櫛木理宇のレビュー一覧

  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    「うっとりするほどの(悪)」
    「どの殺人鬼を好きになる?」

    帯にある通り「魅惑的な殺人鬼たち」
    とても扇情的で魅力的です。
    短編なのに起承転結サクッと読めて
    どの作品にもモヤッと感がない。
    こんな短編集は初めてです。(普段はあまり手に取りません)

    「シリアルキラーVS殺し屋」阿津川辰海
    武闘派のアクション満載な物語を想像させる
    タイトルだけど、いつの間にかシリアルキラーに
    心惹かれ応援してました。

    「脳JILL」木爾チレン
    読んでいる最中、無意識に顔がにやけていました。
    5作品の中で最もゾクゾクして好きです。

    「テキストブック・キラー」櫛木理宇
    もう誰がなんて言っても安心し

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    2025年12月11日
  • 死蝋の匣

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    ネタバレ

    イヤミスかな?
    なんか、人物の設定が児童虐待で、ネグレクトや児童ポルノに出させたり、殺人者だったり…で、嫌な気にさせられる。
    簡単に言うと、親から愛された事のない子は愛し方を知らないという話だった。
    愛する事とは何かを探しながら殺人を犯してしまう悲しさがあった。
    タイトルにある死蝋は偶然の産物で、深い意味はなかったが、犯人にとっては意味のあるものだった。

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    2025年12月10日
  • 監禁依存症

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    めっちゃ面白かった… 結構後半まで何も解決しないしこのまままさか次巻に続くになるのか?と不安になってきてたら怒涛の展開過ぎてびびりまくりでした。 どうしよう自分も真千代に惹きつけられてるわ。。

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    2025年12月10日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    人殺し日和
    シリアルキラーのアンソロジー。

    シリアルキラーvs殺し屋 阿津川辰海
    過去にも登場した綺羅が再登場。シリーズ化していくとは思っていなかったが、登場人物は魅力的。
    依頼を受けてターゲットを尾行していたところトラブルに見舞われ・・・。
    ミッシングリンクをテーマにしているが、シリアルキラー側からのヒントが少なく難解。シリアルキラーの殺害ルールがわかってからは衝撃。
    綺羅はこれからどの様に生きていくのか。
    そして殺し屋とシリアルキラーの生き様が明らかに違うという事も作者の素晴らしい推察だと思う(よくミステリーでは一緒くたにされている事が多い印象がある)。こういった整理されている部分も彼の

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    2025年12月08日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    著者の作品は初めて読ませて頂きました。

    シリアルキラーの殺害方法や虐待の描写など、目を背けたくなる箇所があるのは私が敬愛する某氏と似て非なるものがあり良かったです。

    終盤に主人公と大和の関係性が浮かんできて、タイトルの意味はそういう事かぁ…と思ったら騙されました。
    全ては奴の掌の上でしたね。

    0
    2025年12月08日
  • 殺人依存症

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    子供への残酷描写が凄過ぎてキツいんですが、話がめっちゃくちゃ面白くて何もしたくない続きが読みたい!となりました。あれ…どうなった?て思ってたら、そういう事か!!の種明かしにもびっくりで、グロいけどシリーズ読み続ける気持ちでいっぱいになります。

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    2025年12月08日
  • 拷問依存症

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    ネタバレ

    ホント胸糞悪いのに面白いって何。
    凄惨なシーンばかりで気が滅入るけど、プロットは良いので読めてしまう。
    このプロローグがどんな地獄に繋がるのか…と戦々恐々していたら、想像を絶する鬼畜の所業が綴られていて血の気が引いた。
    でも、その事実を知った瞬間「じゃあ仕方ないか」と思ってしまった自分が怖い。
    自業自得だもんね、と黒幕に対する嫌悪感が無くなっていく。
    それが一番怖いんだよな。
    架乃だけでなく、とうとうパトロンまで現れたか。
    浜真知代、恐ろしすぎる。

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    2025年12月08日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    どの話も先が気になって、正気の沙汰じゃなくて面白かった。
    最初と最後の話が面白かったな。…いやどれも面白かった。

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    2025年12月07日
  • 死刑にいたる病

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    映画化されてるのは知っていて、見ていなくて、長らく積読になっていた本。
    ミステリというよりは心理戦の印象が強い。
    ラストは、あーーーはい分かりました、という気持ちになる。

    0
    2025年12月07日
  • 死刑にいたる病

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    エネルギーを持っていかれる小説だった。
    初めから終わりまで相いれない人間がいることを痛切に感じさせられた。一種の怖さがあった。特別などないのだと叩きつけられる。興味深い小説だった。

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    2025年12月06日
  • 残酷依存症

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    シリーズものだったのか。「拷問依存症」を先に読んでしまった。
    浜真千代が過去作でどんなことをしたのか知らないけど、これからの展開を知ってしまっている。
    順番に読めばよかった。

