櫛木理宇のレビュー一覧

  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    ホラーアンソロジー。どれも短めの話なので、サクサク読めた。
    斜線堂有紀さんの「カタリナの美しき車輪」は、今の時代性や話の展開やタイトル、どれもが自分好みでとても良かった。
    尾八原ジュージさんの「かんのさん」も、得体の知れないもの、得体の知れないルールに日常が染まっていく感じが読んでいてゾッとした。
    皮肉屋文庫さんの「さなぎおに」は情報が断片で、原因となる怪異の正体や何が起こったのかなど、読者の推測に委ねられる割合が大きいと感じた。私は一読ではよく分からず消化不良に感じたが、その実話怪談っぽい読み味が好みの方には刺さる話だと思う。
    全体的に満足度の高い本だった。

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    2026年02月27日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    女児被害の事件をいくつか思い出した。

    ○新潟少女監禁事件 (1990)
    ○東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988)
    ○女子高生コンクリート詰め事件(1988)

    などなど

    監禁
    強姦
    死体遺棄…

    しかも、犯人は親と同居だったとか。

    それらを再現したかのようなストーリー。

    この村全体を覆っている、嫌悪するほどの男尊女卑。

    それ、いいの?なんて、誰も思わない。

    だから事件が起こったとか、時代とかいうのは簡単だけど。

    男尊女卑だけじゃなく、今の当たり前が、のちの非常識かもしれないと意識していたいと思う。

    アート好きには表紙も良かった。
    諏訪敦「Sleeper 2014 Ⅱ」

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    2026年02月25日
  • 拷問依存症

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    シリーズと知らずに読んでも面白く読めた。
    途中まで登場人物全員黒幕かもと思ってドキドキしてたのに知らん関西弁出てきてびっくりした。
    気付いたら3〜4時間経って一冊読み終わってた。

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    2026年02月22日
  • 虎を追う

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    何個か読んだ櫛木理宇さんの本の中でも、追っていく事件自体はさすが櫛木理宇…ていう凄惨な物なのですが、登場人物たちがやたら爽やかで漢気があって正義のもと突き進んで行って、なんとまあハッピーエンド!!逆に意外過ぎる!!こんな作品も書かれるのかあああ!と度肝を抜かれてほっこりしてたら… 最後にとんでもないもん放り込んでこられました。。。こわ面白い。。

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    2026年02月22日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    全ての話が不気味過ぎて、想像するのも憚られるほどのホラー作品だった。よくテレビでやっている某ホラー番組に出てきそうなお話が詰まっている。
    特にお気に入りのお話は、「かんのさん」で、家族が新居に引っ越すという日常作品なのだが、私は生まれ育った地域から未だに離れて生活をしたことが無いため、新しい地域への引越しのイメージがこの作品によって型取られることで、自分に起きたらどうしようと不安になって、感情移入を他の作品と比べてすることができた。
    しかし、不気味すぎるが故に想像したくないこともあってか、誰のセリフか分からない箇所があったので、再読する際は1文1文丁寧に想像しようと思う。。

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    2026年02月21日
  • 残酷依存症

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    色々な意味で残酷だったが、とても面白かった。二場面が同じ時間軸で進行していくが、その対比の妙がとてもよかった。

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    2026年02月21日
  • 僕とモナミと、春に会う

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    サックリ読めるファンタジー人間ドラマ。

    猫モナミとの出会いから過去のトラウマを乗り越えていく翼。
    続きがあったら読んでみたいと思わせる丁度よい心地良さ。残念ながら続編は無いようです。

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    2026年02月20日
  • 死刑にいたる病

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    ジワジワ嫌な感じに染まっていく描写がとても上手くて惹き込まれた。丸く収まって良かったと思ったら、エピローグがとんでもない。やはりただでは終わらない、流石です。

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    2026年02月19日
  • ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月

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    どの話も安定して面白かったが、藍さん卒業しても違和感なく登場してくれるのがありがたい。エピローグは次作が気になる終わり方、期待します。

