櫛木理宇のレビュー一覧

  • 鵜頭川村事件

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    展開に意外性はないが、ページをめくるごとに醸成されていく不安と不穏にハラハラが止まらず、どんどん読み進めてしまった。

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    2026年07月23日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    読んでいてツライのに夢中になってしまう、胸糞です。
    時代の流れ、社会の様子、男尊女卑が体現されたような狭い狭い馬伏の町。それらの表現が主人公の不幸を際立たせて、読みやすかった!

    【望み 雫井脩介】とか【絶叫 葉真中顕】を読んでる気持ちに近かったかな。

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    2026年07月22日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    たった一人の化け物みたいな人物のせいで、周りが人間性を破壊され起きてしまった事件。
    犯人の心理は理解できる。共感できないけども。
    新鮮な食材を使った手料理がどれも美味しそうだった。三兄妹がそれぞれ魅力的で、彼らが活躍する話の続きを読みたいと思った。

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    2026年07月22日
  • 氷河期のゴミ

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    ネタバレ

    予想もしない人がキーマンでした。

    だがしかし、このような事をしでかして、何か変わると思ったのか、そのことについてもっと突っ込んで欲しかったです。まあそれだとミステリーにならないんだけど。

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    2026年07月21日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    もっとサイコパスなやつを追う物語なのかと思ってたがあっさりと犯人見つかるのね。かのちゃんかわいそう、お父さん普通に良くないよね。
    いや各章の最後の文章おまえだったんかい、だまされた。

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    2026年07月21日
  • 監禁依存症

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    面白すぎる。
    内容は残酷で辛い部分もあるのだが、文章力、ミステリー要素、最後のどんでん返し、伏線回収がお見事です。

    法律ってなんだろう。
    弁護士ってなんのためにいるのだろう。
    と考えさせられてしまった。

    目には目を。歯には歯を。
    この考え方って大切にしてもいいんじゃないのかなと思ってしまう。

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    2026年07月20日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    書き口はさっぱりしているのに、内容が鬱すぎる。
    こんなにはっきりと『洗脳』を文章で描けるのがすごすぎた。

    最後は少しエンタメみを感じだが、物語としての完成度が高い。
    もっと櫛木作品を読みたくなった。

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    2026年07月18日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    プロローグから一気に惹き込まれた一冊。

    猟奇的な事件そのものよりも、「絶対に自分にはありえない」と切り離してしまいそうな世界を、そう簡単には片付けられないことを描いた作品だったように思う。

    綾希と眞美は似た境遇にありながら、誰について行くか、どんな居場所を選ぶかという小さな選択の積み重ねで、それぞれの「普通」が大きく変わっていく。その描き方がとても印象に残った。

    終盤の視点の切り替えも良く、「一度すれ違っていた」という事実が余計に切なさを感じさせる。

    個人的にはプロローグの衝撃が強かっただけに、中盤以降ももう少し猟奇的な描写があればさらに好みだったが、人の心の脆さや選択の積み重ねを描い

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    2026年07月16日
  • 氷河期のゴミ

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    社会派ミステリー。葉真中顕さんの作品が好きだからそれと近いものを感じてあっという間に読んでしまった。

    氷河期のどうしようも出来ない時期を生きた人たちにとって、生きることは本当に大変で辛いことだったのだなと。

    今も物価高とか税が引かれ過ぎてるとか色々言われていて、そんな中社会に頼れないから、自分のことは自分でなんとかしなきゃなんだけど、それも出来ない場合、こういう無敵な人になってしまうのかなって。

    ネット社会やっぱり怖いな。

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    2026年07月15日
  • 鵜頭川村事件

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    ネタバレ

    小さな村というただでさえ閉鎖的な社会で、災害によって完全に孤立した村。
    狭い社会にはびこる上下関係や親族間でも存在するいじめへの不満、鬱憤が爆発し、残酷な事件が起こる。
    事件を扇動したのは間違いなく辰樹たち自警団だが、半分以上の動機は日頃の不満だったのだと思う。誰も指摘する人も逆らう人もおらず、どんどん増長していく社会上位の矢萩衆、男尊女卑の見本のような男たち。被害を受けるのは弱い女や子供たち。
    仕組まれた事件だけども、起こるべくして起こった事件かもしれない。
    愛子ちゃんがかわいそうで…岩森や廉太郎、港人が無事でよかった。

