櫛木理宇のレビュー一覧

  • 氷河期のゴミ

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    うわ、読み終わった後ちょっと放心した。
    ミステリーとして面白すぎる。
    少なくとも三回は「えっ」となった。
    だけど同時に遣り切れない気持ちがあり、共感できもしないくせに思わず泣いてしまった。
    『人生を返せ』という悲痛の叫びや事件に巻き込まれた被害者の無念に胸が痛む一方、密かな救いもあったのでそれだけは良かったと思う。

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    2026年08月17日
  • 鬼門の村

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    教授から紹介されたバイトは、とある村の一家惨殺事件が起きた家で、怖い話の清書をすること。
    惨殺の家、村の物を食べてはいけない、監視とあってなんだか引っかかる事はあるものの、幾つかの違和感のタイミングが主人公と共に集約していくので、この村というものにぼんやりと形を与えていくけれど、最後の胸糞が簡単に凌駕するので、失速したなとは思ったけれど大変楽しめたホラー。
    主人公自身と教授の重なり、投稿された怖い話とこの村の重なり、どちらが主であり、どちらが悪なのかと考えていくと途中で足元を掬われるけれど、根元のネタバラシをされれば腑に落ちていく、
    というか、見合いの食事シーンがあれなら、お惣菜や出産の言い方

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    2026年08月17日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    タイトルから連想していたものと違って面白かった。
    おどろおどろしい作品が多い櫛木さん。
    "首なし"と来たらどんな怖い晩餐か…と思って読み始めたら、初っ端からキャラクターのプロフィールとオタク用語の羅列…。何なんだ?から読み進め、個性的なキャラクターに引き込まれる。

    タイトルは微妙だったけど、キャラクターが良かったしスローライフ警視、シリーズ化して欲しいな。
    高良と眸巳の今後が気になります。
    ──────────────────

    ●異母、異父のきょうだいで、全員警察官。
    一番頼りなさそうな弟が主人公で、見た目とギャップで視覚的能力が優れたハイスペックな警視。
    異母の姉は捜

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    2026年08月16日
  • 氷の致死量

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    この作家のものはハズレがないので好きだが、途中までは誰が犯人か???と面白かったが、終わりにかけてマザコンかよ、と一気につまらなくなった

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    2026年08月16日
  • 拷問依存症

    匿名

    購入済み

    とにかく怖かった。こんな残酷な世界で生きる彼女が可哀想で、どうか救われてほしかったのに。

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    2026年08月15日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    『カエル男』ロスによって生気を失ってしまった私が新たなシリアルキラーとの邂逅を果たすために本書を手に取った。
    そこでいま一度考えたのだ。そもそもシリアルキラーの定義ってなんなんだろう?
    私個人が思うに、犯人の最終目的が「殺人」ではないことなのかなと。あくまでも結果的に「殺人」になっちゃうだけで。だから殺人に至る論理としては理解できなくもないんだよなー。でも「殺人」のことをなんとも思ってない当たりは全員に共通しておかしなところだから当然常人には理解されないんだけども。

    そんなイカれた連中が5名の作家さんによって命を吹き込まれ、多種多様なそれぞれの目的のために殺人を犯す。たまらんね。
    いくつか途

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    2026年08月15日
  • 氷の致死量

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    ネタバレ

    14年前の殺人、性的マイノリティ、虐待など様々な展開が読み応えありました!

    ママの臓器のお布団でゴロゴロする描写は衝撃すぎる

    最後の主人公の新たな名前が気になる…
    氷は溶けて水?Waterさんかな?
    水は熱くも冷たくもなって柔軟だしね
    母なる水的な?

    読書メーターでCrystalかなって考察されてる方がいて、水晶も素敵だなと思った^_^

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    2026年08月14日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    始めの事件からどんどん深掘りして行って派生して行くうちにとんでもない結末に回収されていって、、続きが知りたくて止まらず1日で読んでしまった。
    読み始めと終わりでは全く違う物語みたいだった。チヤ泣ける。

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    2026年08月14日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うーん、先が気になり一気読みしたが
    終始辛い、気持ち悪い、モヤモヤする、、

    身勝手な村貫建一は勿論許せないけれど、本当に怖いのは犯罪を生んでいることに気づかない、気にしない社会
    誰かの「悲鳴」が聞こえない、聞こえないことに気づかない社会
    サチが馬伏町から出られて本当に良かった

    櫛木理宇さん初読み、、、
    凄いと思ったけど、もう読まないかもしれない(汗)

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    2026年08月13日
  • ふたり腐れ

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    連続殺人犯の"女"と行動を共にすることとなった派遣社員の市果。"女"の肉体と主人格は男のセイ、弱いセイを守るために作られた人格の"女"と市果は強盗殺人を繰り返して放浪する。
    あくまで被害者であり、ストックホルム症候群のために強盗殺人に加担してしまったと思われている市果だが真相は…?