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    2026年02月18日
  • ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と

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    新興宗教や毒親などの社会問題的要素とホラーが組み合わされたストーリーの面白さは流石だけど、今作に限っては2人のデートがメイン。今後の展開に期待

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    2026年02月18日
  • ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

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    二人の恋路が進むにつれて怪奇との落差も比例して大きくなり、作品が進むにつれて面白くなっているように感じる。どの話も楽しめたけど、三話目のような民俗学絡めた話が好み、次作も期待。

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    2026年02月18日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    家庭が侵蝕されていく様がとても生々しくて恐怖を感じた。意外な結末は流石で面白かった。人が置かれる環境の大事さを感じた。

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    2026年02月18日
  • 虎を追う

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    しかるべき立場で再捜査を行う気概がすごい。それに付き合う孫とその友達もまたすごい。メディアや各種媒体での連鎖反応は現代ならではの臨場感があった。

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    2026年02月18日
  • 執着者

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    被害者と加害者にまつわる人々の構図が複雑に絡み合う中で、捜査に携わる人にも同様の闇を抱えている点がすごい良かった。狂気っぷりもよく描かれたいい作品だった。

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    2026年02月18日
  • 殺人依存症

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    救いが無いラストだったがまさに作者の持ち味で、筋道だった捜査とおどろおどろしい展開、過激な描写が作品の面白さを際立たせていた。

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    2026年02月18日
  • 執着者

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    著者の作品は10冊以上も積読しています
    ずっと読みたいと思ったまま時が経ちすぎました
    想像していたよりもずっとしっかりした警察小説でした
    イメージとしてホラーみが強いのかな、と思っていましたがそうでもありませんでした
    ホラーというよりもミステリーです
    筋が通っていて最後まで面白かったです

    ストーカー描写がリアルで良かったです
    被害者の恐怖が伝わってきました
    生理的に嫌悪感を抱かせる描写がとても上手い作家さんですね

    かなり昔、死刑にいたる病を読みました
    その時もとても面白かった記憶があります
    再読したくなりました
    でもその前に積んでる本たちを読まなくては笑

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    2026年02月16日
  • 拷問依存症

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    こちら海外で、店頭売上1位に釣られて初読み、女流ホラー作家の櫛木さん。お薦めしません。凄惨シーンに食欲、読欲かなり落ちます。それ以外はまともで、紙に登場人物と線を書いて、熱中する自分を新発見。

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    2026年02月16日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    田舎の社会と男尊女卑をじっくりことこと煮詰めた作品でした。
    そこに幼女誘拐&監禁が加わったので流石に…おえーでした。

    そこに無かったことにされた人たちの存在もしっかり描かれていて読後感としては少々物悲しかったです。

    残った皆に明るい未来がありますようにと思いたくなる作品でした。

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    2026年02月15日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    集落で小学生のサチが誘拐、11年間の監禁の挙句、犯人の子を出産。
    保護されたサチ達を持て余す家族。周囲のマウント混じる同情。男尊女卑や家督が優遇される町。
    ある日この骨がサチだという白骨死体送りつけられる。
    救いようのない理不尽の極み!!

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    2026年02月09日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    馬伏町という、周りの町とは方言も違う、いまだに古い因習の残る田舎を舞台にした物語。

    美しく賢い小5のサチは、男に誘拐され、約10年もの間監禁され、子供まで産まされる。
    ようやく発見された後も、古い価値観の残る町で生きていくのは、非常に困難をともなうことだった。

    昭和の頃までは、多くの地方でよく似た空気が流れていたように思う。
    解説には、現在もネット上のコミュニティで、同じ価値観を持った「仲間」だけで集い、意に合わない者を排斥している。と書いてあったが、なるほどと思った。

    ストーリー自体は興味深く読めたのだが、前に同じような監禁事件があり、どうしてもそちらの事件を連想してしまう。
    被害者の

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    2026年02月08日