櫛木理宇のレビュー一覧

  • 骨と肉

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    血は争えないのだろうか?
    人はその成育環境で、生まれ持ったもの以上の人格形成を成して行くのだろうか?
    読んでいて、ずっとゾワゾワとうすら怖い感じが付き纏った。それでも頁を捲る手は止まらなかった。

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    2026年02月04日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    おぞましい、という言葉がぴったりな本だった。
    読み易いし感情移入もしやすいんだけど、とても精神にくる内容でめちゃくちゃ怖かった。知らない著者だったんだけどこの人「死刑にいたる病」の原作者じゃん...そりゃあおぞましいはずだわ。
    面白かったけど二度と読みたくないなぁ

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    2026年02月03日
  • 鵜頭川村事件

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    櫛木理宇『鵜頭川村事件』角川文庫。

    小さな村を舞台に歪んだ人間関係と人間の欲望が巻き起こした悲惨な事件を描く。

    過去に起きた事件の犯人の呪いが新たな事件を生み出したようなホラー小説っぽい始まりだったが、途中からノンフィクションのようなテイストに変わっていく。


    亡き妻の節子の故郷である鵜頭川村を墓参りに訪れた岩森と6歳の娘愛子は、突然の豪雨で孤立した村の中で足止めを食らう。

    そんな中、1人の若者の他殺体が発見され、村は疑心暗鬼と狂乱の渦に巻き込まれる。不足する物資と次々起きる諍いの中、若者たちが自警団を組織し、やがて村全体を呑み込む内乱事件へと発展していく。

    本体価格880円(古本0

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    2026年02月01日
  • 拷問依存症

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    【2026年18冊目】
    廃ホテルから男性と思わしき遺体が見つかった。身体の部位のそこかしこが欠損し、眼球はくり抜かれ、局部には大きな穴があいていた。極めつけは、負傷箇所すべてに生存反応があったことだ。拷問をされたとしか思えない状態に捜査員一同に衝撃が走る。これは怨恨か、それとも異常者の仕業なのか。刑事の高比良は調査を開始するが――依存症シリーズ第4弾。

    依存症シリーズに依存しております。前三作を読んでから間が空いたので「そろそろ出てないかしら」と調べたら出てました。今回は「拷問」が主題です。わかっちゃいますが、相変わらず物騒すぎる。

    櫛木理宇さんの文章力の高さと、張り巡らされた伏線とその回

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    2026年01月31日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ドン底やん!
    別々の環境で、家庭の事情で、家出して、シェアハウスに暮らす事になった10代の少女2人!
    シェアハウスと横文字で、オシャレな言葉になってるけど、西成なんかにある安い宿よりはるかに悪い。
    汚いし、物置いといたら、使われたり、取られたり…
    ここから
     再生していく1人
     堕ちていく1人
    何が、原因で、そういう風に分かれたんやろ?
    紙一重とは言えんけど、これもひとつひとつの選択肢のどこかで、ひとつ間違えるとそこからは、ずっと負の選択しかないような…
    10代で、選択間違えるなんて、あるあるやから、選択というより、運?
    どこの神さんも信仰してる訳やないけど、神も仏もあるものか!って感じ。

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    2026年01月30日
  • 七月の鋭利な破片

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    2009年、林間学校に参加した小学5年生の乃江瑠がペドフィリア(小児性愛者)の須藤に殺害された。

    14年の時を経て乃江瑠と同じ班だった青哉、武丸、凪、若葉の四人が再会。

    そして再び殺人事件が発生。

    物語は2009年と2023年を交互に描きながら展開していく。

    櫛木作品に見られる悍ましさは控えめだが、本作では自己愛性パーソナリティ障害やヤングケアラー問題を絡め、社会派小説としても読み応え十分。

    守られるべき子どもが守られないまま大人の身勝手さに巻き込まれていく。

    大人が責任を放棄した時、子らに深い傷が残る事を痛感する。

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    2026年01月25日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    怖い女性を描くのがほんとに上手い。
    北九州の監禁がモチーフなのかな
    人間が徐々に蝕まれていく様を生々しく描いた作品で、人間の怖さがありありと伝わってきた。

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    2026年01月23日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

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    2026年01月21日
  • 残酷依存症

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    前作を読んでから相当時間が経ってしまったので、前作の登場人物についてすっかり忘れてしまってたけれど…

