櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
初めて「角川ホラー文庫」を買って読んだ。
きっかけは「死刑にいたる病」の巻末に載っていた。特別な経緯はありません。ホラー小説と言うだけで、作品を前にしてブルブルと震えながら読み始め、何故か途中で止めようとは思わなかった。
物語:皆川家は現在、女四人で暮らしている。留美子は、付き合っていた男性の紹介で小姑たちに、「ふしだらな女」呼ばわりされていた。お腹には既に小さな命が宿っていたからだ。「わたし、絶対に彼と結婚しますから」それから留美子は順調に三人の娘を生んだ。三人目を産んだ九年後、四度目の妊娠で検診の結果、男児だった。
あの日の事故を境に、生活のすべてが一変した。以来、留美子は心を -
Posted by ブクログ
ーどうして人は、孤独を恥ずかしいと思ってしまうんだろう。(P.12)
…顔の皮膚一枚で浮かべたらわれながら薄っぺらな笑みであった。(P.180)
西の空には、橙と薄桃を刷毛で交互に滲ませたような色あいが広がっていた。細い電線と、まわりに群れ飛ぶ鴉とがくっきりと黒く浮かびあがっている。(P.250)
焦燥はなかった。かと言って解放感もなかった。ただ、ぽっかりと胸に穴があいていた。たったいまできた穴ではない。ずっと昔からあった、誰にも埋められない、そして誰も埋めてくれない穴だ。深く深く穿たれた穴だ。ふだんはそこに穴があると認識せずに暮らしている。それほどまでに見に親しみ、意識に馴染んだ穴だ。い -
購入済み
駆け抜けた
あー面白かった。駆け抜けるように終わってしまったけど、エンディングには気になることが。まだ終わりじゃないのね。森司くんとこよみちゃんはクリスマス・イブのデートまでして、学生には高価なアクセサリまで贈ったまでして、まだ付き合ってないことになっているのだろうか。二人のことはそっと見守り続けるとするか。
-
購入済み
一気に読みました。
普段あまり小説を読まないのですが、TV欄で見たタイトルが気になり購入しました。とても読みやすく一気に読めちゃいます。終盤の展開の頃にはもうこの物語の虜になっていました。
-
ネタバレ 購入済み
一気読みしました。
雅也が大和に飲まれて行き過ぎて犯罪を犯すのではないか・・と、ヒヤヒヤ。
雅也と大和・・パン屋の客よりも親密な関係性があるのでは?と予想はしていましたが・・・
最後の面会で、やはり殺人犯は殺人犯なんだな・・・と。自分をしっかり持つ事って大事ですね。 -
Posted by ブクログ
第19弾。だけれど二人の仲の進展は……うーん、ま、こんなもんでしょか。全くの進歩がないわけではないけれど。その他オカ研メンバーの気持ちはよーく分かるぞ。
ホラーの部分は今回も怖いです。ほんわかムードに騙されずやっぱりどこまでも怖い。しかし実は一番怖いのって幽霊……よりも生きている人間……よりも……雪っ!? これは雪国の人なら共感できるのでしょうか。閉じ込められるって驚愕すぎます。全然ロマンチックじゃないんだ。
というのはさておき。「四谷怪談異考」が凄いです。ざっくりとしか知らなかった「四谷怪談」も分かりますし。それになぞらえた現実の事件の謎解き、そしてラストの一番恐ろしく惨たらしい真相の解明ま -
Posted by ブクログ
なんとも毒々しい短編集。何これ大好き。
ゾッとするような人間の闇をこれでもか!と見せてくる短編6話。一つ残さず面白かった。
なんとなく全体的に気味が悪くて気持ち悪いんだよな。よくこんなに色んな種類の人間の歪みを気持ち悪く、切なく、腹立たしく描けるもんだなあ。
期待よりも更に斜め上をいくどんでん返しをバシバシ叩きつけてくる。毎話読んでて本当に気持ちがいい短編集でした。
イヤミスと呼ばれるのかもしれないけど私にとっては全然イヤじゃないです。
最後の「タイトル未定」はまんまと作者に弄ばれた感があってやだもう、好き。笑
櫛木理宇さん、好きな作家の仲間入り。
-
Posted by ブクログ
ネタバレリアルクリスマス時期になるまでと思って積読していた件。
森司とこよみちゃんのクリスマスデートにいっぱいいっぱいな両片思いカップルの外野で事件が起きすぎである。
途中までこの二人、完全に蚊帳の外である。
というか、オカ研のみんなが敢えて巻き込まないようにしていたので。
こんなにバックアップしてもらっていて、まだ付き合ってないんだって、この二人。
そろそろ「いい加減にしろよ」とツッコミを入れたくなってきた。
主人公未カップルを蚊帳の外に、でも事件は今後にも繋がる伏線を残すものも。
クリスマスイヴだというのに、特に部長は推理の面で大活躍。
お疲れ様です。
部長の蘊蓄がいつもに増して興味深くて大満 -
Posted by ブクログ
ネタバレお、小山内!!
お前、告白だなんて...!
最近めっきり出番がなくなって、登場人物一覧の挿絵にいるものの間隔が空きすぎて誰だっけ?となっててもおかしくない小山内が...!
灘が森司が両片思い状態なもんだから扱いにくいキャラになっちまった小山内が...!!
告白!!
お前やったよ....!
玉砕は目に見えてるけどやったよお前...!
...と思ったら嘘かい!!
おれの賞賛を返せと思わず口に出してしまった。
とはいえコレで灘と森司の間を阻むものは無くなったわけだ(そんなものがあったかと言われれば疑問だが)
いやあそれまで色々感想があったがエピローグで全て吹っ飛んでしまった。
もう16巻なのだ