    0
    2025年12月06日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    サークル仲間の男三人が何者かに監禁され、犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。お互いの家族構成を話せ、爪を剝がせ、目を潰せ等、要求は次第にエスカレートし、さらに葬ったはずの罪が暴かれていくお話。
    「殺人依存症」の続編ですが、前作よりもかなり読みやすかったです。グロテスクな描写は今回のほうが多かったかもしれませんが、酷い目に遭っている男三人が救いようもないクズなので勧善懲悪の構図になっているのが大きいです。
    でも読み終えると「あれ?でもこれでいいんだっけ?」と目が覚めるような作品になっているため、タイトルや表紙のインパクトに負けない読後感でした。

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    2025年12月04日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    ネタバレ

    馬伏町を通して昭和の田舎の慣習の気持ち悪さで一杯になった。

    読む前はあらすじの少女誘拐のそれ以降がテーマかなと思っていたけど、彼女が住んでいた町の男尊女卑というか、女は男の3歩下がってみたいな文化がテーマだとわかった。現代ではここまではそうそうないと思うけど、外の情報が全く入ってこず、変わらないことを望み続ける閉鎖的な地域だとどんなに理不尽な慣習でも残ることの絶望感を感じた。

    外の情報は全く入っこないのに、中の情報は筒抜けで誰にも苦しさをわかってもらえない、理解してくれないことの心の悲鳴は誰にも聞こえない。

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    2025年12月03日
  • 死刑にいたる病

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    鬱屈した日々を過ごす大学生の元に
    ある日連続殺人者から手紙が届く
    冤罪を証明して欲しい、と。
    躊躇しつつも、辿り着く真実と
    本当の目的とは?

    自分の語彙力では表現しきれないな
    徹頭徹尾、あの人の掌の上だったんだ。
    怖っ。

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    2025年12月03日
  • 死刑にいたる病

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    ホーンテッド・キャンパスシリーズ大好きだけど、他の櫛木理宇作品は怖そうでなかなか手が出せなかった私。あらすじから、なんとなく大丈夫そうなコレ読んでみました。結果、うん、これならいける。もともとシリアルキラー系は嫌いじゃないし。どっちかというと、主人公筧井雅也がFラン大学ですら上手くやれなくて鬱屈してるのを読む方が最初辛かったです。あ、途中から人が変わったようになるので、イラっとする人は最初だけ我慢しましょう。
    殺人鬼・榛村大和とは同じ地域に住んでいて、経営するパン屋の馴染みだった雅也は、自分の罪状のうち一件は冤罪だから、それを証明してくれと頼まれ、裁判資料見せて貰ったり、関係者に話を聞きに行っ

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    2025年12月01日
  • 監禁依存症

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    ネタバレ

    浜真千代はダークヒーローなのか???

    小諸のような犯罪者を助ける弁護士なんていていいものか!と思いながら今回は依存症シリーズなのに誰も惨い殺人が起きなかったがまさかの制裁に衝撃が隠せなかった。

    今まで弁護して加害者の罪を軽くしてきた結果自分があの報いを受けることになるなんて思いもしなかっただろうな。

    そして架乃が殺人依存症で自分の父が自分の安否の為だと思っていたあの子だけは〜の本当の意味を知ってしまった時こんなにも言葉の真意に気づかなければと思わざるを得なかった。

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    2025年11月30日
  • 死刑にいたる病

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    ドキドキハラハラするミステリー。頭のいい殺人鬼が過去の関係者をマインドコントロールしていく。
    主人公の大学生は途中で気づいてよかった。
    一気に読んだ。胸糞悪いが面白かった。

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    2025年11月30日
  • 拷問依存症

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    依存症シリーズ4作目✨
    自分の欲望や性癖の為に人間扱いしない行為は許されない。
    被害者の苦痛を思ったら全て正当に思えてくる。お仕置きの為の拷問。目には目をで悪を叩きスッキリ。因果応報である。

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    2025年11月30日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    著者リストにひかれて読んでみたけど、
    当たりアンソロジーで面白かった。
    それぞれシリアルキラーの書き方が違い、
    王道っぽいものや、ひねりがあるもの。

    特に木爾チレンさんの 「脳JILL」が一番印象に残った。櫛木理宇さんの「テキストブック・キラー」は、そっちかーッと言った展開。

    くわがきあゆさん「私の伴侶」は、シリアルキラー探しみたいな話。読者を試すような書き方が好きな作家さんなんだろうなぁ…。

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    2025年11月30日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5人の人気作家が描く「シリアルキラー」アンソロジー。
    殺人鬼モノが好きなので一目惚れで手に取った。
    それぞれ己の美学やルールに沿って殺人をするシリアルキラーたちを見れてわくわくした。どの話も展開が気になるものばかりでスラスラ読めた。
    やばい人たちの対決面白すぎる。
    特に印象的なのは「テキストブック・キラー」と「私の伴侶」かな。オチが好きだった。

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    2025年11月28日