読むことを
おすすめするわ -
Posted by ブクログ
旅行の飛行機で読もうと買ったホラーアンソロジー。
飛行機では結局1話目しか読まなかったけど、それ以降少しずつ読み進めた。
いろんなタイプの話が入ってて楽しかった。お得感。
特に印象的だったのは北沢陶さんの「お家さん」と恩田陸さんの「車窓」
お家さんは、大正時代に大阪の商家へ丁稚奉公する少年のお話。
時代や言葉が相まってすごく雰囲気があったし、ラストも恐ろしくて好き…
こういう作品もっと読んでみたい!
車窓は、新幹線から見える看板のお話。
少ないページなのにすごく引き込まれた。
ラストはいろんな解釈ができそう。
いろんな作家さんのお話読みたい欲でアンソロジー何冊か買っちゃったけど、読むペ