    読み始めた頃は渉太に対して同情する気持ちがあるのに、読み進めるうちに責任転嫁がすごすぎて「こういう目にあって仕方ない」と考えてしまうところが怖い。航平や紗綾のような性格の持ち主がいるところも怖いけど。
    復讐されることに肯定感を持ってしまい、極悪非道な者対してこの残酷な仕打ちもやむなしと思うことも残酷依存症なのかなと考えてしまった。

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    2026年01月20日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

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    2026年01月16日
  • チェインドッグ

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    死刑に至る病と本作との相違が随所で見られた。
    個人的には前者の方が結末の不穏感があって良かったが、後者の方が主人公の心理描写が繊細だった。

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    2026年01月15日
  • 監禁依存症

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    ネタバレ

    依存症シリーズの第3作目、今回もとっってもよかったです!このシリーズは非常に私好みで、読み終わるのが毎回惜しいと思いながら、読み進めてる
    浜真千代がネイルサロンの店長に?最初は信じられなかったが、彼女ならと思ってしまった私もすでに浜真千代に洗脳されているのかもしれない。結局すごく身近にいる大家だったのは久しぶりにゾッとしてすごくよかった
    次作を読むのも楽しみです

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    2026年01月15日
  • 監禁依存症

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    依存症シリーズ第3弾!

    う〜ん。
    この弁護士さん、許されへんな。
    確かに、被告を有利にする為に動くのは仕方ないけど、被害者追い込んで、示談とか罪軽くして、ええの?
    金積んで、何でもOKな弁護士は、他の作家さんであるけど、これとも違う感じ。御子柴さんなら、弁護請けん気もする。

    性犯罪者らの弁護して、加害者有利な示談とかええ判決勝ち取った悪特弁護士の子供が誘拐される!
    でも、真相は、やはりヤツにリモート操作か?
    このシリーズのメインは、真千代やけど、何か仕事人みたいに、法律では裁けんけど、生かしてる意味ないヤツをバッサリと!って感じになってきてる。
    これでは、人をあっさり殺める真千代が憎めなく

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    2026年01月14日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    いや~、コワイ…
    幼い弟が事故で死んでしまい、家族が壊れかけ始めた時にやってきた、弟と同じ名前の少年。そこから、寄生が始まるんですが、本当にコワイ。でも、途中ではやめられない、とめられない。1日で読んでしまいました。
    睡眠だけは、ちゃんと取らなくてはと思いました。

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    2026年01月12日
  • ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない

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    2作目の湖畔のラミアが怖かった。嫉妬とか色々入り混じってたし、マウント取ってるけど当の本人は幸せじゃないんだなぁとか…

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    2026年01月12日
  • 残酷依存症

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    依存症シリーズ第2弾

    うわっ!
    いきなり、監禁されて、足の親指&小指切り取られるやん!
    それも3人も。
    痛いから、鎮痛薬貰う為に、
    多数決で
     爪

    歯(ついでに片耳も)

    片目

    ,,,,,,,,(((*。-∀-)8×チョッキンチョッキンチョッキンなぁ~♪

    ((*ノଳoଳ)ノオエー

    更に悪さの自白。↓↓↓
    糸引いてるのは、やはり…

    「ホモソーシャルってのは、体育会系などによくある”男同士の絆”の亜種らしい。それが悪い意味で連帯されちまったパターンを指すんだろうよ」

    スーパーフリー事件は、早稲田大学のイ

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    2026年01月11日
  • 監禁依存症

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    終始胸糞な一冊。良い意味で。

    描写デザインからしてクドそうだなぁと懸念していたけれど、、表紙より全然クドくて吹いた笑

    ラストのどんでん返し!そして一層クドくなって終わり。

    しかもシリーズ物だったらしい、、(これがシリーズ1では無い)


    色々泣いた。

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    2026年01月07日
  • 残酷依存症

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    前作に引き続きとても面白くて一気読み。
    デスゲームさせられてる3人の素性があきらかになっていくにつれ、これは自業自得です乙って気持ちになった。今回に関しては犯人の動機が納得できるものだし、真千代ファインプレー。
    集団で女を襲う男たちの深層心理勉強になった。怖すぎる。
    胸スカと哀愁を漂うラスト素晴らしい。

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    2026年01月07日
  • 七月の鋭利な破片

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    ネタバレ

    序盤から一気に惹きつけられ、これは面白いに違いない!と読み進め
    残酷なはずなのに、被害者が嫌な子だったからか、胸糞悪くもならず、先が気になり一気読みだった

    自分の林間学校の時の事を思い出して、懐かしくて楽しかった

    青哉と武丸がいい奴過ぎて好き

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    2026年01月05日