    自己肯定感の低い女は、自分は求められていると思いたがる。

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    2026年08月11日
  • 無音 忌み語を紡ぐ町

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    ネタバレ

    「ひぃい」「じぃいぃぃぃ」
    音が怖かった。
    閉鎖的な村と、ホラー。主人公の苦悩。ずっと苦しんでいて、はやく救いが、幸せになって欲しいと思った。

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    2026年08月11日
  • 氷河期のゴミ

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    日本社会の在り方ががらっと変わってしまったバブル以降、厳しさは現在進行形。ただ生きて働いて小さな幸せを得ることも難しい世の中はやはりどこか間違っている。

    エピローグはいらなかったかもなあ。

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    2026年08月11日
  • 氷河期のゴミ

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    相変わらずのダークさが凄まじいですが、犯人たちと、警察と、その他登場人物の視点がクルクル移り変わりながら描かれていて、スピーディで読みやすかった
    映像化しても面白そう

    タイトルも秀逸

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    2026年08月08日
  • 殺人依存症

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    序盤から中盤までは胸糞悪い性犯罪者のアレコレで辟易していたところ終盤の怒涛の展開で心拍数上がりっぱなしでした
    やっぱり本当に怖いのは幽霊でも超常現象でもなく人間ですね

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    2026年08月06日
  • 氷河期のゴミ

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    ネタバレ

    社会的弱者を描く点で先日読んだ月村了衛さんの『テロル』と重なるが、本作『氷河期のゴミ』は警察視点で描かれる疾走感あふれる極上サスペンスだった。
    当初は自分と異なる世代の話だと感じていたが、同じ時代を生きてきただけに彼らの悲痛な叫びは他人事と思えず胸に刺さる。物語は大手広告代理店でのコネ内定者連続倒伏事件という衝撃的な幕開けから一気に加速。緊迫した捜査線上で二重三重に張り巡らされた伏線と回収の鮮やかさに、手に汗握りながら引き込まれた。事件の背後にある特権階級の構造的搾取や、あの「ヒーロー然」としていた元総理が行っていた悪辣な裏の顔にはただただ唖然とさせられる。
    社会から切り捨てられた者たちの怒り

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    2026年08月06日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    フォロワーの方が読んでたのと櫛木さん目当てで探し回ってやっと購入。

    シリアルキラーがマイルールに重きを置くのはあるあるなんだろうか。と思いながら大変楽しく読めた。
    阿津川辰海さんと木爾チレンさん初読だったけどめっちゃ面白かったので他のも読んでみたい。

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    2026年08月05日
  • 執着者

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    櫛木理宇作品4冊目。

    序盤は「老人による異様な執着」という不気味さが前面に出ていて、何が目的なのか分からないまま物語に引き込まれた。被害者視点と捜査側の視点が少しずつ重なり、点だった出来事が一つの事件へ収束していく構成も読み応えがある。

    中盤以降は登場人物同士の関係性が整理され、終盤でタイトルの意味が見えてくる。読んでいる途中で何度か人物像や事件の見立てを修正させられ、そのたびに印象が変わっていくのも面白かった。

    単なる復讐譚ではなく、「執着」が人の理性をどこまで壊してしまうのかを描いた作品。読み終えた後に残るのは犯人への怒りだけではなく、「理性とは何か」を考えさせられる不気味さだった。

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    2026年08月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない

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    ネタバレ

    森司がこよみ以外の誰かと付き合っているという噂が流れ、前巻で良い感じになっていたのにまずいなと感じていた。しかし、それも誤解だと証明され、さらに仲睦まじい関係へと発展!!

    今回は、心霊だけでなく、神話学や医学、キリスト教など色々なカテゴリーが関与していて、読みごたえがあった。
    最後の宝探しは、少し謎解き味があり、謎解き好きとしては心躍る展開でした。

    3話通して女性の情念や嫉妬は侮れず、呪いとも成りうる怖いものだと感じた。

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    2026年08月02日
  • 氷河期のゴミ

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    最後の章で畳み掛けるように伏線回収。
    この現代社会に何かしらの不の感情を感じながら生きてる人には共感、突き刺さる小説だと思う。
    氷河期世代以外の方にも読んで欲しい。
    最終章まで読み終わってからのエピローグとのコントラストに何故かやるせなさを最後まで感じる。
    著者が「怒れ、理不尽だと思ったら怒れ」というテーマで書き続けた集大成とも言える作品とのことで…

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    2026年07月29日
  • 氷河期のゴミ

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    私より一回り若い人たちは、こんな苦労があったのかと、考えさせられました。自分ではどうしようもない運命の波に翻弄される団塊ジュニアの反乱。とても興味深く読んだ。

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    2026年07月26日