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    2026年07月15日
  • 拷問依存症

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    ネタバレ

    本当にこの人は、、、、。
    めっちゃ怖かった。
    殺人依存症だっけ、読んだ時の犯人?が出て来た。依存症シリーズで繋がってんのかな。
    最後の方は人の関係が複雑でわからなかったけど怖いし後味も本当に悪くて面白かったです。

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    2026年07月14日
  • 鵜頭川村事件

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    田舎を壊して、田舎に人生を壊された人たちの話。

    矢萩、降谷、血族は違えど、大人たちの本質に変わりはなく、それを日々目の当たりにして生きている子供たちもどこか皆似たような感情をもって生きていた。

    そんな日々を打開せんとした青年たちの決起の衝動には青臭さが残り、村のためとは宣言したものの、それはあくまで私怨が軸で動き出した革命という名の暴動であった。

    大雨が暴いた家父長制、疑心暗鬼、男尊女卑、汚れた血縁関係、隠しきれなくなったそれぞれの暗部が若者たちに火をつけた。

    あんなことまでできるなら辰樹をはじめとした若者たちはもっと早い段階で村を出奔することもできただろうにとは思うが、本当は皆あの村

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    2026年07月14日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    監禁された極限状態で、利口なサチは徐々に狂っていく。
    解放されたからといって自由になるわけではない。子を産んだからといって必ずしも母になれるという訳ではない。
    閉鎖的な空間であるからこそうまれる淀みや濁りを、文章から感じられました。

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    2026年07月12日
  • 鵜頭川村事件

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    村という隔離された小さくて大きな世界の中で生きる人々の中に、ヒトラーを夢見た指導者が現れたのは必然だったのかもしれません。抑圧された世界の中では、誰もが救世主を求めており、そして自らがその可能性を掴むことができるのならば、狂ってしまってもおかしくはないでしょう。
    村社会ならではの繋がりや縦の圧力など、読み進めていくうちに私ならどこに立っているのだろう、と考えさせられました。

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    2026年07月12日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    男尊女卑、男とは、女とはこうあるべきであるという考え方。今でこそ多様性が叫ばれる世の中ですが、その今であってもこのような考え方は拭えません。私自身もそんなきらいがあります。
    この物語の中では、特にこの連鎖を強く感じました。私にとっての救いは、彼女が怒っても良い、悲しんでも良いと自分自身の感情を受け入れることができた点です。手紙も含めて、櫛木先生のお話の中では、スッキリというか、あたたかい最後のように思いました。

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    2026年07月12日
  • 氷の致死量

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    性的マイノリティと幼い頃の苦しい経験と。どこか幼い、しかし大人としてのグロテスクも感じました。あたたかな内臓に包まれ母を感じたかった彼の描写は良い狂気でした。

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    2026年07月12日
  • 執着者

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    時間軸の微妙に違う登場人物の視点で物語が進んでいきます。最終的にたどり着いた悪意や理不尽を理解したとき、改めて彼らの息遣いを感じることができました。

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    2026年07月12日
  • ホーンテッド・キャンパス 水無月のひとしずく

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    ネタバレ

    シリーズ第12弾!
    森司がこよみの彼氏役をすることに…
    2人の焦れったくもあり、甘酸っぱくもある関係性は、見てて安心してきました。

    今回の話は、学校や村落などで巻き起こるいじめや立場を利用した支配が霊的現象の根底にあった。
    読んでいて、少し辛いものがありました。

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    2026年07月12日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    面白いが嫌な話。主人公があっさり洗脳されてオイオイと思ったが、この相手でこの経歴なら仕方ないな…と嫌な納得もある。最後悪くないエンドのはずが、何となく不穏な空気で読後感はスッキリとはいかない。サイコパスに関わる危険性が良く分かる本。ヤバい宗教にも通じるものがあった。

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    2026年07月11日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    首なしと物騒なタイトルですが、櫛木理宇さんの作品にしては可愛いお話でした。

    登場人物がみんな優しく可愛くていい!

    まぁ、描写は少なかったですが、性的虐待とか弱いものに対する虐待の話ではありました。

    でも警察官、三兄弟良かったし、中でもコトミ警視はいい味を出しているのでシリーズ化してくれたらいいな。

    ずっとちょっとゆるい感じで行って欲しい。

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    2026年07月11日