櫛木理宇のレビュー一覧
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先輩が去り、新入生候補が4人来た。
異性目当てにサークルへ、というのはよくありますが
ここまで言い放っている自分達は? と突っ込みたい。
他の人に突っ込まれていますが、思いますよね…(笑)
紅一点になってしまった片思いの相手と
4人中3人も、彼女が目当てという状況。
しかも彼らを連れて、の活動ですが、これはまた
好きな人でも、実物は遠慮したい、という人形もの。
最終的にはあれですが、よくも目当てのためとはいえ
ここまで頑張りました、という候補達。
その点に関しては、拍手したいものがあります。
そんな話の前の、普通(?)の話が一本。
こうして正体が分かると、大変ほっとします。
その手前の本 -
Posted by ブクログ
多感な時期の思い込みの極致
雪深い東北のある街で火災事件が起こった。
遺体は母とその娘だと思われていたが娘ではなく娘の友人だった。
高校生の弥子と小柚子は仲が良い、しかしお互いの家庭環境に問題があり、それがしこりとなり段々と大きくなっていく。
思い込みの激しい友だちの苺美
ずっと昔一緒に遊んでいてこの街に帰ってきた双子の京香
小柚子の母とその彼氏の大島
弥子の母と叔父と関口くん
全ての人間が何かと問題あり。小柚子は嫌になり酒に逃げる。弥子は叔父との関係に嫌気がさす。
積もり積もった事が爆発すると自分でも思っていない行動を起こす事になる。
初めて読んだ作家さんでしたが人間のドロドロとした感情 -
Posted by ブクログ
2012年に小説すばる新人賞を受賞した、櫛木理宇の初期作品。
『キャリー』のように、母親に抑圧されて暮らす少女が、いつ精神を崩壊させるのかと読者をハラハラさせる物語。
共に母親に抑圧されて暮らす小柚子と弥子、この仲の良い2人の少女に、莓実、京香というもう2人の少女が関わってくることで、閉塞感たっぷりの物語は更に閉塞感を増していきます。
雪の降り積もる冬の新潟を、暗く描いているのも、母娘の物語の閉塞感を更に重苦しく演出してましたね。
ヒロインの一人・弥子が夢野久作『少女地獄』を読んでいたり、冒頭が新聞記事だったり、弥子が背が高いことがコンプレックスだったりと、『少女地獄』「火星の女」を思わせると