櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
推し作家、櫛木理宇さんの作品。
二重人格の殺人者と大人しい女性の殺人逃亡劇と、捜査する警察の捜査劇と二視点から構成される。
終盤まで、殺人者と主人公のなんともいえない友情の育みに不思議と魅せられ、このまま捕まらなければ良いのに。と思っていた。
これもストックホルム症候群なのか??
ただ警察視点で我に返り、いやいや、許されない行為。逮捕されて死刑になるのは致し方ないなと思い、切なくなる。
終盤には、ハラハラドキドキし過ぎてうまく息が吸えなくなった。
そこからラストに…ポカーン……。
となった。
なんじゃそりゃ。まるで思いつきもしない展開だった。
櫛木理宇さん作品は、途中どんなにえげつないシ -
Posted by ブクログ
流石は櫛木先生の作品。
色んな人が繋がりあって面白い所にくるとページ
をめくる手が止まらない、緩急ありの
作品でした。
来年の夏になったら読み返して最初に読んだ時と
感じ方が違うのか検証します!
その時に読んでた自分の置かれてた環境って読み返すと思い出したりしませんか?
この本は仕事に行く時にバスを使っててその中で
読んでた時間が多かったです。
(朝早すぎて寝落ちもありました)
次読む時はどんな状況で読むんだろう、、
そういうのも自分の読んだ本に残っていく事が
面白くも楽しい、懐かしくなります。
本の感想と言うよりも自分の話になりましたが
読書の楽しみ方って色々な視点があって
良いと思って -
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Posted by ブクログ
ネタバレ3連休にプライムビデオで映画の方を見て、原作が気になって読んだ。
ばあちゃん死んでないやーん! ってそこは大した違いじゃないんだけどw
細かいシチュエーションが映画といろいろ違うのが結構気になる
原作の方が中学から高校、大学への雅也の心情の変化をたくさん語ってて、なぜ映画であんなボソボソ喋りだったのかわかったりした
綺麗な顔立ち…阿部サダヲ…はて…?笑
映画と原作で見た目の大和像がだいぶ違うけどw中身は同じ
事件を調べる過程で原作では大和の生い立ちも詳細に語られてて、そういう意味では魅力的で雅也が惹かれていくのもわかるかも~と思った
さすがに原作の方が情報量多くて、それぞれのキャラが立ってよか -
Posted by ブクログ
ネタバレ表現や言葉遣いに違和感がなく読みやすい。
展開はわりとよくある残酷系の復讐もの。
SAWシリーズのはじめの方に近いかもしれない。
もしかしたら登場人物の一部は前作から続いているのかな。
大学サークルの集団暴行とホモソーシャルに性同一性障害をあわせたことに驚いた。
シンプルに強姦の被害者が男の子だったということを読者たちが「どんでん返し」と呼んでいるのかと思ったから、その予想はいい意味で裏切られた。
最期がどうなったのか、もう少し書いてくれていたらなあと思う。
主犯格の3人は仲良く撲殺、里見瑛介も似たような殺し方をした上で崖から落としたのかな?
悪くなかったので前作なども読んでみようと思う